『知悉のオリガ』と話してて、『確かにな』と思ったことがある。
『なぜ、組織は、魔法少女を拉致して複数人で取り囲んでボコボコにしないのか?』
まあ答えは示されたわけなんだが、『魔法少女による汚染』さえどうにかできるなら──まあできなくても大ボスである『聖なるマリアンヌ』が許可を出してくれるなら、別に、すりゃよくね?
第八実験室。
拘束されているホノカちゃんは、なかなかかわいい女の子だ。
スポーティっていうんだろうか。背は低いけどみっちりと詰まってる感じがする。太いわけじゃない。肉質……なんか肉質の話をわりとしてる気がするが……女の子の肉質の話だ。
あるよな、インドアな子は柔らかそうとか、運動してる子はハリがありそうとか、そういうの。ハリがありそうなのがホノカちゃんだ。
それでまあ一つ疑問があるよな。
「ごめんトマリ、なんで彼女はいきなり裸なの?」
来た時にはパンツ一枚ない全裸だから、びっくりして拘束するのが一瞬遅れたよね。
変身してなかったから大丈夫だったけど、あれで変身後だったら命取りになる隙だったよ。
トマリは分娩台のような場所に拘束されたホノカちゃんを一瞥もせず、俺をニコニコしながら真っ直ぐに見て、首をかしげた。
「邪魔かなって思って、テレポートの許可から服だけ外しておきました」
「えー、そんなことできたんだ……よく思いつくなあ。すごい……」
「私、ホノカちゃんの服とデバイスを回収してきますね!」
すごく嬉しそうにしながらトマリは実験室を出て行った。
俺たちは『戻る』時には小型端末で戻れるんだが、『行く』時にはポータルを使わないといけないのだ。
戻る位置というか、部屋はある程度調整できる。基本的にはポータルのそばに戻るんだけど、今回のように研究室に直行というのも可能なようだ──まあこのへんは、俺は知らなかった機能なんだけども。
そういうわけで全裸で分娩台に拘束されているホノカちゃんが残された。
指、手首、肘、肩で腕を拘束し、足も指、足首、膝、ふとももで拘束している。
もちろん腰も拘束しているし、腹部も胸のしたで拘束している。首もだ。
全部、金属入りの革ベルトでの拘束だ。女子学生の力じゃ抜けられない。
口も拘束しているが、これは舌を噛まないようにという配慮のつもり。
さてホノカちゃんは物凄い目でこちらを睨んでいるわけだ。
そりゃそうだよな。気持ちはわかる。
知らない男……でもないか。友達に淫行を働いた男の前に、身動き取れないまま全裸でいるわけだ。
しかも分娩台だから両脚を開かされておまんこ丸出しなわけで。恥ずかしいよな。怒りに転化するしかないよな。うんうんわかるよー。
さて、これから俺がやることは非常に単純だ。
先ごろ、ウルフガールを一瞬でイかせた俺の『淫行スキル』を利用して、除夜の鐘が鳴るまでにホノカちゃんの体を完堕ちさせようというつもりでいる。
イかせればイかせるほど俺のこと好きになるスキルもあるしな。基本は気付かれないように開発していくんだけど、別に『気付かれない状態で』っていう但し書きもないし、普通にイかせて大丈夫でしょ。実験も兼ねてる。
というわけなので、まあ、最初のうちは別に口が利けなくても何も問題はないわけなんだけど……
楽しみたいよな、会話。
口枷を外すことにした。
「トマリを返せ!」
開口一番にこれだ。
いいね、そそる。
「何か話をしようって言ってたけど、話はしなかったのか? トマリは自分の意思で俺のところにいる。そういうことを言うって言ってたんだが……」
「嘘だ! お前が……洗脳してるんだろ!」
「洗脳はしてないよ。というか人の心を完全に操る洗脳とかあるわけないだろ……エロ漫画の見過ぎだって」
「……こ、いつ……!」
そう、洗脳はしてない。
ただ追い込んで、救いの手を差し伸べただけ。
このように人の心を操るのに大事なのはタイミングなんだよな。
そしてタイミングを作るのは仕込みであり、大掛かりで細やかな事前の準備だ。
これを『アプリ! オラッ!』みたいなものと一緒にされるのは『もうちょっと生産者の苦労もいたわってくれよ』という寂しい気持ちになるよね。
「どの程度話は聞いたのかな……俺たちは、魔法少女に『龍』が施した洗脳を解除して、正気に戻ってもらおうとしてるんだよ。だってさ、学生時代の貴重な時間を、無報酬で『龍』に捧げるなんておかしいだろ? 君たちには青春を過ごす権利がある。トマリもそれに納得して、積極的に君たちを『引き入れる』ことに協力してくれてるんだよ」
「トマリはこんなことしない!」
「こんなこと?」
「こ、こんな、あたしを裸にして……」
「ああ、全裸で分娩台に拘束されて、憎き敵の男におまんこどころか尻穴まで見られるような仕打ちはしないっていう話?」
「っ……そ、そうだ!」
「でも実際されてるじゃん」
「だからそれは洗脳で……!」
「まあ、最初はこのぐらいでいいか」
口枷を戻す。
ホノカちゃんは、何か言いたそうにむぐむぐしていた。
俺を睨みつける目には、最初と変わらない殺意がある。
……が。
「さて。イチ、持ってこい」
アシスタントに置いてあるイチに指示を飛ばすと、彼女はトランクを持ってきた。
そのトランクをホノカちゃんによく見せ、
「これは、今日、君を『説得』するために用意したものだ」
開ける。
中には、大人のおもちゃが満載だ。
エリザのアカウントで買った。あいつのアカウントは今、大人のおもちゃの購入履歴だらけになっていることだろう。
ホノカちゃんはあまり性知識がないのだろうが、トランクの中身は知識がなくとも一目で用途、あるいはその道具に込められた意思みたいなものがわかる邪悪な形状のものばかりでそろえている。
「これを全部、君に使う」
ホノカちゃんが、逃げようと暴れ始めた。
俺への殺意はすっかりなりを潜め、恐怖だけがその顔に浮かんでいる。
やっぱり触手だのチンポだのより、こういう道具の迫力、みたいなものが重要なシーンはあると思う。
さっきまでこちらを睨み殺さんばかりだった彼女が今はもう、怖がって暴れてる。これは、チンポをボロンとしただけじゃ、引き出せなかった反応だ。
「あまり酷いことをするつもりはないが……君たちは、俺の部下を二人殺している」
イレブンとロク。
二人は魔法少女に殺された……
その報復ということでトマリの家庭をズタズタにした。
だが……
実際のところ、どの魔法少女にやられたのか全然わからんのだ。
俺が見た時には黒い粒子になって消えるところだったので、誰の攻撃でやられたのかがわからない。
なので魔法少女三人とも報復対象ということとします。
「その報復のぶんは、覚悟してもらおうか。……知ってるか? 戦闘員も、人間なんだよ」
ホノカちゃんが恐怖に歪んだ顔に涙を浮かべ、首を左右に振っている。
知らなかった、そんなこと──って具合だろうか。口枷のせいでむうむう言ってるだけでよくわからない。
「俺たちは騙されて、この組織に組み入れられた。治験のバイトだとか、児童養護施設がここの教団の経営とかでね。それで変な薬を注射されて、気付けば戦闘員。死ねば死体も残らない。……想像したことあるかい? 君が何気なく蹴散らしてた戦闘員にも、人生があって、家族がいて……仲間がいた、ということを」
首を左右に振るばかりだ。
俺は、トランクを片手に、ホノカちゃんの顎を掴んでこっちを向かせた。
「人殺し」
「むううううう……!!!」
「ファンシーでキラキラして、なんかぼかーんってなって、それで全部うまくいく、地球を守るお仕事だ──みたいな、浅い理解で魔法少女をやってただろ? 君が蹴散らした全身タイツのモブはね、『命』だったんだよ」
「むううー! むうううー!」
「償えよ」
「…………む、うっ……」
「お前が殺した戦闘員と同じ数だけ、お前の家族や友達を殺してやってもいいんだぞ。……でも、そうやって復讐を連鎖させたところで、何も変わらない。何も終わらない。だから、お前一人の人生で勘弁してやるし──そういうことをお前にさせた『龍』から、解放もしてやる」
「…………」
「トマリちゃんは素直に『ごめんなさい』ができた」※させてない。「お前はどうかな。お前は、償えるかな」
トランクから大人のおもちゃを一つ取り出す。
ホノカちゃんはもう過呼吸で、全身に冷や汗をかいて、失禁までしていた。
……や、あの……
少しビビらせてやろうと思って思いつくままぺらぺらしゃべったけどさ……
効きすぎだよ。
なんだろう、別に顔も知らないモブの他人が死んだこととかどうでもよくねえ?
顔知っててもそんなどうでもいいわ。俺のせいじゃないし……
まあホノカちゃんはホノカちゃんのせいなんだろうけど、別に相手だって魔法少女を倒そうとしてるんだから、そんな気に病むことねえって。正当防衛だよ。
でも魔法少女には効いちゃうんだな……
いい子だから……
こんないい子に人殺しをさせる『龍』、本当に許せねえよ。
じゃあ、解放を進めていこうか。
拘束しておもちゃで気持ちよくして奴隷にします。
除夜の鐘に間に合うようにやっていきましょう。なお……
ウルフガールとトマリちゃんと、戦闘員どもには、外でヒナタちゃんを襲撃してもらっています。
たぶん勝てないけど、襲撃ノルマは『魔法少女を襲う』か『龍脈溜まりを襲う』かしないと埋まらないからな。
あと……
最終的にはヒナタちゃんも『折る』ので、その下準備のためにも、叩いて柔らかくしていきましょう。
ではこちらはホノカちゃんのお肉を柔らかくする作業を開始します。対よろ。