「セント……」
倫理観とかないらしい。
フランの区画のフランの部屋に招かれると、さっそく、変身を解除した。
魔法少女状態のフランは真っ白い、踵ぐらいまである超ロングへアで、目も真っ白い。
しかし変身を解くと髪も目も黒くなった。どこか、人形を思わせる容姿はそのままに、西洋のビスクドールから、日本の人形に変化した、みたいな様子だ。
そうしてベッドに横たわると、こちらに向けて手を伸ばしてくる。
抱き合ってえっちしよ♡ のポーズだ。
記憶はないがトマリとかエリザがよくやりたがるので知ってる。
どうにもラブラブえっち願望があるらしい。エリザはなんで俺のことそんな好きなのか、本当にわからない。なんだろう、罠?
ともあれフランも俺とらぶらぶエッチをする気らしい。
改めて確認しておこう。
「お姉ちゃん?」
「なあに?」
お姉ちゃんのようだ。
俺の記憶にはないけどお姉ちゃんであることは間違いないらしい。
これで記憶戻った時お姉ちゃんでもなんでもなかったらホラーなんだよね。
まあしかし、ちんちんは立つ。
このぐらいのミニマムが元から性欲対象だったかは記憶にないんだが、まあ立てばヤれる。魂のステージは足りてるらしい。
フランの部屋はベッドがあるだけで家具もまともにない、殺風景というレベルじゃない場所なんだが、ベッドだけは大きくて立派なものだ。
『寝相悪いの?』とか聞いたらダメだろうな。
服装は……どこかの制服だな、これ。
変身が解けると服装は変身前に戻るのが魔法少女のお約束のようなんだが、フランは普段着として制服を着用しているらしい。
フランぐらいの体格で制服となると、私立だろうか。……金はあったんだな、俺んち、という感想だ。
金をかけられてることは、いくら親からの愛情を感じられなくても、そこに愛があると、客観的には言えるだろう。
けど、『そういうの』は、当人にとってはなんの慰めにもならない。
それどころか、攻撃でさえあるだろう。
欲しい愛しか、愛とは認められない。
客観性を持った他人が『〇〇ということは、愛されていたことなんだよ』なんて要素を抜き出して語っても、当人の心に届くことはない。
「ま……セント」
俺の本名言いかけたな。
……まあようするに。
フランは昔から、俺だけがすべてだったのだろう。
だから、この穴は俺でなければ埋められない。
制服を脱がせていく。
トマリで慣れたので、制服を脱がせる手腕も、スムーズだなーと、自分で思う。
制服を脱がせるのに慣れた大人の男とかろくなもんじゃなくて、笑ってしまう。
フランの制服はブレザータイプだった。
ボタンを外す。ブラウスをはだける。
ブラジャーはなかった。平べったい胸が、いきなりこんにちはだ。
俺の周囲だとトマリが平べったい族に入るけれど、そういうのとは違う……『これから成長するかもしれない胸』だ。
まあ成長はきっと、しないのだろう。俺の魔法少女反転は、どうにも老化を止めてしまう。……あるいは、それ以外の何かの要素が、止めてしまうのだろう。
「……ん……」
小さすぎる胸に性感があるようには思えない。
けれど、フランは、俺が掌で無の胸をこねてやると、気持ちよさそうな声をあげた。
気分だろう。
気分っていうのは大事だ。性感そのものを開発しなくても、愛している相手に少し触れられただけで気持ちがいいようだった。
とはいえサイズ差があるので、淫行スキルも使ってやる。
胸をこねこねして、乳首を優しく引っ掻いてやると、フランの吐息がどんどん熱くなってきた。
……本当に綺麗な顔してるよな、こいつ。
俺とは似ているように思えない。母親か、父親が違うんじゃないか、と思ってしまう。
たぶんそう思ってしまうのは、俺がすでに成長していて、なおかつ、成長前の自分の顔が記憶にないのと……
フランが成長していなくて、あと、近親相姦かもしれないという可能性に俺がビビッてて、言い訳の余地を欲しているからだろう。
「ん、あ……♡」
「イッたな」
「うん……」
もう白い肌はとっくに上気していて、吐息は甘くて荒かった。
腕を伸ばしてくるので体を合わせるようにしてやれば、ぎゅっと抱き着かれて、キスされた。
なんだろう、本当に、幼い子供がすがりついてくる、この感じ。
背徳感というんだろうか。唇を合わせられているだけで、すごく感じる。舌も入れてないのに。
少しして、幼い子供みたいな口づけから解放された。
フランがじっと、俺を見ている。
「そんなに俺とヤりたかった?」
「……わからない。そこまでは、思ってなかった気がする。でも……」
「……?」
「目の前であんなことされて、フランも、されたいなって思った」
ヒナタちゃんを犯してる姿を見て盛り上がったらしい。
確かに、俺と会った時、フランは発情していなかった。
戦闘員として会った時も、幹部になってから会った時も、フランからそういう欲望は感じられなかった。
でも今は、ものすごく感じる。
暫定お姉ちゃんとキスして、俺のもバッキバキになってきた。
これまでとは違う種類の勃起だ。これまでは、性器とか、感じてる様子とか、そういうので立ってきた。
でも今は、ぬくもりで立ってる。
「……そろそろ入れるか」
「うん」
フランがくたりと体から力を抜いて、脚を拡げる。
制服のスカートをめくりあげて、パンツを横にずらしてやる。
ワレメを拡げて見てみれば、ちっちゃな穴がひくひくしながら、汁を垂らしているところだった。
「あんまり見られると、恥ずかしい」
無表情がうっすら赤くなっているのは、快楽のせいだけでもないんだろう。
すごいな。入れる前に出そうなのは、戦闘員になってからだと初めてだ。
犯したい。『感じさせたい』とか『開発したい』とか『わからせたい』じゃない。『犯したい』。
欲望に従うことにした。
ちんぽを出して触れさせてやると、フランは体をびくつかせてイッた。
目が合って、フランが照れたようにはにかむ。……なんだか俺も、はにかんでしまった。
穴にちんぽを押し付ける。
本当に小さい穴だ。感じているみたいだから柔らかく広がっていくけれど、これ、亀頭が収まるのか不安になる。
体格的には錬金術師オリガも似たようなもんなんだが……こっちの穴の方が圧が強くて固い印象だ。
それでも腰を押し付けて行けば、フランがいっぱい深呼吸をして力を抜いて、穴をやわらげてくれるもんだから、だんだん入っていく。
俺もちんぽの硬度を抑えようと息を吸ったり吐いたりしてるんだが、どうにも血が集まってコントロールできない。なるべく亀頭をふにゃふにゃにしたいんだが、パンパンになってしまってどうにもならない。
押し付ける。
二人して馬鹿みたいに呼吸を繰り返して、吐息が混じっていく感じがした。
押し付ける。入っていく。
半ばまで亀頭が入った。フランの呼吸が少し早くなる。やっぱりサイズが合わない。
「……大丈夫か?」
「うん……」
あまり大丈夫そうにも見えないが、意思を尊重しよう。
お前も俺のものになる。俺は、俺のものの意思を尊重する。
「もうすぐ、一番太いところが入るからな」
「うん」
「呼吸合わせよう。吐いて……」
「ふーっ……」
「すーっ」
「すーっ……」
「ふーっ……」
「ふーっ」
「すーっ」
「すーっ」
「……ふうっ!」
「!」
ずるんと押し込むことに成功した。
力でこじ入れてしまったせいで、一緒に処女膜を破ってしまったようだ。
フランがはーはーと息をしている。
半ばまで突っ込んだまま止めて、肩と肩を合わせるように体をくっつける。
「大丈夫か?」
「……うん」
「このままでいようか?」
「……だい、じょうぶ。セント、好きにしていい……フランは、丈夫だし、それに……」
「……」
「セントなら、何しても、いいよ」
遠慮というものが俺の中にもどうやらあったようだ。
この瞬間に吹き飛んだ。
犯す。
淫行スキルを駆使して感じさせつつ犯す。
フランは苦しそうに長く、深く、意識的に深呼吸を繰り返していた。
最初は呼吸に合わせてやったが、だんだんそうも言ってられなくなってきた。
動きを早めると、フランの呼吸も早まる。
女としてはマグロもいいところだが、穴がとにかくキツくてこっちにも余裕がない。
両脚開いて、気道確保をするように顎を上げて、呼吸を繰り返して、どこか上の方を見ている。
その状態でほぼ固まっている。でも、気持ちがいい。ぬくくて、キツくて、柔らかい。
浅くて俺のモノは半分も入らないが、それでも気持ちがいい。
どうなってるんだろう。相性がいいんだろうか。それとも、これがもしかして、『愛し合っている』ということなんだろうか?
わからない。でも、フランの穴も、だんだん、こなれてきた。
フランが、イっている。
出し入れで、イき始めた。
気持ちよくなってくれたんだろう。
二回、三回、四回とイかせる。
イかせるたびに、ごすんごすん子宮を突いて行く。
「ふあ……♡ あっ♡ あふっ♡」
赤ん坊の喃語みたいなものが、熱くて甘い吐息と一緒に、フランの口から漏れていた。
そろそろ、いいだろう。
「フラン、出すぞ」
「あ、うっ♡ うう、あっ♡」
答える余裕はなさそうだった。
勝手に中出しをする。
奥に押し付けて、子宮そのものを押し込むようにしながら射精した。
「ふああああ♡」
フランが大きな声を出す。
抑揚のないぽつぽつした声で話すフランから出たとは思えない、大きい、メスの声だった。
中出しされたフランは、びくびくしながらイッていた。
愛液が分泌され、結合部がべしょべしょになる。
「……っと、おお?」
そうして中出しでイかせて、しばらく子宮に押し付けていると、フランの下腹部で、光が発した。
隷属紋だ。
隷属しろとも言っていないし、隷属するとも言われていない。それを認める発言もしていない。
けれど、紋様が刻まれた……
ヒナタの時から、俺の隷属はちょっと進歩していて、言葉による許可を介さなくても成立する感じにはなっていた。
しかし、『隷属しろ』のワードさえなしでできるっていうのは……すごいな。
スキルのところにはない。これは、スキルそのものじゃなくて、スキルの解釈が広がった、みたいなもんなんだろうか。
「フラン? 無事か?」
「はひっ……♡」
受け答えができそうな様子ではなかった。
仕方ないので、入れたまま、フランの唇にキスをしてやる。
舌も使わない唇の重ね合いだが、フランは小鳥みたいに、必死に俺の唇をついばんでくる。
……それだけで、ちょっとは収まった勃起が、またマックスにまで引きあがる。
「……まあいいか。フラン、もうちょい使うぞ」
愛し合ってるのかな……とか思ったような気もするが、結局、俺がとっさに出て来る『女の子にちんぽを出し入れする時の表現』は『使う』らしかった。
やっぱり俺は、『所有』したいんだなと再確認する。
対等に愛し合いたいんじゃない。自由にコキ捨てられる穴が欲しい。俺の意のままに動く手駒が欲しい。
俺という人間はどうにもそういうヤツで、たぶん、記憶を失う前から、そういうヤツだったんだろう。
最悪だなー。
まあでも、変わろうという気はない。
結果がよければ経過は気にしなくていい。
俺は、
「お前たちを幸せにしたいな」
自分の物を大事にする。
それはやっぱり本心だ。……酷い扱いもするし、戦いに刈り出しもする。それを嫌悪するし、悪いなとも思う。それと同じく、物扱いする。
昔からこうだったとしたら──
俺は本当に、嫌で怖いガキだったんだろう。