僕の周りにはいつも綺麗な女の人がいる 作:チャンドラ=グプタ
ミカエルさんがゆっくりと僕に近づいてきます。
歩くたびにタプン、タプンとおっぱいが上下に揺れ動いて、すごいなと思いました。
僕はその場から動こうと思いましたが、何故か金縛りに掛かったかのようにその場から一歩も動くことができませんでした。
「か、身体が動かない......どうして......」
ミカエルさんが「ふふん」と上機嫌に微笑みました。
おっぱいばかりに目がいっていましたが、背中に生えている翼もまたシルクのように白く、浮世絵離れするほど綺麗でした。
「天使の力を使っているからな。やはり人間界では力が制限されるようだが......貴様を抑え込むことくらい、造作も無いことだ」
ミカエルさんが僕の前に立ちはだかりました。
翼が生えていることを除けば、姿形はまさしく紗枝さんそのものですが、堂々とした威厳のある立ち振る舞いは憑依される前とは大違いなのでした。
「さて......人間よ。こやつの一糸纏わぬ姿を見せてやろう」
ミカエルさんはスカートの裾に手を掛ると、躊躇う様子も無くそれを脱いでしまいました。
ブラジャーとお揃いの、白い無地のパンツがお披露目となります。
パンツと靴下も脱ぎ、ついに全裸姿となるのでした。
生れたままの姿となったミカエルさんは両腕と両足を拡げて胸を突き出し、ただでさえ大きいおっぱいが更に強調されました。
「ふぅ......人間界で裸体になるのは久々だな。開放的で実に良いものだ。貴様のような只の人間が我とセックスできること、感謝するが良い」
翼が生えていることも相まって、オールヌードはどこか神秘的な美しさすら感じました。
「ぼ、僕は......あなたとエッチなんか......しない!」
僕は金縛りを解くべく、身体に力を入れました。
すると、何とか右腕を少しだけ動かせるようになりました。
「ほう? 我の力に抗うつもりか。面白いな......貴様の名を聞いておこうか。おい人間。名は何と言う?」
「ぼ、僕は......佐藤健太だ!」
抵抗の意思を見せるべく、高らかに自分の名前を名乗りました。
「そうか。健太か......」
左腕も動かせるようになり、僕がいけると思った矢先、ミカエルさんは僕の額にトンと人差し指を当ててきました。
「発情せよ」
その言葉と共に僕の身体が火照ってくるような感覚に陥りました。
目の前にいるミカエルさんを前に何だか無性にムラムラしてしまうのでした。
「い、一体を......何を......」
「なーに、簡単なことだ。貴様の感度と性欲を増長してやったのだ」
ミカエルさんはさらりと恐ろしいことを言ってのけるのでした。
ワイシャツ越しに胸を撫でられると、とても気持ち良い快感が得られました。
ただ胸を撫でられただけでこの快感......もしセックスすればどれほど気持ち良いのでしょうか。
「どうだ? 気持ち良いだろう。人間よ」
「そ、そんなことは......」
「ほう。まだ抵抗するか。強情だな。では、これならどうだ?」
ミカエルさんの......いや、紗奈さんの端正な顔がゆっくりと近づいてきます。
両腕を動かせるため、止めようと思えば止めれました。
しかし、性欲を増長させられてしまった僕はそのままキスを受け入れてしまうのでした。
「ん......!」
突然されたキスは想像以上に気持ち良くって、自然と声が零れてしまいました。
伸びてくる舌を絡ませて、ディープキスを長い時間味わいました。
「はぁ......健太よ。貴様、中々にキスが上手いな」
「ど、どうも......」
キスが上手いと褒められ、不覚にも僕は少しだけ嬉しくなりました。
普段、お風呂でお姉ちゃんとキスしてきた経験のおかげでしょうか。
「さて......そろそろ我とセックスする気になったか?」
「いえ......しません」
性欲を増長させられ、キスまでされた僕ですが、心までは完全には屈してませんでした。
それに、両腕を除いて金縛りに掛かっている今の状況ではエッチすることは出来ないはずです。
「健太よ。貴様、この状態ならセックスに至れないと考えているのだろう? ふふ、甘いぞ......」
正に図星でした。
ミカエルさんは僕の背後に回り込むと、耳元に自身の口元を近づけてきました。
「全裸になれ」
命令口調で甘く囁くと、金縛りが解けました。
しかし、自分の意思とは無関係に身体が勝手に動くのでした。
「か、身体が......勝手に......!」
脱ぐ気などまるで無かったのに、僕は勝手に制服を脱いでしまいました。
考えうるに、これも天使の力なのでしょう。
パンツを脱ぎ終え、僕は全裸になってしまうのでした。
「おい健太よ......貴様、これ......自分で着けたのか?」
僕が着けている貞操帯を見て、ミカエルさんは困惑した表情を見せるのでした。
「そ、そうだ......! これで僕とエッチは出来ないはずだ! さぁ、早く紗奈さんから離れるんだ!」
僕はミカエルさんに啖呵を切りました。
頼む......どうかこれで帰ってください......!
僕は神様に祈りを捧げました。
今相手しているのは神の使者である天使ですが、果たして祈りが通じるものでしょうか。
「ほう......わざわざ自分で貞操帯を? ふふ、つくづく面白い男だな。貴様は」
ミカエルさんは右手で僕が着けている貞操帯を掴むと、
「破壊」
と呟きました。
ミカエルさんの右手がピカリと発光します。
まずい――心臓の鼓動がドクンと高まりました。
貞操帯を壊れてしまっては、もはや成す術もありません。
しかし、貞操帯が壊れる様子はありませんでした。
「なに、壊れないだと......?」
ミカエルさんは訝しみ、
「いや、馬鹿な。そんなはずがない。破壊......破壊......!」
再び貞操帯の破壊を試みます。
しかし、一向に貞操帯が壊れる様子はありませんでした。
やがて諦めたのか、ミカエルさんは貞操帯から右手を離しました。
「人間界では力が制限されるとはいえ......我の力でも破壊できないとはな。どうやらこの貞操帯には相当強い持ち主の念が込められているようだ」
持ち主と言うと、それはお姉ちゃんのことになります。
オナ禁の為に着けた貞操帯ですが、まさかこんなところで役に立つとは思いませんでした。
「少しばかり貴様の記憶を読み取らせてもらうぞ」
ミカエルさんが僕の額に手を翳します。
記憶を読み取られている中、僕は目の前にある女体に目を奪われていました。
中学生離れしたおっぱいはとても迫力があって、乳首は鮮やかなピンク色をしていました。
紗奈さんのアソコにはうっすらと陰毛が生えていて、それを見ていると、この中に自分のアソコを挿れたいと思いが募るのでした。
ミカエルさんは記憶の読み取りが終わったのか、手を下ろします。
「なるほど......健太よ。貴様は自分の姉に発情しているのだな」
「そ、それは......!」
確かにそれは事実なのですが、改めて他の人から言われると、無性に恥ずかしさが込み上げてきました。
「別に隠さなくても良いぞ。そんなに姉とセックスしたいのなら、我が協力してやろう。まずはその貞操帯を外してこい」
「は、外せって言っても鍵が......」
「安心しろ。我が鍵の在りかを教えてやる。外したら、お前と我が憑依したこの人間とでセックスをするのだ。そうすれば我の力が増し、貴様の姉にも憑依出来るようになるぞ」
「そ、それって......つまり......」
「ああ。記憶を読み取った限りだと、すぐにでも姉としたいのだろう?」
ミカエルさんの言葉にハッとし、僕は拳を強く握りしめました。
やっぱり天使と人間はどこまでいっても分かり合えないのだなと思いました。
考え方があまりにも合理的すぎて、感情というものをまるで理解していません。
「ふ、ふざけないでください......! 僕はあくまでもお姉ちゃん本人としたいんです。天使のあなたとじゃなく、お姉ちゃんと......」
僕がはっきりと拒絶の意思を伝えると、ミカエルさんは残念そうに溜息を吐きました。
天使に喧嘩を売るなんて、本来愚かしいことなのかもしれません。
しかし、どうしても僕はミカエルさんの提案が許せませんでした。
「そうか......良い提案だったと思ったのだが残念だ。まぁ、貴様の記憶から面白いものが見れたからな。今日は大人しく帰ってやるとしよう。だが、一つだけ忠告しておくぞ」
「な、なんですか......?」
「貴様と姉が相思相愛になればなる程、貴様の人生は波乱万丈なものになる。早いところ、伴侶候補を見つけておくことだな」
ミカエルさんの言葉にドキリとしました。
何故なら紗奈さんの占いと被るところがあったからです。
「それはどういう......」
「悪いが我とのセックスを拒んだ貴様に教えてやるつもりは無い。それでは、佐藤健太よ。また会おう」
「ちょ、待っ......!」
ミカエルさんの......いや、紗奈さんの力が抜けたかのようにガクンと顔を伏せたのでした。
数秒程して紗奈さんが顔を上げ、「きゃ!」と可愛らしい声を出します。
「け、健太君......どうして裸なの!? それに着けてる、それ......」
どうやらミカエルさんの憑依が解けたようでした。
この状況、どう説明すべきでしょうか......
「え、えぇっとですね......紗奈さんが天使を召還する方法を試して、それで......」
紗奈さんは顔を下げ、自分の身体を確かめました。
ここで自分が全裸になっていることを気づいたようで、瞬く間に顔が赤くなります。
「きゃ、きゃあアァーーーー!!!」
オカルト部の部室で、紗奈さんの叫び声が響き渡るのでした。