「エロ怖」日本の怪異を訪ねて 怖くてドエロい短篇集⭐️イラスト付き 作:みなぽん
注文の多い料理店 ―或る女子高生の記録
都内の女子高生の間で、ひそかに話題になっている店がある。
「めっちゃオシャレで、インスタ映えするカフェ見つけたんだよね」
「え、どこどこ?」
「それがね、地図に載ってないの。でも、すごく不思議な場所にあって……」
そんな噂話が、SNSのDMや放課後のファミレスで、まるで伝言ゲームのように広がっていた。
店の名前は――「山猫軒」。
教えられた場所に行ってみると、都会の雑居ビルの谷間に、ぽっかりと異世界のような空間が口を開けている。
蔦の絡まるレンガ造りのエントランス、アンティーク調のランプ、手描きの看板には流麗な筆記体で“Welcome”の文字。
見つけた瞬間、誰もが思う。
「ここ、絶対バズる」
その日、スマートフォンを片手に店を探していた少女――仮にユイと呼ぼう――もまた、同じ感想を抱いた。
「うそ、めっちゃ可愛い……!」
ユイは高校二年生。流行りのスイーツも、オシャレな空間も、何より“映え”を愛するごく普通の少女である。
胸の高鳴りを抑えきれず、彼女は重厚な木製のドアを押し開いた。
――土足厳禁――
入り口をくぐった途端、目の前に現れたのは、床に置かれた手書きの立て札。
達筆な文字で、そう書かれている。
「あ、靴脱ぐタイプのカフェなんだ」
ユイは素直にローファーを脱ぎ、備え付けのスリッパも見当たらないまま店内へ足を踏み入れた。
ひんやりとしたフローリングの感触が心地良い。店内は薄暗く、しかし温かみのある照明が、まるで北欧の絵本の中に迷い込んだかのような錯覚を与える。
深い飴色のカウンター、磨き抜かれた真鍮のランプ、壁一面を覆う洋書の数々。
「やばい、どこ撮っても映える……」
ユイがスマホを構えた瞬間、また目の前に立て札。
――まずはお水をどうぞ。当店自慢の“甘露水”でございます――
カウンターの上には、クリスタルのような輝きを放つグラスに入った透明な水。
ユイは何のためらいもなく、それを口に含んだ。
「……あま……」
とろりとした舌触り。ほのかに甘い、花の蜜のような味。
しかし、飲み込んだ瞬間、身体の奥底からふわりと熱が這い上がってくる。
(なんだろ……ちょっと、暑いかも……)
次の立て札が、まるで彼女の思考を読んだかのように現れる。
――恐れ入ります。当店は温度管理のため、シャツをお脱ぎいただいております――
「え、温度管理……?」
思わず周囲を見回すが、他の客は誰もいない。
それでも、なぜか「従わなければいけない」という奇妙な使命感がユイの胸に芽生えていた。
カーディガンを脱ぎ、ブラウスのボタンに手をかける。
(店のルールだし……きっと、リラクゼーションも兼ねてるんだ)
ブラウスを脱ぎ、キャミソール姿になる頃には、身体の火照りはさらに強くなっていた。
頭の芯がぼんやりする。思考が、綿飴みたいにふわふわと溶けていく。
大変申し訳ございません。スカートもお脱ぎくださいませ
下着も、当店の“指定装具”がございますので
立て札の指示は、もはや“お願い”というより“当然の手順”としてユイに受け入れられていく。
気がつけば彼女は、全裸でカウンターの前に立っていた。
床に脱ぎ散らかされた制服。熱に浮かされた瞳。浅く速い呼吸。
(あたし……なんで裸に……?)
疑問が脳裏をかすめるが、次の瞬間にはもう、どうでもよくなっている。
最後の立て札が、カウンターの奥からスッと差し出された。
**――本日のお品書き 肉棒のホームレス風 当店一番人気――**
目の前に置かれた料理――それは、この店の“真の姿”だった。
同じ時刻。
繁華街の裏路地で、一人のホームレスが段ボールを敷いて寝転んでいた。
五十がらみの男。職も家族も失い、酒と僅かな施しで細々と生きている。
その日も、コンビニの廃棄弁当をあさった後、人目を忍んで自慰に耽ろうとしていた。
女になど、もう何年も縁がない。金もない。プライドもない。
あるのはただ、燻り続ける性欲だけ。
「チッ……」
仕方なく、男が汚れたズボンに手を突っ込もうとしたその時。
「……お願いします」
声がした。
顔を上げると、信じられない光景が広がっていた。
全裸の女子高生が、立っている。
月明かりに照らされた白い肌。まだあどけなさの残る肢体。しかしその目は異様に潤み、焦点が定まっていない。
「お願いします……その、これ……食べさせて、ください……」
少女は震える指で、男の股間を指さしていた。
「は、はあっ!?」
男は仰天して飛び退いた。
新手の詐欺か、警察のおとり捜査か、それとも頭のイカれたヤク中か。
しかし、少女は構わず近づき、四つん這いになると、まるで飢えた獣のように男のジッパーに顔を寄せた。
「ちょ、おま……なにすん……うおっ!?」
無理やり引きずり出された男の一物は、長年の不摂生と無縁だった刺激に、あっけなく硬く膨れ上がる。
少女――ユイは、その醜悪な肉の塊を目にした瞬間、顔中に喜色を浮かべた。
「……いただきます」
生暖かい口内が、男のものを根元まで一気に咥え込む。
「ぐ……ッ!」
それは驚くほど巧みな動きだった。舌が這い、頬が締まり、喉奥が亀頭を締め上げる。
もちろん、ユイにそんなテクニックがあるはずもない。
今、彼女の身体を操っているのは、体内で煮えたぎる媚薬と、深く刷り込まれた催眠暗示だった。
「もう、がまん、できな……お願い、中に……中に、ください……!」
口を離したユイは、自らアスファルトに両手をつき、高く腰を突き上げた。
尻を割って露わになった陰裂は、とめどなく蜜を滴らせ、ひくひくと物欲しそうに収縮している。
(こいつ……本気で……!)
理性も、躊躇いも、今の男には無意味だった。
数瞬後、路地裏には獣じみた悲鳴と、肉のぶつかる湿った音が響き渡る。
「あ゛ッ……あああっ!? すご、きもち……ちが、なんか、ちがう、けど……いい、いいのぉ……ッ!」
処女膜を突き破られた痛みなど、媚薬と催眠が生み出す凄まじい快楽の前では無に等しい。
ユイは泣きながら、笑いながら、狂ったように腰を振り続けた。
「うおお……ッ、出す、出すぞッ!」
「きて、きて、きてぇ……! 食べさせて、奥で……あたしの、ここでぇ……!」
何度目かの絶頂と同時に放たれた熱い奔流が、少女の子宮を容赦なく汚していく。
ユイは白目を剥き、声にならない咆哮をあげて、崩れ落ちた。
その場所に、オシャレなカフェなど最初から存在しない。
あるのは、誰も見向きもしない都会の吹き溜まりと、汗と精液と尿の悪臭だけ。
ユイは満足げに、汚れたアスファルトの上に横たわっている。
その身体には、無数の黒い手の跡――妖獣のもの――が、くっきりと浮かび上がっていた。
布施陽子の場合
「ねぇねぇ、みどり、知ってる?あのカフェのウワサ!」
昼休みの教室は、いつも通り騒がしい
クラスメイトのユイは友人達を山猫軒に誘っていた。どうやら放課後に3人で行くようだ。ユイの親友で、どちらかといえば控えめな性格のみどりは、少しだけ眉を下げて微笑む。
「え? あの、例の……?」
「そう! インスタで見たんだけどさ、めちゃくちゃオシャレで、しかもなんかこう……特別らしいんだよね!」
「特別、って?」
「それがね~、写真とか詳しいことは全部秘密なんだけど、とにかく『行けばわかる』みたいな感じなの。だから今日の放課後、みんなで行ってみない?」
私は特に断る理由もなかったので「いいよ」っと答えた。
私自身、あまり興味はなかった。
学校帰りに寄り道をするくらいなら、早く家に帰って自分の時間を楽しみたい。だが、ユイやみどりと一緒にいるのも嫌ではない。二人とは中学時代からの付き合いがあり、特にみどりとは幼馴染なのだ。それに、断ることで空気が悪くなるのが面倒だった。「別にいいよ」なんて曖昧な返事をしながら、内心では放課後の時間が少し憂鬱になった。私は普段、自分からは何も主張せず、静かに過ごしているほうだ。
山猫軒――都市伝説のように囁かれ始めた謎めいたカフェ。
そこに潜む欲望の檻の存在など知る由も無い三人は、そのまま日常の中に溶け込んでいった。
その日も特に変わり映えのない一日だった。授業が終わり、鞄を持って席を立つ。
校門の前では、既にユイとみどりが待っていた。ユイは嬉しそうに腕を組み、待ちきれないといった表情をしている。一方で、みどりは不安そうな顔をして、視線をキョロキョロさせている。
「遅いよ、みどりちゃん! 陽子ちゃん早く行こうよ!」
ユイが明るく呼びかける。
みどりは小さくうなずき、「うん……」とつぶやきながら歩き出した。私もその後をゆっくりと追いかける。
道中、ユイは楽しそうにおしゃべりを続ける。
「ねぇねぇ、どんなお店だと思う? 本当にあるのかも怪しいけど、でも探検っぽくてワクワクしない?」
みどりは苦笑いしながら首を振った。
「でも、噂だけで実際に行ったら閉まってるんじゃないかしら……?」
私は特に意見を持たずに、ただ適当に相槌を打つ。
すると、ユイは突然立ち止まった。そして、得意げな顔をして言い放つ。
「あった!ここ!ここだよ!」
そこは古びたアパートの一角にポツンと建つ小さな喫茶店だった。外観はかなり古いものの、扉の上の看板には確かに「山猫軒」と書かれている。
店内に入ると、そこは異空間のようだった。
クラシックな調度品や西洋風の絨毯が並び、優雅で落ち着いた雰囲気が漂っている。
ユイは驚いたような声を漏らした。「本当にあったんだ!」と感動している様子だった。
そのとき、背後から静かな声が響いた。
「いらっしゃいませ」
振り返ると、若い男性が立っていた。優しそうな笑顔と穏やかな態度で迎えてくれる。
「当店をご利用いただきありがとうございます」
その言葉と共に、彼はメニュー表を取り出し、丁寧に説明してくれた。メニューにはさまざまな種類の飲み物やデザートが並んでいる。どれも美味しそうで、私の期待が少しずつ膨らんでいくのを感じた。
「ぜひゆっくりとお過ごしください」と彼は言った。
私は安心しながら椅子に座り、メニューを見るためにページを開いた。
そこには、様々な飲み物やデザートが並んでいる。
どれも魅力的で迷ってしまうほどだったが、私は最終的にホットココアを選ぶことに決めた。
そして、しばらくの沈黙が続いた後、突然部屋全体が大きく揺れ始めた。
「きゃっ!?」
揺れは地震のようなものの、地面や壁から奇妙な音が響いてくる。それは低く、深く、腹に響くような響きだった。
突然の揺れと音に、三人はパニックに陥った。ユイは驚く間もなく、その場に立ち尽くしている。みどりは私の腕にしがみつき、小さな悲鳴をあげた。私自身も心臓が口から飛び出るほど驚いた。その揺れが収まった後、私たちは互いに顔を見合わせ、緊張と不安を顔に浮かべた。
「大丈夫……?」と私が問いかけた直後、ドアが開いた。
「私たちの世界へようこそ」
若い男性が入ってきた。
「当店の特別メニューを味わっていただきましょう」
その瞬間、私たち三人は失神した。
意識が戻ったとき、私たちは全裸で地下室のようところにいた。
失神から目が覚めると、そこは薄暗い地下室だった。床は冷たいコンクリート。壁には古びたレンガが剥き出しになっている。空気は湿っぽく、かび臭い。
そして、その地下室には大量のホームレスたちが、四方から私たちを取り囲んでいた。
「お、起きたか?」
「今度は三人か? いい獲物だ」
「な、なによこれ……!」
ユイは恐怖で後退りした。しかし、身体は動かない。
「ユイ、みどり、逃げなきゃ……」
私は必死に立ち上がろうとするが、膝が震え、力が入らない。
そのとき、一番近くにいたホームレスの一人が、私の顔に手を伸ばし、つぶやいた。
「姉ちゃん、いい体してるな」
「ひっ……」
冷たい手が頬に触れる。汚れた指先が、唇をなぞる。吐き気を催すような悪臭が鼻をついた。
「やめて……」
抵抗しようとするが、身体に力が入らない。
「陽子!」
みどりが叫ぶ声が聞こえる。しかし、それもすぐに別の男に口を塞がれた。
「んぐっ……!?」
「お前はこっちだ」
「やめて、離して!」
ユイは必死に腕を振り払おうとするが、男たちの力には敵わない。
「暴れるな。大人しくしてりゃ痛い思いはさせねぇ」
「いやぁ……!」
男たちは薄汚れた笑みを浮かべながら、三人の女子高生を押し倒した。
そして、無慈悲な陵辱が始まった。
私の目の前で、ユイとみどりが男たちに犯されている。ユイは泣き叫びながら、男の肉棒を飲まされている。みどりは顔を歪めながら、背後から貫かれている。
「ああっ……! いやぁ……! やめて……!」
私はただただ見ていることしかできなかった。
自分の身にも、男たちの卑猥な手が伸びてきているのにも気づかず、ただ呆然と、友人たちが穢されていく様を眺めていた。
「さて、お前の番だ」
私の上に跨る男が、卑猥な笑みを浮かべた。
「やめて……お願い……」
「抵抗するな。お前もそのうち気持ちよくなる」
男の言葉など聞きたくもなかった。ただ、早くこの悪夢から覚めてほしいと願った。
しかし、男の肉棒が私の股間に触れた瞬間、身体がビクッと跳ねた。
「ひっ……」
冷たくて硬い感触。自分の中にそんなものが入ってくるなんて、考えたくもなかった。
しかし、男は容赦なく、私の膣内に肉棒をねじ込んできた。
「ああっ……!」
処女喪失の激痛が走り、思わず声をあげてしまった。
「きついな……いい締まりだ」
男は私の反応を楽しむように、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「いや……やめ……ああっ……」
痛みと屈辱。それだけのはずだった。しかし、次第に身体に異変が起き始めた。
「どうだ? いいだろう」
「ちが……あっ……ああっ……!」
身体の芯から、熱いものがこみ上げてくる。それは、今まで感じたことのない感覚だった。
「いいよ、いいよ、陽子ちゃん……感じてるね……」
男が耳元で囁く。その声は、不思議と心地よかった。
「ああっ……だめ……そんなこと……」
「素直になりな。お前の体は、もう正直だぞ」
男の言葉通り、私の身体は自ら男を求め始めていた。
「いや……そんな……」
「ほら、見てみろ」
男が指差す方向には、ユイとみどりがいた。
ユイは、複数の男に抱えられながら、自ら腰を振っている。
「もっと……もっとください……!」
みどりは、男の肉棒を喉奥まで咥え込みながら、悦びの声を漏らしている。
「んっ……んんっ……おいひい……」
二人の姿は、完全に淫乱と化していた。
「見ろよ。お前の友達も楽しんでるぞ」
「ああっ……」
その光景を見た瞬間、私の中で何かが弾けた。
「ああっ……ああっ……ああっ……!」
身体の芯から、強烈な快楽の波が押し寄せてくる。
「そうだ、もっと声を出せ」
男はさらに激しく腰を打ち付け始めた。
「いやぁ……だめぇ……そんなことしたら……ああっ……あああっ……!」
身体が熱い。頭がおかしくなりそうだ。
快楽に支配された三人は、その後何度も何度も絶頂へと追いやられた。
地下室には、女子高生の甘い悲鳴と、男たちの荒い息遣いだけが響き渡っていた。
どれくらいの時間が経ったのだろうか。
地下室の入口から、若い男性が姿を現した。あの「山猫軒」の店員だ。
「いかがでしたか? 当店自慢の特別メニューは」
男は恍惚とした表情を浮かべる三人に向かって、優しく微笑みかけた。
「ああっ……もっと……もっとください……」
ユイは虚ろな目で、男に懇願した。
「んっ……んんっ……おいひい……」
みどりは、男の肉棒を喉奥まで咥え込みながら、悦びの声を漏らしている。
「ああっ……ああっ……ああっ……!」
陽子はただひたすらに喘ぎ、自ら腰を振り続けていた。
三人の女子高生は、完全に快楽の奴隷と化していた。
若い男性は、その様子を満足そうに見つめながら、静かに呟いた。
「山猫軒へようこそ」
その声は、まるで獲物を狩った獣のように、冷酷で、しかし優雅だった。
かくして、三名の少女は山猫軒の傀儡となり、街に新たな噂を撒き散らす羽目になったのである。
多くのホームレスたちが、その日もまた、どこかの路地裏で「山猫軒」の客を待っている。
そして、新たな獲物が迷い込むのを待ち構えているのだ。