※この作品はR-18です。

ハイスクールD×D 動き始める暗雲   作:ラー

4 / 9
第四話

 グレイフィア様が行方不明になったという話を聞いた時、信じられないという気持ちと同時に禍の団とは別の組織が存在しているという予感がありましたわ。

行方不明になった場所が閉ざされた牢獄付近であり、捜索隊がどれだけ探しても見つからなかったという情報を合わせるとグレイフィア様が閉ざされた牢獄の中に拘束されていると推察するのは難しくなかった。

 敵の目的が分からない以上、警戒は出来ても真実へと辿り着くことは出来なかった。

様々な筋から情報を仕入れ、真実へと辿り着こうとしましたけれど、すべてが無駄に終わった。敵の正体もわからず、目的すらもわからないお手上げ状態。

 

一ヶ月が経過し、グレイフィア様が見つかったと報告を受けた時ですわ。私には大きな違和感を感じてしまった。どうして捕まえていたはずの彼女をわざわざ解放するような真似をしたのかという事ですわ。

 

欲しかった情報を手に入れられたから?

何かの実験をして満足できる結果を手に入れられたから?

それとももっと別の目的が?

 

 彼女を解放したのは私達を混乱させ、次なる標的へと警戒を緩めるためではないかと私は考えました。

敵の正体は未だに掴めず、組織だった犯行か、単独犯かの判断すらも難しい状況です。悩んでいる時に私の部屋に見知らぬ人物が現れたのですわ。

 

「何者です?」

 

「私は全ての結末を知っている」

 

 全身を黒いローブで覆い隠している女性らしき人物。

一応、私の部屋には簡易的な結界が張られ、誰かが入り込めば私が分かる仕組みになっている。それに反応がなかったということは実体ではなく何かが投影されたものだと考えた。

 

「今、起こっている一連の事件も知っていると仰るのですか?」

 

「魔王の妻であるグレイフィアが誰に攫われ、どうして帰されたのかも知っているわ」

 

「! 誰がこんな事を企んでいますの?」

 

「私は答えることは出来ない。でも、ヒントを与えることが出来る」

 

「ヒント……」

 

「次に狙われるのはレイヴェル・フェニックス、あなたよ」

 

 明らかに怪しい人物ではあるけれど、嘘を言っているようにも思えなかった。

知っているなら教えなさいと言いたかったが、それを飲み込んで齎される情報を黙って聞くことにした。次のターゲットは私だと言われた時、驚きましたわ。

この確実とは言えない情報を他に漏らすわけにもいきません。だから私は自身が連れ去られることを想定した作戦を考える。

 その人物は目を逸らしたうちに消えており、痕跡すら見つけることが出来なかった。私にはフェニックスの血がライザーお兄様の次に濃いと言われている。

だから再生能力も高く、自身を囮にしたとしても死ぬ可能性は低いと考えましたわ。幾つものパターンを形成し、状況次第でどの作戦も展開できるように準備していた。

 

 

そしてその時がやって来た。

ちょうど私が冥界の別荘へとイザベラと雪蘭を連れて過ごしていた時、何か様子がおかしいと二人が部屋の外へと出ていきましたわ。

 

ドォォンっと壁に何かが叩きつけられる音が聞こえて部屋から出るとイザベラが壁に叩きつけられ、雪蘭が片手で首を掴まれて締め上げられている光景でした。

 

「やめなさい!!」

 

 フェニックスの炎と侮られないように覇気を纏わせた声を発した。

月明かりに照らされた襲撃者の正体はSSランクのはぐれ悪魔として手配されている黒歌と見知らぬ人間の男性だった。

フェニックスの炎に晒されてもどこ吹く風でまるで動揺を見せていませんでしたわ。強気に見せていましたが内心では焦っていた。

 私に黒歌を倒せるほどの力がないのは明確だった。

彼女は上級悪魔すら簡単に屠る力を持ち、元々の能力も相まって恐ろしい存在だと知っているから。だから二人の目的が私であるなら私自身を交渉材料として差し出すことでイザベラ達を守る選択を選んだ。

 

結果としてこの選択は正解でしたわ。

この場限りの契約であるけれど、イザベラ達の命を守ることに成功したのだから。きっと二人は皆様にここで起こったありのままを報告し、イッセー様達が私を救ってくれると信じていますわ。

 

 

 

でも私はこの選択が私自身を大きく変えてしまうものだとは知る由もありませんでした。

 

□

 

 レイヴェルがノア達に連れていかれたのは彼らが拠点とする閉ざされた牢獄。

到着してすぐに彼女はこの空間では時間が正確に流れていないことに気付く。同時に上手く魔力を練ることが出来ない事にも気付く。

 

「(ここが閉ざされて牢獄の内部空間)」

 

「ここはノアの許可が無ければ魔力を練ることができないにゃ」

 

 初めて内部へと潜入したレイヴェルは内部空間を観察していた。

遺跡内部の情報は悪魔の文献にも残っておらず、そもそも入った者が無事に出てこれたという情報が一つも残っていないからだ。

 レイヴェルの心境を知ってか知らずか、黒歌はわざと聞こえるようにそう告げた。

猫特有の瞳孔が縦に裂け、彼女の考えを見抜いているかのようにその瞳を覗き込んでいる。遠回しにレイヴェルはここから逃げ出すことは不可能だと言っているようだった。

 

「さて、レイヴェル。君は囚われの身となり、ここから脱出することは出来ない」

 

「それを言って私が諦めるとでも?」

 

「僕は嘘を言っているつもりはない。この閉ざされた牢獄と呼ばれた遺跡にはそう呼ばれるだけの理由がある。それが正確な時間が流れないこの場所は主の許可が無ければ本当に魔力の一つすら練ることも叶わない」

 

「ではあなたがここの主であると?」

 

「そうですね。僕が見つけた時には誰も居らず、力で掌握したとも言えますけどね」

 

 ノアが改めてレイヴェルの置かれている状況を説明する。

この場所の主である人物の許可が無ければ魔力を練れず、魔法すら満足に発動させることができないと告げた。彼女はもう一度、魔力を高め、魔法を発動させようとするも途中で魔法陣が消失して無効化された光景を目にする。

 

本当にここでは魔力が練れないことが証明された。

 

「今すぐに君をどうするつもりもない。重要なのは君が攫われたという事実だけなんだ」

 

「グレイフィア様を攫ったのもあなた達ですのね」

 

「えぇ、いきなり襲われたので少しだけお仕置きしただけですよ」

 

「あれをお仕置きといっていいのかにゃん? むしろ調教と言った方が私は納得できるにゃ」

 

「グレイフィア様に何をしたのです!?」

 

 レイヴェルはグレイフィアを攫った犯人を確定させるためにこの質問を問いかけた。

返ってきた答えはそうであるという肯定の答えであり、ノア達が犯人であると確定した瞬間だった。にやりと笑うように答える黒歌に彼女に何をしたのだと問いただすレイヴェル。

 

「ノアが求めてきた魔王の妻を何度も何度も性的に鳴かせただけにゃん」

 

「なっ!?」

 

「随分と欲求不満だったみたいですごかったにゃよ? まさに淫乱メイドって感じだったにゃん」

 

「彼女は名器の持ち主でしたよ。聞いた話だとサーゼクス・ルシファーとの行為では満足にイケなかったとか。もうグレイフィアは身体で覚えてしまった。きっと今、彼女は大変な状態になっているんじゃないかな?」

 

 黒歌の性的に鳴かせたという言葉に一瞬だけレイヴェルの視線はノアの股間へと向けられた。

魔王の妻であるグレイフィアが求めてきたが故に犯し続け、嬌声をあげさせて絶頂させ続けたのだと。これらの話を総合すると彼女の今の状態が容易に想像できてしまったのだ。

 きっとサーゼクスではグレイフィアを満足させることが出来ない。

そして彼女は満たされる性欲を満たすために再び目の前のノアを探し、求めることになるだろうと。解放された所で再びグレイフィアはこの場所へと戻って来る。

 

「すべて計算でしたのね。グレイフィア様を解放しても必ずここへ戻って来ると!!」

 

「聡明ですね、レイヴェル」

 

 振り返ったノアがレイヴェルの顎を掴んで顔を自分の方へと向けた。

叫ぶように告げる彼女の答えに対して微笑んで答える。そう、グレイフィアの解放はすべてノア達によって計算されたものだったのだ。

至近距離で見つめられたレイヴェルはノアの瞳を覗き込んでしまう。瞳の中に見える何かに魅入られてしまったかのように。

 

「(これは駄目。見たら駄目よ、レイヴェル)やめなさい!」

 

「(ノアの瞳に魅入られたかにゃ? 本当に不思議な瞳だにゃ。別に特別の力も宿っていない瞳なのにずっと見ていたくなる瞳)」

 

「賢い子は嫌いじゃないですよ」

 

 ノアの瞳を見続けるのは危険だとレイヴェルの本能が訴えかけたことで急いで目を逸らした。

その瞳は特別な力を宿しているものではなくごく一般的な瞳のはずだと黒歌もわかっている。けれど、不思議とずっと見ていたくなる瞳なのだと。

 

「ここで過ごしてください。特に入ってはいけない部屋はありません」

 

「とても囚われた悪魔を住まわせる場所ではありませんわね」

 

 一つの部屋の前で立ち止まるとその扉を開けて中へと入る。

ベッドや鏡、貴族の女性が住むような一室であり、レイヴェルが言うように囚われている者に与える部屋ではないと誰もが思うだろう。

 

「ただ定期的に血を頂きます」

 

「血? フェニックスの血が目的ですのね」

 

 差し出された特殊な採血用の注射器を見せられたことでレイヴェルは改めてここへと連れてこられた理由を察することになった。

身体へと突き刺せば、自動的に一定量の血液を採取できる優れた注射器だ。彼女の腕に注射器を指すと赤い血液が採取されていく。

 

「とりあえず、今回は一本だけで大丈夫です」

 

「私達、フェニックスの血を分析した所でフェニックスの涙は作れませんわよ。あれはフェニックスの血筋の私達が特殊な儀式を行う事で生成できるもの」

 

「えぇ、そうらしいですね。でもそれはフェニックスの血をこちらで解析すれば、別の製法が存在するかもしれない」

 

「我らに許されたフェニックスの涙をそうそう生成できるものですか」

 

 血の採決を終えるとノアは満足そうに注射器をしまった。

独自にフェニックスの涙を生成すると言わんばかりに態度にレイヴェルが出来るはずがないと言い切った。それはフェニックス家だけに許されたものであり、他の者達に出来るはずがないと。

 仮にフェニックスの涙を生成できるとなれば、悪魔陣営へと影響力は計り知れないものになる。

未だレイヴェルにとってノアという男性はわからないことだらけであり、三大勢力の既に敵になっていると言っても過言ではない者。

 

本当に冗談抜きでフェニックスの涙の精製を可能とされてしまえば、笑えない事態となってしまう。

 

「それじゃあ、また」

 

「レイヴェル、ここでの生活を楽しむことにゃ。そして知ることになるにゃ、自分達が見てきた世界が如何にちっぽけかということをにゃ……」

 

 ノアが部屋を出ると黒歌も続くが扉の前で止まってレイヴェルの方へと振り返った。

その表情は三大勢力という小さな世界を見ているだけの常識は閉ざされた牢獄の中では如何に小さなものかを知るだろうと意味深な笑みを浮かべて去っていくのだった。

 

――

 

 実家にあるベッドよりも快適で深い眠りに落ちていたレイヴェルだったがふと目が覚めてしまった。

体感的に今は午前零時を回った頃だが、もう一度寝ようとしてもきっと眠れないと感じ、与えられた自室から出て内部を歩き始めた。

 

「ここへ連れて来られたとき、あの二人以外に気配がありましたわね」

 

 ノア達に案内をされていた時、レイヴェルは自身に向けられていた視線に気付いていた。

明らかに自分よりも強いと思われる存在から見られていると気付いたのだ。すぐにその視線が消えた事で忘れていたのだが、今になって思い出してしまった。

 

「光?」

 

 長い廊下に幾つもの扉が左右対称の位置にあり、この閉ざされた牢獄の広さを物語っていた。

時間が正確に流れていないことに加え、空間すらも引き延ばされ見た目以上に拡張されている。この場所の事を考察しながら歩いていると扉が少しだけ開き、中から光が漏れていることにレイヴェルは気付く。

 その場所に彼女が歩いていくと女性らしき声と何かを舐めているような水音も僅かに聞こえていた。

こっそりと扉の隙間から中を覗き込むとレイヴェルは思わず、息を呑んでしまう。危うく声を出しそうになるのを必死にこらえた。

 

彼女が見たのはキングサイズの大きなベッドに眠っているノアの姿と真っ赤な髪をした美女が大きく勃起している彼の男根を何度も舌を這わせるように舐めている姿だった。

 

「っ(な、な、なんですの!? あの気配、あれは間違いなく私を見ていた時に感じた気配ですわ。そ、それにあんなにお、大きくなるものですの?!)」

 

 その美女が感じる気配から自分を見ていた気配の主に間違いないとレイヴェルは確信していた。

それと同時に眠るノアの勃起したペニスを目撃してしまい、目を見開くことになる。実の兄であるライザーの股間を見たことがあり、それと比べると大きさがまるで違ったからだ。

知識としては当然、レイヴェルも男性器の事は知っているが親族以外の者を目にしたのはこれが初めてだった。グレモリー眷属の兵士であるイッセーと仲良くはしているものの、そういった行為は未だにしたことは無い。

 

彼女の中ではそういう行為は婚約を結ぶか、結婚してから行うのだという意識があったからだ。

 

「ううん……っ」

 

「あむ……れろ……」

 

 眠っているノアは未だに起きず、その美女はノアに跨るように四つん這いになりながら彼の男根を丁寧に自分の唾液を塗り付けるように何度も舐めていた。

上下が反対となり、彼の顔の所に女性の女性器があり、美女の顔の所にノアの男根がある体勢となっている。つまり69と呼ばれる上下が逆さまの体位の形になっているのだ。

 その美女も興奮からかポタポタと愛液がノアの身体に向かって落ちていた。

太い竿を片手で扱き、もう片方の手で陰嚢を揉み、男根を念入りに舌を這わせて味わうように舐めている。

 

「んぶぶっ……むぐううぅ……」

 

 そして赤髪の美女は唇を男根へと被せてずぶずぶと口の奥へと飲み込んでいく。

頭を上下させ、濃厚なフェラチオをノアの男根へと施していく。初めて見るものからすれば、巨大な肉の柱にも見えてしまうだろう。

 亀頭部分までしか咥えず、舌で舐め回し、時には喉奥まで咥えて締め付ける。

フェラチオを行うピッチが徐々に上がり、頭を上下させる速度も速くなっていく。起きている時よりもノアの射精管理能力が緩くなっている事もあり、その刺激に尿道口から我慢汁が出始めていた。

 

我慢汁が出ている事に気が付くと女性の凛とした表情は僅かに緩み、尿道口に念入りに舌を舐めて刺激を与え続けていく。

舐めても舐めても溢れ出すカウパーに美女も興奮度合いが上がって来たのか、女性器から愛液の分泌量が上がっている。

 

「はぁぁ……我に本来なら生殖機能などないというのに……こんなにも満たされる快楽が存在していたとは。ノア、もっと我に寄越せ……」

 

「(す、すごいですわ。……これが性行為――見ているだけなのに)」

 

 一度、ノアの巨根から唇を離したことで唾液と我慢汁で粘り気のある液体がぷつりと切れる。

彼の匂いを吸い込むように大きく息を吸った美女は不可思議な事を口にしていた。生殖機能が存在していないという言葉がどういう意味なのか、通常のレイヴェルであれば聞こえた言葉の意味に疑問を覚えていたはずだ。

だが、今は前戯だけであるのにその光景を生で覗き込んでいる状態ということも相まって彼女の頭には気にする余裕が残っていなかった。

 

再びノアの男根へと唇を被せて飲み込み、濃厚なフェラを行っていく女性。

血管が浮き出る逞しい男根が口の中に出たり入ったりを繰り返して空気を含むことで厭らしい音が室内に響く。そしてノアの男根が少し大きくなったと錯覚した時だった。

 

「ん!?……んぐ……んぷ……んぷあぁ」

 

「……ん?……紅蓮?」

 

 ノアの身体がピクリと震え、その巨根から美女の口の中へ熱い精液が流し込まれた。

その射精の量に女性は口をハムスターのように膨らませながらもゴクリと何度も喉を動かして熱い精液を飲み込んでいく。

喉に絡みつく精液に嫌な顔一つせず、嬉しそうに何度も喉を鳴らして精液を飲む。

 

しかし、射精量が常人の男性以上に多く飲みきれず、口の端から溢れてしまう。

濃厚な魔力を踏んでいる精液でもあるため、零すのはもったいないと手で受け止めて白く染まった指を口へと運んで残すことなく舐めていく。

 

「(はわわわ……何で見ているだけなのに……私はこんなに――興奮していますの?!)」

 

 ノアの身体に跨り、ちょうどお腹に乗っているような体勢に変わったことで口から溢れた精液が大きな胸にもポタポタと落ちて女性からしても厭らしく感じてしまっていた。

黒歌とはまた違った理想的なプロポーションをしている女性の妖艶な姿にレイヴェルは無意識に興奮してしまっていた。

そして射精させられてしまったことでノアも目を覚ました。その際に女性に向かって紅蓮と呟いた事からこの美女の名前が紅蓮だと判明する。

 

「これだけ出しても全く萎える気配もない。やはり我を満たす雄はお前だけだ、ノア」

 

「また僕が眠っている間に……」

 

 ノアはゆっくりと身体を起こすと紅蓮と呼ばれた女性が背中を預けるように身体を後ろへと倒す。

ギンギンに勃起し、未だに硬度を失わない男根に熱い視線が注がれていた。紅蓮とドアから覗き込んでいるレイヴェルの二人からである。

 すぐにノアはドアからレイヴェルが覗き込んでいる事に気付くがわざと無視し、紅蓮の女性器へと手を伸ばした。

勃起している陰核を指で刺激すると彼女は身体を震わせる。そのまま続けてまんこの中へと2本の指を挿入し、知り尽くした彼女の弱い場所を念入りに擦り、紅蓮の耳を舐め中へと差し入れする。

 

「あぅ、我の弱い場所をそんなに攻めるな……。イってしまったではないか」

 

「眠っていた僕を襲った罰です」

 

 身体を先ほどよりも激しく震わせると潮を吹いて身体を仰け反らせてしまう紅蓮。

凛とした顔は赤く染まり、瞳を潤ませている一方で彼女の手はノアの男根を扱いて愛撫していた。口ではそういっても自身の膣へと逞しいペニスを欲しがっているのは明らかだった。

 

敏感な耳に舌を這わせつつ、囁くように紅蓮の耳元で言葉を紡ぐ。

 

「どうしてほしいのかな?」

 

「……この女を堕とす逞しい男根を我の膣へ欲しいのだ」

 

「準備は万端だね、紅蓮?」

 

「我を救ってくれたあの時から我はノアに夢中なのだ」

 

 後ろから抱きしめている体制のまま、紅蓮を浮かせると彼女の女性器へと狙いを定める。

陰部同士が軽く触れ、くちゅりと厭らしい音が聞こえるとそのまま一気に紅蓮を下ろして彼女の膣内を一気に貫いた。

 

「やはり、この感覚は良いぃぃ!!」

 

「こっちを向いて紅蓮」

 

「んふぅぅ……むふぅぅん……!」

 

 背面座位で一気に子宮口まで貫かれた彼女はピンと足を伸ばし、背中を弓なりに反らせる。

巨大な肉棒で膣内を奥まで一気にゴリゴリと擦られた事で紅蓮は絶頂してしまった。黒歌よりも強い膣圧でノアの男根を締め付けるが、一度射精させられていることもあってまだまだ余裕を見せている。

そのまま彼女の顔を自分の方へと向けさせたノアは唇を合わせて、舌を絡ませる。黒歌に比べると拙い舌の動きを見せる紅蓮の口内を蹂躙していく。

 

「はぁ……はぁ……(こんなこと、貴族である私がはしたないのに――)」

 

 ドアの隙間から二人のセックスに魅入られ、片手で口を押えて声が漏れないようにし、もう片方の手で自身の女性器へと指を入れてくちゅくちゅと自慰行為を行ってしまっていた。

はしたないと頭ではわかっていても目の前の光景が自身を興奮させ、止めたくても手が止まらないのだ。それにバレてしまうのではないかという背徳感が彼女の興奮を助長させていた。

 

そんなレイヴェルを尻目にノアと紅蓮の性行為は激しさを増していく。

 

「ズンズンッて我の子宮を押し上げてくる!!」

 

「もっと激しくいきましょうか、紅蓮」

 

 背面座位からそのまま身体を後ろへと倒し、背面騎乗位へと体位を変える。

紅蓮の腰に掴み、打ち付けるようにピストン運動を繰り返す。彼女の言うように男根が子宮を押し上げ、本当に内臓が押し上げられる感覚に襲われている。

 鍛え上げられた足腰が力強い突き上げを生み出し、激しいピストン運動は紅蓮の口から嬌声を漏れ出す。一突き一突きに絶頂へと導かれ、膣壁が男根を包み込み射精へと導こうと収縮を繰り返している。

 

「あ、あん……ひぃん! ひぐぅぅぅ!!」

 

 彼女の膣へと我が物顔で出入りを繰り返す巨根は紅蓮の本気汁で白く染まり始めていた。

大きな亀頭が膣壁をゴリゴリと擦り上げ、カウパーを膣壁に塗り込み、愛液を更に分泌させていく。その二つが潤滑油となり、ピストンをスムーズにさせる。

 連続する絶頂によってギリギリと己の膣を征服する肉の凶器を締め付けるが男根は動じることなく子宮口を何度も何度も強くノックする。

次第に紅蓮の喘ぎ声が大きくなり、声を抑えることが完全にできなくなり始めていた。

 

「の、ノア……待ってくれ……わ、我は今イってるからぁぁ!!」

 

「まだまだいきますよ?」

 

「ひいぃぃ!! イグぅぅぅ!! だ、駄目だ……イクのが止まらなぃぃぃ!!」

 

 口の端からは涎を垂らし、与え続けられる快感に休ませてくれと訴えてもノアはピストン運動をやめる様子を見せない。

それどころか、更に動きを早くしてパンパンと激しくぶつかる音が室内に響き渡る。生き絶え絶えになっている彼女に対してノアは息を乱さず無尽蔵のスタミナで腰を打ち付け続ける。

 

「(駄目だ、これ以上イカされ続けたら我は……本当にノアから離れられなくなってしまう)」

 

「(手を止めないと……手を止め……)はぁはぁ……イクッ!」

 

 紅蓮は瀕死で漂っていた時にこの空間へと迷い込み、偶然ノアによって命を救われている。

その時から彼に対して恩義を感じ、ノアの力になるためにここに身を置いていた。時折、抱かれ心地の良い快感に身を委ねている。

それでも性行為を繰り返すうちに自分がノアに女として離れなくなり始めていることに気付いていた。

 そして偶然、レイヴェルが起きてしまいノア達のセックスを覗いたこと。

それによって見せつけるように激しいセックスをノアが行おうと思ってしまった事が紅蓮を容赦なくイカせ続けることになってしまっていた。

 

紅蓮は悟ってしまう。

本当にこれ以上、絶頂させ続けられたら女としてノアから離れることが不可能となってしまうのだと。同時に圧倒的な快楽を与え続ける雄を逃してはならないと本能が訴えている。

 

覗き込んでいるレイヴェルはついにイってしまい、下着をぐしょぐしょに濡らしてしまった。

 

「紅蓮、僕もイキますよ?」

 

「イク! イグゥぅ!! 我にノアの子種をくれぇぇ!!」

 

「っ!」

 

「駄目だ、イグゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」

 

 紅蓮の身体を更に自分の方へと引き寄せるようにして彼女の耳元で囁くように自分も射精するよとノアが告げた。

ピクリと身体を痙攣させた彼女は女性器か激しく潮を吹くと本日、一番の絶頂を迎えた。その締め付けにノアも合わせるように膣へと射精し、熱い精液を注ぎ込んだ。

 

彼女の陰口からノアの男根が抜けるとそこからは収まりきらなかった精液がドクドクと逆流し、ベッドを白く染めるのだった。

 

「逃げちゃったか――レイヴェル」

 

 絶頂の余韻に浸っている紅蓮をベッドに寝かせ、ノアは立ち上がって扉を開けるとそこにレイヴェルの姿はなかった。

そこに残っていたのは彼女の愛液らしき液体が床に残っているだけだった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。