ハイスクールD×D 動き始める暗雲 作:ラー
閉ざされた牢獄の中央部と呼ばれる場所に黒歌は足を運んでいた。
時間が正確に流れないということはあらゆる時間が流れているという事を意味している。この場所はその時間を観測することが可能となる場所だった。
幾つものモニターが至る所に展開され、あらゆる光景が映し出されていた。
過去、現在、未来の出来事をモニターに映り、それが観測されている。その中のモニターの一つを黒歌は自分の元へと引き寄せていた。
「グレイフィアはもう限界かにゃ~?」
そこに映っていたのはグレイフィアの姿だった。
赤い髪の男性の上に跨り、一心不乱に腰を上下左右へと動かし銀色の髪を振り乱している。衣服を身に付けず、快感を貪ろうと必死に身体を動かしていた。
その赤髪の男性こそ、魔王でありグレイフィアの夫であるサーゼクス・ルシファー。その顔は頬がやつれ、げっそりとしているように見えた。
グレイフィアが己の満たされぬ快感を求めて何度も何度もサーゼクスと性行為を繰り返していたのだ。
ノアによって身体を開発され、彼の男根によって与えられる快楽を求めて愛しい夫とセックスを繰り返すも全く満たされない。
隠れて魔力でノアの大きさを模した大人のおもちゃを作り、膣内へと挿入するも満たされない。魔力では人体特有の燃えるような熱さも硬さも脈打つペニスを再現できないのだ。
「思った通りにゃね。もうノアを求めて彷徨い始めるのも時間の問題かにゃ?」
「雄としての完成度が違うのだ」
「昨日は随分とお楽しみだったみたいだにゃぁ?」
グレイフィアの様子をモニターで見ていた黒歌の後ろから紅蓮が壁に背を預けるように腕を組んで立っていた。凛とした表情とドラゴンが持つ特有の瞳と似た目をしている美女である。彼女もまたそのモニターに目を向け、グレイフィアの様子を確認していた。
振り返った黒歌が笑顔で彼女の耳元で昨日のノアとの行為について言及した。
紅蓮の嬌声は割と大きく、深夜に自室で起きていた黒歌の耳にもノアに啼かされている声が聞こえていたのだ。
「愛い男との生殖行為を恥ずる必要もない」
「格好つけてるけど、ノアの前であれだけ乱れてるのに説得力無いにゃ」
「う、うるさいぞ。それを言ったら貴様だってそうだろう!」
「そうにゃよ? 私はノアに身も心も全部捧げたにゃん。彼の前ではより厭らしく、より淫らな女にゃ。ノアに愛してもらえるならだけで身体を幸福感が満たされるのにゃ」
すこし恥ずかしそうにする紅蓮と違って黒歌はノアとのセックスを思い出し、頬をピンク色に染める。
あの逞しい巨根に自分の膣を何度も擦られ、ゴリゴリと擦られる感覚を思い出すだけで下腹部に熱を帯びていく。それに強い男の遺伝子を欲しいとよく口にしていた黒歌にとってノアは最高の相手だと言わざるを得なかった。自分の子宮に熱い精液が注がれ、身も心も満たされていくのだ。
「それに初心な不死鳥も覗いていたみたいだしにゃぁ~」
「我もノアも気付いていた。ノアは気付いていながら見せつけるように激しく我に男根を打ち込んでいた。角度を調整し、ちょうど開いていた扉の隙間から接合部がよりはっきりと見える角度でな」
「だいぶ興奮していたみたいだし、初心な子にはノアとの行為を見るのは毒かもしれないにゃ」
「相手を発情させるフェロモンでも放たれているのかもしれん。我もノアの匂いを嗅ぐのは好きだぞ」
当然、二人はレイヴェルが覗き込んでいることに気付いていた。
だからわざと扉の隙間から見えるようにノアは角度を調整してまで見せつけるセックスを行ったのだと確信めいたものまで感じている。
ノアの体臭が好きだと二人が揃って口にしている事からも本当に女性を興奮させるフェロモンが放たれているのかもしれない。
□
イザベラと雪蘭によってレイヴェルが攫われたという情報が三大勢力へと齎される。
その知らせを聞き、真っ先に反応したのはやはりライザーだった。実の妹であるレイヴェルを攫われたとあって反応しないはずがなかった。
イザベラと雪蘭からより情報を教えてもらい、必ず自分の手で誘拐犯を殺してやると殺意が芽生えていた。
しかし、相手ははぐれ悪魔である黒歌に加えてノアという人間であるという情報しか正確な情報はない。ライザーも一度、黒歌と戦った経験があり、妖術と魔法のハイブリット術式によって無力化された経験があったのだ。
「「申し訳ございません、ライザー様!」」
「謝罪はいい。謝られてもレイヴェルは戻ってこない。黒歌か、また厄介なはぐれ悪魔に攫われたもんだな」
「あの……ライザー様」
「なんだ? イザベラ」
「守衛は黒歌の術によって昏睡させられ無力化。私達二人も黒歌ともう一人の人間によって無力化されました。レイヴェル様がその場で自身を差し出すという契約を持ち掛けなければ、私達は殺されてレイヴェル様が連れ去らわれたと思います」
「そうだろうな。あの黒歌の実力を考えれば、お前達では手も足も出ずに殺されていただろう」
「しかし、私は人間の方が恐ろしかったのです。明らかに黒歌はその人間に従っているようでした。実力も図れず、無意識に恐れてしまっていました」
「ふむ、なるほどな」
黒歌と行動を共にしていた人間の存在がライザーの判断を迷わせていた。
イザベラと雪蘭の実力を考えれば、黒歌に片手間で殺されてもおかしくなかった。レイヴェルがその身を挺して庇う契約を結んだことで無事に済んでいた。
問題なのはノアという存在が黒歌を従えているのか、黒歌がノアを従えているのかという点だった。
かつて禍の団に身を置いていた彼女がノアと共に行動していたという報告はどこにもない。二人からの報告を聞いた限りでは主導権を握っていたのは人間のノアだ。
「警戒が一番必要なのは人間の方かもしれないな」
「ライザー様?」
「ユーベルーナ、グレイフィア様の件はどうなっている?」
「それが……」
「どうした? 何か言いにくいことでもあるのか?」
改めてライザーは黒歌も警戒しなければならないがノアの存在も危険であると判断を下す。
そして自分の女王であるユーベルーナにグレイフィアの現在の情報を聞くのだが……。どう説明したらよいものかと彼女は言葉を濁している。
「その、グレイフィア様は……えっとですね……」
「はっきりと言え」
「魔王様とずっと性行為を行われております。魔王様は日に日にやつれ、グレイフィア様は己の快楽を求めるように自慰行為も」
「どういうことだ?」
「はい。最初は普通だったらしいのですが、求められる回数が増え、それでも満足せず性を貪っておられます。魔王様の状態を見てわかるほど座礁し、今では公務にも支障が出始めております」
「満たされない性的欲求というものか。行方不明になっていた期間にグレイフィア様は何かをされたということか、それも性的な何かを」
「ライザー様、お耳を」
自身の性的欲求を満たすためにサーゼクスと性行為を行い、それでも満たされず快楽を求め続けているというグレイフィアの状態を聞いたライザーは僅かに目を見開いた。
まさか最強の女王と言われた彼女がそんな状態になっているとは夢にも思わなかったからだ。知らない人物ではなく精神的な強さもあるグレイフィアが己の欲求に負けて淫乱になっているなど。
ユーベルーナはライザーの耳元で自身の考える彼女の状態を伝えていた。
それを聞いたライザーはあり得ない話ではないと今の状態と組み合わせるとむしろ可能性は高いと頷いていた。
「可能性は高そうだな。もし、レイヴェルを連れ去った人物がグレイフィア様の事件と同一人物であるならまずいぞ。皆、少しでも情報を集めてくれ」
"はい!"
もし、同一人物による犯行であるならまずいとライザーは顔色が真っ青になってしまった。
レイヴェルにはまだそういった経験をしたという話は聞こえてこない。つまり、まだまだ初心な状態であり、性行為に対して耐性がほとんどないに等しい。
急がなければ、グレイフィアと同じ状態にされかねないと危機感を覚えたのだった。
――
小猫は白龍皇ヴァーリが率いるチームの一員であった黒歌の妹だ。
主殺しの妹として迫害されていたところをリアスに拾われて眷属になったという経緯がある。禍の団に所属していた彼らの仲間として行動した黒歌が行方不明になって消息不明だと聞かされた時は皆に見えないところで涙を流していたこともあった。
行方不明になっていた姉が喧嘩していがみ合いながらも仲がよかったレイヴェルを攫ったと聞かされた時は目を見開いていた。
姉が生きているという安堵とレイヴェルを攫ったという事実に気持ちの整理が出来ていなかったのである。
「姉さま、今になってどうしてまた……?」
平和への道が開き、到達点が見え始めたという時に新たな事件が発生。
小猫に黒歌の真意はわからない。一緒に居たノアに無理やり従わされていたという経緯があれば、どれほど良いことかと現実逃避し始める。
「小猫ちゃん、仙術でレイヴェルの痕跡を辿ったりできないのかな?」
「イッセー先輩……」
悩んでいる所にイッセーが現れ、仙術を使って痕跡を辿ることが出来ないかと提案を受ける。
彼もまたレイヴェルが攫われた事に怒り、犯人を見つけてぶっ飛ばしてやりたいと思っていた。その犯人が小猫の姉であるため、口には出さないが……。
「姉さまは私以上の仙術の使い手です。あの別荘には仙術で逆探知が出来ない様に巧妙に妨害術式も仕掛けられていました」
「手がかりはなしって事か。グレイフィアさんに続いてレイヴェルまで……。いったいどうなってんだよ、俺達は禍の団を倒して後は残党を倒して終わりのはずだろ?」
「アザゼル先生、ロスヴァイセ先生も言っていました。禍の団とは別の組織が存在している可能性が高いと。捕まえた禍の団の残党が気になることを言っていたみたいなんです」
「気になること?」
「はい。閉ざされた牢獄は単なる遺跡ではない、あらゆる可能性が観測され、すべてを知る巫女が姿を現すと」
現在の小猫では逆探知は極めて困難だと申し訳なさそうにイッセーに告げていた
自身の実力不足を嘆く彼女にイッセーは気にしないでと慌ててフォローを入れる。禍の団とは別組織の存在が濃厚だと示唆する声が多く上がり、残党の一人から気になる証言を得たと言うのだ。
全てを知る巫女という言葉にイッセーは首を傾げる。
彼はそのような存在は一度も見たこともなければ、接触したこともないからだ。この巫女はゼノヴィアとレイヴェルの前に現れているが、それをこの二人は知らない。
「何かの暗号か?」
「私も聞いただけですからわかりません。ただ姉さまを捕まえることが出来れば、すべての真実を知ることが出来るかもしれません」
「小猫ちゃんのお姉さんか。あのエロい……」
「先輩?」
「ご、ごめん。俺も出来ることを頑張るつもりだよ。今はグレイフィアさんを鎮めるために協力してるけどさ」
人の姉にそんな顔を向けるなと言いたげなジト目で見られてイッセーは急いで謝罪していた。
彼もまた現在はグレイフィアを抑えるために協力をしているのだ。彼の持つ神器である赤龍帝の籠手の力を使って効力を何倍にも引き上げ、彼女の性欲を抑え込んでいる状態だ。
使われた魔法効果を引き上げることで何とか抑制しているのだが、日に日に効き目が悪くなっている事も気になっていた。
イッセーから見ても人妻であるグレイフィアはそのスタイルの良さもあり、鼻の下を伸ばすことも多い。特に今の彼女はとてもエロい、衝動的に性的欲求を満たすために淫らになっているからだ。
「早く元凶を取り除ければいいんだけどな」
「あれは魔法でも仙術でもありませんよ」
「え? 小猫ちゃんは原因を知ってるの?」
「いえ、原因というか。私としては見たままだと思っています」
「見たまま?」
「グレイフィア様に纏わりつくような強烈な雄の匂い。たぶん、グレイフィア様はこの行方不明になっていた期間中に何度も何度も犯されたんだと思います」
「なっ!?」
ふと小猫がグレイフィアの状態について言及するとイッセーは驚いの表情を見せた。
鼻の良い小猫は彼女が発見されたと聞いて病院にて治療と検査をしていた時に部屋に入った瞬間に強烈な雄の匂いを嗅ぎ取っていたのだ。
自分で股を開いたのか、それとも無理やり股を開かされたのかは別問題。
でも間違いなく何度も性行為が行われていたであろうと言うのはグレイフィアに纏わりつく雄の匂いからもわかっていた。
その時の快感を忘れられず、彼女は今の状態に陥っているのだとイッセーに説明する。
「あまり言いたくはないですけど、その時の興奮を身体が覚えてしまっているんです」
「……つまり、その興奮というか快感を求めてあの状態に?」
「そうだと私は思ってます。あくまで個人的な意見ですけど、今の状態に見るに限りなく正解に近いと思います」
「マジかよ……。こんなの魔王様に説明できないよなぁ」
「はい」
小猫の説明を聞いたイッセーも納得できてしまった。
この事をサーゼクスに説明するのはとても酷な事だと思ってしまう。なぜなら、それは雄としての魅力がないと言い切ってしまうのと同義であるからだ。
もしかすると皆、原因はわかっているが魔王様の手前どう説明するのか迷い、原因の特定が出来ないと言葉を濁しているのかもしれない。
「た、た、大変ですぅぅ!!」
「ギャスパー? どうしたんだよ?」
「グレイフィア様が消えちゃったんです!?」
「はぁぁ?!」
「説明してギャー君」
その時、二人の元に急いでギャスパーが駆け寄ってきた。
とても焦った様子で結論を真っ先に告げた。屋敷で眠っていたはずのグレイフィアが突如、目の前から消えてしまったと言うのだ。
「交代でグレイフィア様の様子を見ていたんです。眠っていたグレイフィア様が起き上がって"ご主人様の元に行かなくちゃって"言葉を小さく呟いて転移しちゃったんですよぉ!!」
「サーゼクス様の所に行ったんじゃないのか? ご主人様って魔王様の事だろ?」
「馬鹿ですか、イッセー先輩。思い出してください、今までグレイフィア様がサーゼクス様の事を一度でも"ご主人様"と言っていたのを聞いたことがありますか?」
「……ないな、うん。じゃあ、ご主人様ってのは――誘拐犯か!」
「そういうことです!ギャー君、転移先はわかってるの?」
「いいえ、魔法陣から何度もランダム転移で座標を誤魔化す術式が組まれているみたいでわかってないですよぉぉ!!」
「恐れていた最悪の事態ですね。アザゼル先生達も頭を抱える姿が目に浮かびます」
ギャスパーから教えられた情報を纏めるとグレイフィアの向かった場所は自分を攫った犯人の場所だ。
魔法陣が解析され、転移先を絞り込もうとするもランダム転移で座標が誤魔化され、巧妙に隠されたことで特定が難しくなってしまっていた。
小猫の考える最悪の状態へと事態は移行することになってしまう。
グレイフィアの身も心も完全にノアの物になってしまったということなのだ。理性を快楽が上回り、精神の均衡が崩されてしまい、彼女が敵側についてしまった可能性が高いのである。
――
ランダム転移を繰り返し、辿り着いたのは閉ざされた牢獄の遺跡前。
足を踏み入れれば、時間の歪みによって適応できなければ精神をやられ、廃人となって外へと放り出されてしまう。
グレイフィアがその場所へと姿を現すとまるで中へと導くように目の前の空間が歪曲し、薄暗いゲートが開かれる。
「はぁはぁ……ご主人様………私は――」
迷うことなくそのゲートへと足を踏み入れて遺跡内部へと導かれていく。
グレイフィアが中へと飛び込み、ゲートを通過するとすぐに歪曲した空間は閉じられて、いつもの閉ざされた牢獄の遺跡が佇んでいた。
「思ったよりも早かったですね、グレイフィア」
「ぁぁ……ご主人様!」
グレイフィアが現れたのはノアの自室であり、彼は来ることがわかっていたかのようにそう告げた。
彼女はご主人様とノアを呼び、歓喜の涙と流すとともに抱き着いて彼の匂いを確かめるように大きく息を吸い込んだ。
紅蓮たちが言っていたノアから溢れるフェロモンを吸い込んだことで身体が火照りだす。
「その様子だと魔王では君を満足させられなかったんだ?」
「駄目なんです。どれだけ行為を繰り返しても全然絶頂できない……! むしろ、どんどんと性欲が強くなって欲求不満で気が狂いそうなんです!!」
「それで僕の元へと戻ってきたんだね。でも、前にも言ったけど……本当に戻れなくなるよ?」
グレイフィアは必ず戻って来ると確信していたノアは唇が触れるだけのキスをする。
一度、彼女の肩を押して身体から引き剥がし、しっかりと見据えた上で最後の確認をとった。ここが最後の分かれ道であると言わんばかりに。
ズボンのチャックをゆっくりと下ろし、中から勃起し始めている男根をグレイフィアに見せつけるように露わにする。
「あ……」
サーゼクスとは比べ物にならない逞しい巨根に彼女は声を漏らした。
ゴクリと生唾を飲み込み、目の前の男根が何度も何度も自分の膣内を蹂躙し、圧倒的な快楽を与えてくれたことが脳裏を過る。
ベッドに腰かけるノアの元へと跪き、ゆっくりと男根へと手を伸ばすグレイフィア。
「それが答えなんだ?」
「ぁぁ……大きい……それに熱い……この太さが堪らない……ちゅ」
そしてグレイフィアはその太い竿を掴んで大きさ、熱さ、太さを確かめるように握った。
瞳が潤み、呼吸も荒くなり、口からは甘い吐息が漏れ始めていた。ノアの問いかけにこれが答えだと言わんばかりに亀頭部分へと赤い唇を近づけて軽くキスをするグレイフィア。
ここで彼女の運命は確定してしまった。
愛する旦那よりも身体に刻み込まれた圧倒的な快楽を与えてくれるノアを選んだのだ。
「はむ……んぅ……(これが欲しかった……顎が外れそう……堪らないぃ!)」
勃起した逞しい男根を両手で扱きながらずぶずぶと唇を被せて咥え込んでいく。
口内へと侵入してきた亀頭や雁の段差を舌で舐め回し、奥へ奥へと飲み込んでいった。喉奥まで亀頭が到達し、グレイフィアの口の中に巨根が収まりきる。
息苦しさに嗚咽を漏らしながらも頭を上下させて彼女は必死に男根へと奉仕していく。
繰り返されるフェラチオに徐々にペニスから我慢汁が分泌され始める。自身の奉仕で興奮してくれているとわかったグレイフィアは更に口内で舌を男根へと絡ませ、頭のピストン運動を早めた。
「じゅる……んぶぅぅ……(奉仕しているだけで気持ちいい……カウパー液美味しい……どうしてこんな――気持ちいいの!)」
フェラチオは本来、男根へと女性が奉仕する形になるが、その巨根ゆえにグレイフィアの口内を犯しているようにも見えてしまってる。
奉仕している側の彼女が興奮を覚え、サーゼクスとでは得られなかった幸福感がグレイフィアの胸を満たしていく。雄としての格の違いとでも言うべきか、男根の圧倒的な質量が違い過ぎたのだ。
じゅぶじゅぶと厭らしく男根を飲み込み、唾液が口の端から垂れていく。
彼女のまんこからは愛液が流れ出し、既に下着がびちゃびちゃになっていた。いや、ノアの元へと来た時から既に期待していたのだろう。
「ぷはっ……お願い……口を犯して……」
「それが望みなら……ふっ」
「んぷぅっ!?」
口から解放するとグレイフィアの唾液で全体がコーティングされた男根が姿を現す。
薄暗い照明の中でもてらてらと厭らしく、そして圧倒的な存在感を放ち、彼女の視線を釘づけにしていた。前のように自分を道具のように扱ってほしいという意味も込めて口を犯してくれとノアにお願いする。
その要求に応えるようにグレイフィアの後頭部に手を伸ばすノア。
口を開けた彼女の口へと男根を飲み込ませ、頭を股間へと引き寄せて一気に喉奥まで巨根を突っ込んだ。喉の奥へ亀頭部分が到達し、グレイフィアは喉奥で男根を締め付ける。
彼女の性質を理解しているノアは気遣うような動きはせず、ガンガンと喉奥へとピストンする。
息苦しさと嗚咽に襲われ、涙目になってノアを上目遣いで見ているが興奮で頬は上気し、心臓の鼓動は早くなっていた。
待ち望んでいた苦しさと口の中を滅茶苦茶にされる感覚がグレイフィアの心を満たしていく。
「(気持ちいい……喉奥とこの逞しいペニスで蹂躙される感覚……ずっと欲しかったのぉ!)」
「そろそろ一度射精しておきましょうか、グレイフィア?」
口内のあらゆる場所を亀頭が擦り上げ、本当に口内を犯される感覚に興奮が増していくグレイフィア。
ノアの男根が大きさが増した事を感じ、射精すという言葉にコクコクと頷いて自ら進んで男根を更に喉奥へと咥え込む。
一番奥まで挿入された時、尿道口から熱い精液が放たれ、彼女の喉へとプルプルとゼリーのような濃厚な精液が流し込まれていく。
「んぷ!? ん……ごくん……ぷはぁぁ」
喉に絡みつく精液を喉を必死に動かして飲み込んで胃に落とし込んでいく。
その射精量に一度に飲みきれず、口をリスのように膨らませながら飲み込む。ノアの精液には濃厚な魔力も含まれており、飲み込むだけでも身体に力が満ち溢れて来る。
ノアがグレイフィアの口の中から男根を解放すると彼女は口を開けて中を見せる。
まだ口の中に残る精液を舌でかき回し、飲み込んでみせた彼女は人妻ならではの妖艶さが垣間見えていた。再び、口を開けて残さずに飲み込んだことをアピールするように微笑んでいる。
「はぁはぁ……ご主人様……悪いメイドにお仕置きをしてください」
「お仕置き?」
「我慢する事が出来ないグレイフィアを逞しい男根で滅茶苦茶にしてください」
口を犯され、それだけでは満足できずグレイフィアは更に犯してほしいと懇願する。
メイド服を脱ぎ捨て裸体を恥ずかしがることなく晒し、女性器からは愛液が滴り落ち、床にポタポタと汚していた。
彼女の視線の先には一度の射精でも全く萎えずに天を貫かんばかりに勃起しているノアの巨根がある。血管が浮き出て、まだまだ犯したりないと大きさと硬度を増すばかりであった。
彼女はお尻をノアの方へと向け、魅惑の蜜壺を自らの手で開き、愛液で満たされた膣内が見えるように厭らしく動く。
「あの時のように……私のまんこをご主人様の巨根で……犯して――」
「堕ちたか、完全に」
「(グレイフィア様が……!? あんなに淫らに乱れて……!)」
その様子に本当の意味で身も心も堕ちたことを確信したノア。
一瞬、音もなく慎重に扉が僅かに開かれ覗き見る存在が居ることも察した。それはノアがセックスをする度に覗き込んでいるレイヴェルだった。
雌としての本能がノアの雄としての魅力に無意識に惹かれ、性行為をのぞき見していたのだ。前に言っていたグレイフィアが戻って来るという言葉が現実となり、ノアの前で淫らに求めている。
陰口に亀頭がくちゅりと触れ、そのまま亀頭部分だけ挿入され、浅い挿入が何度も繰り返される。
もっと奥まで欲しいと腰を淫らに振り、顔を後ろへと向けてノアの顔を見る。自分の膣をこの男根で奥まで串刺しにしてほしいと顔に書かれていた。
「(もっと、もっと奥まで……欲しい)ご、ご主人様……焦らさないでくだ……さい!」
「そろそろいいかな」
「ひぐぅぅ!!き、きたぁぁ!!!!」
焦らしに焦らされたグレイフィアは腰を持たれ、一気に膣内を男根が押し広げて子宮口と亀頭がキスをした。
サーゼクスでは与えてくれなかった自身の膣を圧迫する圧倒的な質量、膣道をゴリゴリと擦り上げ、一番奥をズンッと突き上げる。
待ちに待った快感に背中を反らし、弓なりになって膣内を痙攣させていた。
ずっとこれが欲しかったとグレイフィアは絶頂し、ノアの男根をぎゅうぎゅうと締め付けている。膣壁が激しく収縮し、もう離さないと肉ヒダが男根に絡みつく。
「ぁぁ……いぃ……ずっとこれが欲しかったのぉぉ!!」
求めたものが自分の膣へと収まり、断続的に快楽を与えてくれる男根にグレイフィアの表情が蕩け始める。
ノアがしっかりと彼女の細い腰を掴むと初めから激しくピストン運動を開始した。入口まで腰を引き、一気に奥まで突き上げていく。
「ひぐぅぅ!! いぐぅぅぅ!!……ズボズボきもちぃぃ!!」
「あわわわ……グレイフィア様があんな顔を――」
激しいピストンはグレイフィアに喘ぎ声が抑えきれず、徐々に大きな嬌声を上げる。
何度も何度も激しく膣内を蹂躙し、征服されていく感覚が彼女の心を満たしていく。ただ自分が気持ちよくなるための道具のように扱われることに興奮を覚え、愛液の分泌量が増えて挿入が更にスムーズに行われる。
グレイフィアの見たことのない蕩けた表情にレイヴェルは徐々にそんなに気持ちが良いのだろうかとノアの男根に自然と目が向けられる。
黒歌、紅蓮、そしてグレイフィアと三人の女性を性的に啼かせているノアの存在が自然と気になり始めているのだ。そうでなければ彼とのセックスを覗き見しないだろう。
「またいぐぅぅ!! おほぉぉぉぉ!! そ、そこ堪らないのぉぉぉ!!」
「ここが弱いんだ?」
「あひぃぃぃ!!……(これ、これよぉぉ!! 私の膣を蹂躙するペニス……すごいぃぃ! イクの止まらないぃぃぃ!!)」
弱いところを何度も擦り上げられた事でグレイフィアはイキ続けていた。
膣内は痙攣し続け、ノアの男根を射精へと導こうと激しく締め続けているが激しいピストンは止まらない。後ろから彼女の豊満な胸を強く揉みしだき、更なる刺激を与えるノア。
「もう駄目ぇぇぇぇ!!」
与え続けられる快感に目の前がチカチカと真っ白になり始め、ついに限界を迎えてしまう。
ズンズンと子宮口を力強くノックされ、ピストンされる度にグレイフィアは気をやりそうになっていた。もう私はご主人様から離れられないんだと魂に刻み込まれたような錯覚を覚えた。
ズドンと一番奥へと深く突き刺され、グレイフィアは意識をやってしまうのだった。
力なく倒れた彼女の女性器から未だに治まることを知らないノアの男根がちゅぽんと抜ける。そのまま自室の扉を開けると自慰行為で絶頂し、床を愛液で濡らしたレイヴェルがそこに居た。
「あ……」
「こんばんは、レイヴェル」
自慰行為に集中し過ぎてノアへの注意を怠ってしまったレイヴェルはしまったと声を上げた。
視線を上げると彼女の目の前にはグレイフィアを犯した巨根がそそり立ち、存在感を放ち、目を離せないでいたのだった。