守護者の召集の為にアルベドが出払った玉座の間には現在五人のプレアデス達がいる。
セバスは戦闘能力の高いナーベラルをお供にして行ったので他のメンバーが残っている事になる。
沈黙が場を満たす中で俺は唐突に口を開いた。
「ユリ。支配者然とした姿って必要かな?」
それは純粋な疑問である。
原作では魔王ロールプレイとかしてたけど、俺はにんげんにてきたいしんとかないから友好的に済ませたい。
となると悪の親玉みたいなロールプレイは別に不要なのでは?と思い至ったのだ。
「私は御方のありのままの姿こそ支配者として相応しい振る舞いかと考えます」
「ふーむ。成程。俺は俺のままで支配者らしい、か。良い意見だ」
「少しでも悟様の助けになれたのであればこれ以上ない幸福で御座います」
ユリは深く頭を下げてそう口にする。
配下達の創造者への絶対の忠誠心は変わらないようだ。
折角だし色々試しておこうか。
「ユリは俺に何されても構わない覚悟はある?」
「勿論で御座います。それが悟様の望む事なのであれば何であろうと喜んで受け入れます」
「じゃあ胸揉ませて」
「え?………承知致しました」
ユリは一瞬呆気に取られる様子を見せ、次いで嬉しそうに破顔して了承の返事をした。
並んで膝を突く他のプレアデス達から離れて俺の袂まで来るとユリは豊かな双丘を手で押し上げて差し出した。
俺は胸に手を伸ばして、途中で止まる。
各種スキルをオフにするのを忘れていた。
そして
服の上からでもその柔らかさが手に伝わってくる。
むにむにもにゅもにゅと揉んでいればユリは可愛らしい声を上げた。
「あっ♡…はぁ♡…ふぅ♡…ぅ♡」
俺はその反応が楽しくて何度もむにむにと胸を揉む。
それに対して他のプレアデス達は羨ましそうに視線を向けている。
普通に考えたら最低なセクハラだが、創造主にされる事と思えば彼女達からすれば最上級のご褒美なのだろう。
ユリも嬉しげに口元を緩めて頰を赤く染めている。
この行為の目的はR18行為が可能であるかの確認だ。
念の為の確認でしかないがユリの胸を揉んでいると思うと興奮してくる。
興奮か。人間体にスキンを変えているから種族特性である精神抑制が働いていないのだろう。
ゲームだと種族特性の精神作用の無効化は発動していたので都合良く精神抑制のオンオフができるようになった訳だ。
知恵者と話す時にボロを出さないように骸骨のスキンに切り替えたりと便利な活用ができるだろう。
それにしてもスキンを変えただけで性欲まで湧いて出るものなのか。
原作では枯れ果てた骨だったが、今の俺なら色んな女を抱くだけの体力と精力があるだろう。
今から現地勢を抱くのが楽しみだ。
そう思案しながら手首の時計を見る。
「頃合いだな」
「あ…♡」
そろそろ守護者達が到着し始める頃だと見計らって俺は胸から手を離した。
それをユリは名残惜しそうに見つめていた。
「良い感触だった。いきなりすまないな」
「いえ、寧ろ至高の御方に体を求められるなど最上の喜びに御座います♡」
「そうか。そういうものか。なら側室として迎え入れるのもご褒美か?」
「悟様の側室…!それ程素晴らしい褒美はないかと!」
「へーぇ…」
俺は意味深げに笑みを浮かべる。
ならナザリックの可愛い子を手当たり次第に側室にしても良い訳だ。
その場合正室はどうしようか。
やはり直接愛を刻み込んだアルベドだろうか。
シャルティアは文句を垂れるかも知れないが、人間体には興味を示さない可能性もあるし、それが一番禍根を残さないだろう。
「おや、私が一番でありんすかえ」
俺が一人で考え込んでいると玉座の間に入ってくる人影があった。
原作でも一番に到着したシャルティアだ。
シャルティアは玉座まで歩いてくると俺の顔に触れた。
そして色っぽい声を出す。
「我が君。私が唯一支配できぬ愛しの君」
「シャルティアは骸骨ではない俺でも良いのか?」
「私が愛しているのは悟様でありんすから、当然その全てが愛おしいのでありんす」
思っていたより好感度が高い。
もしかすると毎日語り掛けていたのが良かったのかもしれない。
そうなるとシャルティアも抱けるだろうな。
細身で真っ白な肌をこの手にできると思うと陰茎がバキバキに勃起するのが分かる。
ローブ姿の下で陰茎をバキバキにしてるとか支配者としてどうなんだろう。
流石にTPOは弁えるべきか。
俺が意識してスキンを切り替えると骸骨の姿になる。
それにシャルティアは黄色い声を出した。
「何と美しい御姿…!」
やはりこっちの方が好みではあるらしい。
死体好きとかちょっとよく分からないが、配下の趣向なので受け入れるのが支配者としての度量だろう。
そうこうしていると玉座の間に続々と守護者達が集まり忠誠の儀が始まった。
シャルティアに始まり、コキュートス、アウラとマーレ、デミウルゴス、アルベドと続く。
「……ご命令を、至高なる御身よ。我らの忠義を御身に捧げます」
「面を上げよ」
俺は一言命令する。
それにザッと全員が顔を上げた。
視線が集まるのを感じる。かつてない緊張感だ。
しかしそれも精神抑制ですぐに霧散する。
そして信じられない程穏やかに、平静に言葉を発せられる。
「よく集まってくれた。我らが誇る守護者達よ」
「お呼びとあらばいつでも駆け付けます。至高なる御身以上に優先すべき事などありません」
アルベドの言葉に全員が同意するように頷いた。
その高い忠誠心は疑いようもない。
それに満足して俺は話し始める。
「現在ナザリック地下大墳墓は未知の現象に見舞われている。終わる筈だった世界が今なお存続して形を残している。セバスにナザリックの外を偵察させているが、その前に皆に何か異変はなかったのか確認を取りたい」
その言葉に皆の緊張感が高まる。
純粋な戦闘力で見れば上位に位置するセバスを偵察に出したのが余程危機感を煽ったらしい。
守護者達は視線を交わして確認を取る。
そして代表してアルベドが口を開いた。
「申し訳ありません。我々には何の異常も検知できませんでした」
「そうか。気に病む事はない。これは予測不能の事態なのだから。後はセバスが帰って来て何かしら情報を持ってくる事を期待するとしよう」
俺が言うと同時に扉が開いて小走りで駆けてくるセバスが見えた。
セバスは守護者達の少し後ろに立ち、膝を突く。
「セバス、状況を報告しろ」
「はい。ナザリックの外は草原になっておりました。人工物なども見当たらず、草原に生息していると思わしき小動物はいましたが知的生命体は発見できませんでした」
「ご苦労だったな。沼地ではなく草原か。いよいよ愉快な事態になってきたな」
俺の言葉の意味を図りかねると言うようにアルベドとデミウルゴスが視線を向けた。
俺はそれに対して原作知識からくる答えを出す。
「ナザリックは異世界に転移している。それも俺の知る九つの世界のどれとも違う世界だ」
「何と…!一体何故そのような事が…?」
デミウルゴスが想定外の事態に狼狽える。
原作知識がなければ俺も動揺しまくってたかもしれない。
「異世界転移なんて現象が自然に起きる筈もない。俺達は何者かに呼び出された可能性が高い」
「至高の御方を呼び出すなど!何たる無礼な!」
「気にするな。寧ろ俺は感謝しているよ」
アルベドは疑問を顔に浮かべる。
俺はそれに慈愛の籠った瞳を向ける。
「あのまま世界と共に消え去るくらいなら、誰とも知れない奴に呼び出されてナザリックの配下達と暮らせた方がずっと良い」
「悟様…!」
アルベド達が歓喜に打ち震える。
デミウルゴスなんて尻尾がゆらゆらしているし、コキュートスは呼気で空気が凍り付いている。
そんな空気の中で何とか落ち着き払った様子で俺は命令を下す。
「さて、異常事態につきナザリックの警備はアルベドとデミウルゴスに一任する。各守護者達もそれに従うように。ナザリックが誇る知恵者二人であれば堅牢な警備が敷けるであろう」
「ご期待に沿えるように尽力します」
「必ずや御方のご納得のいく仕上がりにして見せます」
それぞれの返答を聞いて満足げに頷く。
ついでにこの先の行動方針についても話しておこう。
「それと今後の行動方針だが、俺は未知なる世界を探索する為に直接出向こうと思う」
その言葉に守護者達の表情が凍り付いた。
まるで冷や水を浴びたかのような震える声でデミウルゴスが進言する。
「恐れながら、悟様。余りにも危険で御座います。それで御身に万が一の事があれば我々は…!」
「俺一人では不安か。ならナーベラルを供として行動しよう。安心しろ。俺はお前達を残して逝きはしない。決してな」
俺の強い覚悟の込められた言葉に渋々守護者達は受け入れる。
万が一があればナーベラルが盾になると理解したようだ。
「事態の説明と命令は以上だ。今後情報が手に入り次第アルベド又はデミウルゴスに報告するように。如何なる些末事も見逃すな」
「はっ!」
守護者達の声が重なる。
全員が了承したのを確認して俺は玉座の間を後にした。
スキンを人間体に変える。
精神的な疲労が溜まっている。
このまま泥のように眠りたい。
しかしまだやることは残っている。
それはこの世界で初めてのセックスだ。
相手はユリ・アルファ。既に九階層の自室に呼んである。
用件も伝えてあるので心構えも充分だろう。
俺の陰茎も準備万端と吠えている。
俺は期待を胸に自室に向かったのだった。
・オリ主
ユリに流れるようにセクハラをかました。
この世界で初めてのセックスに期待が高まっている。
・ユリ
いきなり胸を揉まれた。
同衾に誘われてはちゃめちゃに動揺した。
・守護者達
毎日語り掛けた影響で忠誠心が天元突破している。
オリ主が一人で外に行くとか言い出して大慌てした。