※この作品はR-18です。

異能幸運レアドロップでイキ抜く♡ピネスと校長の不気味なダンジョン冒険記Re:   作:山下敬雄

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47 修行はハート?ハード?♡

 午前8時20分、第一グラウンド、移動式茶室にて。

 

 波綿岩死(はめんがんし)のこころ。精神の庭に自らの身を浮かべ、広い心を創造し育てる修行は────やがて、ピースが砕けて終わりを迎えた。

 

 スウェーデンを代表する赤い花、ゼラニウムの花畑が平面のジグソーパズルにし描かれた。ピースをひとつひとつ繋いでいったが、繊細な心と魔力のコントロールができずに、全てが連鎖するように失せていった。

 

 無惨にも赤く散り散りに砕けてしまった景色に、2人は閉じていた現実の眼を開いた。

 

 

 

 水野サーガがやる一日一輪に倣って、浦木幸も一日一ピース増やす。

 

 円形校舎ダンジョン20F暗黒巌流島、奇妙な黒いジグソーの異界の中で、サンフンとの戦いを経た彼は、このところそんなことを自分の目標にし取り組んでいる。

 

 茶室で茶人のサーガと面と面を向かい合わせて座り、両手を繋ぐ。そうして彼女と精神の庭を分かち合っていた浦木幸。

 

 しかし気づいていないのか、修行が終わってしまっても彼の手はなかなか彼女から離れずにいた。

 

 

「ありがとな」

 

「ん? どっ、どういたしましたか? レレレレレ……礼などのいわれは」

 

 真面目な顔で不意に礼を言いだした。そんな彼のどこかまっすぐで落ち着いた眼差しを、直視するには耐えられず、対面していたサーガは顔をそむけた。普段は至極冷静な彼女もこうして至近で手を繋ぎながら長々と見つめられるのは、少し恥ずかしかったようだ。

 

 ようやく手を繋いだままなのに気づいたピネスは、がっしりと掴んでいた両手を緩め離れた。そして、礼の後の言葉を続けた。

 

「あっごめ。────いや、なんかさぁ。というのも思ったんだよ! たぶん……こないだのダンジョンの土壇場でもさぁ、んー……色々できたのってさ、ひょっとしたらこういうことの積み重ねなのかもしれないって」

 

「……積み重ね? 行雲流水の亭主が? 執着? という?」

 

「んー、執着つーか。そーそーだから積み重ね、ゲン! ゲン担ぎ! この言葉ももう何回も言ってるかもしれないけど今回はちょっとちがくて。あぁー……なんつぅか……だからさ! 本当にふらふらしてるだけのラッキーだとさ、結局それって〝何もねぇのかもしれねぇ〟って最近なんか気づいちまったっていう。ほらっ! 日常でもあるだろ。道端に花が咲いてたら立ち止まるし、猫が塀の上に憩っていたらそっとカメラを回すし、星が綺麗なら帰り道を急がずに見上げてみてもいいだろ? って感じで──……ま、それが俺の積み重ね、運。……どうだろうか?」

 

「……────────なるほど、至極なるほど……! そうですね。亭主の天下の一助になれて至極恐悦。験担ぎ、冒険流浪の身がきびしい修練の果て星の悟りをひらかれ……ついにその重い腰をあげ、その会得した仙術を今はなちッ、皆をみちびく野望壮大をお持ちになられた……ということなのですね! 至極感嘆……!!」

 

「おっおぅ。て、天下……? さとり? やぼー? ぅーー……いやいや待って……なんかそいつぁーーま、いいか……!」

 

 

 浦木幸と水野サーガ。この日も金髪の茶人と心の修行をし、彼女に行雲流水と称された〝なんとなく道〟をゆく若者は、その果てに自分でも納得のいく何かを見つけられたのだろうか。

 

 

 

 

「そういえば亭主お気づきを」

「なんだ?」

「この壺に活けた黒い花は心の庭で摘んだもの」

「黒い花、あぁこれか? なんか茶室に入った時からインパクトがあるな……ってまじ? え? どゆこと? だってアレってぇ……心の庭なんだろ?」

「ええ至極。心の庭の中にあり、それでいてすごくいい香りが漂ったのです。そしてそのような花が現実にもあると登別様に教えてもらいました。ノッポペチュニア(黒)というらしいです(くろまねきにて種を購入、榎田様から借りた栄養魔力水を注ぎ、至極成長)」

「ノッポペチュニア(黒)……なんかノリで決めたような名前だな……。でも香りかぁー。それは盲点だったな? 確かにあそこにある花は無臭だったか? あ、もしかしてたまにクリティカルで出来たりするヤツか? すげぇな」

「いえいえっ、私のゼラニウム畑はまだまだ未熟。それにクリティカルでは花は咲かないかと……。そうですね……ですので、このどこからかふらっと咲いてきた黒い花のように、数を求めず〝一輪〟香らせてみるのもまた違って乙なものかと」

「あぁーっ! なるほど……ってもしかしてさっきの修行は俺のレベルに合わせてくれていたのか? ははは、サーガってほんと気が利くよなっ? 茶人だけにははは。────……悪ぃな、今度は俺がそっちに合わせる! だからあんまり気を遣わなくてもいいぜ、俺にはな?」

「しっ、至極……!!」

 

 

 

 

 

▼

▽

 

 

 

 

 

 午前11時、《南館 書庫⑦》にて。

 

 茶室でととのえた心の修行の後は、苦手分野の克服を────

 

 

 しかし苦手分野と言っても静かな書庫にこもって始まったのは、彼のどうしようもない学業の成績を改善するためのお勉強ではなく……。

 

 ローション代わりの乳液でとろとろになった登別の豊満なおっぱい。制服シャツのボタンを一つ、二つ外した……その乳穴へと誘われて、既に訓練は始まっていた。

 

 両側から包み込むひんやりとした感覚に、期待をしていた男子の硬い肉棒がびくりと跳ねる。彼女はいつも挿入時に起こる彼の腰の震えが落ち着くまで一旦、じっくり待つ。そしてそれからスマホやストップウォッチでタイムを計測する準備を整えつつ、始動する。

 

 ただならぬ挿入感にようやく落ち着いていた彼の呼吸が、またすぐに乱れる。その双乳のまったりとした動きに硬い棒は擦られ始める。しっかりと包まれながら始動した上下運動に、腰がまたびくびくと震えだしてしまう。

 

 そしていつものように彼のペニスの全体が乳液のローションでぬるく馴染んできたら、双乳の擦り上げるスピードを一段、速める。

 

 登別は特にテクニックのいらない単純な「包んで擦る動作」を、淡々と繰り返し行い続ける。それだけで────

 

「ぁああああでっああああ♡♡♡」

 

 ピネスはもう我慢が利かない。登別の大きな乳房に膝上でしっかりと包まれながら、もう──

 

 

 射精────できず。

 

 何故だかピネスは射精ができなかった。しかし快感だけが脳を突き抜けて、もどかしさが怒張するペニスに晴れない……。

 

 ピネスは訳が分からずも、意味不明なもどかしい快感を受け取り悶えた。我慢汁だけが鈴口からちろちろと漏れ続け、大きな乳の間を延々と涙を流すように湿らせてゆく。

 

 一体何が起こったのか。息を荒げながらも、もどかしい下方に今彼が目を向けると、そっと掲げられていた【イエローカード】。そんなものを見てもピネスは何が起こったのか本当に理解できない。切なく苦しそうな表情で、唖然と登別のことを見ている。

 

 射精ができなかったのは、この、今細い指先の間に掲げられていたイエローカードの効果だった。ルール破りにはすかさず警告を──。射精する行為そのものを、登別の魔力とその異能カードで不思議にも禁じていたのであった。

 

 彼女が何故そんなことをしたのか、なおさらピネスには分からない。自分はダンジョンのモンスターではないのに、モンスター用の異能を、カードを、自分に向けて使っている。しかも彼女は納得がいったのか、首を縦にし頷いている。

 

「うん、やっぱりこれならいつもより長く続けれるわ浦木くん」

 

「ふぇ? つづけ……ッああああ♡♡!!?」

 

 登別は亀頭の先端を左の人差し指でやさしく触れながら、自分の出したカードの効き目を確認する。

 

 そして見つめていた藤色の瞳がこくりと頷いた。登別は、制服のシャツとおっぱいの間にまた上向くその肉棒を仕舞い込み、──一度止めていたリラックス訓練をまた再開した。

 

 未だ何も吐き出せていない……。もどかしいむずむず感が悶々と残りつづけ、びくびくと震える肉棒へと、左右から乳肉が圧迫し追撃を開始する。

 

 まさかの立て続けの攻め立てに、ピネスは大声をあげてしまう。

 

 彼女は、いつものように簡単に射精をさせてはくれなかった。1分、2分を過ぎても傍らに置かれたストップウォッチはまだ止まらない。

 

 同じパイズリ、同じリラックス訓練でも今日は少し違う。果たしてそれは彼女の施してくれた善意か、好意か、興味心か、それともいつもの思いつきでやる遊びの延長のつもりなのか。

 

 今、苦しそうに悶える彼が必死に伸ばす右手に、彼女は手を差し伸べた。

 

「ってちが!? ぁがぁっ♡♡♡」

 

「ふふっ──」

 

 必死に彼女に許しを乞うようにその手を伸ばし、彼が手にしていたのは──さっき見たような黄色い札。またも射精には至れない。

 

 微笑ったのか、笑われたのかももう分からない。

 

 2-D浦木幸生徒の苦手分野を克服するために、登別海による追加ルールを施した特別な訓練が続いていく。

 

 

 

 

 

 

 

 柔らかな肉の間で押し潰されては、休む。休んでは再開する。高まる射精感が満ちては引く、満ちては引くを繰り返し。

 

 その後計4回、男子生徒は生殺しの目に遭ってしまい……。

 

 射精を禁じられた彼のペニスには、より濃くなったもどかしさが溜まりつづけた。その発散できぬ震えや痺れは肉棒や精嚢の内に留めるだけでは、もはやおさまらず。やがて全身を脳までを、深く、思考すらおぼつかなくなるほどに染め上げてしまっていた。

 

 そんな彼の心情も知らずか、狙い通りに満足のいく長時間の訓練を成功し終えた登別海は、お片づけをし引き上げようとしていた。

 

 しかし、依然ぼーっとした彼の溺れたような表情を見て────

 

「浦木くんもしかして、射精を、したいの?」

 

 このリラックス訓練の目的は、本来、射精をすることではなくおっぱいに慣れること。だが、登別は彼のとろけたその切なそうな顔を上から覗き込み、淡々と問うた。

 

 静かに瞬きをする藤色の瞳が、真っ直ぐに彼のことを見下ろし続けていた。落ち着いた色合いの緑の長髪がぼやける彼の視界に、カーテンのようにかかる。木のような花のようなとても良い匂いが、包み込む──。

 

 ピネスは彼女の目を見つめ返しながら、こくりとその問いかけに頷いた。もはや言葉も忘れるほどに、切なそうに。

 

 

▼

▽

 

 

 乳液のローションをたっぷりと継ぎ足し、再度馴染ませ直した。そのボタンを開け解放された制服シャツの中に準備された、乳白色のミルクホールへと────誘う。

 

 みっちりと挿入されていく……。挿入時の刺激だけで体の芯まで、両側から挟み与えられるその快感に揺らされてしまう。

 

 「ぱんっぱんっぱちゅっ──」水音を立てながら、潤沢に足された冷たい乳液が上下に擦れる肌と肌の間で、段々とあたためられていく。

 

 おちんちんを滑らかに刺激する白い制服シャツ内に潜む天国の沼の中で、ピネスは息を荒げ溺れ続けた。

 

 擦れば擦るほどに速めれば速めるほどに、彼は自分の胸の中で悶える。

 

 重くのしかかる両胸へと、甘えるように押し返す腰の感覚。視界に映る悶える彼の表情からは、まるでその心音まで伝わるようだ。

 

 登別はとろけた彼の目を見ながら、ゆっくりと頷いた。そしてもう何枚も累積した異能イエローカードのデバフを解除した途端に、ピネスの肉棒は──あえなく射精した。

 

 白濁がびゅーびゅーと詮の抜けたシャンパンの泡のように噴きあがり止まらない。勝手に突き上げる腰が、押さえつけられあやされるおっぱいの中で、熱いザーメンを噴きながら暴れ続ける。

 

 もっちり、みっちりとした乳液で馴染む登別のおっぱい、その柔肌を、さらなる白濁色の熱いザーメンで全て上書きする勢いで満たしつづけ……。

 

「んっ……量が────すごいわ……いつもより」

 

 暴れるほどに震える彼の射精中も最後まで、パイズリを継続するために、しっかり抑えていた両手を今離しひらく。

 

 ボタンのほつれたシャツ、汚れた乳肉の狭間から「どろり……」粘っこい練乳のようなザーメンが、かたまって滑りながら、露出した彼女の肌、その曲線を滴り落ちていく。

 

 

「この方がリラックスできるのかも?」

 

 抱っこしていた胸の内から突き抜けて届いたのは、快感の証か。彼女の真っ直ぐで美しいミントグリーンの長髪が、白く汚れている。

 

 精も根も何もかも、全てが引っこ抜けたような彼の顔を覗き見て、少しいたずらに彼女は微笑んだ。

 

 部長にそんな腑抜けすぎた顔を見せては、きっと手厳しく注意をされるだろう。

 

 静まる書庫内、放置されたストップウォッチはまだ止まらない。ハンカチであちこちの汚れを拭う。彼女は彼のことを気にかけながら、ゆっくりと後片付けを始めていった。

 

 

 

 こうしてハードな特別メニューが、登別海がマンツーマンで行う訓練の際のみ、時折取り入れられることになった。

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