「は……っ」
息を吐き出す。
走りかかってくる騎士の剣を、同じく剣で受け止める。その騎士兜の奥に見える目は、青い炎のように揺らめいて理性を感じさせず、だがその身体に染み付いた技量、そして魔物に堕ちたが故の膂力が、更にその厄介さを増している。
こうして剣を撃ち合わせるだけでも、それが分かる。
だが。
「ッ!」
火花を散らし、亡者となった騎士が振り抜こうとした剣を、鋭く弾き上げる。理性を失えば、その動きは直線的。考える脳も溶け落ちた亡者に、負ける道理はない。
「─────!」
怯んだ亡者騎士の兜と鎧、その隙間を狙って剣を一閃。
その首を斬り飛ばす。
首を失った骸は、その首の断面から血を噴き出すことなく、だが代わりに青黒い淀んだ魔力が噴水のように噴き出して、大きく揺らめき、地面に崩れ落ちる。
カラン、と音を立てて石床に落ちた剣、そして亡者の纏った騎士鎧を残して、亡者の肉体はボロボロと崩れ去っていく。
「………ふ、う」
それを見届けて、息をつく。
剣は納めないまま、改めて周囲に視線を巡らせる。
薄暗い地下通路に並ぶ牢。
壁にかけられた魔石灯の灯りだけが照らすそこに人の気配は既になく、通路、牢の中にあるのは骨だけになった屍だけが命の残痕としてあるばかり。
足を進めてみたところでそれは変わらず、特に目ぼしい物も見つからず、死の気配ばかりが残されている。
「……?」
足を進める途中、その死の気配のなかで、だが微かな物音が聞こえた気がして、足を止める。自分の足音でもなく、また魔物の息遣いや足音でもなく、衣擦れの音でもなく。
何か、這いずるような……
「………」
そちらに視線を向ければ、そこは牢の一つだった。
牢の中に在るのは、藁の寝床と排泄用の壺くらいのもので、しかし、その暗い影の中で何かが動いている。
「あ゛……ぁ……」
聞こえてきたのは、喉を震わせるような低い女の声。
暗い闇に目を凝らせば、そこにいたのは一人の女だった。
黒ずんだ金髪、血色悪い肌が見え隠れするボロ切れを纏い、女は牢の床をこちらへ這いずって来る。その姿は、明らかに生きた人間のそれであるが、だが同時に、最早既に手遅れのそれでもあった。
生きたまま、動く死体と成りかけているのだろう。
「……」
「ぁ……あ゛ー………っ」
魔力と精神力が尽きれば、人間はこうなる。
牢の鉄格子に縋りつき、こちらを見上げて声にならない呻き声をあげる姿は、哀れでならない。
しかし………
痩せ細り血色も悪くはあるが、まだ年若く、少女とも呼べる可愛らしさと美しさの面影を残した身体と顔つき。
口からは涎を垂らし、本能のままに命に近づいてくる姿は、これまでの戦いと、その旅の過程で発散出来ずにいた性欲を刺激してくる。
「………、─────!」
一瞬の躊躇いを斬り捨て、剣をその牢屋の扉へ振り下ろす。そうすれば、致命的な音を上げてその鍵口が破壊された。
女が肩を震わせ、扉が軋む音を立てて開く。
「……」
「あ……あ゛……ぁ」
牢へと入り、そして女を見下ろす。
女はただこちらを見上げるばかりで動かず、鉄格子を掴んだ手だけを床に下ろした。
…………再度、考え直す。
相手は魔物の成り損ない、とうに人間とは呼べないモノだ。そんなものと交わるのは如何なものか。いや、しかしそれが少女の姿をしているのなら、別にいいではないか。
「───」
ズボンを下ろし、腐った少女の後ろに回り込む。
まぁ、魔物を犯したところで誰が咎めようものか。とにかくこの滾る性欲を発散できれば、それで良いではないか。
屹立した己の分身は、とっくにヤる気になっている。
懐から青い小瓶を取り出して、それを肉枝に垂らしておく。どろりとして冷たいそれは、スライムの粘液だ。潤滑剤には打ってつけである。
「ぁ……あ゛ー………あ…」
腐った少女の腰を掴み上げ、下着代わりの布を破き去る。
そうすれば確かに、そこに女の花弁を見つけた。毛の一本も生えていないパイパンまんこは、割れ目をぴっちりと閉じてその処女性を見せつけてくる。
そしてそこに青く濡れた亀頭をあてがい擦りつける。
僅かに生命の余熱を残した太腿と花弁の腐肉オナホへ、命を注ぐための一物で溢れんばかりの性欲と熱を塗りたくる。
「ぁあ゛、ぁー……」
細い腰を掴みながら、ぬちゅぬちゅとマン肉ズリを楽しむ。腰をぶつけても痛みはない尻に残る肉は、元から豊かな尻を持っていたからだろうか。だが過去への夢想に意味はない。低い声ばかりあげる今があるだけだ。出来ることならデカ尻美少女とこういうことをしたかったが仕方ない。今こうして此処にいるのは腐れた少女だ。
「ぅあ゛、ぁ、ぁう……っ」
ずりゅずりゅ抽挿を繰り返していると、じわりと熱を持った湿り気が陰茎を覆ってくる。どうやら魔物に堕ちその理性を崩しても快感は残っているらしい。これなら十分だろう。
お互いに気持ち良くなっているのなら合意だ。快楽に溶けた頭が滅茶苦茶な判断をしている気がするが、何はともあれ、その細い腰に回した手で陰唇を開き、亀頭を捩じ込む。
「あ゛ぎ……あ゛ぁ、う゛ぅ………お゛…っ……」
より一層低い声で腐れ少女が喘ぎ呻く。
ぎゅうぎゅうと異物を締め上げてくる膣内へ、半ば無理やりチンポを深く挿入していく。ぎちぎちと締まりながら、だが挿入は緩やかに。熱っぽく求めるような愛液と、スライムのローションを最大限に活用して根元まで肉棒を沈ませる。
道中でぶちりとした感覚がありながら、最奥を無理やり押し込み、そうして生暖かい膣内へ完全に肉枝が呑み込まれる。やはり処女だったのか、視線を落とせば愛液とローションに赤が混ざり始める。
「か、っ……へ……あ゛ぁ……っ……な、ぁ、うっ……」
ぎゅうっ、と膣内を締めつける呻き声に、思考の色が僅かに戻る。強い困惑のそれは、だが快楽に押し流されたかすぐに消え失せてしまう。
気持ちいい。締めながらも吸いついてくる膣肉は確かに命を感じる。死体であればこうはなるまい。腰を強くぐりぐりと子宮口に押しつければ、その動きに合わせて、きゅんきゅん膣肉が収縮し、肉棒全体を刺激してくる。
「ぁあ゛、ぅ……っ」
腰を引き、ずるずる膣壁を抉りながら肉を引きずり出す。
そして。
「お゛ぉっ………!」
じゅるんと一気に腰を尻肉に叩きつける。
ごちゅ、と子宮口と鈴口でキスをすれば、ぎゅうううっ♡と凄まじい締めつけと共に、雌唇を開いていた手を、噴き出す潮が塗らしていく。
どうやら絶頂したらしい。
肉棒の締め上げはこちらも腰が痺れるような快楽を呼んで、快楽の喜びをもたらしたモノへと吸い付いてくる。
相性が良い、というのはこういうのを言うのだろう。
チンポを逃すまいと締め上げてくる膣肉に逆らいながら腰を引き、再び一気に叩きつける。
「あ゛ぁ゛…お゛ぉ……っ……お゛っ」
ビクビクと腐れ少女の身体が痙攣し始める。
そうして吸い付いてくる膣を無視してピストンを開始する。腰をばすばすと打っつければ、それに合わせておまんこ肉もきゅんきゅんと恋人のように吸い付く。
「あ゛ーっ、あ゛ぁ…い、ぎ………っ……」
亀頭まで引き抜いて根元まで呑み込ませる、快楽をあるだけ貪るためのピストンで、未開発の膣を激しく犯していく。
腰を痺れさせた快楽が一気に昇ってくる。
人間だろうが魔物だろうが、どうでもいい。ただ、この女を快楽の道具に仕立て上げるように肉棒を突き入れる。
子宮口を激しく押し突き、上り詰める快楽と同時に、一気に腰を、快楽に膨らむ肉棒を叩き込み、子宮口ごと突き犯す。
孕ませる。
「ぉお゛ぉおぉ……っ……!」
どくどくと子宮口に直接、子種を流し込む。
強烈な快楽はとめどなく溢れ、跳ねる男根を更にぐいぐいと捩じ込み、押し込んで精液を叩き込む。
少女の膣もそれを受け入れ、更にはねだるようにぎゅうっと締め上げてくる。それに応えるように、根元に残った精液を一滴残らず膣内へと流し込んでやる。
「………っ、ふぅ……」
大きく息を吐く。
相性抜群、だなんてものではない。押し込んだままの肉棒はその固さを失ってはいない。幾らでも使えそうだ。
再び、腰を打ちつけ始める。
「あ゛っ、あ゛………っ」
どちゅっどちゅっ、ぱんぱんぱんぱんっ────♡
びゅるるるるっ、びゅくびゅくびゅくっ────♡
性欲尽きるまで犯した頃には、もう何時間過ぎたのかすらも分からなくなっていた。