チョロイン美少女だらけな異能力者学園を陰で牛耳る精神支配洗脳催眠のやべーやつ。 作:Lucas≒Claus
「おそい」
これでも駆けてきたんですよ。
「状況を説明する」
千鶴センセは切羽つまった場面のブリーフィングでも非常にチャーミングだ。
ぼくらは遮蔽に隠れる。
残骸と化した繁華街の一角で。
千鶴センセは慣れた手つきで麻酔銃に装填する。
「リーディングして」
もうしました。
暴走ですか。
原因は。
「ストレスでしょうね。ちいさいコみたいだし」
ぼくは遮蔽からちょっとだけ頭を出す。
ガラス化した地面のクレーターは中心に少女を据えている。
とても幼い。
初等部の子だ。
たしか東欧出身で、名前はアリサ。
ふわふわした金髪ロリだ。
空想の魔獣を呼び出して使役する能力者で、とくに炎のトカゲを愛玩しているらしい。
そしていまは臨界間際にある制御不能の反応炉だ。
ぼくは千鶴センセにたずねる。
なんだってあんなコがひとりで夜の繁華街に。
「寮の子たちと揉めたみたい。聞いた限りだとほんとうにささいな口喧嘩で、でもあの娘にとってはそうじゃなかった。で、飛び出したはいいけど行くあてもなく徘徊。ここでとうとう爆発したというわけ」
人手不足がモロに出ましたね。
迷子センターをつくるべきだ。
「いちおう上には打診しとく。だから文句をいうのはあとにして」
千鶴センセは疲れた表情でいった。
まあ、センセを責めたところでどうしようもない。
ぼくは作戦会議を続ける。
で、どうします。
手立てはあるんですか。
「あと5分もしない内に強襲部隊がポイントにつく。そうなったら彼女は射殺される」
なんですって。
「そうでもしなきゃまるごと海に沈む。推定破壊規模は島全域よ。上は、本土に累が及ぶことを恐れているみたい」
センセに任せると。
「この麻酔銃で昏倒させる。うまくいけば、後遺症も残らない。その後は投薬等で記憶を処理する」
あんなちいさい子どもにですか。
強いクスリなんか使って、それじゃ乱暴するのと変わらない。
「代替案があるならなんでもいって。いま言えるのは、これがわたしたちが唯一とれる手段ということ。あなたたち能力者の暴走に対して。わかるでしょ、あなたには……」
ずるいなぁ、大人は。
ぼくは十秒考える。
目をつむって。
長い十秒だ。
そして腹を決めたぼくは、胸ポケットに仕舞った薬剤ケースを取りだす。
水、あります。
「飲みさしだけど」
じゃ間接キスだ。
ペットボトルを受け取る。
スケジュールⅡの薬物を経口投与で体内に取りこむ。
効果はすぐあらわれる。
脈拍が上昇し頭はひどくスッキリする。
ぼくは、淡々とした口調でいった。
じゃ、行ってきます。
「無茶はしないでね」
それ、いまさら言います。
ぼくは遮蔽の外に出た。
逆巻く熱風がぼくに目をつける。
しかしふしぎなほど、熱くは感じなかった。
ハイになっているのか。
かもしれない。
全能感の促すままに行動する、ひさびさの制限解除だ。
視線を穴底におとす。
指向性をもった8000度超の怪物がとぐろをまき、クレーターのまんなかにうずくまる未成熟なあるじの王冠を守護する。
おそらくは自動で。
力自体に意思があるのか、またはそういうルーチンが組まれているのか。
どうでもいい。
どけよ。
『────』
思念波をぶつけると怪物の巨体が揺らぐ。
ぼくの異能は操心だ。
すべて使える。
精神感応系では文句なしの最高位に位置する。
その機能を総動員して、小太陽の異形の従者を調伏する。
完了した。
炎は余熱ごと消滅する。
エントロピーの減少によって空間が揺らぐ。
これで障害は排除した。
あとは傷ついた女の子を慰めるだけ。
ぼくは、強烈な薬物濫用の影響と、能力行使の
クレーターの底にたどり着く。
声をかけてみる。
だいじょうぶ。
立てる。
彼女はちいさくかぶりを振った。
初等部生の紺の帽子がちいさく揺れる。
迷子。
彼女はうなずいた。
じゃ、お兄さんに着いてきて。
友だちのいるとこに帰したげるから。
「……やだ。帰りたくない」
どうして。
「きらいだから」
ケンカでもしたの。
彼女はうなずいた。
「いちばんの友だちを侮辱されたの」
それって、どんなふうに。
「ミーシャのことを話したの。わたしの友だちで、炎の世界に住んでるの。すがたはトカゲなの。口は聞けないけど、とってもいい子。でもみんなは、ミーシャはわたしの妄想だっていうの。頭の中だけにいる友だちだって」
それをミーシャは否定したの。
たずねると彼女は、すこし黙った。
「……ううん。ミーシャは、なんにも言わなかった。ただうなずいただけ。それでもわたし、きっと悲しいきもちになったとおもうの。だってあの子にはなにか言いかえす口も言葉もないのよ」
じゃ、それをきみが伝えてみよう。
ミーシャの代わりに。
それでも言ってくるようなら、お兄さんもいっしょに言いかえしてやるからさ。
「……おにいさん、だれなの」
ミーシャの友だち。
彼に頼まれてきみを探しにやってきた。
「ミーシャは女の子よ」
じゃ彼女だ。
で、どう。
立てそう。
「ん。がんばる」
よし、その調子。
それじゃ行こうか。
でもしばらく目をつむってたらいいよ、眠いだろ。
自分で立てたご褒美に、おぶっていってあげるから。
「じゃあ、そうする」
ぼくは能力でアリサを眠らせた。
破壊痕はみせないほうがよいから。
そしておぶって千鶴センセに身柄を渡す。
「お疲れさま。ありがとう」
ぼくはぶっ倒れる。
意識を失う。
†
病院で目覚めたぼくは美人なナースさんたちの手で甲斐甲斐しく看病される。
「検温しますねー。腋あけてくださーい」
はーい。
「はい、いい子ですねー。あとでご褒美あげますねー」
いっぱいベロチューして欲しいでーす。
「いいですよー。はい、ちゅー♥」
ちゅー。
なんて感じにいちゃらぶしながら。
天国だ。
白衣の天使って最高だ。
おっぱいも揉ませてくれるし。
嫌そうな顔しながら。
お尻も触らせてくれるし。
すごく嫌そうな顔しながら。
パンツだってみせてくれる。
とんでもなく嫌そうな顔しながら。
これが催眠の力だ。
「……なにしてるの」
あ、千鶴センセ。
「いちおう見舞いに来たんだけど。ずいぶん元気ね」
女の子とべたべたすると体力回復する体質なので。
ぼくが指で指図すると美女ナース軍団は病室からはけていく、床に唾を吐き捨て舌打ちしつつ。
千鶴センセは首をかしげつつ見送る。
「なんで嫌そうな顔するのかしら。彼女たち。すごくノリノリにみえるのに」
そういう趣向で遊んでるんです。
千鶴センセだって、ぼくとベロチューしたりエッチしたりするときもずっと真顔でしょ。
「それもそうね。気をヤったり、深イキしたりしても。でもどうしてなの」
千鶴センセは真顔がいちばん可愛いから。
「歯の浮くセリフをありがとう。なんだか
ひとの病室にきて
「きとくちがいよ。いちおう伝えておくけど、アリサ=ロマノワは無事。いまはこの病院で検査中。あれだけ派手に能力暴走をしたんだから重篤な
ならよかったです。
「あなたは。どう」
薬も抜いてもらったので、いまはもう。
ぜんぜんへっちゃらです。
「無茶したでしょう」
そりゃあもう。
「……力不足でごめんなさいね」
いつものことでしょ。
いまさらいまさら。
「最低ね、わたしたち」
千鶴センセが鬱モードに入ってしまった。
「鬱じゃないわよ。自己嫌悪よ」
おなじでわ。
「ぜんぜんちがう。ピーマンとパプリカくらいちがう」
おなじでわ。
「こんど手料理で食べ比べさせてあげる。それでも同じだというなら、まあいいわ」
期待しておきます。
いやあ、楽しみだなぁ。
「そうしておいて」
センセはグルメなのになぜ少食なんです。
「……腰回りに影響出るからよ。あなたが度々求めてくるせいでスタイルは気を抜けないの」
千鶴センセは唇をとがらせていった。
とてもチャーミングな27歳だ、このひとは。
「きょうは病院に泊りなさい。安静にすること」
はぁい。
「はいは一回」
はいはい。
「よろしい」
とても奇妙なやりとりをして彼女は、病室を出て行く。
ぼくは退屈をもてあます。
ずっとむかしに施された処置の影響で肉体は、まとまった睡眠や休息を必要としない。
目覚めたまま脳の半分を睡眠するクジラやイルカ、渡り鳥とおなじ仕組みで。
だから病院はきらいだ。
「あ。いた」
あれ冰織じゃん。
どしたん。
「繁華街が、騒がしかった。から」
読まれていた。
「さかなが、網にかかるの、待ってた」
病院おくりまでパターン化されるとあれだね。
彼女はベッドサイドに腰を下ろした。
そして長い脚を組む。
股下5cmのスカートで。
ガーターベルトのストッキングの。
さっき、助けてくれてたんだろ。
「なんのこと」
熱風が吹いていたのに、ふしぎなほど熱くなかった。
火傷ひとつない。
だれかが守ってくれた証拠だ。
冷気を操る能力者なんかがあやしいな。
「……たまたま近くに、いた、から」
いつもどおりに。
「いつもどおり、に」
愛されてるね、ぼかぁ。
「ご褒美、欲しい、な」
わざとらしく美脚を組み替える彼女。
ぼくは苦笑した。
もしかして誘われてる。
「読まれてた」
網を張るまでもなくさかなが来た。
「そこまで、パターン化、されると。恥ずかしい、ね」
こっちおいで。
冰織はまっていましたといわんばかりだ。
猫っ可愛がりする。
喉をくすぐってゴロゴロと。
たいへんクールな彼女がすると、なんだか背徳的だ。
「まだ安静、でしょ」
すぐ治る。
知ってるだろ。
「だけど。心配」
照れるね。
ぼくは彼女の服をはだけさす。
下とお揃いの青いブラ。
フロントホック。
巨乳特有のがっちりした太いワイヤーがかたちをつよく保っている。
「さわって」
では遠慮なく。
ホックを外すと勢いよくまろびでる白い乳肌。
先端の突起が桜色でそれは、ぷっくりと膨らんだパフィーニップルで瑞々しくくびれた甘い果実だった。
乱れ着衣の冰織がぼくにまたがる、病院の個室ベッドはいまやインスタントな愛の巣だ。
愛撫する。
すでに秘所は濡れている。
弾ける嬌声にぼくは、とっさにキスして口を塞ぐ。
そのまま思念で伝える。
病院ではお静かに願います。
彼女も思念で返事する、ぼくは読み取る。
それは、すこしむずかしい。
がんばって。
ならやさしくして。
それはむずかしい。
いじわる。
ベロだして。
こう。
そう、そんなかんじ。
いいこ。
ああ、いいこだ。
すき。
互いの思考が溶けあっていく、絡めあわせた舌と舌、混ぜあわせた唾液と唾液、重ねあわせた肌と肌の体温と同様に。
こうなると夜は長い。
「手ずから剥くのと、ストリップ。どっちが、いい」
じゃストリップだ。
返事すると彼女は、ふわりと立ちあがる。
ぱさりぱさりと脱ぎ捨てられてゆく女の子由来の布切れ。
リノリウムの床に積み重なる。
一枚一枚、ていねいに魅せつけて。
獣欲を誘うように。
スカート、ブレザー、ぷちぷちと順に外されてゆくブラウスのボタン、あっというまに彼女は扇情的なストッキングとショーツだけになる、胸元のリボンも残して。
裸よりも恥ずかしいかっこうで彼女はたずねた。
「畳んだ、ほうが、好み」
しわにならないようにね。
「ん」
ストリップショウを披露したばかりのトップレスな下着女が用済みの着衣をかたずけ交尾万端の支度をする。
ぼくは眼福に目を愉しませた。
誘うように揺れる尻、鷲摑みたくなる水蜜桃が踊る。
いざってかんじだね。
「ちょっと、さむい」
じゃこっちおいで。
「ん」
毛布のなかに引きずりこむ。
9割ヌードの美少女と借りもののベッドで密着する。
擦りあわされる肌と羽二重。
あとでナースさんに怒られなきゃな、とおもった。
冰織は水気の多いコだから。
次回本番回です。