※この作品はR-18です。

チョロイン美少女だらけな異能力者学園を陰で牛耳る精神支配洗脳催眠のやべーやつ。   作:Lucas≒Claus

4 / 16
4. Kカップ / 犬変身 / 風紀委員のスカート丈チェック

 

 きまって朝になるとぼくをやさしく起こしに来る親切な美少女たちがいてなかでも彼女は、太刀川(たちかわ) 静(しずか)といって催眠でコマしたぼくの彼女(かきたれ)二号だ。

 二号なのでやっぱり力に長けている。

 まず腕力だ。

 特殊能力を使ってくる。

 病室のなかへ押しかけてくるなり彼女は、細身に似合わぬ怪力で毛布をひっぺがえしてくる。

 とうとうぼくはそのまま剥かれる、引っ込み思案の無口目隠れ黒髪長身爆乳Kカップ美少女の手によって。

 それでもぼくは、ベッドから離れるのを嫌がる。

 ぐっすり眠った冰織を抱き枕にしつつ。

 

「…………ぁ、さだょ……」

 

 搾りだすような声で静がいった。

 ぼくはひらひらと返事する。

 

 おはよう、太陽が眩しいね。

 

「……」

 

 おっと目の前で光り輝いてるのは太陽じゃなくて女の子じゃないか。

 別嬪(べっぴん)さんすぎて目が潰れるかとおもったぜ。

 いやあ失敬。

 

「……」

 

 照れるな照れるな。

 

「……」

 

 静はたいへんなはにかみ屋さんだから、こんなてきとうな褒め殺しでさえ致命傷だ。

 俯いて前髪をいじくる彼女。

 無言で。

 内心はとても陽気で多弁だ。

 外にアウトプットしていないだけ。

 能力でリーディングするとよくわかる、感情が怒涛でまるで嵐だ。

 

「……」

 

 こっちおいで。

 

「……!」

 

 誘うと大型犬みたいに近寄ってくる。

 抱きつく。

 彼女はうぶっぽくわたわたとして、おっかなびっくりハグ返し。

 ぼくらは抱き合う。

 

「……♪」

 

 あれ。

 スカート丈、変えたの。

 おしゃれさんめ。

 

「……」

 

 照れくさそうに静はうなずく。

 ぼくは指定規で測ってみる。

 なんてこった脅威の股下1cm、超マイクロでホットなミニスカ。

 しかもヘソ出し。

 ピアスだし。

 

 控えめで奥手な性格に反して、アグレッシヴでパワフルで凶悪なファッションスタイル。

 彼女の持ち味だ。

 おっとりした気配に限っていえば、清楚可憐で図書館の隅で世界文学全集とか読みながら水筒詰めの紅茶とプチットマドレーヌとか楽しんでそうにもかかわらず。

 

 へそピ舌ピ耳ピクリピ乳ピ彼ピ完備だ。

 彼ピがぼくだ。

 

「……♥」

 

 ちゃりちゃりと乳ピのチェーンを弄りながらぼくは、今日の予定を思案する。

 冰織(こおり)は放っておいていい。

 どうせあとからストーキングしてくるし。

 転入生を迎えに行く。

 まず着替えだ。

 目配せすると静は、こくりとうなずいた。

 

「……!」

 

 おお、制服持ってきてくれたのか。

 えらいぞ。

 

「……♪」

 

 背後にぶんぶん動く尻尾を幻視した、静は褒めてかまってで可愛らしい。

 ぼくは汗まみれの病院着を脱ぎ汗を拭き制服に着替え退院の手続きをした。

 病院の敷地を出る。

 背後でひょこりと静が、塀から猫背に顔を出す。

 ぼくは苦笑する。

 彼女は奥手だから。

 ちょいちょいと手をやる。

 

 じゃ行こう。

 手ェつないでく。

 

「……!」

 

 彼女はうなずく。

 ぼくらはその場をあとにする。

 

 

 

 †

 

 

 

「おはよっ」

 

 おはよ。

 

「そちらの美人さんは」

 

 クラスメートの太刀川 静ちゃん(18)。

 みてのとおりまじめなコだよ。

 

「おっぱいデカ」

 

 本人も気にしてんだから。

 

「あ、ごめんなさい」

 

 といって頭を下げた犬巻(いぬまき) 真姫(まき)ちゃんは昨日この島に来たばかりの転入生でクラスメートになる予定だ。

 千鶴センセ情報だ。

 仲良くしてやって、といった。

 

「りょ。よろしくね、えと、静ちゃん」

 

 沈黙。

 

「無口さんだ」

 

 シャイなの。

 

「なるほど」

 

 仲良くなれそう。

 

「まあ任せとき。武家の女に二言はない」

 

 やはり武家ギャル。

 真姫は朗らかな笑顔で耳を指すジェスチャーをした。

 

「ピアス。かっこいいね」

 

 ありがとう、だそうです。

 

「通訳たすかる」

 

 じゃいこう。

 

 道中、意外と会話は弾んだ。

 女子2男子1という数が話しやすいのか、陽のギャルがコミュ強なのか、あるいは三者三様にお互い話し相手に飢えていたのか。

 理由は知れずだが登校はあっという間だった。

 下駄箱を抜け教室にたどりつく。

 真姫ちゃんは胸に手を当てる、推定Dカップ。

 

「わ。ちょい緊張」

 

 まあ気楽に。

 ぼくは教室に入った。

 静ちゃんも続く。

 

「ちょ、ま、待ってよっ」

 

 慌てて真姫ちゃんも入室。

 案の定、教室は今日もがらんどうだ。

 

「えっ……。日曜?」

 

 残念ながら水曜日。

 憂鬱な水曜日。

 

 ぼくは席に座る、静ちゃんはきまりを無視してぼくの隣に。

 真姫ちゃんが尋常学園の日常茶飯事にうろたえている。

 やがてパンスト美脚に泣き黒子美女の千鶴センセがやってきて、教壇に立つなり、ほんとうにうれしそうにいった。

 

「きょうは出席3。新記録ね」

 

 そしてホームルームがはじまる。

 

 

 

「せんぱいせんぱい」

 

 なんだねマキマキ。

 

「なんじゃそのセンスのかけらもない下の下のあだ名は」

 

 ひどい。

 

「なんでこんなガラガラなん」

 

 教育の失敗。

 

「ちょっと。図式を単純化してわるものを作るのはよしてちょうだい」

 

 私語をしていると千鶴センセが、ぷんすか怒って横槍を入れる。

 でもそうでしょ。

 

「そうだけど言いようがあるでしょう。前例がなかったのよ」

 

 マキマキがこてんと首をかしげる。

 

「ぜんれー?」

 

 特殊能力者の隔離政策なんて、人類史で初だから。

 

「なるほど」

 

 千鶴センセが補足した。

 

「学校という建前で設立して、離島の立地で隔離する。異能があるからって人権がなくなるわけじゃない。最低限度の生活と教育は保証すべきよ。けれど実態はこの体たらく」

 

 人手不足から放任主義。

 そして序の口の学級崩壊、暴走事件のオンパレード、治安の悪化。

 で、教育はがらすきってわけだ。

 

「ほへー。むっかしい感じだね」

 

 読み飛ばしていいからね。

 

「や。重要そうじゃん」

 

 マキマキはまじめなようで、入学時に渡される学園沿革史のパンフレットをパラパラとめくっている。

 千鶴センセは偏頭痛を抑えるように眉間を揉む。

 

「せめて学級運営くらい、さっさと正常化しないと……今度の定例会で申し開きのしようが……はぁ」

 

 ぼくは補足する。

 千鶴センセは、敗戦処理を任されたお国のエリート様なのだ。

 

「ほえー。偉いひとなん」

 

 中間管理職とひとは呼ぶ。

 まあまあ偉い大人のひとかな。

 

「バリキャリウーマンってわけね。かっこいいね」

 

 きらきらした憧れの視線を向けるマキマキに、千鶴センセはちょっと気をよくした。

 

「そうでしょ。犬巻さん、困ったことがあれば何でも気軽にいってちょうだい。素直な生徒には、便宜を図る主義だから」

 

 おだてるとチョロくてかわいいでしょ。

 

「かわいいね。真顔がとくに。タイツ美脚だし。エロい女教師だし」

 

 でしょでしょ。

 なんて私語雑談の盛り上がりを無視して、千鶴センセはてきぱき仕切る。

 

「じゃ英語の授業をはじめます。p.32」

 

 その千鶴センセの言葉をきっかけに、とうとう静ちゃんが手を挙げた。

 さっきまで不動の沈黙を保っていた彼女は注目を浴びる。

 猫背に丸まってぼくの背に隠れる。

 マキマキがたずねた。

 

「どしたん」

 

 ぼくは代弁した。

 教科書忘れたからみせてほしいって。

 

 

 

 休み時間になる。

 ぼくはクラスメートにだる絡む。

 

 マキマキよ。

 

「そのだっさいあだ名は、はやめに変更してほしい」

 

 じゃマッキー。

 

「それもださい」

 

 マキちゃん。

 

「はいこちらマキちゃん」

 

 きみの能力は、なんだね。

 

「んとね。えー。どーしよっかな。気になるー?」

 

 もったいぶるね。

 

「犬(わん)ちゃんに変身できます」

 

 うわしょっぼ。

 正直な感想に、マキちゃんはぷりぷり怒る。

 

「なんだとう。せんぱい、おまえ、さては犬(わん)ちゃんなめてるね」

 

 マキちゃんは犬をわんちゃん呼びするタイプか。

 

「ほかにどういうタイプがあるっていうのさ。ね、静ちゃん」

 

 静ちゃんはとつぜん振られた話題に、こてんと首をかしげる。

 愛想笑い。

 可愛い。

 リスみたいな感じ。

 

「可愛い」

 

 マキちゃんも同意した。

 

「それで。せんぱいはなんて呼ぶの」

 

 犬は犬でしょ。

 食肉目イヌ科イヌだよ。

 だから犬いがいにどうやって犬を呼ぶっていうのさ。

 

「いますごい犬っていったな」

 

 で犬に変身するのがマキちゃんの能力か。

 

「そだね。やってみせよっか」

 

 お願いします。

 

「変身!」

 

 そのポージングはいったい。

 わ、まじで犬になった。

 

「わん!」

 

 お手。

 

「わん!」

 

 おお、賢い。

 

 もふもふ犬登場で動物好きの静ちゃんが、華やかな笑顔でじゃれつく。

 可愛いと可愛いで可愛いが目の前で起こっている。

 

「わふ!」

 

 ぼくは教室の床に視線を落とす。

 

 ところでお洋服が散らかってるぜ。

 変身すると服は、そのままみたいだなあ。

 お、下着。

 ブラとおパンティーが。

 ピンクか。

 キュートで流行りなデザインのやーつ。

 

「ばうばう!」

 

 噛むな、噛むな。

 服がのびちゃうだろうが。

 狂犬病の予防接種はもちろんしてるんだろうね。

 ばか犬。

 

「わふ……」

 

 しとらんのか。

 安心せい、ぼくはたいがいの細菌に免疫もってるから。

 

「わふ?」

 

 いまさらだけど犬になると犬語しかしゃべれんのか。

  

「わん!」

 

 ちんちん。

 

「女のコになにさせようとしとんのじゃ」

 

 うわしゃべった。

 

「わん!」

 

 なるほど、ひとの言葉をはなすこともできるのね。

 なかなか便利じゃん。

 マキちゃん犬。

 

「くぅーん……」

 

 そろそろ戻ったらいいよ。

 

 マキちゃんは変身を解除する。

 犬から人間へ。

 謎の光とともに変身バンク、この間約十秒。

 

「ふぃー。つかれた」

 

 もちろん全裸だ。

 ぼくがかってに畳んである。

 制服を差し出すとチョップされた。

 

「こっちみんな」

 

 たいへんよいものをおもちで。

 

「おっぱいガン見すな」

 

 推定Dカップだったが、これはCだな。

 パッド入りか。

 かたちはたいへんきれいで色艶もよし、と。

 

「やかましい。乳の品評すな。せんぱい、きらい」

 

 きらわれてしまった。

 そして着替えのため教室を追い出された。

 

 

 

「そういえば。校則」

 

 とマキちゃんがいった。

 昼休みのことである。

 ぼくは静ちゃんのへそピを弄っている。

 

「教えてよ。いろいろあるんでしょ」

 

 ぼくはちょっと考える。

 生徒手帳を取り出して。

 

 ええっとね。

 

「はい」

 

 "風紀委員が要請した場合、対象生徒は風紀検査に協力しなければならない"。

 

「風紀委員って」

 

 ぼくのことだね。

 

「ふむ。せんぱいのいうことを聞きなさいってこと」

 

 そういうこと。

 

「どんな検査があるの」

 

 ぼくはすっくと席を立ちあがる。

 イキイキした表情で。

 静ちゃんがびくっとする。

 

 えー、風紀検査その一。

 スカート丈チェック。

 "スカート丈は一律股下5cmを下回ること"。

 上記校則を満たしていない場合、風紀委員裁量で罰ゲーム。

 

「おお。よくあるやつ」

 

 感心したふうにマキちゃんが、にやりとする。

 

「でもねせんぱい。それについては、マキちゃんもう対策済み。いくらでも調べるといーよ」

 

 どれどれ。

 ぼくは竹尺を取り出す。

 そしてマキちゃんの、健康的にむっちりしたギャルい白太腿に目盛りをあわせる。

 二ーソックスで腿肉が段差になっている、フェチだ。

 さて。

 

 スカート丈は、股下3cm。

 規定以内を満たしているね。

 階段下から見上げれば、まちがいなく可愛いお尻が丸見えだ。

 すばらしい。

 ナイス風紀。

 

「ナイス風紀!」

 

 ハイタッチする。

 あほみたいなぼくらを、静ちゃんはもそもそとお弁当を食べながら他人事っぽく眺めている。

 ぼくは彼女を喝破(かっぱ)する。

 

 ええい、きさまも検査だ。

 だれか、こやつをひったてえい。

 

「へへーっ。お奉行(ぶぎょう)さまのいうとおーり!」

 

 マキちゃんに協力してもらい、静ちゃんの風紀を検査する。

 正しい検査のためには正しい姿勢が重要だ。

 猫背など言語道断。

 

 わたわたするわがままボディの怪力娘を、気をつけの姿勢で直立させる。

 すぐへたる。

 催眠で"まっすぐたて"と命令する。

 すぐへたる。

 

 だめだこりゃ。

 なぜだこりゃ。

 

 静ちゃんはその異能によって、片手でロードローラーをたやすくもちあげるというのに。

 パンチ力20tでキック力50t、垂直飛びで20mを跳躍し100mを3秒で駆け抜けるのに。

 

 自重には効果がないのか。

 意外な弱点だった。

 

「策があります」

 

 マキちゃんの策はこうだ。

 だれかが静ちゃんの重すぎるKカップおっぱいを支え、猫背を矯正する。

 それは重力に抗う苦行だった。

 

 このデカパイを両手で支える。

 まず命はない。

 いったいだれが。

 

「ではわたくしめが」

 

 よしまかせたいったれいったれ。

 

 マキちゃんが女の子の細い腕でむんずと掴む、クラスメートのKカップ108cmやわらか爆乳。

 着衣越しだというのにでっぷりした乳肉が、指のあいだから零れ落ちそうになる。

 というかあふれている。

 ぷるぷる二の腕が震える。

 

 マキちゃんは額に汗だってかいている。

 必死なのだ。

 巨乳を支えるのに。

 切羽詰まった声でいった。

 

「は……はやくッ。いまのうち、すぐもたなくなるッ」

 

 静ちゃんは顔を真っ赤にしてはわはわしている。

 はわはわ系女子なのだ。

 ぼくは、マキちゃんの献身に応えるように竹尺の目盛りをスカート丈にあわせる。

 慎重に数える。

 

 1cm。

 股下1cm。

 ジャスト股下1cmだ。

 これじゃ風が吹いたらモロ見えだ。

 しかもお股から太腿のところが三角形になっていて、ひじょーに扇情的。

 くわえて黒の紐パンでわきから結び糸が垂れている。

 ひっぱるとはらりと床に落ちた、クロッチがべちょべちょに湿っている。

 すばらしい。

 ナイス風紀。

 

「ナイス風紀!」

 

 マキちゃんとハイタッチする。

 ほっぽり出された爆乳が空中で、たゆんと跳ねて静ちゃんは胸を抑える。

 心なしか顔が赤い。

 

「クーパー靭帯痛そう」

 

 ならほっぽりだすなよ。

 

「デカパイが弾むのみたくって……」

 

 なら仕方がない。

 

「ごめんね」

 

 いいよ、って静ちゃんがいってる。

 

 なんだかぼくたち三人は、すこし仲良くなった気がした。

 共同作業の結果だ。

 やはり手を取りあって協力し、額に汗かいてなにかに取り組むと絆が育まれるのだ。

 おっぱい最高。

 

「……ぁぅ」

 

 静ちゃんはのそのそとその場にかがむと、名は体を現すように静かにショーツを拾う。

 そして履き直した。

 

 

 




次回投稿は12/14(日) 7:30頃です。
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