※この作品はR-18です。

好感度MAXから始まる幻想郷   作:ココナポッカ

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 や、やっと投稿できた。やっとだよ……。


吸血鬼姉妹との出来事1

「と、着いた……」

 

 

 休業日。せっかくの数少ない休みの日なので俺は吸血鬼が住まう紅魔館に向かっていた。

 着いてから早速目に入ったのは紅色を基調とした洋風の大きな館。遠目から見ても分かるぐらいに妙な威圧を放っていて、如何にも狂暴そうな魔物がいそうな気配を放っている。

 最初見たときは館の雰囲気のせいで入ることも恐れていたが、今ではこの館の主を含めここの住人とは良好な関係を築けている。今回この館に訪れたのも俺から進んで来たわけではなく、館の主であり最上位に君臨する吸血鬼──レミリアスカーレットに呼ばれたからだ。

 その名は村にも知れ渡っており、いけ好かない相手並ば人間は愚か、手強い妖怪にも容赦なく戦いを挑むなど、その狂暴性から力のない人間からは恐れられている。とは言っても本当は幼いといっても過言ではない見た目の少女をしており、噂で聞くほど狂暴ではない。

 気に入らない相手に容赦しないのは本当だが、それ以外の相手には手を出したりはしない。

 

  それでも吸血鬼なのは変わりないが、その吸血鬼に招かれる俺は変わった境遇に置かれているのかもしれない。自分で言うのもなんだけど、変な奴に目をつけられることが多いような……。元より俺の周りには変な奴しかいないけどな。

 

 そんなこんなで門前まで行くと、門番としての役目を果たしてない門番が俺が近づいたとたんに目を覚ました。

 

 

 

「ん……あら、もう来ていらしたんですね。お嬢様が中でお待ちしてますよ」

 

「それはいいけどいつも寝てるよね。俺が泥棒だったらどうしたの?」

 

 

 吸血鬼が住まう紅魔館に泥棒を働くやつの気の方が知れない……が万が一と言うこともある。美鈴が仕事中に寝てるのは会う前からしょっちゅうのことらしいので、注意しても今更な気もするけど。

 

 

「私の居眠り癖は今に始まったことではありませんので。それに本当に居眠りするのがダメなら私、この仕事続けられずにクビになってますって」

 

 

 あははっ、と気にせず笑う美鈴。職務放棄を笑い飛ばすことができるマイペースなやつがいるとすれば、幻想郷中や外の世界で探しても美鈴ぐらいかもしれない。同じ働く者としてここは一つもの申してやりたいが、それで居眠りが治るならとっくの昔に治ってるはずなので何も言わないでおく。

 

 

「どうぞ、お入りください」

 

 

 美鈴はガチャガチャと音をたてながら重苦しい見た目の鉄製の門を開ける。

 俺がそこを通ると同時に、あくびをしながら一瞬で眠りに入った美鈴を無視して進んでいると玄関の方から二つの人影が見えた。

 

 

「いらっしゃーーい!」

 

「お、フラン……」

 

 

 前方に見えるのははしゃぎながらこちらに走ってくるフラン。その後ろには日傘を持った咲夜が慌ててフランを追いかけていた。

 

 

「妹様ー、日傘から離れては日光に焼かれてしまいますよー!」

 

 

 吸血鬼は日光が弱点。スカーレット姉妹は外を出歩くときは日傘の下で日光に当たらないようにしているが、今のフランが日光に焼かれているようには見えない。日傘から離れて日光を直射しているというのに、むしろ元気よく走ってきている。

 それどころか吸血鬼の運動神経をフル活用してるのか、みるみるこっちに向かってくるスピードが速くなって……て、このままだとっ!?

 

 

「どーん!」

 

「ごふっ!?」

 

 

 どーん! っと、勢いを止めることなくフランが無邪気な声とともに俺の腹に頭突きして突っ込む。無論、吸血鬼の高速頭突きに耐えれるはずもなく、俺は腹部の激痛に悶えながら背中から後ろへ倒れ込んだ。そして地面に頭を強打して、悶えている隙にフランが俺の腹へ乗って楽しそうにピョンピョン跳び跳ねるが俺はそれどころじゃない。

 しかし、こうなった原因を理解してない犯人であるフランの無垢な笑顔を見て怒る気もせず、痛みが引くのを待つ。

 

 

「あははっ、予想通りの反応! 貴方ってばほんとおもしろいわね」

 

「て、分かっててやったのかこの野郎」

 

 

 前言撤回。無垢な笑顔に隠された裏を見て確信犯であるフランの頭に軽く拳骨する。コツン、という響のよい音が鳴った。

 

 

「きゃっ! レディに拳骨するなんてひどい! 咲夜が言ってたわよ。頭を強く打つとバカになるって。もしこれで私がバカになったら貴方のせいだからね」

 

「頭を痛くしたのはこっちもだ。ひとまずそこから退いてくれ」

 

 

 軽く拳骨されたぐらいでバカになるもんか。それに俺は腹部に頭突きを喰らったあげく頭を強打したんだから、それと比べたらまだマシの方だぞ。

 フランを退かして、未だに引かない痛みを我慢しながら立ち上がると咲夜が頭を下げて謝罪してきた。

 

 

「すいません。お越し頂いて早々、ご迷惑おかけしてしまいまして。お怪我はありませんか」

 

「大丈夫。強く打っただけで怪我はしてないから」

 

「……本当に大丈夫ですか? 表情から察するにかなり堪えているそうですが」

 

「痛いけど本当に大丈夫だから」

 

 

 さすがにあの頭突きを喰らって全くの無傷とまでは言えないが、血が流れるような怪我はしていない。

 これくらい大丈夫。俺だって伊達に幻想郷の大きな異変に巻き込まれたわけじゃ……うぐっ、腹が痛い……。

 

 

「こう言ってるんだから大丈夫よ咲夜。本当に怪我してるならそこから血が流れて私が先に気づくはずだもの」

 

「だからといって客人にあのような事をされてはいけませんよ妹様。それと日傘から離れてはいけません。せっかくのお嬢様と同じ綺麗なお肌が台無しになってしまいますよ」

 

「はいはい、分かったわよ。それで、貴方はもちろん私と遊ぶために来たのよね?」

 

「ごめん。今日はレミリアに呼ばれてきたからまた後でな」

 

 

 俺の言葉に対して笑顔から一気に反転して拗ねた顔をするフラン。お詫びとして頭を撫でてやるが機嫌がもとに戻った様子もない。頬を膨らませて不満げな視線を向けてくるが、俺にも一応用事があることだし……。

 

 

「行きましょう妹様。お嬢様との用件が終わりしだい即刻にこの方を妹様の方へ向かわせますから」

 

 

 咲夜が加勢してフランを撫でめるが聞き受けれてくれるはずもない。どうしようかと悩んでるそのとき、この館の主がやってきた。

 

 

「フラン、あまり客人に迷惑をかけては駄目よ。それにそいつは私が呼んだのだから、どうしても遊びたいなら後になさい」

 

 

 こちらは突然元気いっぱいにして現れた妹とは違う、優雅な登場をするレミリア。静かな足取りで館の方からやって来て、日光を防ぐための必需品である傘を持っている。

 しかしフランは今度は聞き入れるどころか、姉であるレミリアに対して反抗してみせた。

 

 

「なによいつもお姉さまばかりさきにおいしいとこどりして!! ずるい! たまには妹の私に譲ったらどうなの!」

 

「我が儘を言うのはやめなさい。それに私が先に彼を呼んだのは事実でしょう」

 

 

 やはり姉。困ったそぶりも一切見せずにフランの我が儘を翻していく。この中では一番フランの対応に慣れているようだった。

 それが気にくわなかったのかますます腹を立てたように地団駄を踏むフラン。しばらくして何も言わずに館の方へ歩いていった。

 

 

「もういいわよ。部屋に戻るもん」

 

「あ、お待ちください妹様。日傘から出てはいけませんよ」

 

 

 それに続いて咲夜も行ってしまう。なんか結局不機嫌なままにさせてしまったけど、これでよかったのだろうか。

 ちょっぴり後悔した気分になる。

 

 

「そんなにフランの事が心配……?」

 

「俺まだ何も言ってないんだけど……」

 

「貴方顔に出やすいのよ。……フランのことなら大丈夫よ。しばらくしたら落ち着くと思うし、今はとりあえず私の相手をなさい」

 

「へいへい」

 

 

 親友の間柄とは思えないレミリアの命令口調に適当に返事をする。さっきはフランに客人がどうのこうの言ってたのにこの言い様はどうなんだろうか?

 しかし幻想郷に来てからこういう付き合いは慣れたもので怒る気にもなれない。フランの離れていく背中を一度見て、そこを急かしてきたレミリアの後を追った。

 

 

 

◆

 

 

「へぇー、それじゃあ売上は上々なのね」

 

「まあな。と言ってもあそこの住人にとって物珍しいパンを作ったりして売上がよくなってるだけだけどね。外の世界なら物珍しくもないし幻想郷だから今の商売に成功しただけさ」

 

 

 咲夜の淹れた良い香りのするレミリアの部屋で俺たちは他愛の会話をしていた。

 

 

「……てっ、こんな自分の飯の足しになるわけでもないのに楽しいのか? 人の商売の話なんてさ」

 

 

 とりあえず何か話せという無茶ぶりを聞いて今の会話をすることになったが、暇を潰す会話の内容としては物足りない。別段話したいことはないし最近は平和で異変に巻き込まれたりはしてないので、なら適当にと今の話をすることになったが永きを生きる吸血鬼にはつまらない会話かもしれない。

 なんか、相変わらず自分の会話力に泣けてくる……。

 

 

「そんなことはないわ。一人静かに紅茶を嗜むよりはマシだもの。それに暇を潰せといったのは私だし贅沢は言わないわ」

 

 

 意外な反応だ、と思ったのは心のなかで留めて口には出さないようにする。レミリアのやつ、ちょいと自分に不機嫌になるようなこと言われただけで牙やら爪やら見せて脅してくるからな。それはそれで今の会話よりも暇を潰せそうだが、俺はそんな面白さを求めていない。

 

 あら、とレミリアは言うと彼女の飲んでいた紅茶のカップが空になった事に気づいた。咲夜を呼ぶのかと思うとカップをテーブルに置いたまま彼女を呼ぶことはなかった。

 

 

「咲夜呼ばないの? 紅茶無くなったんだろ?」

 

「確かあの子紅茶を切らしてるって言ってたのよ。残念だわ。せっかく貴方と優雅な時間を寛げると思ってたのに喉も潤せないなんて」

 

 

 はぁ、と溜め息しながらレミリアは言った。あの万能メイドである咲夜が紅茶を切らすとは珍しいこともあるものだ。どうしたものかとレミリアは唸ると、不意に俺を見つめ始めた。

 なんだろう……なんか嫌な予感がする。

 

 

「……一応、言っとくけど俺はお客さんだぞ?」

 

「分かってるわよ。紅茶を買いに行けだなんてそんな横暴なこと言わないわ。でもね、私の喉を潤すには紅茶以外にももうひとつあるの。それも紅茶以上に上品で美味なものがね」

 

 

 そう言ってレミリアは可愛らしい少女の見た目には不釣り合いな鋭い牙を見え隠れさせる。言葉とその行動の意図から、俺は紅茶を買いに行くよりも厄介なお願いをさせられていることを察した。

 俺が察した事に気づいたのか喜ばしいように口元をにやけさせるレミリア。

 

 

「ね、いいでしょ。こうして紅茶とお菓子も用意したんだしそのお礼だと思って」

 

「別にお願いしてまで人間の血なんか飲まなくたって生きていけるんだよな?」

 

「そうだけれどそれとは話が別だわ。大丈夫。少し貴方の血を飲むだけよ。大切な貴方を殺したりはしないし、少し飲まれたぐらいで死ぬようなやわな体ではないでしょう?」

 

 

 確かに少し飲まれるぐらいなら何ともないかもしれない。俺の体が意外にも丈夫だということは、様々な異変に巻き込まれてなお無事に生きているという経験がそれを物語っている。

 悩む俺に構わずレミリアは席を立ってこちらまでやって来る。そして座っている俺に対し、立っている状態でそれでも足りない身長を背伸びして補って首もとに口を近づけると、はぁ……と甘くてくすぐったい息を吐いた。

 

 

「うっ……」

 

 

 そのせいで思わず刺激されて体を震わせてしまう。この状況を楽しんでいるのかレミリアは自分の良い方向に持っていくように口を開いた。

 

 

「興奮してるのね?」

 

「いや、ちが……」

 

「隠さなくていいのよ。異性として正しい反応だわ。……どう、血を吸われる快楽に溺れてみない?」

 

 

 どうやらどんな手段を使っても俺に二つ返事させるつもりらしかった。いいえと言えば今すぐにでも無理矢理食らいついてきそうだし、例えこの場を離れたとしても吸血鬼の手から逃げられるはずもない。

 

 うん、俺とレミリアって友達だよね? 友達ってこういう関係で良かったんだっけ?

 

 

「分かった。少しだけなら飲ませてやるからそう獲物を睨むように見るな、おっかないから」

 

「おっかないだなんて淑女に対する暴言はお止めなさい。 まあ、飲ませてくれるのならいいわ。それなら早くそこのベッドに横になりなさい」

 

 

 友達の血を吸おうとしている淑女がいてたまるか。

 

 

「一応聞いておくけど、血を吸われたとして俺まで吸血鬼になったりしないよね?」

 

 

 伝承通りだと吸血鬼に吸われたものは吸血鬼になると聞く。それが本当なら、俺はこれから先色々と縛られた生活をしないといけないわけであってもちろんそうなるのはごめんだ。

 

 

「そんなの根拠のない逸話よ。大方、人間の吸血鬼に対する恐怖が膨れ上がったあげく、そんなホラ話ができたのでしょうね。迷惑な話だわ。

 安心なさい、生きて家に帰れる程度には加減をしてあげるから」

 

 

 それならよし……いや、よくはないんだけども。

 

 

 

 

 

 

◆

 

 

 レミリアの言う通り、指示されたベッドで横になる。紅と黒を基調にしたベッドでいかにも高級感のある雰囲気を漂わせている。しかしそれよりも、ベッドからほのかに漂う甘い匂いが俺を緊張させた。これは言うまでもなく、レミリアの残り香だろう。

 

 

「抵抗しちゃだめよ。下手に暴れると肉が裂けちゃうからね」

 

 

 俺が緊張していることを知るよしもないレミリアは、こちらに覆い被さるように四つん這いになる。ゆっくりと手を忍び寄せてきて首もとを撫でてくる。首からつたわってくる少しヒヤッとしたスベスベとした肌は心地よいはずなのに、よりいっそう緊張してしまった。

 

 

「そんなに緊張されると牙を突き立てられないじゃない。仕方ないわね、私がその緊張を解いて上げるわ」

 

 

 レミリアは鋭く小さな牙を向けると、やさしく首もとへ口づけをしてくる。ひんやりとふわふわした唇に癒しを感じていると、すぐにチクリとした痛みが肩から走ってくる。

 それと同時に痛みがしたところから少しずつ血が吸われていく。血を吸われる感覚は思ったよりも気持ちがよくて、なんだかどうでもよくなってレミリアに身を預けていく。

 

 

「んっ、ずずっ、ずっ……可愛いわね。少し血を吸っただけでこんな情けない顔になるなんて」

 

「……それを言うなっ」

 

 

 そう言われるとせっかく抜けてきた緊張が戻ってしまう。

 

 

「ほら動かないで、怪我しちゃうから…………じゅるっずずっ」

 

 

 肩を両手でベッドに押さえてくるレミリア。さっきより強めに血を吸ってきて、動けば怪我をするので仕方なく無防備になるしかなかった。

 そのまま流れを身に任せていると、やがて眠気が襲いかかってくる。血が吸われたいせいで眠くなっているのか、気持ちよすぎて眠くなってきているのか……今ではその判断もできないくらいに思考が蕩けていた。

 

 

 「ふぅ、ごちそうさま」

 

 

 満足したのか牙を抜いて顔をあげるレミリア。よほど俺の血が美味しかったのか、いつもの気品さを疑うぐらいに口元が真っ赤に汚れていた。彼女は置いてあったハンカチで口元を拭うと、俺もその光景を見てようやく動けると判断して上半身を起こした。

 しかし……

 

 

「おい、レミリア…………」

 

「何かしら?」

 

「分かっていってるんだろ、どいてくれ」

 

 

 彼女が俺の上に馬乗りになったまま動かない。その気になれば無理矢理どかすこともできるかもしれないが、何より相手は吸血鬼。力ずくで逆らったところで何をされるかわからない。

 だけど吸血が済んだ以上こうしている意味もない。口で説明しても全く退く気配は無いし、一体こいつは何がしたいんだろうか。

 

 

「本当にこのまま終わっていいのかしら? 私は別に構わないけどあなたはまだ不満そうじゃない」

 

「は……?」

 

 

 いや、本当に意味が分からない。確かにこんな美少女に馬乗りにされるのは夢のような時間だし、吸血の時も何だかんだでレミリアに身を任せてしまった。だけど吸血が終わったからといって不満に感じることもない。てか、このままずっと吸血されたらミイラになる。

 

 

「もしかして恥ずかしいの? 私の前では特別にあなたのありのままの姿を見せてくれてもよくってよ」

 

「ああ、ごめんレミリア。ちょっと血を吸われて頭が回ってないからそういう話は後で……」

 

「あら、惚けても無駄よ」

 

 

 まるで何かに対して勝ち誇った笑みを浮かべるレミリア。

 相変わらず考えの読めない彼女に俺は戸惑っていると、レミリアはいつの間にか吸血されたときの快楽のせいでズボン越しに膨れ上がった股間に手を伸ばして、物怖じする様子もなく股間を優しく撫でる。

 

 

「お、お前なにして……!!」

 

 

 さすがに血を抜かれたとはいえ、股間を撫でられたりしたら嫌でも頭が回るものだ。しかし動揺している俺に対してレミリアは余裕の表情を崩さない。

 

 

「あなたの周りにはあれだけの女の子がいるのに意外と初なのね。それでこそ楽しみがいがあるわ」

 

「レ、レミリアさん? もう一度聞くけど何をしようとしているのかな?」

 

「ここまできてまだわからないの……そう」

 

 

 一人勝手に頷くレミリアは後方に下がって俺の股間に顔を近づける。血が抜かれて抵抗できないまま、あっさりズボンと同時にパンツを脱がされて、彼女の前に熱り立つ股間が露わになる。レミリアの顔と股間が近いせいで彼女の吐く息だけでも敏感に反応してしまう。

 

 

「なら何がしたいか直接教えてあげる。大丈夫よ、すぐに気持ちよくなるわ」

 

 

 大丈夫という問題ではない。それに何がしたいかぐらいここまできたら言われなくてもわかる。

 レミリアは亀頭に舌を這わせ始めると、冷たくてぬるっとした舌の感触がさらに股間を大きくする。

 

 

「ちゅるっ、んんっ、れろっ……」

 

 

 淫らの水音が響いて、どうしてこんなしまったのかを忘れそうになるほど気持ちがよかった。

 あまりの快感に耐えられずに声を出してしまった俺にいたずらの笑みを浮かべてさらに激しく亀頭を口の中で蹂躙してくる。

 さっきより激しくなった水音が耳にこびりついて離れない。ベッドにシーツを必死に掴んで射精感に耐えようとするも、快感の波が幾度も押し寄せてきてすでに頭の中で限界だと悟ってしまった。

 

 

「じゅるっ……遠慮しなくていいから出してしまいなさい、全部飲み干してあげるから……れろっ、んんん!!」

 

 

 レミリアの言葉を聞いた直後、ついに限界の糸が切れてしまった。言われるがまま欲望の白い液体が溢れ出て、何度も脈打ちながらレミリアの口内へ発射する。彼女はそれを飲み干し、口元に溢れた精液を指ですくってそれを口へ運んだ。

 そんなレミリアの表情がエロい。そう思ってると、出し終えたはずの股間がまたみるみる大きくなっていく。

 

 

「あんなにたくさん出したのにもうこんなに大きくしちゃって。ふふ、これはこれで貴方と夜明けまで楽しめそうだわね」

 

「れ、レミリア……?」

 

「怯えちゃって可愛いわね。仕方ないわね、普通は逆なんだけど私が貴方をリードしてあげるわ」

 

 

 いや、怯えているというよりは頭が状況についていけない感じだ。それに射精感に浸っているせいか、知らないうちに緊張も抜けきってしまっている。

 レミリアは服を脱ぐと彼女の秘部から愛液が垂れているのが分かった。先程の行為で彼女も我慢の限界なのだろう。

 それに俺もここまできて終わりというのも物足りない。もはや既に俺は彼女と体を重ねるのを求めていた。

 

 

「それじゃあ、挿れるわよ…………んあ、んんっ」

 

 

 レミリアは言い終わると同時にゆっくりと腰を沈め始め、膨張した肉棒を秘部へあてがって挿入していく。見た目通り体の小さい彼女の膣はかなりのきつさであり、愛液の滑りに助けられながら半場強引に秘肉をかき分けて肉棒を押し進めていく。

 こつん、と膣の奥へとたどり着いた頃には、結構堪えたのか珍しくレミリアが余裕の無さそうな表情をしていた。

 

 

「だ、大丈夫? きついなら俺が代わるけど」

 

「っ……何を言ってるのかしら。こんなことで私がペースを手を引くと思っていて? ……それじゃあ早速」

 

 

 そう言いながらレミリアは腰をゆっくりと振り始める。こういうときぐらい素直になればいいのに……と思ったのも束の間、レミリアの事を気遣う余裕もないくらいの快感が襲ってくる。

 レミリアが腰を振ることにより、膣壁が肉棒に擦りついてきてぎゅっと締め付けてくる。

 

 

「あっ、やっ、んっ、貴女のが奥にまで届いて、気持ちいいっ、んっ」

 

 

 ずずっ、ずちゅっ、ずぽっ、ぱんっ、ぱんっ

 

 

 快楽に慣れ始めたのかさらなる刺激を求めてレミリアが激しく腰を振っていく。嫌らしい水音に負けないくらいの腰と腰の打ち付け音が響いている。

 俺ももっと気持ちよくなりたいと快楽の虜になり、レミリアの膣を上へと突き上げる。

 

 

「ひゃあんっ、ちょっ、ちょっと貴方は動いちゃダメって、あんっ」

 

 

 レミリアは取り乱すも俺は腰を振るのをやめない。彼女の嬌声をもっと聞きたくて、腰を振るたびにわずかに揺れる小さな乳房を揉みしだく。わずかなふわふわとした柔らかい胸の感触が手の内に伝わる。

 

 

「あんっ、あ……ちょっとっ、い、いい加減にしないと……やっ、あんっ」

 

 

 余裕の無くなったレミリアを押し倒して、ベッドに彼女を寝かせてその体勢から膣を突き上げていく。形勢逆転された彼女の悔しがる顔を見たいという嗜虐的な思いのまま両手をベッドに押さえつけてラストスパートと言わんばかりに何度も素早く突いていく。腰からは熱いものが込み上げてくる。

 

 

「い、イク、激しすぎて、このままだとっ、やああっ、んああっん」

 

びゅるるっ、どびゅっ、どぷっ、どくんっ、びゅるっ、どぷぷっ

 

 彼女の普段聞けない大きな嬌声とともに、肉棒から膣へと白い液体が吐き出させる。肉棒は膣に締め付けられたまま何度も精液を中で溢れさせる。肉棒を抜き取るとレミリアの小さい秘部から大量の精液が溢れ出していた。

 

 

「……まさか貴方に立場を逆転されるなんてね」

 

 

 絶頂の余韻に浸りながらしばらくして、レミリアは悔しそうにそう言った。

 

 

 

◆

 

 

 

「どうして、そんな……」

 

 

 私、フランドールはあの人とお姉様の性行為の一部始終をドアの隅から覗いていた。

 ……まさかあの人はこんなことのためだけに私との誘いを断ったのだろうか。そしてお姉様はこんなことのためにあの人を一人じめにしたあげく、私をあんなあしらいかたをしたのだろうか。

 

 

「ひどい……許せない」

 

 

 このっ……あの人を一人じめにするなんて許さない。許せない!! 二人が私を拒絶するというのなら私にも考えがある。

 私は今にもドアを蹴破りたい感情をどうにか抑えながら、そこを後にした。




 今回は事情により大幅に投稿が遅れてしまい申し訳ありません。今回の内容は一段落終えてようやく完成したものです。
 しばらく執筆できなかったので元からない文章力がさらに低下してしまいました。
 今回はレミリア編ということでこの内容は次回まで続くと思います。
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