魔力ゼロの呪詛錬成・出涸らしエルフは性悪女冒険者パーティに復讐する 作:ケロリビドー
「おや? 見たことない耳飾りをしていますね」
「あ、自分だけオシャレしてずるーい。まああたしの好みじゃないけどお。あたしもなんか新しいのかおっかな」
「ちょっとお買い物行った時に一目惚れしちゃっただけよぉ……自分のお小遣いで買ったから許してぇ……」
お互いの装いに目ざとい女パーティであるので、セレーネが見慣れない耳飾りをしていることにディアンナとステラはすぐに気が付いた。ディアンナはセレーネの持ち物が自分の気に入ると「それよこしなさいよ」と強奪してしまうので、この耳飾りが彼女のお気に召さなかったことにセレーネは心底から胸をなでおろす。
「今回のダンジョン攻略は奥にあるはずのあたしの鎧が目的だから、耳飾りとかはそれとコーデ合わせたいんだよね~」
「ディアンナさんはアイテムの効能よりコーデを重視しますよね、どうかと思いますよ」
「うっるせーし、ステラ! 眉毛歪んでんだよ!!」
「あとで剃ります、ご指摘どうも」
ぎゃんぎゃんとうるさく言い合うディアンナとステラを後目に、セレーネとルークスは買ってきた食料や酒をテーブルに並べる。
「……?」
そんな中ルークスはダンジョンの中で荒事をしているとは思えないセレーネのたおやかな指先に目が釘付けになっていた。彼女の指先などこの屈辱の生活が始まって以来数えられないほど目にしてきたのに、どうしてか今はそれから目が離せなかった。
「てかセレーネ爪紅まで新しくしてんじゃん。そんなピンク持ってたっけ?」
「あ、ええと。うーん? 今塗ってないけどぉ……。あ、前のが安い奴だったから、落とした時に色が残っちゃっただけよぉきっとぉ」
まだ絡み足りないらしいディアンナにも指摘され、セレーネは指先を身体の後ろにさっと隠す。セレーネの爪は不自然な青みのあるピンク色だった。しかし、彼女の言う通り今セレーネは爪になにも塗っていないのだ。違和感に戸惑う彼女をルークスは凝視し続ける。
(なんだろう? セレーネ様ってこんなに可愛かったっけ……)
女装させられているとはいえ男であるルークスには彼女たちが喋っている装いの話は半分も理解できないし興味もない。しかし、セレーネの今のうるうるとしたピンクの爪が異様に魅力的に見えたのだ。
女装させることで自分の男性性をはく奪し、首輪にリードを付け愛玩犬のように扱い、あまつさえ射精管理や貴族男性への貢ぎ物として扱ってくる金色の薔薇に関してルークスは好意など持っていないし、ちょっと当たりが柔らかい程度で逆に卑怯ですらあるセレーネなどまったく好きではない……はずなのに、先ほどライルフェンたちと別れてからのセレーネは光り輝いていた。
(どうしよう……どきどきする……。セレーネ様の爪だけじゃない、唇も、目も、うるうるですごく綺麗……。どうしちゃったんだろう……ボクは……)
自分では何もしようとしないディアンナとステラのために酒肴を供しようとテーブルの上で食器をかちゃかちゃしているセレーネとルークスの指先が、その時ちょんと触れ合った。
「あっ……」
「あっ……?」
びり、と電流が奔ったような気がした。それはセレーネとルークスの両方に同時にもたらされた錯覚だった。一瞬遅れてセレーネの下着がじゅわりと濡れ、ルークスの陰茎も貞操帯の下でわずかに膨れる。二人ははじかれたように顔を上げ、お互いの潤んだ目を見つめ合った。
「ちょっと~、何してんの!? お酒! お肉! 早く食わせろ~!!!」
「やれやれ……」
「あ、ご、ごめんねぇ、今用意できるからぁ……」
「は、はい。ただ今……」
奴隷であるルークスの食事は一番最後に、そして残り物しか食べられない。ルークスは空腹を我慢しながら三人娘が食事を終えるのを待つ。ステラとセレーネはそこそこ行儀良い食べ方をするが、ディアンナの食事の作法は驚くほど汚い。がつがつべちゃべちゃと食い散らかす側で小さな口でスプーンをひらりと動かすセレーネがそれと比べて姫君のように見えた。
「ちょっと、そこのエルフ。見過ぎですよ。そんなにこれが食べたいですか。意地汚いですね」
「ステラちゃん意地悪言わないで~。きっと若い男の子だからお腹がすくのよぉ。わたくしのをわけてあげるね、ルークス♡」
「前の奴のほうが奴隷としてわきまえてたよね~。あ~ほんとに惜しかったな……仕方ないけど」
「またその話ですか。もうやめようって言ったでしょう」
「そうだけどさ~」
「おいし? ルークス?」
「はい……美味しいです。セレーネ様……」
セレーネに一口齧った骨付き鶏肉を分けてもらい、それに口を付けた時、ルークスの心に不思議な多幸感が産まれた。彼女全員の食べ残しを口にしたことなど何度もあるのに、今この時、セレーネの齧ったあとの肉に途方もない価値があるように感じたのだ。
(セレーネ様の食べ残し……おいしい……間接キス……嬉しい……あれ……? ボク、本当に……どうして……?)
夢中で咀嚼するルークスの頭を優しく撫でるセレーネの耳たぶで、耳飾りが怪しく揺れる。ルークスの急激な心変わりはライルフェンが付与した呪いのためだった。
ライルフェンとエリエットはセレーネの片思いの相手がルークスだとは知らない。だからこの呪いがルークスを性奴隷から恋の奴隷に変えてしまう結果になることも想定していなかった。彼らが狙うのはもともと耳飾りにかけられていたより悪質な呪いの方だ。そして、そっちの呪いもじわじわと確実に功を奏し始めていた……。
「はあ……はあ……。あん……。ルークス……なんだか今日はいつもと違うぅ……。とっても、男の子よぉ……かっこいい……♡」
「はあ、はあ、セレーネ様……っ」
「ちょっと、セレーネ。絶対射精させちゃだめだからね」
「恋人みたいな雰囲気出してるんじゃありませんよ。ルークスは金色の薔薇の共有財産だということを忘れないように」
酒宴のあとは性奉仕の時間になるのはいつものことだった。リーダーのディアンナを一番最初に、そしてステラ、セレーネの順番でルークスは舌での奉仕を行う。三人ぶんのクンニはルークスにとっていつも舌が攣ってしまいそうになるつらい時間だったが、今日は最後に待っているセレーネの粘膜を味わう時間がまるでとっておきのデザートのように感じられた。
「むぢゅ、じゅるっ、ちゅるるッ、ちゅっ、ちゅっ、れろ、れろれろ……」
「はぁん♡ あはッ、ああん♡ あんっ♡ はんッ♡ あはへッ♡ クリちゅっちゅって吸うの、イイぃ♡ イっちゃう♡ ルークスぅ♡ んひぃい♡」
セレーネの感覚にも変化が訪れている。彼女の性感度は人並みだったが、今日は異様に感じる日だった。ちょっと舐められるだけで簡単に軽くイってしまう。そしてその一回一回の絶頂が、とても幸せで甘美なもののように感じた。
(ああん……舐められるだけでこんなに気持ちいいなんて……、きっとルークスのおちんちん中に入れたらもっと気持ちよくなれる……ああ、ルークスにおちんちん入れてほしい……、おちんちん入れてわたくしの一番奥でエルフミルクぴゅっぴゅってしてほしいぃ……♡)
(くっ、勃起が貞操帯を押し上げて痛いッ、このっ、この穴にッ、セレーネ様のまんこ穴にボクのエルフチンポぶちこんで一番奥でぶっ濃いザーメンびゅるびゅる排泄したいッ♡♡ まんこッ、聖女まんこッ、セレーネまんこッ♡♡ うう~ッ!!! ハメさせろッ♡♡ セレーネ~ッ!!!!)
尖らせた舌で膣内をほじられて仰け反るセレーネの足の間で、かわいらしいツインテールの姿に似合わぬ雄の本能に目をギラギラさせながら、ルークスは荒々しい口淫を続けるのだった。