魔力ゼロの呪詛錬成・出涸らしエルフは性悪女冒険者パーティに復讐する 作:ケロリビドー
「あぐっ! こんなことして許されると思ってるんですかッ!! 今すぐ……おぐぅん!!」
慌てて呪文を唱えようとしたステラの子宮口をガチガチにいきり立った闖入者の亀頭が撃ち抜き、反撃は未遂に終わってしまう。
「おいあぶねえぞ、魔術師の口自由にしてんじゃねーよ……」
「そうだな、へへっ、これでも食っときな」
「おおぐっ、むぐぐ~!!」
ステラを犯している男はそこらにぐちゃぐちゃに丸めて放り投げておいたステラの下着を彼女の口の中に押し込む。鼻から呼吸するのがやっとになってしまった。知らない男から凌辱を受けて嫌悪感しかないのに腰を打ち付けられると勝手にくぐもった声が出てしまい、ステラは涙を流しながら男を睨む。
「はははッ、すげえ睨むじゃん、嫌がってる女犯すのは最高だな!! おい、マンコもおっぱいも極上なんだから帰って娼婦にでもなれよ、おっ、出る出るッ!」
ぶびゅるるる、と熱い汚辱がステラの膣内に満ちる。抵抗のすべを失った彼女は顔を真っ赤にして無理やり与えられる嫌な絶頂に足先を痙攣させた。
「んん~っ……!! ンうう……」
「う~ん……何もう……うっさい……」
「お、こっちも起きたみたいだな。おはようお姫様~。王子様の中出しでお目覚めですかッ……と、ぐっ」
腰を押し付けて中に射精してくる男の顔を見上げながら、ディアンナは次第に目覚めていく。彼女はステラとは違って驚いたり取り乱したりはせず、ふっと軽く笑うと大きく開かされていた足を男の腰に絡める。その積極的な仕草に鼻の下を伸ばした男はさらに腰を振り続けようとした。その時。
「がッッッ!!!!!」
突然上体を勢いよく起こしたディアンナの頭が男の顔面に激突した。鼻を潰された男の顔面からぱっと真っ赤な血が飛び散る。ディアンナはそのまま仰け反った男の上半身のベルトに括り付けられているダガーの柄に噛みつき、首の力で引き抜く。瞬間、ばりっと青い電撃が彼女の顔の周りに奔った。
「ぐわああああああああ!!!!!!!!!」
ダガーを抜き盗られた男は絶叫しながら全身を痙攣させ、後ろに倒れる。隣でステラを犯しているほうの男は突然相棒が倒れたのを見て、あわてて対応しようとするが、ステラの奥まで陰茎を挿し込んでいたため動きが遅れた。その間にもディアンナは手首の拘束をダガーの刃で切ると、自由になった手に持ち替え、先ほど上に乗っていた男に放ったのと同じ電撃を隣の男にも見舞った。
「がああああああああ!!!!!!」
二人目の男も一人目と同じ格好で後ろに倒れる。それを見届けるまで、ディアンナは一言も言葉を発しなかった。
「女はチンポ突っ込んだら力が抜けてなんもできなくなるって思ってるからこんな簡単にやられんのよ、雑魚すぎ。まあ。実際あんたはそうなったけどね、ステラ」
裸で足の間から精液の雫を垂らしたままディアンナはゆらりと立ち上がり、ステラに近づくと手首の拘束を切ってやる。そんなディアンナをステラは美しいと思った。ディアンナは強く美しい。それは学生時代からずっと変わらない、ステラの持つ彼女への評価だ。
「で、これなに? なんでこうなったの? セレーネと奴隷タンクくんは?」
「どうやら……、私たちはセレーネにしてやられたようです。予算も少し持ち出されています。駆け落ちでしょうね……まったく……なんてこと……」
「はー、めんどくさ……。回復役とタンクが両方いなくなっちゃうとか……」
「どうします? 一度空洞街まで戻りますか?」
「冗談、ここまで来て戻るとか、時間がもったいなすぎるわ……。後から見たこいつらみたいなのに美味しいお宝かっさらわれちゃたまらない。進むわよ」
眠り込む前に作っていた回復薬の類はなくなっていなかった。ディアンナとステラは散らばった物を拾い集めて再びダンジョン攻略を始めた……。
「うう……っぐ、ふう……も、もう許してくれ、これ以上続けたら本当に死んじまう」
「俺たちの稼ぎを全部譲るからもう解放してくれえ……」
数時間後、ディアンナとステラを犯したごろつき冒険者二人は犬のように紐で繋がれ、彼女たちの前を無理やり歩かされていた。肩や腿にはダンジョンの罠から射出された小さな矢が刺さり、片方の男など指が三本ほど亡くなってしまっている。そして二人の股間にはライルフェンとルークスに使っていた貞操帯がしっかりと嵌っていた。これには特に意味はなく、ディアンナが面白半分に辱めているだけだった。
「は? あんたらの財産なんか全部譲って当然でしょうよ」
「全くですよ、あなたたちのやったことを考えればその場で殺してないだけ感謝してほしいです」
レイプ魔二人にディアンナが架した罰は、人間をやめることだった。彼らは今や歩く肉盾。ダンジョンの罠を踏んで解除し、魔物の爪と牙を彼女たちの代わりに受けて死ぬまで歩き続けるそんな存在になり果てていた。
「それにしたってセレーネの奴、次に会ったらただじゃおかないわ……。やっぱり聖女は駄目ね、中途半端に良心とか持って奴隷に絆されるんだから……。まあ、残ったのがあんたでよかったわ。あんたは薬の知識もあるし、あいつより賢いから」
「……そうですね。学生時代、もともとあなたと私でつるんでいたところにセレーネがあとから入ってきた形になりますから……あのころに戻っただけでしょう」
他人の顔を覚えず雑魚と呼ばわって粗末に扱うディアンナだが、ステラに対しては友情のようなものを覚えていた。実際、学生時代から取り巻き意外に友達と言える相手はステラとセレーネしかいなかった。セレーネが裏切った以上もうそれはステラ一人だけだった。
「あんたはあたしを裏切らないわよねえ、ステラ。あたしを裏切るのは合理的じゃないもの。合理的なことが大好きなあんたがそんなことしないわよねえ。頼むわよ」
「……当たり前でしょう。裏切る気があったらこんなとこまで一緒に来たりしませんよ。まったく、何を言っているのやら……」
ステラはディアンナの顔を見ずに乾いた声ではは、と笑う。それきり、二人は無駄口を叩くのをやめ、ダンジョンの通路には肉盾二人のうめき声だけが響く。
(ディアンナ……すみません)
ステラは彼らがなるべく見苦しく悶えてくれることを願う。自分の心臓の音がディアンナに聞こえてほしくなかったからだ。ステラは一つ、ディアンナに隠し事をしている。それが明らかになったらディアンナはきっとステラを裏切り者と思うだろう。
(でも私も、彼のことが諦められない……。私が唯一愛した男の人だから……)
ステラはディアンナの婚約者のオスカーと学生時代から関係を持っている。彼女の処女を奪ったのはダンジョンの中の冒険者だということにしているが、実際はオスカーだった。
(僕はね、ステラ。本当は君のような賢くて上品な女の子が好きなんだ。君のことを僕は一番愛しているよ……)
オスカーは悪い男だ。それは賢いステラにはわかっている。それでも、ステラは恋をしてしまった。この感情は合理的ではない。しかし、合理的なだけでは割り切れないのが恋というものだ。
「何~? さっきからなに考え事してんの? ステラ。あ、わかった~、またレイプされたからショック受けてんだ。大丈夫だって、あたしたちちゃんと避妊魔法かけてるじゃん。妊娠なんかしないって。へーきへーき」
「まあ……魔法学校で最初に教わることですからね。定期的に避妊魔法をかけるのは……。というか、別に妊娠とか関係なくレイプされたらショックですよ……」
複雑な想いを抱えたまま、ステラはディアンナと共にダンジョンを進むのだった。