※この作品はR-18です。

「おちんちん頑張れ♡頑張れ♡」って感じのデク君   作:生牡蠣

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前回の感想量多くて草。
みんなエンデヴァーの事大好きなんスねぇ…

あっ、キャラ崩壊注意です(今更)


おちんちんエフェクト:轟炎司

『バタフライエフェクト』

 

それはとある気象学者が初めて提唱した説であると言われている。

ほんの小さな出来事や変化が時間の経過とともに予想外の大きな結果につながる可能性があるとし、それこそ蝶々の羽ばたきですらも様々な条件が積み重なった末にハリケーンを起こしてしまえるのではないか。そう考える事も出来るというある種哲学的な概念だと思って貰えればいいだろう。

 

そう、つまりはどんな些細な出来事でさえ、未来を大きく変えてしまう事があるのだ。

では、こうも考えられないだろうか?

 

 

 

『蝶々の羽ばたき程度で未来が変わってしまうのならば、おちんちんがブランブラン揺れた衝撃で未来はクッッッッソどえらいレベルで変わり果ててしまうのではないか?』と。

 

 

この説を仮に『おちんちんエフェクト』と呼ぶ。

 

そして今から語られることは、そんなおちんちんエフェクト(マーラ様出現)によって大きく歪められてしまった世界の話である…

 

 

 

 

 

 

 

『はぁ…!はぁ……!』

 

その日は良く晴れた日だった。まさにヘルフレイムと表現しても差し支えのない炎天下であった。

まるで灼熱の砂漠の様なアスファルトの上を、その白く小さな人型は必死に歩いていた。……歩くのがしんどいのか、爪楊枝を杖代わりにしながら。

 

『はぁ……!…くっそ熱っち~なおいッ!!いくら朕が(マーラ)の分身と言えど流石に堪えるどっ!!』

 

人型はそう叫びながら杖代わりの爪楊枝を叩きつけた。

そう、この人型こそあのチンコの邪神・マーラが生み出した分体。後にホワイト・ハーヴェストと呼ばれる者である。

 

『くそぉ…本体から今代の宿主()が思わず浮気したくなるような絶世の美女を探すように言われて生み出されたけど、こんな炎天下の中放り出すのはあんまりだど!精子は38℃以上で死ぬって分かってんのか本体ッ!!』

 

そう言って地団駄を踏みたくもなるが、そんな体力を使うのももったいないと感じ歯噛みする分体。

可哀そうな事にいくら神の分身と言えど扱いはパシリである。

 

『うぅ…というか今代の精液薄すぎて体力の減りがハンパないど…』

 

どこにもぶつける事の出来ない怒りを抑えつつ、分体は自分の身について心配を始めた。

自分の身体は宿主の精液で出来ている。すなわち精液が薄ければ自身の寿命もそれだけ短いという事だ。いくら分体と言えど、流石に死ぬのは怖い。

 

『え、延命……延命を図るど…!』

 

分体にとって命を長らえさせる方法はいくつかある。

まずはタンパク質の補給。上質なタンパク質を取り込み、己の身体を生成している精子を増やす方法。現にここまで少ない精子で来れたのは、道中ゴミ箱を漁って食べかけのフライドチキンを摂取しかおかげでもあった。

しかし、周りを見渡してもゴミ箱どころか死にかけのミミズすらいない。これではタンパク質の補給は望めないだろう。

ならば、次の方法だ。

 

『雄…上質な雄……!』

 

それは、仮の宿として雄の生物に寄生し、性のエネルギーを摂取する事である。

……緑谷の男以外に寄生すると、その宿主に対し結構重めな副作用がある。今の宿主()は他人に迷惑をかけるのは嫌がるだろうが、これも自分の命を長らえさせるためだ。背に腹は代えられん。

そうと決まれば即刻行動に移さなければ…!

 

『……おっ?』

 

そう決心し顔を上げると、丁度大きな建物の中に入ろうとする男の姿が見えた。

 

『な、なんと…!?』

 

その男の姿をマジマジと見た分体は思わず声を漏らす。

それもその筈である。何故なら丁度良く見つけた男は、見るからに自分が求めていた男であったからだ。

男性ホルモンの塊とも言えるほどに巨大な身体。おまけに筋肉モリモリのマッチョマンで、以前の宿主の上司であったメイトリックスとか言う軍人をも軽く超えている激エロボディ。

顔もイケメンの部類で、強面ではあるが惹かれる雌は少なくはないという事が見て取れた。

 

そして一番最高なのが……その男の纏う雰囲気。

怒り、憎しみと言った負の感情も見受けられるが、その中に強くある繁殖の意識―――――

 

―――――そう、この男は子孫を、雌との交尾を求めているのだ。

 

 

『ミツケタゾ……SSランクの、隠れ蓑ぉ!!』

 

そう叫んだ分体は最後の力を振り絞り、男の元へと走った。

脱兎のごとく走り抜き、やがて男の元へと辿り着く。そして男の足を登り、パンツを潜り、チン毛のジャングルを抜け、そして――――

 

 

『借りるど!――――お前の金玉!!』

 

 

―――――男の鈴口から、金玉の中へと入って行った!!

 

 

 

No.2ヒーロー・エンデヴァーこと、轟炎司は何時も怒りを感じていた。

 

一般人と比べると遥かに大きく、鍛えれば筋肉がちゃんと付く肉体を与えられ、生まれ持った個性も凡人と比べる事もおこがましいと思えるほどに強力な物、その他にも早い頭の回転やセンス、そして伸ばす為努力が出来る才能もあった。

ヒーローになるには恵まれすぎている手札を持っていた。実際、これらを生かして炎司は高校卒業後数年という短期間でNo.2ヒーローまで登り積めたのだ。

 

順風満帆の人生に見えた。だが、そんな環境においても、炎司の心にはいつも怒りがあった。

その理由は簡単、No.1ヒーローであるオールマイトの存在である。

一度男として生を受けたのであれば、自然と頂点を目指すもの。炎司はNo,1になりたかったのだ。炎司にとってはNo.1以外は無価値だった。

No,1になる為に炎司は手を尽くした。オールマイトよりも数多くの事件を解決した。数多のヴィランを刑務所送りにした。プライべートもトレーニングに費やし、自らを高め続けた。

そのヒーロー名(エンデヴァー)に恥じぬくらいには『努力』をした。だが、いくら炎司が努力しようが、それをあざ笑うかのようにNo,1の背中は遠かった。

 

怒っていた。ずっと自分が座りたい席に居座り続けているNo.1を憎いと思うほどに。

怒っていた。自分よりもオールマイトを称賛し、妄信する周囲の人間に。

怒っていた。――――いくら努力を続けても『超えられない』と理解してしまっている自分に対して。

 

 

そして、その『怒り』は炎司に『最悪』の選択肢を選ばせた。

 

 

「次期No.1の呼び声高いエンデヴァー様からお声掛けいただけるとは夢にも思いませんでした!」

 

炎司の前に座る男はへりくだった態度で擦り寄ってくる。

その男の隣には、雪の様に白い肌と髪を持った若い女性が俯きながら座っている。

 

「氷叢もかつては名家と呼ばれた由緒ある家柄にございます故、トップヒーロー様の伴侶としましては十分に釣り合いが―――――」

 

そんな彼女の反応など気にする余裕もないかのように男は言葉を続ける。

そう、炎司はこの美しい女性と見合いを……個性婚をしようとしているのだ。

 

『個性婚』

個性と言う先天的な要素は受け継がれた血に由来される事が多い。つまり、強力な個性同士の男女が交わえば、それだけ強い個性を持った子が生まれる可能性が高いのだ。

競走馬しかり、野菜の品種改良しかり、この考え方自体は古くからある。だが、これを人間同士で行う事は忌み嫌われていたし、炎司自身もあまりこの考え方に良い印象はなかった。

だが、それにも関わらず炎司は個性婚をしようとしている。

理由は簡単―――自分ではNo.1になれないのであれば、強い個性を持った自分の子をNo,1ヒーローに育て上げようというのである。

その為に氷系有力個性の一族、氷叢家に金を積み、この見合いを設定させた。全ては自分の個性の弱点でもある、温度調整も可能な優秀な子を、いずれはオールマイトをも超える様な仔を作るために。

 

……あぁ、この考えは最低であろう。

結婚や妊娠という神聖とも言えるものを汚し、相手の女性を道具の様に扱い、そして生まれてくる子に自分の野望を一方的に押し付けるのだ。これを最低と呼ばず、何を最低と言えようか。

きっと、自分は死んだら“地獄”に行くのだろう。炎司はそう確信していた。

だが、止まらない。止められない。……何故なら、既に自問自答は終えているのだから。

もう、そんな業を背負う事なぞ、この見合い会場に来る前に既に決めてきているのだから。

 

そんな轟炎司は今―――――

 

 

 

 

 

 

(はぁ…はぁ…! な、んだ…勃起が収まらんッ!!)

 

―――――クッッッッッソ勃起していたッ!!

 

 

(か、身体が…熱い……個性である程度の熱は慣れているはずだが…これは…ッ!)

 

勃起したチンポを軸として全身が熱に包まれて行くのを感じる。

しかし、それは自身の個性から来る熱ではない。もっとねっとりとしていて、どこかむず痒さを感じさせる気持ちの悪い熱だ。

個性;ヘルフレイムとは全く違う熱の種類に、炎司は戸惑いを隠しきれていなかった。

 

ここで読者にだけ分かる様に解説しようッ!

炎司はこの見合い会場に入る前、マーラの分体を金玉に入れてしまうという失態を犯してしまっていた。

 

『金玉に着いたぞ!さぁ、ここからがショータイムだど!』

 

分体は金玉に到達した後、金玉でめっちゃ暴れまくった。

精巣で激しく踊り精子生成工場をフル稼働させ、精管をくすぐって射精を促し、金玉から脳に働きかけ『これから雌を犯すぞ!全身準備しておけよぉ!!』と指示を出し……とにかく好き勝手暴れまくった。

その結果、炎司の身体は完全に『交尾直前のムラ付いた雄』となってしまっているのだッ!

 

そんな事など微塵も知らない炎司は若干の恐怖を感じながらも見合い相手の女性―――氷叢冷に視線を向ける。

 

 

(カッッッッッワッッッッ!!!)

 

 

その瞬間、炎司は人知れずキャラ崩壊した。

これは男性ならば経験があると思うのだが、めっちゃムラムラしてる時はもう何でも性的に魅力的だと映ってしまう現象があるのだ。

その結果、好みでもないグラビアアイドルで抜いた後に後悔したり、動物や無機物で抜いてしまった後自分の存在意義を考えてしまったり等の事故が発生する時がある。……女性は念のためこれ覚えとけ!多分これ読んでる女性読者はいないけどなッ!!

というか、そうでなくても氷叢冷と言う女性は魅力的であった。

整った顔、大きめの胸、安産型の尻……もう、シコって下さいと言っている様なものだ。そんな女性を前にして、性欲が高められている炎司に抗う術などあるわけがなかった。

この様に本来ならあり得ぬ状態に陥っている炎司。

 

 

 

 

(はぁ…♡はぁ…♡ な、何なのこの人…身体がスケベすぎるわッ♡)

 

 

そして、それは冷にとっても同じ現象が起こっていたッ!!

 

冷にはマーラの分体は取り付いてはいない。しかし、炎司は分体の力によって性欲を高められているだけではなく、フェロモンとかそういう雄としても魅力も最大限に高められてる状態。竜舞を6段階積まれたマンダ状態なのだ。

そんな炎司を……いや、一匹の雄を前にして、冷は本能的に無意識でこう考えているのだ―――――『彼の子を孕みたい』と。

 

そんな身体の変化に若干の恐怖を感じながら顔を上げる冷。

 

 

((―――――あっ))

 

 

―――――そして、両者の視線は、重なった。

 

 

 

 

それからの事は、炎司も冷もよく覚えていない。

『後は若い2人に任せて…』と冷側の親族が退場した後、庭を散歩しながら色々と話をした気がするが、内容を全く覚えていない。

 

『は、はははははははは花が…す、すすすすすす好きかッ!?』

 

『好ッ!?////////……は、ははははい、とても…逞しい胸板…♡い、いえ!綺麗でッ!』

 

そんな会話をしたのを辛うじて覚えているくらいである。

 

『あ、あのッ!!こ、この後、2人で出かけませんかッ!!』

 

『ッ!?よ、喜んでッ!!♡』

 

見合いも終盤に差し掛かった後、2秒も経たぬ内に2人は共に居る事を望んだ。

共に夕食を取り、夜も街を征き、そして―――――

 

 

『はぁ…!はぁあ!も、もう我慢できんッ!冷ぃ!!』

 

『……はい♡来てください、炎司さん♡』

 

 

 

―――――2人は直行ッ!ラブホテルッ!!

 

 

とある有名ラブホテルの5階。そこで2人は身体を交わらせた。見合いが終わって5時間後の事であった。

その行為の激しさと来たら、もう下の階の人間が『おっ、震度3か?』と思わず呟いてしまうほどには激しかったとだけ記述する。

どの様なセックスが行われたのかはあえて記載はしない。それは、2人が知っていればいい事なのだから。

 

『はああぁぁぁぁぁ!!プロミネンスバアアァァァンッ!!』どぴゅるるるるるるッ!!

 

『オ゛ッ♡♡♡♡♡オ゛オォォォォォォォォ♡♡♡♡♡♡♡♡』

 

………決して、両者のテンションが上がり過ぎた結果キャラ崩壊という言葉が可愛く思えてしまうくらいに酷いものとなってしまったので最大限配慮した結果こうなったわけではない。

 

『はぁ…はぁ…れ、冷……』

 

『んっちゅ♡……え、炎司さぁん…♡♡♡』

 

3時間にも及ぶ初夜は幸せなキスで終了した。永遠とも感じられるような唇も交わりを2人は噛み締め、性器を挿入させたままいつの間にか眠りについていた。

 

個性婚という、愛もクソもない最低な結婚をしようと集った2人。

 

しかし、その2人の間には、確かに【愛】が生まれていた。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『ガハハッ!この男のお陰で完全復活したどッ!性のパワー100倍のアンパンま…いやそれイけ!あ~んパンパンパンだど!さて、そろそろ旅を続けるとするか。……本来ならいつか緑谷の男にあてがう用で子孫を全員確定で女に固定する所だけども、こいつには恩があるど。だから少しだけ女が生まれる可能性が上がる程度で勘弁してやるど。……ほな、さいなら』

 

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その後の轟炎司と氷叢…否、轟冷の事について少し語ろう。

マーラの分体は去ったが、2人の間に愛が生まれたという過去は消えない。

当然の如くバタフラ…おちんちんエフェクトは発生するのである。

 

まず、2人は見合いの後すぐに籍を入れ正式に夫婦になった。

形上は見合い婚ではあるが、その時の2人のベッタリイチャラブ具合から『えっ、こいつら見合い婚なの?恋愛婚じゃなくて???』と周囲から言われるくらいにはめっちゃラブラブな夫婦であった。そのラブラブ具合を具体的に表すならば、後にラブラバと呼ばれるヴィランが軽く引くレベルと記載しておこう。

 

結婚の後、炎司は大きく変わった。

まず、

 

自身の中に燻る怒りの感情やオールマイトを越える野望<<<<<<<<<妻の幸せ

 

という具合に考え方が変わった。

野望は捨ててはいない。No.1への渇望も捨てきれてはいない。しかし、『No.1の座と冷との生活の2択ならば迷う事なく冷との生活を取る』と断言できるくらいには愛妻家と化していた。そんな炎司の事を、冷も心の底から愛していた。

 

そんな愛し合う2人だ。子どもも自然と出来るものである。

炎司には、もう『自分と妻の個性を持ったハイブリットベイビーを造る』等と言う考えはなかった。その代わり長男である燈矢を抱き上げた時、炎司の脳内に一つの考えが浮かんだ。

 

『自分がNo.1になれば、息子からめっちゃ尊敬されるのでは…?』と

 

男親というものは基本的には見栄っ張りである。それが我が子相手とあらばなおさらである。

一度は諦めた道、届くかどうかも分からない。しかし、我が子の事を思えば、目指さないという選択肢はなかった。

こうして炎司は再び自らがNo.1になる為の道を歩み始めた。

 

『おとーさん!遊ぼーー!!』

 

『おぉ!!今行くぞ燈矢ああぁぁぁぁぁ!!』

 

しかし、それでも家族を蔑ろにすることはない。優先順位のトップはあくまでも家族なのだから。

再び湧き上がった野望を前にしても、炎司は家族を『見た』。

『俺は見ているぞ、燈矢ああぁぁぁぁぁぁ!!』

 

『お父さん、流石にうるさい…』

 

それはもう、長男が少し鬱陶しがる程度には見ていた。何故なら、愛しているから。

 

そうして数年後、炎司と冷夫婦は、2男()女の子宝に恵まれ、幸せと呼べる家庭を築いた。

同年代、もしもの世界線。ほんのボタンの掛け違いで轟家は取り返しのつかない悲劇が生まれていたかもしれない。

炎司は野望に憑りつかれ、冷は壊れ、子ども達もそれぞれ深い傷を負い、崩壊した家庭という世界線もあったかもしれない。

しかし、この世界線ではそんな未来は訪れない。

 

 

何故なら、轟炎司には『見ない』という選択はもうないのだから。

 




拙者おちんちんエフェクト提唱哲学者兼侍、ヒロアカで一番エロいキャラは轟炎司だと思っているで候。

本編で書ききれなかった補足。

Q.この世界でもエンデヴァーって人気ないん?
A.比較対象(オールマイト)の人気がおかしいだけで原作よりは遥かに人気が高いのが今作。エンデヴァー人気ないよねという言葉は『ワンピの方が人気あるから呪術やトリコって人気ないよね』って言ってるようなもん。

Q.なんで焦凍ちゃんってエンちゃんの事パパ呼びなん?
A.エンちゃんが末っ子をめっちゃ甘やかした結果。多分成長したら原作通り親父呼びになるし幼少の頃にパパ呼びしてた事に赤面する。可愛いね。

ちなこの世界では定期的に炎司×冷のアツアツバカップルの光景を毎日見せられるので地獄なのは変わらない模様。轟家救済は出来なかったんやで…


ここまでご拝読ありがとうございました
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