※この作品はR-18です。

「おちんちん頑張れ♡頑張れ♡」って感じのデク君   作:生牡蠣

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今年最後の投稿やで~


個性:〇〇〇

かっちゃんに酷い事をしてしまった後の事はあまり覚えていない。

 

気が付いたら、いつの間にか僕は家に帰っていた。

ズボンがはじけ飛んでしまったので代わりにその辺に落ちていたボロボロの布きれで股間を隠して帰った為、お母さんに『どうしたの!?』と心配されたと思うが、何と答えただろうか?

お母さんが僕の様子を心配して夕飯は僕の好物を作ってくれたような気がするが、どんな味であっただろうか?

気分転換にと夕飯の後でお笑い番組を観た気がするが、どこが面白かったのだろうか?

本当に、本当に何も覚えていないのだ。

 

唯一覚えているのは、家に帰ってからどんな事をしても心の中には同じ思いがあった事だ。

 

その思いとは――――罪悪感

 

自分の欲望に任せてかっちゃんに…大切な幼馴染に酷い事をしてしまった。

これは明らかに悪いことだ。本人に謝っても決して許してはくれない、一生モノの傷をつけてしまったと言っても過言ではないだろう。それはきっと、一生背負っていくんだと思う。

この罪は、誰かに話したら少しは楽になるのだろうか?

しかし、その罪について僕から話すことはないだろう。……咎められる事が怖いからではない。この話をするという事は、かっちゃんのあの姿についても話さなくてはならないのだ。彼女の名誉を考えると、僕からは話せない。それは彼女の口からするべき話だろう。

自分の罪や後悔を誰にも話せず、罰せられもせずにただ内に秘める。言葉にするとただのずるい人だが、実際は違うらしい。

ずっとこの罪悪感を背負い続けるのは良心が痛んでとても重い、重すぎる。それにいつ、どのタイミングで罰が下るか分からない為、ずっとこの先の人生に怯えないといけないのだ。

 

僕は彼女から断罪されるまでこの苦しみを背負わなければならないのだ。

でも、それも仕方がない。それだけの事をしてしまったのだから、受け入れるべきなのだ。

 

……だが、それはそれとしても、心の中にはずっと後悔が渦巻いている。

あんな事をしなければ、どこかで引き返すタイミングがあったはずだ、そんな自分を責める声がずっと頭に響いているのだ。

 

(かっちゃん…本当に、ごめん…なさい……)

 

僕は心の中でかっちゃんに謝罪した。

届くわけがないのに、ただの自己満足と自覚しているのに…

 

そんな自己欺瞞とも取れる謝罪はベッドの中でも続き、いつの間にか僕は眠りについた。

 

 

そして――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ぐわっはっはっはっはっー!!まさか幼子の身ながら(ちん)の領域まで来るとは…面白い!今代は才能の塊よのぉ!』

 

―――――なんかデカいチンコのバケモノが目の前に現れたッ!!!

 

 

 

「な ん で ? ? ?」

 

 

意味が分からな過ぎて、僕は思わずそんな言葉を発した。

……いや、これは仕方なくない!?だって、家に帰って眠ったと思ったらチンコをそのまんま巨大化させたような見た目の妖怪が目の前に登場したんだよ!?動揺しないほうが無理ってものでしょ!!

てかここどこ!?周り見ても何もないんだけどッ!マジでチンコのバケモノしかいないッ!景色も真っ暗で場所の判別も出来ないんだけどッ!!

 

『くっくっく…おぉん?どうした、そんなに身体を硬直させて。そう硬くなるではないぞ出久よ。………硬くするのは己の男根だけにしておけってなっ!!』

 

“ドッ!”と自分で言った下ネタに高笑いを始めるチンコ。

ノリが完全に下ネタ大好きおじさんだ……正直うざい。

 

「………ってあれ?僕の名前…」

 

そんな事を思っているとふと、チンコに自分の名前を呼ばれた事に気が付いた。

なんで僕の名前を知っているんだろう?………というか『チンコに自分の名前を呼ばれる』って字面やばいなおい。

 

『くっくっく…まぁ、驚くのも無理はない。ちゃんと説明してやるからそこに座れや』

 

チンコがそう言うと“ポフッ”と言う音が後ろから聞こえた。

振り返ると、そこには先程までなかったはずの座布団が敷かれていた。ご丁寧に傍にはお茶の入った湯飲みとお饅頭が置かれている。

………何故に???

 

「えっと…夢かな?」

 

『……まぁ、ここはお前の内側、いわば妄想の世界。夢という表現でも間違いではないわな』

 

一瞬、夢の中の出来事と疑うと、チンコは不思議な言い回しではあるがそれを肯定(?)してきた。

………どうしよう、本当に理解が出来ない。出来そうにもない。

僕は思わず

鳩が豆鉄砲を食らったような顔を晒してしまう。

 

『くくっ、その間抜けな顔……本当に(ひさし)によく似ておるわ。やはりお前は緑谷の男よのぉ』

 

「………え?」

 

僕が戸惑っていると、チンポから僕がよく知る人物の名前が飛び出した。

久。その名前を、その人物を僕が知らないわけがない。

 

だって、それは僕のお父さんの名前なのだから。

 

「お、お父さんを知ってるのッ!?」

 

『おう、知っておるぞ。何ならお前がまだ精子だった頃から知っておるわ。……詳しく聞きたいのなら、解かるよな?』

 

僕の問いかけをチンコは肯定したと思うと、その身体からチンコ型の触手のような物を生やし、座布団を指し示してきた。どうやらこれ以上話を聞きたいのであれば座れと言いたいらしい。

海外に単身赴任に行っていて滅多に会えないとはいえ、お父さんの名前を出されてしまっては気にならないわけがない。『チンコの触手キモッ!』と思いながらも、僕は意を決して座布団へと座った。

 

『うむ、よく座った。度胸ある男は好感が持てるぞ。……さて、まずは自己紹介から始めようじゃあないか。挨拶の出来ぬ男など、汁男優以下の存在だからな』

 

僕が座った事を確認し意味の分からない事を言った後、チンコは言葉を止め、少しだけ静寂が流れる。

謎の緊張感を感じ、僕は固唾を飲み込んだ。

そして、チンコが再び言葉を紡ぐ―――――

 

 

 

 

 

 

『朕こそは緑谷家に代々伝わる個性【雄の王】ッ!!その個性に宿るチンコの化身ッ!その名も“魔羅(マーラ)”様じゃあぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

 

「嘘だッ!!!」

 

僕は思わず否定の言葉を出してしまった。

だって色々おかしいもんッ!代々伝わる個性って何ッ!?チンコの化身ッ!?もう色々ツッコミどころ多すぎて嘘だと思う方が自然だもんッ!!

 

『なぁにが嘘か罰当たりな。朕は正真正銘、緑谷家歴代当主の個性やっとるわ。何なら光る赤子がしゃしゃり出て来るまえから個性やっとるわ』

 

嘘つき呼ばわりされた事を不快に思っているのか、チンコはぶーぶーと文句を言ってきた。

えぇ…何で僕が不服そうな顔されなきゃなんないのぉ……?

だって、このチンコの言ってる事が本当だとしたら、『世界初の個性、チンコ説』が出て来ることになるんだよぉ…? そんなの、控えめに言って嫌じゃん…!

 

「だ…だって、人に受け継がれる個性なんて聞いたことないし!」

 

『フッ、朕をその辺の個性と一緒にする出ないわっ!朕は個性の中でも特別な存在ッ!緑谷家の長男に代々聖火の如く受け継がれてきた個性なのだッ!先代が力を培い、その次の世代へと受け継ぐ。まさに皆は一人(先代達は子孫)の為にッ!AFO(オール・フォー・ワン)ッ!!』

 

それお前が使っていい名前なのッ!?理由は分からないけどまだその名前は出しちゃいけない気がするよ!?

で、でも、今の言葉でこいつの言葉が嘘だと分かったぞぉ…!

先祖代々受け継がれる個性。つまり、その中にはお父さんも含まれてなきゃおかしいはずだ!

 

「や、やっぱり嘘じゃないか!お父さんの個性は火を吹く個性だぞっ!」

 

『あーあれ嘘。ただの宴会芸を個性と言い張ってるだけだぞ。まったく、何が「チンコの個性とか恥ずかしいから一生隠して生きたい」だ。朕の様なSSR個性をひけらかさんでどうするというのだ。大体あいつは根性がふにゃチンすぎる。引子を堕とす時も日和りおってからに…』

 

そう、お父さんの悪口を言い始めるチンコ。

しかし、僕はチンコの言葉を聞いている余裕がなく、ただ頭を抱える。

うっわぁ…確かにそう言って必死に火吹きの練習するお父さんの姿が簡単に想像できるわぁ……チンコの個性とか隠したいもんね……

……えっ、じゃあ僕、チンコの個性確定?…それって無個性より酷くない???

……………うん、ずっと個性が欲しかったけど、よりによってこれ(チンコ)かぁ…控えめに言って最悪だ。

 

『くっそぉ、あの時久がもっと性に積極的であったなら引子の友である光己との3Pも夢ではなかったというに…腹いせに光己の旦那の精子に働きかけてあいつらの子どもを確定で女に生まれるようにしてやったわ。おっと、話が逸れたな。どこまで話したか……そうそう!河川敷での活躍は見事であったぞ!よくぞ朕の声にしたがい、あの生意気な雌ガキを欲望のままに犯してくれたものだ!!』

 

「―――――え」

 

その言葉を聞いて、僕の時は一瞬止まった。

生意気?……かっちゃんの事?

声?……そう言えばあの行為の最中、何度も声を聞いたような―――――ッ!

 

その時、僕の中で点と線が繋がった。

あの時に聞いた声。

普段の僕からは考えられない程に強い言動。

そして…救けを求めるかっちゃんへのあの仕打ち。

 

「……か」

 

『あん?』

 

 

 

 

 

 

「あの声は、お前だったのか…!」

 

『もちろん朕だ』

 

僕の問いかけに、チンコは何事もないように答えた。

瞬間、僕の頭に血が上って来るのを感じた。

 

「お前がぁッ!」

 

『うおぉッ!?』

 

「お前がッ!あんな事を僕にさせたのかッ!?あんな……あんな最低な事をッ!!」

 

僕は怒りに任せてチンコに向かって叫んだ。

それもそうだろう。だって、このチンコが…こんな個性がなければ、かっちゃんはあんな酷い目に合わずに済んだんだ。僕だってこんなに苦しまずに済んだんだ。

 

あんなことがなければ……まだヒーローの夢を見続ける事が出来たんだッ!!

 

『……はぁ、出久よ。お前は勘違いしとる』

 

しかし、そんな僕を呆れたようにチンコは見下ろした。

 

「勘違い…?何を……ッ!」

 

『確かにあの時お前に声を掛けたのは朕で間違いはない。あの時の言動も朕に引っ張られた故のモノだろう』

 

 

 

 

 

『だが、最終的にあの雌を犯すことを決めたのは、お前だぞ?』

 

僕は、すぐにその言葉に反応する事が出来なかった。

 

『朕が出来るのは性欲を増進させたり、チンコのサイズをUPさせるというあの行為まで繋げる準備。あくまでも行為に及ぶ最終決定は主の意思。……つまり、最終的にあの小娘を犯すことに決めたのはお前なのだ』

 

このチンコは、一体何を言っているのだ?

あの行為は、僕の意思だった…?そんな馬鹿な話があってたまるか。

……でも、僕の口からは否定の言葉が出ない。『そんなわけがない』と一言いえばいいだけなのに、何故か言葉を発することが出来ないのだ。

…………もしかして、僕自身が心のどこかで認めてしまっているのか…!?

 

「そ、そんな…わけが……」

 

『―――――それに、気持ち良かっただろう?』

 

「ッ!?!?」

 

『普段は自分をいじめて来る生意気なガキ。しかし、その生き方や強さに憧れを持ち、一目を置いていたあの少女。―――――そんな雌を、自分の都合だけで汚い欲望のはけ口にする。それはそれは気持ちが良かったであろうなぁ』

 

“ドクンッ!”と心臓が大きく高鳴った。

それはまるで刑事ドラマでトリックや動機を暴かれた犯人の様な気分だったと感じた。

……そう、()()()()()()()()()()()()のだ。

そ、そんな……じゃあ、僕は…僕の意思でかっちゃんにあんな事をしてしまったのか……!

『そんなわけがない』『あるはずがない』僕は自分に言い聞かせるように心の中で繰り返す。……しかし、僕は感じていた。僕自身がその言葉をもう信じてはいない事を。

 

「あ、あぁ……僕は、なんて事を…!」

 

『ん~?何をそんなに落ち込んでいるのだ?最高の時間を過ごせたじゃあないか。そこは余韻に浸ってだらしなく涎を垂らすか、あの経験をオカズにシコる場面だと思うが……』

 

後悔と罪悪感で膝を着く僕を見て、チンコは不思議そうにそんな言葉を漏らした。

こいつ…!人の感情とか心が分からないのかッ!?見た目通りのバケモノなのかッ!!

 

「なんでって…!当たり前だろうッ!僕はかっちゃんにあんな酷い事を……!」

 

『―――――あの雌ガキ、言う程酷いと思ってないぞ?』

 

「………え?」

 

僕はチンコの言葉の意味が分からず硬直した。

かっちゃんが僕の事を、あの事を酷い経験と思っていない…?

 

「ど、どういう事…?」

 

『あぁ、それはな………ってしまったぁ!もうそろそろ朝になってしまう!あ~夢の中の時間はどうしてこうも早く進むのか……この話はまた次の機会にするぞ!!』

 

「えっ!?」

 

僕の問いかけに答える前にチンコが慌てふためく。

そ、そんな、話はまだ途中なのにぃ!

 

「ちょ、ちょっと待…」

 

『さ、最後に一つ言わせてくれ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

『念願の個性発現おめでとう!!これで君はヒーローになれるッ!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前が言うなああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!……ってあれ?」

 

僕はそんな声を上げながら飛び起きる。……起きる?

少しだけ疑問に感じ辺りを見渡すと、そこに広がるのはいつもの僕の部屋の景色。そして僕の身体は自分のベッドに収まっていた。

この事実から解かる事は……あぁ、良かった。

 

「夢か『夢じゃないぞ!』ってうわああぁぁぁ!?!?」

 

僕が安堵の息を着こうとした瞬間、夢の中で出会ったはずのチンコの声が頭の中に響いた。

ゆ、夢じゃなかったのぉ!?

 

『ぬっはっはっは!まさか夢の中でなくとも朕の声が届くとはッ!今代は本当に逸材の様だわッ!!』

 

僕の反応とは対称的にチンコの声が上機嫌に響いた。

ほ、本当に夢じゃなかったの?

じゃ、じゃあ、僕の個性は、完全にチンコに確定……!?

 

『喜べ出久、これからはこのマーラ様がお前の性生活をサポートするぞ!どれ、まずはドスケベな隠語を教えてやろう。昨日お前のチンコから射精した液体についてだが……おっと、その前に射精というのはな――――』

 

状況はまだ飲み込み切れていない。だが、そんな僕をあざ笑うかのようにチンコはエッチな事についての講義を始めてしまった。

 

「……ははっ、なんだよ。この状況…」

 

そんな地獄みたいな状況に、僕は力なく笑うしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

言い忘れてたけど、これは僕()が最低のヒーロー(ヤリチン)になるまでの物語だ…

 




拙者エロ漫画特有の超展開が程よく好き好き侍。この展開がヤりたいが為に設定が薄い緑谷父の個性を捏造したで候。
悔しかったら原作に出てみろ~(原作終了済み)


〇個性:雄の王
チンコがデカい。とにかくデカアァァァァァいッ説明不要!!
後はおまけとしてチンコの化身・マーラ様が付いてくる。まさかの汚い常闇君みたいな個性だ!
他にも出来る事があるみたいだがそれは追々語られるだろう!


……年末にこれ書くとか頭おかしいよ(賢者モード)
次回こそはイチャラブガチデレかっちゃんを書きたいんじゃぁ…


ここまでご拝読ありがとうございました
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