あと少しで完全に意識が落ちる──という所で、響香がモゾモゾと動き出し、俺の上に跨った。
「……ほんとに寝るの?」
電気を消した暗い部屋。ほとんど表情は見えないが、その声色だけで響香の気持ちは大体伝わった。露出した響香の太ももに手を添えて撫でながら、口を開く。
「声、抑えれるか?」
「……努力は、する」
雄英入学を機に俺が一人暮らしをする前は、家に親が居ない日を見つけてセックスをしていた。こう、家に家族が居る状態でするってなると、変な背徳感を覚える。
どうやらそれは響香も同じらしい。響香はぎこちない動きでジャージのチャックをつまんで、それをゆっくりと下ろしていく。白い肌と、レースがあしらわれた黒いキャミソールが露になった。初めて見るキャミだ。
「かわいいな」
「ありがと」
少し照れながらそう言った響香は、枕の横に手を置いて、俺に顔を近づける。必然的に上体が前に倒れて、その影響で腹に座っていた響香が少し下にズレた。
ほぼ真上を向いて勃起していた息子と接触するのも、まぁ当然と言えよう。
「……めっちゃ勃起してるじゃん。これで何もせずに寝ようとしてたの?」
距離が近くなり声のボリュームが下がったせいで、囁かれているみたいな感覚になる。少し恥ずかしくなり視線を逸らそうとしたが、この距離ではそれも出来ない。
「司が恥ずかしがるなんて珍しい。もしかして、囁かれるの好き?」
「いや、全然」
「……。好きだよ、司♡」
顔をさらに近づけて、俺の耳元に口を持ってきた響香はそう囁いた。思わず声が漏れそうになり、鋼の意思で口を閉ざす。ちんこが2割増で大きくなったが、ギリ耐えた。
男の喘ぎ声程聞き苦しいものはない。あと、純粋にかっこ悪いしな。あくまでも俺がそう思っているだけだが、響香に聞かれたくはない。
だが、このまま囁かれ続けるといつまで耐えれるか分からない。早急に止めねばならぬ。響香の臀を撫でていた手を少し動かして、短パンのゴムに指をかけた。
「短パン脱がすぞ」
「ん。ドルフィンパンツね」
脱がすぞと言っても、俺の力だけで脱がせられるものではない。上体を軽く起こした響香は、俺を跨いで女の子座りをしている体勢で短パン──いや、ドルフィンパンツか、それを脱いでいく。
少し腰を上げてドルフィンパンツのウエストバンドを通した。必然的に、ショーツが目に入る。キャミと同じく、レースがあしらわれたサテン生地の黒のショーツ。
知らない下着だ。
「……そんな見ないでいいじゃん。えっち」
器用にドルフィンパンツを脱ぎ終えた響香の言葉を受けて視線を上げると、明かりのない寝室でも分かるほど、響香の顔は赤くなっていた。
「似合ってるよ。新しく買ったのか?」
「……うん。ちょっと、大人っぽすぎるかなって思ったんだけど……」
響香は耳たぶのプラグを合わせてモジモジさせながらそう言った。可愛すぎるだろさすがに。
「わっ」
しっかりと響香の腰に手を置いて支えたまま、俺は起き上がって響香を抱き寄せた。体格差のせいですっぽりと俺の中に収まった。それすらも愛おしいと感じるのは、まぁ男しては正常な反応だろう。
「……ちょっとセンチメンタル?」
「かも。色々あったし」
「ちんちんは元気だけどね」
響香はそう言うと、俺と響香の間で元気に自己主張をしているそれをプラグでツンツンとつついた。不思議な気分だ。
性欲とセンチメンタルな感情が拮抗している。俺の気持ちを感じ取ったのか、響香はちんちんツンツンを辞めた。
「……またおっきくなった?」
「ちんこの話か?」
「それだけじゃなくて、身長とか全体的に」
上目遣いをしたまま響香はそう言った。抱擁の間に、俺の成長を感じたらしい。中三の時から2cmしか伸びてないが、分かるもんなんだな。
「この間の身体測定で180cmになってたわ。言ってなかったっけ」
「……全然聞いてない。他の女子に言ったの?」
「いや、そん時近くに居た男だけだな」
雄英の身体測定も当然男女別で行われる。……あぁ、なんで響香に言ってないか思い出した。
あの後ヒーロー基礎学があって、午前中にあった身体測定のことをすっかり忘れていたんだ。
「響香のも聞いてねぇや。どうだった?」
「154.2cm。1mm伸びた」
「1mmはその日の体調次第じゃねぇか」
響香はくすくすと笑ってから、唇をわずかに開いたまま俺の顔を見つめた。
「ん、ちゅっ♡ ちゅ、れろ♡」
どちらからともなく唇を合わせる。啄むようなキスは直ぐに終わり、気がついたら俺たちは舌を絡ませていた。
……体育祭の前ってこともあって、ここ最近は全然こういう行為をしていなかった。
俺も響香も、それなりに性欲を溜めていたらしい。
「んっ♡」
手を体の間に差し込んでショーツ越しに筋を撫でると、響香の肩がビクッと跳ねた。俺の指に付着したねとっとした愛液を見て、響香は羞恥に染まった表情で口を開いた。
「……仕方ないじゃん。気持ち良かったんだから。それに、司だってずっと勃起してるし」
「俺は何も言ってないぞ──」
「うるさい。んちゅっ♡」
口を封じるための接吻と同時にベッドに押し倒そうとしてきたので、逆らうことなくそれに従う。
されるがままにディープキスを堪能していると、ギンギンに勃起した息子に手が添えられた。
器用に俺の寝巻きである短パンとパンツを下げた響香は、空気に晒された肉棒を愛おしそうに撫でる。
「久々に見た気がする……♡」
「たしかに」
「あつあつじゃん♡」
「おっ……」
重力と響香の重さによって腹に寝るように位置していたちんぽ。それに跨った響香は、ゆっくりと腰を前後させた。
裏筋を刺激するショーツ越しのおまんこの柔らかさとかけられた体重を受けて、睾丸が全力で稼働する。
「んっ、っ♡ きもちい?」
響香は興奮か羞恥か、頬を赤く染めながらも口角を少し上げてそう言った。
正直今にも射精したいと言うのが本音である。
しかし、ここでそれを言うと俺は早漏という認定を受けてしまうだろう。実際俺が早漏なのかという問題は置いといて、そう思われるのは心外なのだ。
あと、今射精したら確実にザーメンが俺の顔にかかる。それだけは嫌だ。なんならこっちの方が嫌まである。
ということで、俺は相棒を振動させた。
──ブブブブブ……
「あ、ちょッ♡
「個性もまた身体能力。これも俺のちんぽみたいなもんだ」
「な、何言ってんの──あっ♡ くぅ、んっ♡」
ちんぽを電マのように振動させるだけで響香は甘い嬌声を上げた。我慢しようと手で口を抑えても、振動に少しの強弱をつけるだけでそれは意味をなさなくなる。
一個難点を上げるとしたら、反動で俺のちんこにも電マを当てた時と同じくらいの快楽が襲ってくるくらいだろう。
「……っ♡」
そんなことを考えていると、響香がショーツ越しの刺激から逃れるために俺の上から退こうとした。それを許す俺ではない。響香の細い腰をガシッと鷲掴みにして、優しく、けれども響香では外せない力でしたに下げた。
「あっっ♡ ちょ、離して……ッ♡」
「嫌だ」
「っ〜♡ う〜っ♡」
響香の秘所から溢れる愛液で俺のちんこが凄まじいことになっている。というか、ショーツももう限界を迎えていた。愛液のせいで少しズレてしまい右の大陰唇が溢れ出ている。響香は喘ぎ声を抑えるのに必死で気づいていないが。
「はぁっ♡ んぅっ♡ んーっ♡」
どうやら限界が来たらしい。響香は肩を軽く震わせて甘く達して、ただでさえ赤かった顔を更に紅潮させた。
普通のオナニーなら、一人での自慰行為ならこれで終わりだろう。しかし、これは独りよがりのオナニーではなく、俺という電マを使った2人での前戯である。
「行くぞ」
「……えっ、あ、や──♡」
理解が追いついていない様子の響香の腰をがっしりとホールドした俺は、個性の出力を一気に3倍にした。
通常の電マのMAX振動を軽く凌駕するそれ。腰を引くことすら許されていない響香のおまんこの全面に、凶悪な電マと化した肉棒を押し付ける。
「お゛っ♡♡♡ こ、これおまんこダメになるやつだから……ッ♡♡ しぬ……っ♡♡♡」
「死なねぇよ──」
振動を少し強めようとした時、響香の全身がビクビクっと大きく震えた。
絶頂したことがショーツ越しのおまんこからも伝わり、流石にこれ以上は痛いだけだろうと俺は振動を解除する。
──次の瞬間。響香は「あっ♡」とどこか抜けた声を漏らした。
──プシッ、プシ、プシャアアア♡
「……」
「……♡♡♡」
顔面にかかる大量の液体。……頭が冷えた──液体、いわゆる潮と言われるそれ自体は温いが──物理的に。
よだれや汗、涙で乱れた顔をした響香は、蕩けた目をしたまま俺に向かって倒れ込んだ。
意識を失っている訳ではない。純粋に体力が尽きたらしい。頭を撫でると、嬉しそうに俺の胸に頬擦りをした。
「悪い。やりすぎたな」
「……うん。ひどい」
「でも気持ち良かっただろ?」
「…………うん♡」
恥ずかしそうにしながら頷いた響香。素直で可愛い彼女だ、本当に。
呼吸を整えている響香の頭を撫でること数分。ある程度回復したらしい響香が口を開いた。
「……鬼畜電マ人間」
「なんだその蔑称は」
俺はちんぽを勃起させたまま射精することもなくずっと待ってたって言うのによォ……!
「てか、声大丈夫かな……」
「……ある程度防音対策してるから大丈夫、と信じたい」
部屋の隅にある電子ドラムに視線を向ける。
あれをやる為にできるだけの対策をしてるから大丈夫なはずだ。振動対策がほとんどだが、防音対策もしっかりとしている。
「なら大丈夫、か。……ん、ちゅ♡ むちゅ♡」
響香も大丈夫だと判断したのか、それかもうバレてもいいと思ったのか、少し身を乗り出して俺の唇にキスをした。
「れぇろ♡ んっ♡ ちゅぱっ♡」
お互いの舌を貪るような接吻。数十秒か数分か、少し息が苦しくなった辺りで響香が口を離す。唇から唾液の糸が伸び、そして切れた。
「……ね、セックスしよ♡」
妖艶な笑みを浮かべてそう囁いた響香は、限界を超えて勃起した俺の息子に手を添える。少し腰を浮かせて、亀頭を膣口にあてがった。
「カウパーダラダラじゃん♡」
「仕方ねぇだろ」
「はいはい……♡ んっ♡」
腰を浮かせているから結合部がよく見える。大きな赤ちゃんの握り拳サイズの亀頭がまず消えて、ドンドンと竿部分も飲み込まれていく。
実に1週間ぶりくらいの暖かい腟内の感触に、あっという間に精液が上がってくる。……やべ、ゴムしてないじゃん。
「んあっ♡ っ♡ はぁ♡」
「……ゴムしてねぇや。一回抜いて──」
「──んッ♡」
俺の言葉を遮って、響香は腰を最後まで落とした。亀頭が子宮を押し上げている感覚がある。口をぱくぱくとさせて呼吸を整えているが、先程の言葉は届いているのだろうか。
「なぁ、ゴム──」
「大丈夫……♡ はぅ、ふぅ♡ ピル飲めば大丈夫だって……っ♡」
響香はそう言うと、ゆっくりとした動きで腰を上下に動かし出した。ゴムもした方がより安全だろ──という気持ちは、抽挿の快楽により掻き消えた。
「んはっ♡ んっ♡ どうっ♡ きもち?♡」
「あぁ……ッ」
控えめに言って限界を超えている。今にも射精しそうなのを根性で耐えているのが今の状況である。
ぱちゅぱちゅ♡という音と、響香の口から漏れる甘い声、そして何より精液を搾り取ろうとしてくる膣の感触。
その全てが、俺の射精感を極限まで高めてくる。
「ほら♡ 早くぴゅーってして……っ♡」
騎乗位による杭打ちピストン。ぐっと腰を上げた響香は、亀頭だけが辛うじて挿入されている体勢で1度止まり──
「イけッ♡」
──腰を一番下まで落とした。
──びゅるるるっ、どぴゅるるっ!
「あーっ♡」
「……ッ」
堰を切ったように溢れ出す精液。
子宮口に鈴口を押し当てての射精、許容量以上の快楽により一瞬視界が白く染まって、少しして元に戻る。
「好き……♡」
蕩けた顔をして口の端から涎を垂らした響香は、下腹部を撫でながらそう呟いて俺の方に倒れ込んだ。
「……すぅ」
……どうやら寝てしまったらしい。まぁ、今日は色々あったからな。かくいう俺も、賢者タイムのせいもあって非常に眠たい。ほぼ落ちかけている意識の中で、一度響香の頭に唇を落とした俺はそのまま眠りについた。
ちんちん入れながら寝るな!