※この作品はR-18です。

背徳の教室、堕ちた聖女の放課後   作:@レーガン

5 / 9
第5話:制服の下の秘密

 1時間目の授業が始まった。

 科目は数学。教室には、教師の単調な声と、チョークが黒板を叩く音だけが響いている。

 窓から差し込む陽光、整然と並ぶ机、ノートを取る生徒たちの背中。

 そこは、規律と静寂に支配された「聖域」であり、優等生・水神小夜が最も得意とするフィールドだった。

 ――しかし、今日の彼女は、シャープペンシルを握る指先が白くなるほど震えていた。

(……っ、んぅ……!)

 小夜は背筋をピンと伸ばし、黒板を見つめるふりをしながら、机の下で必死に太ももを擦り合わせていた。

 制服のブラウスの下、誰にも見えない場所で、胸の突起を挟む「魔力クリップ」が熱を帯びているのだ。

 布が擦れるたびに、電流が走るような鋭い刺激が脳髄を揺らす。

 ノーブラの胸は敏感になりすぎていて、ワイシャツの繊維一本一本の感触さえ拾ってしまう。

(痛い……でも、ご主人様が着けてくれた痛み……)

 小夜は下唇を噛み締め、痛みを愛おしむように反芻した。

 そして何より、彼女を狂わせているのは、股間に埋め込まれた異物だった。

 ウィィィィン……。

 微かな、本当に微かな駆動音が、小夜の直腸を伝って響いた。

 数席後ろに座る柊うてなが、遠隔ローターのスイッチを入れたのだ。

 最弱の振動。だが、昨夜の過酷な開発で充血しきった小夜の粘膜には、それが雷鳴のように響いた。

(あっ、はじまった……! 授業中なのに……みんな静かなのに……!)

 小夜の瞳が潤み、焦点が合わなくなる。

 クリトリスを直接こする無機質な振動。

 それが、「貴女は生徒じゃない。ただの雌犬よ」と囁き続けているようだ。

 小夜の脳裏に、昨夜アジトで流し込まれた快楽の記憶がフラッシュバックする。

 あの触手の感触。うてなの視線。

 中が、熱い。

 下着を着けていない秘部から、愛液がじわりと滲み出し、内腿を伝って椅子を汚そうとしている。

(ご主人様……見てますか? 私、今、こんなに濡れてます……)

 背徳感が、ローターの振動以上の快楽となって小夜を襲う。

 彼女はそっと後ろを振り返りたい衝動に駆られたが、ぐっと堪えた。

 「命令があるまで動くな」と言われているからだ。

 この放置プレイもまた、ご主人様からの愛。

 カチッ。

 背後で、ボールペンのノック音がした。

 それは、二人だけにしか分からない合図。

 「振動を強くする」、そして「耐えろ」という命令。

 ブブブブブブブ……!

「んっ……!」

 振動が一段階、跳ね上がった。

 小夜は思わず声を漏らしそうになり、咳払いで誤魔化した。

 目の前のノートに書かれた数式が歪んで見える。

 「微分・積分」の文字が、「服従・屈服」に見えるほど、頭の中がピンク色に塗り潰されていく。

(だめ、声が出ちゃう……! 先生に当てられたらどうしよう……)

 恐怖。羞恥。

 だが、ドMに堕ちた小夜にとって、そのスリルこそが最高のスパイスだった。

 バレたら終わる。優等生の仮面が剥がれ、ただの変態だと知れ渡る。

 ――そうなってしまいたい。

 ご主人様のせいで、みんなの前で潮を吹いて、社会的に死んでしまいたい。

 その破滅願望が、蜜の分泌を加速させる。

「……小夜?」

 隣の席の薫子(マジアサルファ)が、小夜の異変に気づいて小声で話しかけてきた。

「顔赤いけど、大丈夫? 貧血か? やっぱり昨日の疲れが……」

 純粋な心配。100%の善意。

 薫子の真剣な視線は、小夜の顔に向けられている。

 だが、もし彼女の視線が少し下、机の下に向けられていたら?

 小夜がだらしなく内股を震わせ、スカートの中が湿気と熱気でムレ返り、生々しい雌の匂いを漂わせていることに気づいただろう。

「だ、大丈夫……。ちょっと、熱っぽいだけだから……気にしないで……」

 小夜は震える声で嘘をついた。

 親友を騙す背徳感。

 薫子は私が「被害者」として苦しんでいると思っている。

 でも本当は、貴女が憎む悪の親玉にイかされているのよ?

(あぁ……薫子。貴女は何も知らない。私だけが知っているの……)

 小夜は薫子に申し訳なさを感じるどころか、その無知を嘲笑うような、昏い優越感を覚えた。

 嘘をつくたびに、子宮がキュンと収縮し、ローターを強く締め付ける。

(ご主人様、もっと……もっと私を、悪い子にしてください……!)

 小夜は心の中で懇願した。

 理性が焼き切れる寸前の、トランス状態。

 その思考が伝わったかのように、後ろの席から強烈な殺気(ラブコール)が届く。

 ――最大出力。

 ブブブブブブブブブブッ!!

「あぁっ……!!」

 小夜はガタリと椅子を鳴らして、机に突っ伏した。

 限界だった。

 強烈な振動が脳天を突き抜け、子宮の奥が痙攣し、大量の蜜が噴き出す。

 授業中、静まり返った教室の真ん中で、トレスマジアの元リーダーは、誰にも知られずに絶頂(イク)という大罪を犯したのだ。

 ビクン、ビクンと身体が跳ねるのを、机に押し付けることで必死に隠す。

 白目を剥きそうになるのを堪え、小夜は涎を飲み込んだ。

「水神? どうした? 具合が悪いのか?」

 数学教師が心配そうに教卓から降りてくる。

 クラス中の視線が集まる。

 うてなの視線も、その中に混じっているはずだ。

 「よくイったわね」と笑っているだろうか。それとも「我慢できなかったの?」と呆れているだろうか。

 どちらにせよ、ご褒美だ。

 小夜は机に顔を埋めたまま、荒い息を整え、必死に声を絞り出した。

「す、すみません……。ちょっと、目眩が……」

 顔を上げた小夜の瞳は、とろとろに溶け、涙で濡れていた。

 頬は上気し、唇は艶めかしいほど赤い。乱れた前髪が汗で額に張り付いている。

 それはどう見ても「体調不良」ではなく「情事の後の顔」だった。

 しかし、彼女の「真面目な委員長」というブランドと、「誘拐事件の被害者」という嘘が、周囲の認識を歪める。

「無理するなよ。……天川、保健室に連れて行ってやれ」

「はい! 行こう、小夜。肩貸すから」

 薫子に支えられ、教室を出ていく小夜。

 その足取りは、快楽の余韻でふらついていた。

 立ち上がった瞬間、椅子には湿った跡が残っていたかもしれないが、小夜は素早くスカートを直してそれを隠した。

 去り際、小夜は一瞬だけ振り返る。

 そこには、頬杖をついて、この上なく愉しそうにニタニタと笑う、悪魔の姿があった。

 うてなは口パクで、こう告げた。

 『あとで、トイレに来なさい』

 その命令に、小夜の子宮が再び疼いた。

 まだ足りない。もっと欲しい。

(はい……ご主人様。……すぐに参ります……♡)

 廊下に響く上履きの音には、ペチャ、ペチャという、太ももを伝い落ちる愛液の音が混じっていた。

 だが、それを知るのは、リモコンを握る悪魔と、堕ちた聖女だけだった。

(第5話 完)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。