※この作品はR-18です。

背徳の教室、堕ちた聖女の放課後   作:@レーガン

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第9話:女子更衣室の情事

5時間目、体育。

 授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響く。

 女子更衣室は、着替えを済ませた生徒たちの喧騒で満ちていたが、それも次第に遠のいていった。

「小夜、先に戻ってるぞー」

「うん、薫子ちゃんたち先に行ってて。私、少し髪を直してから行くから」

 薫子たちを先に教室へ行かせると、小夜は更衣室の鏡の前で時間を潰した。

 やがて、更衣室から他の生徒の気配が消え、静寂が訪れる。

 残っているのは、小夜と――もう一人だけ。

「……やっと二人きりになれましたね、ご主人様」

 ロッカーの陰から姿を現したのは、柊うてなだった。

 彼女もまだ体操服(ブルマ)姿のままだ。

「ええ。はるかさん達のガードが堅すぎて、退屈してたところよ」

 うてなはニヤリと笑い、更衣室の奥にある長椅子(ベンチ)に腰掛けた。

 そして、気だるげに首を回す。

「あーあ、疲れた。良い子のフリをしてる貴女を見てるのも飽きちゃったし……肩も凝ったわ」

「お疲れ様です、ご主人様。……私にお揉みさせてください」

 小夜はすぐに駆け寄り、うてなの背後に回って手を伸ばそうとした。

 しかし、うてなはその手を払いのけた。

「手じゃないわよ」

「え……?」

「手で揉むなんて普通すぎるわ。……貴女にはもっと役に立つ『部位』があるでしょ?」

 うてなの視線が、小夜の胸元に注がれる。

 体操服の上からでもはっきりと分かる、規格外のボリューム。

 うてなは意地悪く微笑み、命令を下した。

「その無駄に大きな胸で……私の肩を擦りなさい」

「む、胸で……ですか?」

「そうよ。ただの脂肪の塊なんだから、クッション代わりに使いなさい。優しく、丁寧にね」

 小夜の顔がカッと熱くなる。

 自分の胸を、ただのマッサージ道具として扱われる。

 その侮蔑的な扱いが、小夜の子宮を疼かせた。

「はい……。喜んで、クッションになります……♡」

 小夜はうてなの背後に密着した。

 そして、豊かな双丘をうてなの華奢な肩に押し付けた。

 むにゅぅ、と柔らかい肉が変形し、ご主人様の肩を包み込む。

「ん……っ、本当に柔らかいわね……」

「ご主人様……気持ちいい、ですか……?」

 小夜は身体を揺すり、胸をグリグリと押し付け、擦り上げた。

 体操服の布地越しに、温かさと弾力が伝わる。

 乳首には魔力クリップが挟まったままだ。それがうてなの肩甲骨あたりに当たり、チリチリとした痛みと快感を小夜に与える。

「ええ、悪くないわ。……もっと強く、体重を預けなさい」

「はいっ……あぁっ、ご主人様の匂い……」

 小夜はうてなの首筋に顔を埋め、さらに強く胸を押し付けた。

 もはやマッサージというよりは、求愛行動だ。

 自分の最も女性的な部分を、敬愛する主に擦り付ける。

 その行為が、小夜を「雌」の本能へと引き戻していく。

 その時。

 ガララ、と更衣室の扉が開く音がした。

「あれー? 私のゴムどこだっけー?」

 女子生徒の声だ。クラスメイトが忘れ物を取りに戻ってきたのだ。

 二人はビクリと体を強張らせた。

 こんな体勢を見られたら、言い逃れできない。

「小夜、こっちよ!」

 うてなは小夜の手を引き、近くにあった縦長の掃除用具ロッカーを開けた。

 モップやバケツが置かれている狭い空間。

 二人はそこへ滑り込み、内側から静かに扉を閉めた。

「んっ……!」

 狭い。あまりにも狭い。

 二人は向かい合う形で密着し、身動きが取れない状態になった。

 暗闇の中、互いの吐息がかかる距離。

 小夜の豊かな胸がうてなの胸に押し付けられ、股間と股間がぴったりと合わさる。

(ご主人様と……密着してる……)

 小夜の心臓が早鐘を打つ。

 薄暗いロッカーの中は、二人だけの世界。

 埃っぽい匂いと、互いの甘い汗の匂いが混じり合い、脳髄を痺れさせる。

「しーっ……。声を出したらバレるわよ」

 うてなが小夜の耳元で囁く。

 その吐息が敏感な耳をくすぐり、小夜は背筋を震わせた。

「あ、柊さん。まだいたんだ?」

「……」

 外から女子生徒の声がする。うてなの姿が見えないため、独り言のように響く。

 彼女は自分のロッカーをごそごそと探っているようだ。

 ほんの数十センチ先。

 薄い鉄板一枚を隔てて、日常と背徳が隣り合わせにある。

 そのスリルに、うてなの嗜虐心が疼いた。

 彼女は暗闇の中で手を伸ばし、小夜の体操服の中に潜り込ませた。

「っ!?」

 小夜が息を呑む。

 うてなの指が、直に乳首を挟んでいるクリップを弾いたのだ。

 パチンッ!

 鋭い痛みが走る。だが、声を出してはいけない。

「んぐっ……ぅ……!」

 小夜はうてなの体操服を握りしめ、必死に声を殺した。

 涙目でご主人様を見つめるが、暗闇の中のうてなは楽しそうに笑っている気配がした。

 さらに、うてなは太ももを割り込ませ、小夜の股間に自分の膝を押し当て、ぐりぐりと擦り始めた。

(だめ、そんなことされたら……っ!)

 振動するローターの上から、ご主人様の膝が圧迫する。

 逃げ場のない快楽。

 小夜はうてなに抱きつくようにして体を支え、ガクガクと内股を震わせた。

「あったー! じゃあねー、お先ー」

 女子生徒が足早に出ていく音がする。

 だが、二人はロッカーから出ようとはしなかった。

 静寂が戻った更衣室。

 ロッカーの中だけが、荒い呼吸音と熱気で満たされていく。

「はぁ……はぁ……ご主人様……」

「興奮した? 小夜」

 うてなは小夜の腰に腕を回し、さらに強く抱きしめた。

 汗ばんだ肌と肌が張り付く。

「はい……っ、誰かに見つかるかもって思ったら……中が、きゅんきゅんして……」

「変態ね。……このままここで、サボっちゃいましょうか」

 うてなは小夜の首筋にキスを落とした。

 狭く、暗く、熱い鉄の箱の中。

 二人は互いの体温を貪るように、深く口付けを交わした。

 午後の授業を告げるチャイムが遠くで鳴っていたが、堕ちた二人の耳にはもう届かなかった。

(第9話 完)

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