荒く息を吐き、身悶えする俊介の背中を、玲奈があやすようにさする。
「わーか、ほら大丈夫。落ち着いて。我慢できてえらいね。えらい」
俊介は涙をこらえながら、少女の腕にしがみついていた。
触手はすでに蠕動をやめ、愛撫もおこなっていないというのに、下腹部を襲うむず痒さだけがおさまらない。
先ほどまで触手が触れていた場所が、火傷でもしたかのように、ひりつくのだ。
細く鋭い針で、陰部の皮膚をぶすぶすと突き刺されているような錯覚を抱いてしまう。
針の先端がうがつたび、ペニスが脈打ち、痛々しいほどにいきり立った。
鈴口から淫らな汁がほとばしり、白い布生地を染め上げてゆく。
失禁でもしたかのように、股間部分はびちょびちょだ。
「若様、おかげんがすぐれないのですか?」
異変を察したのか、羽夜がたずねてきたが、俊介には答える余裕もない。
上擦った甘い声を漏らさぬようにするだけで、精一杯だ。
「おおかた羽夜どのに見惚れて、喉にご飯でも詰まらせたのでは?我が主は、好色でいらっしゃるから。主の可愛いらしい姿をオカズにすると、夜のおつとめが捗るというものです。な、羽夜どの?」
こがねが茶化す。
「こ、こがね様!」
羽夜は頬を赤らめ、ぶつぶつと何かをつぶやきながら、俯いてしまった。
「ふたりにばれたらお預けだよ。いいの?」
玲奈が熱い吐息混じりにささやきかけてくる。いつのまにか腕は、乳房の谷間へと誘われてしまっていた。
つきたてのモチのように柔らかな弾力が、俊介を狂わせる。
触手がふたたび動き出した。そり返った肉竿をつたってゆくと、先端部分がカーブをえがき、裏筋を舐め上げた。
「ーーおぐっっ、おっおっ」
脳神経が焼きつくような快楽刺激が背筋を走り抜け、頭の中が真っ白になる。喘ぎ声が隠しきれない。
喉が裏返りでもしたかのように、声が掠れてしまっている。
全身がわななき、半開きの唇からよだれがだらしなく垂れた。
もしも吸盤が吸い付いていたら、たまらず白濁液をぶちまけていただろう。
俊介はあぶあぶと乳飲み子のように身をよじらせ、玲奈の肩に顔をうずめた。
「わたしの触手からでる汁は、男のひとをえっちな気持ちにさせるんだって。おしっこの穴に直接そそいだら、どうなっちゃうかな?」
触手がむちをうつように跳ね、カウパー液で濡れそぼった茎胴をはたく。
「ぬぎゅっ!ごっうぉおっ」
もはや恥も外聞もない。射精を懇願しようと、面をあげるとーー
「ふたりとも何をされているのです!」
羽夜が金切り声をあげ、怒気を露わにしていた。