こがねが首謀者を羽交い締めに抱きかかえ、部屋のそとへ連れ出していく。
「な、生ごろしだよ!あともうちょっとで、わかを落とせてたのに!」
首を激しく左右にふり、全身をよじって拘束から逃れようとする玲奈だったが、四肢はむなしく宙を切る。
体格差はいかんともしがたい。
身の丈がゆうに180センチに届くかという、長身のこがねからすれば、赤子の手をひねるようなものなのだろう。
力の抜けた触手がずるずると床を滑ってゆく。
本気で抵抗しようものなら、大目玉をくらうこと間違いなしなので、さしもの玲奈も自制はしているようだ。
「主殿」
銀髪をふわりとなびかせなから、こがねが顔だけをこちらに向けた。氷柱のように透きとおった青い瞳がまたたいた。
「生殺しにしてしまってすまぬな。恨むなら、私ではなく、堪え性のない己のイチモツを恨んでくれよ。羽夜殿、あとは任せた」
俊介の返事はない。座卓に突っ伏しながら、発情期の猫のように唸るだけだ。
羽夜はおろおろと狼狽え、戸惑いを隠せないようだったが、やがて意を決したかのようにうなづくと、震える主の背中を後ろから抱きすくめた。
「若様、ゆっくり息を吸ってください。は、羽夜がそばについておりますから。怖いことなどひとつもありませんよ」
俊介の汗でほつれた髪を、手ぐしで整えていく。
(は、羽夜、むねがあたってぇ......)
どうにかして落ち着かせようと、とっさにとった行動なのだろうが、今の俊介にとっては、逆効果でしかない。
髪をかきわけようと、羽夜が身をぐっと屈めるたび、双丘が押しつけられるのだ。
銀杏のように硬く、張りのある乳房で、羽夜の上半身がのしかかってもなお、潰れる気配はない。
乳肉がうねるたび、丸みをおびた突起物が背中にあたった。
呼応するように、下腹部がじゅくじゅくと疼きだす。
我慢汁がしみ込んで、ぬめるにぬめった下着の布は、今や立派な性器具と化してしまっていた。
ペニスがわななき、布地にじゅるっと亀頭が擦れるたびに、震えるような快感が襲ってくる。
「ゔゔぉっっ」
羽夜がそばにいるというのに、獣のように喘いでしまう。
(ああっ、ううう......。お、お願いだから、聞かないでぇぇ......)
淫らな声を漏らすまいと、奥歯で舌を噛む。しかし、肉の疼きはやむことを知らず、尿道を逆流すると、さざ波のように全身にひろがっていった。
「ゔぉっっ」
「わ、若様!?」
俊介の身体が弓なりに仰け反り、ぴんと硬直する。
反動をまともに受けた羽夜が尻もちをついた。
俊介がよろよろと立ち上がる。羽夜の肩をそっと押すと、覆いかぶさった。