第2話
始まりは、いつの頃だったか。
中学生に上がってから、少しした頃。
女子校に通う紗寿叶が、保健の授業で性教育を受けてきた日。
流石有名校というべきか、生徒全員にコンドームが配布されたという。
興味本位か気まぐれか。紗寿叶はこれ見よがしに手で弄びながら、
「使ってみる?」
と聞いてきた。
ツンデレというか、クーデレというか。
普段のツンケンした態度の中、言動の端々からも俺への愛情は確かに感じていた。
しかし良好な関係を築けているとは思っていたが、まさかHまで許してくれるとは思っていなかった。
それも、紗寿叶の方から。
俺も健全な男子中学生。
そんな漫画のようなシチュエーションに喜んで飛びついた。
緊張か羞恥か。紗寿叶は少しぎこちなく制服を脱ぐ。
下着姿になったところで俺の視線を感じてか、少し頬を熱らせこちらの様子を伺う。
「ごめんなさい。まさかあれからほとんど成長しないなんて」
その姿はまるで小学生の頃の紗寿叶のままだ。
すでに妹の心寿に抜かされた身長とバストを気にしているようだ。
「さじゅは可愛いよ。その証拠に、ほら。さじゅの体で興奮してる」
紗寿叶だけ裸にはしておけない。
俺も、服を脱いで紗寿叶の体に興奮している証拠を曝け出す。
下着姿になると、紗寿叶は股間部分で貼られているテントを凝視してくる。
幼稚園かその辺りで結婚の約束をしてからは親もノリノリで。
将来の義家族、と家族ぐるみで半分兄妹のように育ってきた。
幼い頃に何度かお風呂を一緒に入ることもあり、お互い裸も見たこともある。
何なら、服越しになら朝勃ちを何度も見られている。
俺がまだ寝惚けている間に朝勃ちに気づいていないようなふりをしながら、横目でチラチラと見ていたのも知っている。
しかし、流石に勃起生ちんぽを見せるのは初めてで。
「わ!ちょっと……ほ、本当にこんな大きいのが入るのかしら?」
あまりにもじっと見てくるので、俺から下着を下ろすと。
興味の視線から、恐れ慄き段々と引き気味になっていく。
ゴムを手にしていた紗寿叶は、自分から言い出したのに俺のを見て臆病風に吹かれていた。
パンツからまろびでた、グロテスクに蠢く男根に小さな手が触れる。
初めての人の刺激に、チンポがびくりと反応する。
それに警戒した紗寿叶がびくりと飛び上がる。
「えっと……付けるわね?」
袋を破いて出したゴムの裏表を確認して。
ちんぽの先端に押し当てて、くるくると巻いてあるゴムを伸ばす。
授業で習ったのか、その手際は良い。
「えっと。これで、いいのよね?」
初めてだからだろう、ゴムを装着し終わった紗寿叶は不安そうだ。
「これ、こっち側にローションがついてるみたいだから……もう、入ると思うわ……」
紗寿叶が潤んだ上目遣いで見つめてくる。緊張で心臓がドキドキしてきた。
俺、ついに紗寿叶とセックスするんだな……
勝負下着なのか、ピンクと黒のなかなか大人っぽいデザインのショーツをずり下ろす。
その中身は昔の記憶通り、毛も生えていない釣りとした一本の筋だ。
AVなんかでモザイク越しに見るような中古と違って、まさに未使用って感じだ。
そんな縦筋を、指で開いて広げてみる。
ぐっぱと広がった膣口の中から、鮮やかな桜色の粘膜が覗いた。
「そんなまじまじ見ないで……もう、早く入れて?」
くにくにとおまんこを弄っていると、紗寿叶からの催促が入る。
紗寿叶は頬に手を当てて真っ赤になった顔を隠していた。
しかし漫画みたいに、濡れてる様子はないが大丈夫だろうか。
紗寿叶の目もあるので、観察は一度中断してちんぽを紗寿叶のまんこに当てがう。
言っていた通り、ゴムに塗布されていたローションがくちゅりと音をたてた。
このまま入れてしまって本当に大丈夫だろうか。
「……きて?」
今になってたたらを踏んでいたが、紗寿叶の可愛いおねだりで迷いが吹っ飛んだ。
紗寿叶はいつの間にか顔を隠していた手の、指と指の隙間から結合部をじっと見つめていた。
俺はぐぐっと腰を突き出して紗寿叶のおまんこへ入れるように押し付ける。
最初は壁に押し当ててるようで、ローションで上下左右へとつるつる滑る。
「んふふ。何してるの?」
道程すぎて上手く入れられないのを笑われてしまった。
今度こそ、紗寿叶の恥丘をしっかりと左右に抑え、穴へと狙いをつける。
小さな口を限界まで開かせて、先端を押し付けてそのまままっすぐ突き入れる。
ちんぽの先が、紗寿叶のその小さな入り口へと侵入する。
「あっ、痛……痛い……」
めりめり、と小さな穴を広げるように押し進む。
穴が小さすぎて、気持ち良いの前にとても痛い。
ちんぽが食いちぎられそうだ。
痛みに悶える紗寿叶をよそに、無理矢理押し入れて亀頭をカリ首まで挿入することに成功した。
とりあえずここまでは挿入ったが。これ最後まで行けるか?
「うぅ……全部入った?」
「さじゅ。まだ先っぽしか入ってない」
「嘘……無理無理!もう入らないわ!」
「大丈夫。痛いのは最初だけだから」
「お願い!もう許して、死んじゃう!」
紗寿叶の初めてはまともに挿入することも出来ずに失敗した。
小さな紗寿叶の体では俺のちんぽを受け入れきれず。
膜すら破けたのかもわからず、動けないまま紗寿叶が痛がって終わった。
「ごめん、もう入れないから。落ち着いて」
気づいた時には、紗寿叶はしゃくり上げるように泣いていた。
俺は慌てて引き抜いて、真っ赤に染ったおまんことゴムを見て焦り始める。
久々に見た紗寿叶のおまんこに、ガチガチになっていたちんぽも血を見てしゅるしゅるとしぼんでいった。
紗寿叶の方も、初めての破瓜の痛みと、自分のせいで出来なかったという罪悪感でパニックになっていた。
俺は潤んで揺れる瞳を見つめて、頭を撫でたり、キスをしたりして落ち着かせる。
「ご、ごめんなさい、わた、私のせいで……」
「いいよ。紗寿叶。俺も無理やり入れてごめん」
「ううん……」
腕の中に抱きしめて、泣き止むまで胸を貸してあげた。
小さな体に受け入れるのは怖かっただろう。
紗寿叶もぎゅっと抱きしめ返してきて。
泣き止んでからは、慰め合うようにキスをした。
言葉は使わず。俺から唇を合わせて。今度は紗寿叶から。
ルールはないが、なんとなく暗黙の了解で交互に動いた。
バードキスのラリーを続けて、突然舌で唇をなぞっとみると、びっくりした紗寿叶が固まった。
長い硬直が開けて、今度は紗寿叶の舌が俺の唇を舐めてくる。
それを許可の合図として、紗寿叶のターンが終わる前に俺も舌を出して舌同士をくっつける。
これまでも何度もキスをしてきたが、舌を合わせたのはこれが初めてだった。
紗寿叶も覚悟していたのか、今度は固まることなく俺の舌を迎え入れた。
「次はもっと頑張るから、私のこと見捨てないでくれる?」
「なんで俺がさじゅの事見捨てるんだよ」
「だって、男の子ってえっちな事が好きなんでしょう?」
キスとキスの合間に、紗寿叶が甘えてくる。
こんなしおらしい紗寿叶、久しぶりに見たかもな。
前にこんなことがあったのは……雷が鳴って停電になった時だったか。
俺はあの時と同じように、紗寿叶の頭に腕を回して髪を撫でて落ち着かせる。
「俺はHよりもさじゅのことが好きだよ」
「嘘……こんなちんちくりんよりもえっちな女の方が良いんでしょ」
「そんなはずないだろ」
「じゃあ、えっちな心寿とえっちじゃない私だったらどっちが好き?」
Hなお姉さんと紗寿叶なら間違いなく紗寿叶を選べるが、Hな心寿はどうかと聞かれると弱い。
しかしそれは紗寿叶と同じくらい好きということであって、断じて心寿を選ぶという意味ではない。
生きるために水と空気、どっちが必要か聞かれても困る。
俺にとってははどちらも大切で必要なのだから。
「なんで心寿なんだよ。それはずるいだろ」
「やっぱり……私より心寿がいいのね?」
「そうとは言ってないだろ。俺はどっちも好きだよ」
クズな答えとはわかっているが、どうしても曖昧模糊とした答えしか出せない。
2人共を好きになってしまった俺が悪いのは重々承知した上で、どちらも選びたい。
当初そんな我儘を聞いてくれた2人だったが、遂に独占欲が生まれたのだろうか。
姉妹の泥沼略奪戦を見るのも、ましてや捨てられるのも無理だ。
どちらかが他の人と幸せを見つけてしまったら……ダメだ、脳が壊れてしまう……
「本当?本当に私のことも好き?」
「当たり前だ」
「本当なら……もっとキスして?」
俺は答えの代わりにキスをした。
今度は、初めから舌を絡めるような長くて熱いベーゼ。
紗寿叶の不安を消していくよう、念入りに。
「ぷぁ!ちょっと……息できないわ……」
鼻と鼻をくっつけて、囁くみたいに会話する。
そして言葉の合間にキスを続ける。
「さじゅ。もしかして心寿がどんどん成長してるから危機感感じてたのか?」
「だって……心寿がえっちな娘になったら、全く成長してない私を選ぶ意味ないじゃない」
「そんな訳ない。小さいさじゅも大好きだよ」
「……あなた、小児性愛者なの?」
「違う違う!俺はさじゅの性格も含めて好きだから小さいとか大きいとか関係ないし、というか体だけで好きとか嫌いとか決まらないし……」
「ふふ。わかったから、そんなに必死に否定しなくてもいいわよ」
紗寿叶は幼児体系のままな自分と、ぐんぐん成長して色々大きくなって来た心寿を比べて焦っていたようだ。
このままだと自分だけ幼いまま、俺達2人に置いていかれると思っているようだ。
心寿へのリードとして、ちょうど授業で貰ったゴムを使ったとのこと。
当然俺達にそんなつもりはない。
心寿も、紗寿叶と3人での生活を望んでいる。
むしろ完全にその気でいる心寿は、今更紗寿叶だけ別家庭となると悲しむだろう。
そのことを懇切丁寧に、唇同士がふやけるまで伝え続けた。