野良犬転生~犬に転生して人間の女の子をお嫁さんにし、被差別種族を救ってしまう男の話~ 作:XX(旧山川海のすけ)
プロローグ★
大きな天幕の中。
毛皮の絨毯の上で。
俺たちは正常位で交わっていた。
「ああっ! はぁっ! んあっ!」
俺の下で、俺の妻のフセが喘いでいる。
俺の愛しい妻であるフセが。
長く綺麗な銀の髪、そして高貴な顔立ちに、抜群のプロポーション。
俺の腰使いで揺れる、充分な大きさの乳房に興奮し、俺はその頂に吸い付いた。
「んンンっ!」
フセが何かに耐えるような表情を浮かべる。
あ、ひょっとして痛かったのか?
気にはなったが訊くことはできない。
何故って、俺は犬だから。
大型犬なので、人間の彼女と比較しても見劣りするほどの対格差は無い。
体毛の色は黒。
犬種は知らん。
ただまあ、俺の母犬は所謂狼犬に見えたから、多分そっち系統の何かだろう。
俺は彼女に欲情している。
理由は2つ。
俺の陰茎を咥え込んでいる彼女の膣の締め付けに反応していることと。
俺が人間から犬に所謂異世界転生した存在だからだ。
俺の本質は人間の男なので、どこからどう見ても犬であるのに、こうして人間の妻に性的に興奮し、彼女と交わっている。
「あああっ! イク! イってしまいます! あなたぁぁぁぁっ!」
ぎゅう、と彼女がその綺麗な足を俺の腰、いや背中か? に絡め。
目を見開き、追い詰められた表情で喘ぎ始めた。
良かった。
多分、痛くないんだろう。
そしてそのまま俺は。
彼女の乳首から、犬の口腔で母乳を吸い上げた。
俺の子供を産んでしばらく。
まだ授乳期間だから、お乳が出るんだ。
俺の妻はそれに反応し
「あーっ!」
嬌声をあげ、絶頂に達した。
同時に俺も射精を開始する。
人間の妻の子宮に、犬である俺の精液が流れ込んでいく。
ブピュウウ、ブピュル!
犬の射精は長い。
10分くらいかかる。
その間、妻は子宮で俺の精子を受け続け。
「ああっ、おおっ!」
完全に発情した牝が、牡の精液を受け取る表情で。
悦びの中、愛おしそうに俺の背中の毛皮に手を回す。
俺も彼女が愛おしくなり、顔を近づけ、唇に口を接触……キスすると。
彼女の方から、俺の牙が生えた口に舌を入れてくれる。
俺も彼女の舌を噛まないように気をつけながら、彼女と唾液の交換をした。
俺の名前はエイト。
種族は犬ではあるが、フセの夫で。
「……好き。あなた……旦那様」
キスを終え、俺の精液を受け止め終えた余韻を味わいながら。
うわ言のように、俺への愛を口にしてくれる妻・フセ。
彼女のそんな言葉を聞くたびに、俺は夫としての務めを意識してしまう。
ホギャアアアア!
俺たちの子供の泣く声。
その一声で、彼女が俺の妻から、子供の母へとスイッチが切り替わる。
……そう。
俺はもう、人の親でもあるのだし。
そんなことを、俺との繋がりを解いて、娘の世話をしに行く彼女の後姿を見つつ考えた。