※この作品はR-18です。

野良犬転生~犬に転生して人間の女の子をお嫁さんにし、被差別種族を救ってしまう男の話~   作:XX(旧山川海のすけ)

19 / 105
第18話 シノの神技《シンギ》

 フセは7才で神技(シンギ)に目覚めた

 

 シノは生まれて半年だけど、体格と知能レベルはおそらくそのくらいになってる。

 だから、フセと同じ状況だと言えると思う。

 同じ状況で娘も目覚めた。

 

 ……正直、フセは混血児だから、神技持ち同士の子はほぼ100%神技持ちになるという法則の外である可能性を考えたけど。

 

 シノは無事、神技に覚醒した。

 ……これでこの後に第二子も覚醒したら、おそらくフセの子の覚醒確率はグレーターヒューマンと大差ないという結論で良くなるはずだ。

 

 前世での一般の事象についての確認方法は、同一条件下で同じ結果が2回続いたらそれは確実視していいというのが一般的だったから。

 本当は3回見たいところなのだけど、2回でほぼ確実だから機動性を考えて2回、なんだよ。

 

 だからまあ、そのとき。

 今夜、次の子をフセに仕込むことを決意した。

 

 

 

「お父様! 見てて!」

 

 シノの神技の名前は「スクナヒコナ」だった。

 ってさ……

 

 フセの神技もだけど。

 名前が神様の名前じゃないか。

 

 俺のは「孕ませ」なのに。

 

 統一性が無いな。

 この辺、何かあるのか……?

 

 予感だけど、そんな気がするよ。

 神技が神の名前になってる場合と、そうでない場合の違いが……

 

 フセの神技名は「タケミナカタ」で。

 タケミナカタは日本神話の一大イベント「国譲り」の際に、征服者の象徴である神々・天津神の武神であるタケミカズチに殺されかけた神だ。

 剛力無双の強さを持っていた、と伝わってはいるけどな。

 

 事実フセがその通りの効果「剛力無双・超人化」の効果の神技持ちだから。

 シノもおそらくそうなんだろうと予想される。

 

 スクナヒコナは、日本神話での被征服民の象徴である国津神の中心になる神・オオクニヌシと組んで国造りを行った神。

 身体が小さいことと、医学の知識が深かったことが特徴。

 あと、御伽噺の一寸法師のモデルでもある。

 

 なので……

 

 シノが気合を込めると、シュルシュルとその身体のサイズが縮んでいき。

 瞬く間に爪楊枝くらいまでの大きさになった。

 

 おお……!

 

 ちなみに、身に着けている衣服も一緒だ。

 衣服は縮まないで身体だけ縮むとか、そう言うことは無い。

 

「~~~~!!」

 

 なんか縮んだシノが叫んでるけど、聞き取れない。

 声帯が小さくなってるし、肺も小さくなってるもんな。

 聞き取れる声量にはなんないか。

 

 そのまんまでは埒が明かないので、シノは再び元の大きさに戻り

 

「これ以外には、ヒトの中に潜り込んだり、あと病気と怪我も治せるよ! すごい? ねえすごい!?」

 

 目をキラキラさせながら、両親に褒めて貰えるのを待っている。

 親として、非常に可愛らしいと思った。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。