野良犬転生~犬に転生して人間の女の子をお嫁さんにし、被差別種族を救ってしまう男の話~ 作:XX(旧山川海のすけ)
俺はさ、前世ではハーレムモノが嫌いだった。
平等の精神っていうかさ。
男だけが複数のヒロインに気を持つことが許されて、ヒロインにはそれを認めない。
そこが引っかかって、嫌いだったんだ。
平等じゃ無いだろ。
平等っていうのは、単に「善い」だけでも無いと思うんだ。
そこには「正当性の付与」もあると思うんだよな。
条件が同じである場合は、扱いも平等にする。
皆扱いが同じなのだから、このルールを守らせることを強制することは正当性がある。
単に正しいからしてるんじゃなく。
社会にルールを敷くために、してる部分もあるはず。
だけど……
こっちに転生して、なりゆきで野良犬になり。
拾われて、フセの飼い犬になり。
そこからフセの夫になった。
だから俺の子供を産むのはフセだけであるべきだったんだ。
だけど、レッサーヒューマン念願の反乱を起こし。
その過程で、さらに2人の女性に子供を産ませることになった。
このことについては、必要なことで。
さらに、フセだけでなく子供たちにも了承を得てのこと。
だから、誰にも非難されるべきことではないけど……
俺の中の平等の精神が、このままじゃいけないと言うんだよ。
必要性だけを盾にして、現状を放置するのは。
「ああ! あなたぁ! 気持ちいい! 気持ちいいです!」
俺たちは夫婦の寝所で、夫婦として愛し合っていた。
布団の上でフセが四つん這いで、俺をバックスタイルで受け入れてくれている。
俺と交尾をしながら、フセは何を思っているのだろうか?
フセの肩に前足を置き、腰を動かす。
フセは俺のピストンに喘いでいた。
フセに何かしてあげないと駄目だ。
フセだけが特別であることの証が……
それはフセだけに正妻を名乗らせるだけじゃない。
それは……
俺の中で、閃くことがあった。
「んあっ、あ、あなたぁ!?」
俺は、フセの肩に置いていた前足を下ろしたんだ。
ぐるん、と身体の向きを変えながら。
犬の交尾で、特徴的なポーズ。
互いに反対の方向を向き、尻同士をくっつけるような体位……
正式名称は知らないけど、存在は知ってる。
人間では、おそらくあり得ない交尾スタイルだ。
「あなたっ、あなたっ」
フセの戸惑いと、興奮。
フセも存在は知ってはいたのか。
この体位を。
あとでフセが調べたんだけど、この状態で俺の犬チンポの根元が膨らみ、チンポが膣から抜けなくなるようにロックが掛かる仕組みがあって。
これは射精が終わるまでメスを逃さないための生理現象らしいんだが。
これはコイタルロックっていう名で呼ばれる現象で、この犬交尾の特徴的体位の代名詞に使ってる事例が多かったみたいなんだ。
なので、便宜上俺はこれをコイタルロックと呼ぶことにした。
俺はフセとしか、コイタルロックでセックスをしない。
そう思いつつ、俺はフセの子宮に、夫として精液を送り込んだんだ。
「くううううん!」
するとフセは。
俺の精液を受け取るとき。
まるっきり1頭の牝犬として振舞っていた。
俺の、