原作:賭ケグルイ
タグ:R-18 残酷な描写 クロスオーバー リョナ ヒロピン 拷問 蛇喰夢子 賭ケグルイ 六道せつな 暴力万歳 織姫(魔女大戦) 魔女大戦 河本ほむら チート ヒロインピンチ 四肢切断 串刺し 貫通 腹パン 戦闘 バトル インフレ 中二病
当初、蛇喰夢子をリョナろうと計画しました。敵は魔女大戦のキャラにしようと。後、暴力万歳もこの原作者さんだったのかと知り、更にコラボ。
終盤に夢子とせつなをオリジナルの魔女の力に目覚めさせました。やっぱり私が考えたんで、とんでもなく強力な能力です。
「あのー、すみません・・・。宝くじは20歳未満の学生さんには販売できないんですよ・・・。」
「あ、はは。そうでしたね・・・。すみません・・・。ははは・・・。」
「あのー、すみません・・・。体験入会の方・・・。サンドバッグを前にずっと立たれても・・・。」
「あ、はは。そうですね・・・。邪魔ですね・・・。すみません・・・。ははは・・・。」
蛇喰夢子と六道せつなは、共通点が多い女子高生である。
2人とも黒髪ロング、スタイル抜群の美女である。2人とも美人ほくろがある。夢子は大体赤いブレザーの制服を着ていて、せつなは大体黒のセーラー服を着ているという点は異なるが。ちなみに、丁寧というか慇懃無礼な話し方も同じ。
2人とも謎が多い。何を考えているのか分からない。常に微笑んでいる。邪悪さを感じる微笑みを。
2人とも、ある事に狂気的に執着し、その世界で強者である。
夢子は賭博で。せつなは素手での格闘技を中心とした暴力で。
そして、2人とも主人公である同級生の男子学生を、自分の世界に引きずり込んでいる。
夢子の対象は、あまりに没個性故、権謀術数に満ちたギャンブルで、何か未知の可能性がある事を感じて。
せつなの対象は、学問にばかり執着し、暴力に対しては無力かつ嫌悪していた故、反動で暴力の才能に開花する事を感じて。
尚、この話に彼らは登場しない。
今、彼女らは最大かつ唯一の生きがいである、賭博および暴力を一切行う事が出来ない。ある存在によって、それを禁止されて。理由は、その存在は、女によって自分の快楽を奪われた為、女を憎んでいるから。その鬱憤晴らしをしたいから。
「きゃは!あーあー、みっともない。涎垂らして彷徨って。ザマァw。
・・・男の人を弄んでいるからこうなるんだよ・・・。
男の人にはね?恋(ラヴ)を届けなきゃいけないの。そして男の人から恋(ラヴ)を返して貰うの。あぁ素敵な循環・・・。
でもまだまだ楽しみたいなぁ。だって2人とも綺麗で・・・ムカつくから。
私を殺した女と比べて、心が歪んでいて・・・ムカつくから。
でも、魂消滅した後に復活して、こんな力が手に入るとは思わなかったなぁ。
そろそろ監禁しようかな?拷問しようかな?それは私の得意分野。あー楽しみだぁ・・・。」
彼女は、魔女大戦という、現実に実在した(かもしれない者を含む)人物が、特殊能力に目覚めて殺し合うトーナメントの出場者。そして敗退者。そして唯一『名称が自称』な人物。
その名を織姫という。
彼女の経歴は、ほぼ伏せる。本編漫画を読めば分かる。ただ、現実には『確実に』実在しないが、現代に『生きていた』人間で、最大同時に100人以上を監禁し、飼育・洗脳し続けた異常者という経歴だけ公開する。
今、蛇喰夢子は涎を垂らしながら、虚ろな目で夜の街を彷徨っている。生きる屍。人間とは残酷で、そんな彼女に『大丈夫ですか?』と声をかける人はいない。危な過ぎるから。
夢子は、ある広場で、同じく涎を垂らしながら彷徨っている、生きる屍の六道せつなと偶然出会った。2人は互いを一目見て『あ、同類だな。』と感じた。
そして2人は自己紹介した。
そして2人は互いの状況が同じ事を笑った。
そして2人は『じゃあ自殺しましょうか。』と心中のような死に方をする事を躊躇い無く決意した。
そして2人は、簡単に侵入できた高層ビルの屋上にいる。
あー、星が綺麗ですね。死ぬには良い日だ。
『じゃあ飛び降りましょうか?』
2人は笑顔で微笑み合って、
2人共同時に躊躇無く飛び降りた。
グシャッ
『あれ・・・?すぐに死ねないんですね・・・。凄く苦しい・・・。痛い・・・。』
2人の美しい顔は潰れて、2人の美しい女体は砕けて、2人はやがて死亡した。
「う・・・ん・・・?」
「あー駄目だよ、自殺なんかしちゃあ。命は大事にしないと。」
・・・蛇喰夢子と六道せつなが目を覚ましたのは、ライブ会場のような場所だった。
2人は観客席が設置される場所にいて、声をかけた女はステージにいる。
女はバニーガールのような格好をしていた。長い髪の毛の一部を結んで兎の耳を作り、円形の刃をフラフープのように腰の位置に持って。
「あなたは誰ですか・・・?」夢子が言った。
「私は織姫だよ!ラヴを知らない哀れな美人さん2人。」
「もしかして、私達に暴力や賭博が出来ないようにしたのもあなたですか?」せつなが言った。
「そうだよ。2人ともさー。彦星さん・・・あ、これは私の呼び方か。とりあえず男の人を弄びすぎ!あなた達が男の人を振り回しているのを見てこう思ったの。『チッ!こいつら嬲り殺してぇなぁ!』って!ラヴ!」
「「気持ち悪いですね、あなた。」」2人同時に言った。
「あなた達キャラ被りすぎだよね。駄目だよ、キャラ被りは。だからね,人格崩壊するまでいたぶって、私好みのキャラにするんだ!私を殺した相手は、ぶっちゃけ私の好みのキャラしていない。そんな風にはしないから安心した気持ちで、何度も死んじゃうくらい苦しんでね?」
今、蛇喰夢子と六道せつなは、暴力万歳の第1話のせつなの表紙絵のように上半身を鎖で拘束されている状態。要するにTの字体勢。
「あ、ギャンブルと暴力は出来るように解除したから安心してね。もー2人とも、いけない事に嵌まりすぎ!それが出来なくなったらゾンビみたいになっちゃうなんて超おかしいw。あんまりカワイソー過ぎたんで返しました!感謝してね?」
「出来れば、拘束も解いて貰えると有り難いのですが。」
「駄ぁ目。ボッコボコのズッタズタにして嬲り散らすから。」
「ちなみに、今のあなたの格好も超おかしいですよ?」
次の瞬間に、それを言った夢子の目前に織姫がいて、腹を思いっきり殴られた。
ボズゥ!
「あうっ!か・・・。」
「うわー、柔らかいお腹。お餅殴っているみたーい!お餅なんて殴った事無いけどw。」
今、夢子の腹部の中心は拳の形上に、あり得ないほど大きくへこんでいる。
「あなた、私達の身体に何かしましたか?」
「うんw。殴ったり斬ったりして気持ち良いように柔らかくしたの。お餅みたいに。あとね、絶対に死ねないよ。精神が壊れたら別だけど、それまでは粉々になっても死ねない。」
「・・・あなた・・・。ぐぅっ!人間では無いんですか?はぁ・・・。はぁ・・・。」
「あー夢子ちゃん、もう限界ギリギリなんて早すぎだよー。
私はね?最初は人間だった。でも死刑すらされず政府から始末された。酷いよね。たった104人の彦星さんを監禁しただけなのにね。
でもね?死んでから魔女の力を手に入れたの。負けたけど。これで消えるのかなと思っていたら存在していて。
で、色々遊んで力を蓄えているわけ。今度こそ他の魔女をぶち殺す為に。」
「要は化物なんですね?ぐぶぅ!」
せつなの侮辱発言直後に、ドボォ!と肉が潰れる音が聞こえ、せつなの腹も殴られ、拳の形に大きくへこんだ。
「あっれー?せつなちゃん喧嘩強いんじゃ無かったっけー?それとも私が強すぎるのかな?きゃは!
ちなみにね?今の私の格好は、魔装と呼ばれる魔女の戦闘形態。
名付けて『ぴゅあぴゅあ☆恋愛伝説』(シリアス・ラバー)!」
夢子とせつなの脳内に、ルビ付きで名称が浮かんだ。
・・・2人共自分達の作中で見せた事のない困惑の表情を浮かべた。
心の中も2人共抱いた事が、ほとんど無い感情だった。「「ダサすぎる・・・。」」
しかし、すぐに2人は気持ちを切り替える。とにかくこの織姫という存在は狂っている。
これまで異常な環境で、常軌を逸した人間は沢山見てきた2人だが、それを遙かに上回る異常度。そして身体能力も人間を遙かに超えている。このままでは本当に廃人になるまで嬲り者だ。
ふと、案が浮かんだ。この織姫は元人間らしい。なら、この存在が持つ力を私達も持てるのではないか?手に入れれば倒せるのでは?と。
「・・・織姫さん?その力はどうやって手に入れたんですか?」
「えーとねー。私を殺し合いに参加させた悪魔女王って人がいてー。その人がね?『自分の欲に忠実になれば魔女に目覚める』って言うので、やってみたらこうなったの!
ちなみに私の欲は『恋恋欲』!恋に恋する欲望!素敵!ラヴ!」
成程、要はこの存在がいる世界は、『自分の欲』を力に出来るのか・・・。
夢子もせつなも、自分の欲には当然気づいている。というか、自分の人生それしかしてない。
だが、魔女とやらの力に変換するにはどうすれば?それを習得すれば、こいつを倒してここから脱出できる筈なんだ・・・。
「あれ?2人とも『自分も魔女になれないか?』とか考えてる?いけないなぁ。あなた達は嬲られ役なんだから。私を満足させる為に、悶え苦しむ事だけ考えていれば良いんだから。」
織姫が、まずせつなの腹と胸と太ももを連続して殴り続けた。
ドグゥ!ボゴォ!ブチィ!ドグゥ!
「ぐふぅ!ふっ!あうっ!あは・・・くぅ!」
せつなは、肉体を殴られる度に自分の中に織姫の拳がめり込んで、乳房や内臓や筋肉が潰れ千切れ、背中まで突き破りそうなほど突き進んでいるのを感じていた。背中は、一撃ごとにあり得ないほど盛り上がっているだろう。糞、漫画じゃ無いんだぞ。暴力を舐めるな・・・。しかし激痛だ。威力が重すぎて一撃で意識が飛びそうだ。だが気絶する事も出来ないらしい・・・。
「がはっ!はっ!ごぼぼぼ!ごふぅ!」
洪水のように吐血するせつな。これもあり得ない。内臓が潰れていたり、肋骨胸骨が粉々に折れて筋肉や内臓に突き刺さっているから、血が逆流するのは分かるよ・・・。でも血の量が多すぎる。増血されているんだろうな。
自分の乳房や胴体を見た。ベコベコにへこんだままだ。はは・・・悪夢を見ているようだ・・・。
「せつなちゃん、殴るの飽きたなー。じゃあ次は夢子ちゃんで。」
「・・・構いませんよ。」
ズブッ!ドグッ!ドボッ!グボッ!ボズゥ!
「ぐふぅ!お・・・。がは・・・。あぐぅ!ふぅ!ぐお・・・。おう・・・。」
夢子は、実は殴られ慣れている。相手を殴る事も。賭博の世界など、自分の手が尽きれば暴力に訴えるのは茶飯事だ。それに幼少の頃から劣悪な家庭環境だ。痛みには慣れている。
でも・・・。何だこれは、痛すぎる。肉体に拳がめり込んで背中が膨らむ?何て滑稽なんだ。
あぁ・・・自慢でも無いけど大きな乳房がボコボコ殴られているなぁ。エアバッグになるかと思ったけど、全然関係無かった。お腹のあちこちがめり込んでいるなぁ・・・。もっと腹筋を鍛えれば良かった。太ももも色々めり込んでいるなぁ。滅茶苦茶に骨が折れている感じがする。ははは・・・。良いですよ。頭と口さえあれば賭けは出来ますから。あっ心臓も大事か。ははは・・・。痛い・・・。
「おぶふぅぅぅ・・・・。ぐはっ!どぼぼぼぼ!!!!ぎょぼ・・・。」
あは・・・。せつなさんみたいに、洪水のように口から血が出ている・・・。ここまで血を吐いたのは初めてだ。あぁ・・・死ねないって状況でしたっけ?死ねないとかなんてつまらない。早く逆転できる方法を考えないと・・・。
・・・ちなみに、2人とも暴力を受けるのは慣れているが、貞操を守っているかは不明である。2人にとっては、処女とか貞操の危機とかはどうでも良い事だから。
尚、この話で2人が犯される事は無い。普通なら確実に死ぬ目に遭う事は何度もあるが。
「うーん。身体をお餅にしすぎたかなぁ?いまいち面白くない。感触はね?女の子の身体をいたぶっている感じなんだよ?ただ私が強すぎて、あなた達が脆すぎて、面白くない。だから鎖解こうか。」
蛇喰夢子と六道せつなの拘束が解かれた。2人は崩れ落ちて動けない状態だ。ダメージを受けすぎている。
「さぁ!あなた達も私に反撃できるチャンスを与えたよ!まぁ傷一つつけられないんだけどね?これもラヴ!」
「そうですか・・・。」
せつなが織姫に近づいた。織姫は油断していて何もしない。どうせ私に傷一つつけられやしない。ん?私の顎を触って・・・。そんなに私がかわい・・・。
織姫は崩れるように倒れた。
「???何・・・?何なのこれ?」
「やはり脳の構造は人間と変わりないようですね。脳震盪起こさせました。これは顎を揺するだけ良い。そんなに力は要らない。重要なのは正しい角度で揺する事。それでわずかな力で脳を頭蓋にぶつける事が可能なんですよ。」
そう言いながら、せつなは織姫の首を思いっきり踏んだ。完全に殺す気で。何回も。
「・・・ねぇ、せつなちゃん。人間程度の踏みつけで魔女の首折れると思ってない?」
「やはり折れませんか・・・。」
「そう無駄無駄。あはは!・・・あ゙!」
夢子が、会場にあったパイプ椅子の折りたたんだ脚の部分を織姫の股間にぶつけた。ゴルフのフルスイングの要領で。何度も。
「ここって女性でも急所ですよね?せつなさん?」
「ふふ・・・。夢子さん、暴力の才能ありますね。」
せつなは今度は織姫の頭部を踏み続けた。夢子は相変わらず股間に椅子をぶつけて。
・・・突然2人とも吹き飛ばされた。水平に。
「がっ!」「ぐっ!」
夢子とせつなは壁に叩き付けられ、そのまま押さえつけられているかのように動けない。
「ちょっと調子に乗っているよね,2人とも。」
織姫が立ち上がった。少し怒っている。そして天に手のひらをかざした。
「教えてあげる。私が魔女大戦で死んだ後、新たに得られた力は、①あなた達の身体を柔らかくする事。②死ねなくする事。③私だけの空間を作る事。④あなた達を拘束する事。⑤あなた達の一番好きな物が出来なくする事。それだけ。
要するに、これまでは、今までの私の力は一切使っていなかった。・・・『我、「恋愛」を欲す』。」
天井が無くなり宇宙空間になった。
「これが本来の私の魔法、星魔法。名称は『恋恋星河一天(こいこいせいがいってん)』。
じゃあ、これから本気で嬲り殺す気で行くから。」
「・・・重力操っているんですかね?」
夢子が言った。織姫に表情が無くなった。
「当たったようですね。何故分かるか?①見えない何かで押さえつける力を出した。②星空出した。これだけ要素出せば重力ってバレバレです。漫画とかだとよくある展開で、重力操作も、ありきたりな能力ですよ。
後、この能力使って負けたって言っていましたよね?負けた力で私達嬲れるんですかね?」
夢子とせつなを壁に押しつける力が増した。ブチブチ肉が潰れる音がする。ボキボキ骨が折れる音がする。
「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」「うぐ!あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「本当に調子に乗っているようだね。私、負けて死んだ後、重力の勉強したんだ。私が以前戦った時は横に重力なんて出さなかったんだよ?でも、出せると知った。宇宙に上下左右なんてないから。私は、前に負けた私よりも強いの。」
「・・・あは・・・。ちなみに、魔法のネーミングは少しマシになりましたね・・・。」
2人を押さえつける力は更に増した。
蛇喰夢子と六道せつなは数時間壁に押さえつけられた。今、押さえつける力が止んだ。
2人ともゆっくりズルズルと壁から落ちて崩れ落ちた。
2人とも、目を見開いて、口から血が出るに任せている。2人とも胸が大きい。その胸付近が口から出た血で真っ赤に染まっていく。胸の谷間に血が集まって赤ワインが溜まっているようだ。
「あー、ワインだー。美味しそー。」
織姫は、まず夢子に一瞬で近づいて、胸の谷間に溜まった血をペロペロ飲んだ。
次の瞬間には、せつなに近づいて、やはり胸の谷間の血をペロペロと飲み・・・。
せつなは、変形のギロチンチョークで、首を傾けている織姫の首を絞めた。
「・・・だから、無駄なんだって。」
ズブォバァ!
「がはぁぁぁぁぁぁ!!!!」
織姫の円形の刃で、せつなの上半身が切断された。横数メートル先に吹き飛ぶ。
「ぐはっ!あう・・・。か・・・。」
せつなは上半身だけになって、切断面から内臓をこぼして呻いている。
織姫の側にあるせつなの下半身は、おびただしく血を噴き出している。
地獄絵図だ。
「しばらく、せつなちゃんは苦しんでるだけかな?じゃあ次は・・・。」
(・・・来る・・・。)
夢子は自分の番になった事を即時理解した。・・・だがダメージが強すぎて身体が動かせない。・・・いつの間にか夢子は、織姫に首を掴まれ身体を持ち上げられていた。
「く・・・。」
「せつなちゃんは、胴チョンパだからー。夢子ちゃんはどうしようかな?」
と、言いながら織姫は、夢子の左肩部分から腕を切断した。
ズバァ!ブシュウウウウウ・・・・。
「あが!ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「あっはー!ホースの水撒きでも、こんなに綺麗に出ないよー。血が。」
いつの間にか、織姫の持ち手が変わり、夢子の右肩部分から腕が切断される。
バズゥ!ブシャァァァァ・・・・。
「ぐぉ!ご・・・。ごう・・・。」
「あははは!夢子ちゃん、叫び声が動物みたいだよー!・・・もっと綺麗に叫んでくれないと。」
夢子の太ももの半分の位置で、両脚が切断された。
ブジィ!ズビィ!ズバァァァァァァァ!!!
「か・・・。か・・・。か・・・。」
四肢切断状態で、夢子は虚ろな目で小さな声をあげている。激痛で、もはや叫ぶことすら出来ない。
「なーんだ。つまんないの。」
夢子は放り投げられた。
夢子とせつなは、身体をバラバラにされて、ライブ会場に散乱している。
普通の人間なら『もう2人は助からない』と思うだろう。それ以前に直視すら出来ないが。
(夢子さん・・・。聞こえますか・・・。意識はありますか・・・。)
(はい・・・。)
(自分の身体、治してみませんか?そうしたら、魔女の力、使えるようになる事に近づけると思うんですよ・・・。)
(ははは・・・。そうですね。このまま転がっていても無様なだけですし。)
夢子の切断された両腕両脚が動き出した。せつなの下半身が動き始めた。
まるで磁石で引き寄せられるように、2人の身体目指して移動していく。
数秒で、2人の身体は元に戻った。
「ぐっ!はぁ・・・。はぁ・・・。」「がっは!はぁ!はぁ!はぁ!」
それでも切断されたダメージは凄まじいが。
「あれ?もう元に戻ってる・・・。気に入らないなぁ。せっかく私の足をペロペロ舐める代わりに、治してあげようと思ったのに。」
「・・・賭けに負けたわけでもないのに、そんなミケみたいな行為が出来ますか・・・。」
「・・・舐めすぎじゃないですか?私達の事。」
「舐めすぎというかー。・・・すっげぇムカついてる。」
夢子とせつなの四肢が鎖で拘束され、やや空中に浮いたXの字になった。
「あぁ、こういう事するというのは、怖いんですね?」
「違うよー?グッチャグッチャにするためだよ?」
ボン!「が・・・。」
夢子の右胸に拳銃で撃たれたような穴が空いた。背中まで貫通し、胸と背中両方から血が吹きだしている。
「知ってるー?隕石って小さいもの、小石サイズだと結構地球に降り注いでいるもんなんだ。
それをあなた達2人の身体に連続して当てる。あはw自然のマシンガンだねw」
「自然じゃありません。あなたの魔法とやらです。馬鹿ですか?」
「・・・喰らえよ。」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・・・・
「ごふ!うが!あう!くふ!おふ!うん!」
「おぐ!ぐぉ!ごぉ!あぐ!くう!おん!」
夢子とせつなの肉体が小刻みに震えている。首から下の箇所にくまなく隕石が貫通し、おびただしく血が流れる。織姫は2人の再生速度を速くしたようだ。身体に穴が空いても数秒で塞がり服も元通り。だがダメージや痛みはそのままだ。
1時間経過した。2人が喰らった隕石の数は数え切れない。ただ数分で原形を留めない肉の塊になる数を撃たれている。
「ごぶぉう!ぐぼぉ!ごふぅぅぅ・・・。」「ごは!かは!ぎょぼぼぼ・・・。」
再び血を吐き続ける2人。だが、隕石を喰らっている間も、今も、2人の目線は織姫の方を向き続けていた。蔑むように。見下すように。・・・当然織姫は腹が立って仕方が無い。全身ブチ抜いて、千切り潰して、瀕死状態のお前らを〇〇して××して、渋谷の交差点にでも△△状態にして飾り付けてやる。
織姫は頭上の星々を近づけた。これらは、六角形の星を立方体にした大きさ人間サイズの、コンクリートの堅さを持った魔力の塊だ。それを更に魔力で加工。鋭い杭にする。
「夢子ちゃん、せつなちゃん。針山になろうね(はぁと)。」
「♡くらい書けないんですか?本当に頭が悪いですね。」
「めった刺しな、お前ら。」
ズブォ!ドズゥ!ズブゥ!グサァ!ブズゥ!ドチュウ!ブジュ!ズボォ!・・・
「お・・・。おおおおおおおおおお!!!!ごはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「あぐぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!ぐぼぉぉ!!がはぁぁぁぁぁぁ!!!!」
上空から様々な角度で直径5センチの鋭い杭が、2人の女体を貫いている。
両下腿の部分各3本、両膝各1本、両太ももの部分各5本、陰部2本、尻の部分両側2カ所、横から1本、腹部真正面からサイコロの5と同じ穴が空くように5本、脇腹左右2本ずつ、一の腕各2本、両肘に各1本、二の腕各2本、両肩の上から脇まで貫いて1本、肩の横から貫通各1本、両乳房の上から各2本、両乳房から背中を貫通するように各1本、最後に首の下1本。
更にドリルのように回転。夢子、せつなの身体は『無駄に』常に再生され続け、新たに作られた肉、骨、内臓も即千切れていく。
そして、気絶、発狂不能にさせている。
間違いなく死んだ方が良い激痛。もう2人の目は織姫を見る事も出来ない。首を傾ける等少しでも休む事すら許されず、前方を向き、光を失った目でひたすらに叫び続け、叫び声と共に口へ逆流する血を垂らし続けている。血は、彼女らの服を濡らしていき、同時に乾かして元の服の色にして、すぐさま鮮血で塗らす事を繰り返す。
織姫はいつの間にかマイクを持って、ベタなアイドルっぽい胸焼けしそうな歌を歌い続けている。これを彼女の持ち歌全て歌いきるまで続けた。4時間。
「彦星のみんなー。最後まで付き合ってくれてありがとー!・・・アンコールは?」
当然無い。織姫は会場席エリアに着地。もう足首まで血が溜まっているので着水と言える。
「うわっ汚っ!・・・やり過ぎたかなぁ?死ねないし狂えないけどピクリともしてないや。あっひゃっひゃっ!」
・・・2人の両手が親指を下に向け挑発・・・サムズダウンをしていた。
「こぽ・・・。下品な笑い声ですね。血が抜けて気持ちが良かったのに、がふっ!最悪な気分です・・・。」
「本当ですよ・・・。ごぶぅ!品性がない淑女は最低ですね。がはっ!ふふふ・・・。」
「マジでイラつくなぁお前ら・・・。もう死ねないって魔法を無しに・・・。」
織姫は目を疑った。夢子とせつなを貫いていた杭が消えていく。織姫は、穴が空いた箇所の再生を慌てて停止した。それでも再生され、2人は元通りになる。更に手足の拘束が消え、ふたりは地面に着地・・・着水した。自分達の血だまりに。
(まさか・・・。魔女の力に目覚めているとか・・・。あり得ない!)
魔女大戦に参加した魔女達が何故異能の力に目覚め、超人的な身体能力を手にしたか?それはまだ謎である。ただ単に、『女性で強い欲がある』それだけで成立しているとも考えられる。よくある魔法少女ものが、少女、強い想いがある、それだけで変身資格があるように。
夢子とせつなは、フラフラと織姫に近づく。
「あは!あのさぁ!鈴井涼太くんと秋田正道くんだよねぇ。2人が目をかけている彦星さんは!・・・殺しちゃうよ?」
2人の動きが止まった。
「・・・ふふふ。あひゃひゃひゃ!そうそうサンドバッグは大人しく嬲られてれば良いの!
しかしお馬鹿さん達だよねぇ?彦星さんが1人しかいないから、人質が簡単に通用する!本気で殺してあげる。再生なんてさせない。グッチャグッチャにぶっ殺す。」
2人は何も言わなかった。・・・後もう少し、それで『魔女』に目覚める。そんな気がしたから。
「さぁて。せつなちゃんは、重力で握りつぶす。夢子ちゃんは、逆に重力で内側から破裂。
夢子ちゃんの方が肉付き良いから、そういう風にするんだ。肉が多い方が破裂したときの見栄え良いからね。あ、首から上は無傷で残してあげるよ。2人とも美人だから飾っておきたいしね。」
織姫は、両手を2人にかざして握りしめた。
グジグジグジグジグジグジグジュ!
「お゙お゙お゙お゙お゙お゙ぉ!!!!あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ!!!!」
せつなの肉体が潰れていく。豊満な乳房が無理矢理寄せられ血飛沫を上げて1つに混ぜられる。締まり細かった腰回りは更に潰されて細くなり、太もももくっ付けられ鮮血を飛ばして肉塊になる。両腕は胴体にくっついて一体化。肩もグシャグシャに潰れた。脚が折りたたまれて、胴体に喰い込んでいく。魔法で宙に浮かされて、せつなの肉体は、美しい顔が付いた頭部だけ残して、血に染まったボールになっていく。
ボコボコボコボコビキビキビキビキボンボンボン!
「あ゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙!!!!あ゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙!!!!」
夢子の肉体がどんどん膨らんでいく。制服のブレザーが千切れ、Yシャツがはじけ飛び、下着も破け、女性も見惚れる見事な上半身・・・だったものが膨らんでいく。胴体の膨らみに耐えきれず、胸が裂け、腹が裂け、背中が裂け、鮮血と内臓が飛び出していく。両腕が急激に膨らんで千切れ飛んだ。両脚もボコボコと各所が膨らんで粉々になった。夢子の肉体は、せつなと同じくらい美しい顔が付いた頭部を残して、胸を中心に血に染まったボールになっていく。
そして・・・。
グチャァッッ!!!
ボォンン!!!!
ゴトン!ゴン!ゴロゴロゴロ・・・。
せつなと夢子の、虚ろな目をした美しい頭部が千切れて落ちて転がっていく。やがて停止した。
2人共、コポリと口の端から血が零れていく。両目からも血の涙が出てきた。
六道せつなと蛇喰夢子は、完全に死んだ・・・。
・・・ギュリギュルギュル!
2人の頭部を中心に血が、肉片が集まっていく。
織姫は唖然とした。先の魔女大戦でも回復能力を持っている魔女はいなかったはずだ。
自分は、魔女大戦で死んで、更にパワーアップして、その力を手に入れたと思っていた。
じゃあ、こいつらは何なんだ。・・・ヤバい。ヤバい。ヤバい!ヤバい!!今すぐ殺さなければ!重力フルパワーで押しつぶして・・・。弾かれた!
蛇喰夢子と六道せつなは、一糸まとわぬ姿で、完全に再生した。この世のものとは思えない美しい女体を晒して。
「恥ずかしいから、服着ましょうか。・・・魔装に。」
夢子の魔装が作られた。大奥の女性のように、引き着の上に打ち掛けを羽織り、赤と白を基調とした豪華な着物で。履き物は黒い金属製の草履で。着物の装飾は互いを喰らい合う蛇が数匹大きく描かれている。まるで蠱毒の壺のように。自分は蠱毒が好きだから。
そして、女博徒のように左上半身をはだけさせている。豊満な胸はサラシで巻いて。
首に自分の尾を喰う蛇、ウロボロスの紋章が現れた。
「魔装。『狂ヒ蠢ク億謀ノ蜷局(くるいうごめくおくぼうのとぐろ)』。」
夢子は邪悪に微笑んで言った。
せつなの魔装も作られた。まず首から下を黒い光沢のあるボディスーツで身を包んだ。スーツはぴっちりして、彼女の肉体のラインがよく分かる。乳首の形や臍の穴まで分かる。膝まで白い金属的なブーツを履いた。龍がとぐろを巻いた彫刻が施されたブーツ。陰部だけ隠した赤い金属的な装甲をつけた。その装甲にサソリの尻尾をイメージしたベルトが付き、陰部装甲から尻の辺りは細い金属装飾のみ。要はTバック状態。
左肩に、ライオンが肩を噛んでいるような青い肩当てを、右肩に、虎が肩を噛んでいる様な青い肩当てを装備。それ以上の守る装備は要らない。武器はさらに要らない。せつなは真っ赤な指出しグローブをはめた。左頬に十字の傷の紋章が現れた。
「魔装。『殺戮に染まりし輪廻(リインカーネーション・カーネイジ)』。」
せつなは不敵に微笑んで言った。
(・・・ヤバ過ぎる・・・。1対2だ・・・。)
「あっ!織姫さん、安心して良いですよ。私の魔法は戦闘用では無いですから。」
「は?」
「私の欲は『賭博欲』。魔法は奪魔法(だつまほう)。まぁ怖そうな魔法。あ、まずこう言うんでしたっけ?『我、「賭博」を欲す』。」
両腕が天秤になって直立した巨大な絡繰り人形が現れた。
「魔法名は、落魂ノ秤(らっこんのはかり)。賭け等で負けた人の魂を破壊する。単純ですね。」
「賭けって何・・・。」
「織姫さんとせつなさん。どちらが勝つか・・・では、面白くありませんね。何分以内に織姫さんが死ぬか、にしましょう。私は5分以内に賭けます。賭けるのは私だけ。私が賭けに負けたら、私は自分の魔法で死にます。」
夢子の魔法で、空中に巨大な古式時計が出現した。あと5分で12時ちょうどになるように作られている。
「・・・へー。いいよ。受けて立つよ・・・。」
「では、成立ですね!」
織姫は死ねない魔法を自分にかけた。これでとりあえず夢子は確実に死ぬ。1対1になったら有利なのは経験がある自分の方だ・・・。
「じゃあ、私も魔法紹介。私の欲は『戦闘欲』。・・・暴力欲じゃないの意外ですね。魔法は撃魔法(げきまほう)。『我、「戦闘」を欲す』。」
せつなの左手首と織姫の左手首に鎖が付いた。
「魔法名は、攻暴の鎖(バイオレンス・チェーン)。この鎖は5メートル。決して切断できません。チェーンデスマッチそのものですね。単純明快。」
「では、2人とも準備は良いですか?えーと、こういう時なんて言うんだっけ・・・。まぁいいや。よーい、ファイト!」
夢子が手を叩き、殺し合いが始まった。
一気に接近したのは、織姫の方だった。織姫には重力操作がある。これにより自分を加速させる為、自身にかかる重力を操作した。せつなの顔面を殴る。
「ぶっ!」
既に身体を柔らかくしているのは解除されている。しかし、硬ってえ顔面だな・・・。せつなは5メートル離れ、反動で帰ってきた。続いて鳩尾を殴る。
「がふっ!」
また吹き飛ぶせつな。糞、腹も硬いって・・・。反動で帰る。続いて左胸を殴る。
「ぐぅ!」
また吹き飛ぶせつな。はぁ?乳房まで硬いのかよ、筋肉入ってんのかよ。・・・構わない。これを続けていれば主導権は常に自分にあ
織姫が引き寄せられた。せつなはいつの間にか着地していて、織姫の腹を殴る。
「ごふぉ!」
今度は織姫が吹き飛んだ。反動で帰って・・・来ない。重力操作で空中に静止した。
「・・・私さ、マウントポジションなんてやって負けたんだよね。近距離で殴るなんて慣れてない事やったから負けた。失敗は繰り返さないよ。」
織姫は先にやった星屑のマシンガンで、せつなを攻撃。
・・・せつなに右腕が見えなくなった。違う、超高速で動いている。星屑全部掴んでいる?いや、そんなドラゴンボールじゃないんだから・・・。
星屑が止んだ。せつなは右手から星屑をボロボロと落としている。
「一度やってみたかったんですよね、掴んだ弾丸落とす奴。私リアリストなんで、こういう超人バトル嫌いなんですが、せっかくなので。」
「じゃあ死ぬ現実与えてやるよ。粉砕撲潰圧死れ!(くたばれ!)」
頭上の星を次々に降らせる。せつなは右腕と両脚で星を次々と砕いていく。
「あっ?」
せつなに引っ張られ、織姫が引き寄せられた。そして、チェーンを織姫の首に巻き付くよう操作。一気に締め上げる。
「ぐがががが!がぁぁぁぁぁぁ!!!」
「チェーンデスマッチで首絞めはお約束ですよね。さて、このまま首でも折りますか。」
織姫が、重力操作で首と鎖の間に隙間を作り、脱出した。
「舐めんなよ、テメェ・・・。もう、お前には近づかない。超重力で潰す。せっかくだから私の好きな歌手の歌のタイトルもじった名前の魔法で殺してやるよ。『貴女惨殺純愛歌 〜死ね〜』!」
せつなを中心に半径2メートルが赤黒い重力のエネルギーに包まれた。地球重力の500倍。一気に圧死する・・・。
せつなは右腕で払う動作をした。それだけで、重力のエネルギーは砕けて消えた。
「は・・・?」
「私には魔法がもう一つ。『我に殴れぬもの無し(ノット・インディストラクティブル)。』私は万物に触れる事が出来、何でも殴れます。それがあれば十分で。それ以上の魔法は、暴力の場において蛇足です。」
「じゃあ重力で体内から破壊して。」
「無駄です。自分の身体を殴って止めます。」
「あ!そうだ!また暴力出来なくさせたら!」
「無駄です。頭殴って止めます。・・・というか、私にも夢子さんにも、もうそれは通用しませんよ?理由①私達はあなたと同等になったから。理由②私達は同じ屈辱を二度と味わいたくない意地っ張り。もう殺されても暴力と賭博は止めませんよ。」
・・・カチッ!カチッ!カチッ!ボーン・・・。ボーン・・・。ボーン・・・。
「あ・・・。あは!あはははは!!!5分経過!賭けの方は私の勝ち!さぁ夢子ちゃん!自分の魔法で死んで・・・。」
・・・空間から無数の絡繰り人形の腕が伸びてきて、織姫の全身を拘束した。
「・・・何で・・・。何でだよ!賭けは私が勝ったんだろうが!」
「いいえ、織姫さん。私は『5分以内に織姫さんが死ぬか』賭けました。・・・実はこれ開始と同時に、私の勝ちなんですよ。だって『あなたは私達に会う以前から、この世にいない、死んでいる存在なのだから』。」
「は?何だよそれ・・・?ふざけんな!そんなんで勝って嬉しいのか?あ?」
「ぜーんぜん楽しくありません。私は、賭けの場に魔法なんて下らないもの使いません。これからも現実で出来る方法で賭けに勝ってみせますよ。
ただし、それを邪魔するものは排除します。
私の魔法、奪魔法はですね?条件①私が案を提示する。条件②相手が了承する。条件③私の案が現実になる。その3条件を満たした時、私は『了承した相手に対し永遠に絶対勝利する無敵の存在になる』。
例えばですね?条件①私が「ジャンケンしませんか?私は最初にパーを出します。」と案を提示する。条件②相手が良いよとジャンケンをしてくれる。条件③私がパーを出す。
その瞬間に私は相手に対して無敵になります。たとえ相手がチョキを出したとしても。そういう能力です。
先ほど杭を消したり、再生したりしたのも私の魔法の目覚めかけ。①私は「・・・重力操っているんですかね?」と言いました。②あなたは沈黙で認めた。③そして反撃で現実のものに。
これで私はあなたの力に抵抗出来るようになりました。能力の応用で、せつなさんにも同じ回復力を与えて。
つまらないでしょう?でも賭けを邪魔する者を排除するにはうってつけです。私は言いくるめるのは得意ですから。神様が賭けを邪魔しようとしても倒せますよ。
・・・さて。織姫さんの魂奪わせて貰いましょうか・・・。」
「まっ、待ってよ!私、あなた達の事も愛しているんだよ?他の彦星さん達と同じくらいに!幸せにしてあげるから!酷い事しないで!」
・・・夢子とせつなは、織姫をゴミのように見た。
「・・・何言っているんですか?あなた。質より量みたいな愛情に価値があるわけ無いじゃないですか。まぁ私、愛とかよく分からないんで、偉そうな事言えませんが。」
「そうですね・・・。私も愛とか恋とか分かりません。でも、今のあなた、今までで一番無様で愚かしく見えますよ。・・・夢子さん、彼女消してくれませんか?」
織姫が絡繰り人形の手に掴まれて、天秤の片方に乗せられる。
「では、さようなら。来世ではもっとマシな愛を見つけられると良いですね。」
「嫌だ・・・。助けて・・・。」
天秤が織姫を乗せていない方が下に下がり、織姫はロケットのように打ち上げられた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・!!!!」
ボンッ!
・・・織姫は消滅した。
「こういう時、汚い花火とか言うんでしたっけ?」
「それは花火に失礼でしょう。」
2人は邪悪な微笑みで笑い合った。
織姫が消滅したので、彼女達は元の世界に帰ってきた。ここは2人が始めて会った広場。
2人とも元の服装で。
「ふう・・・。流石に疲れました・・・。何度も死ぬような目に遭ったので・・・。」
「そうですね・・・。私も眠いですよ。」
「ところで、せつなさんの気にしている殿方ってどんな人なんですか?」
「・・・私の場合、彼に対してどういう気持ちかは、自分でもまだ分からないんですよ。出会って間もないので。・・・お互いに写真見せ合いませんか?」
2人は、スマホに保存してある互いに弄んでいると言える異性を見せた。2人の思う事は同じだった。
(・・・何でこの人、こんな男を気に入っているんだろう?)
2人には、互いに共通する話題もないので、もう帰路につく事にした。
「では、お元気で。六道せつなさん。・・・私暴力とか苦手なんで、あまり会う事は無いと思いますが。」
「お達者で、蛇喰夢子さん。・・・私もギャンブル大嫌いなんで、会う事は少ないと思いますが。」
2人は反対方向に進んで、夜の雑踏に消えていった。
蛇喰夢子と六道せつな。似ているようで、全く異なる2人。2人の物語が交錯する事は、もう二度と無い。
・・・かどうかは分からない。