【R18】ヒロインをエロゲー化して悪戯する話【画像付き】 作:きりぼー
制作する時は脳内で登場人物が勝手に会話しているのをまとめる感じなので
こんな感じです・・・
イラストはいい感じじゃないでしょうかね
美智留に寸止めを食らった。いつも通り元気で明るい美智留がなんとなく怖い。女の内心なんてわからないものだ。
恵の作ってもらった朝食を3人で黙々と食べる。恵の瞳にはハイライトがないので機嫌は斜めだ。心当たりがありすぎて困る。
食べ終わった頃に『ぴんぽーん』とチャイムが鳴った。インターフォンには詩羽先輩が映っている。
玄関の扉を開けると詩羽先輩が制服姿で立っていた。上だけ。
【画像11 詩羽スカートレス】
「あの・・・詩羽先輩・・・スカート忘れてますよ・・・」
「そうね。でも今はそんなことはどうでもいいのよ」
「・・・よくないのでは?」
「とにかく上がらせてもらうわ」
黒いセクシーな下着はとても似合っている。詩羽先輩の女らしいボディーラインや長い脚に良く映える。後ろ姿ではお尻がぷりぷりと揺れて素晴らしい景観だ。
「あら、お二人がいたの。おはよう」
恵と美智留が詩羽先輩と挨拶をする。
「ちょいと倫理君借りるわよ」
「そう、ならわたし達は帰ろうかな」
「その方がいい?」
「役割終わったみたいだし」
恵が俺の方を睨んだ。エロゲ主人公にもなると一人だけをかまってあげられるのはルートが確定してからだ。まだ序盤の現在では難しい。
詩羽先輩が階段を上がって俺の部屋へ向かったので、俺は麦茶を2つ持っていった。
※ ※ ※
「それで、そのスカートは?」
「理由なんてないのよ。たまたま生成AIがテキトーなものを作ってきたから今回はこれを採用しただけなの」
「メタ発言過ぎませんか?」
「それだけ切羽詰まっているのよ。倫理君もわかるでしょう?」
「はぁ・・・」
「危機感ないようね」
「夏休みのプロットの話ですよね?」
「そう。それ。あの子は40種類のコスプレができたら完成したと思っているのよ。いったいどういう脳みそしているのかしら?」
「はぁ・・・すみません」
あの子というのは英梨々のことだ。プロットとは話しの大まかな流れとか骨子のことだ。この羅針盤がないと物語はあらぬ方向へ進んでしまう。今の俺らのように。
「そういうわけで今回は時系列に並び変えるわよ」
「・・・あの・・・こっちを休止したらいいのでは・・・」
「まったくよね」
詩羽先輩はそう言いながら溜め息を1つついて麦茶を飲んだ。
「ライフ3と3000文字制限がいい感じに機能しているようね。学校指定は無視されているようだけど」
「すみません。ただ3000文字ってうまくフィニッシュできないものですね」
「そう?余計なこと考えすぎなんじゃないかしら。って、あまり無駄にできないから進めるわよ」
「はい」
「まずは7月後半スタートの40話のつもりで始めるわ。例年通りね。翌年の8月までだと14か月存在することになるわ」
「そうですね・・・夏を多めにとることで夏らしさを演出するわけですね」
「季節コスプレを混ぜている都合上しょうがないのよ。計算するとひと月あたり3話でだいたい目標達成になるけど、バランスよく配置する必要はなさそうね」
「形式にこだわると意外と窮屈なので、まずは外せない大きなイベントだけ配置して、できるだけ夏場に集中するといいと思います」
「それが妥当そうね」
まったくもって英梨々がやらないといけない仕事の気がするが、人間には向き不向きがある。恵だと細部に渡ってまできっちり練ってくれるのだが、それだと英梨々が反抗して逸脱してしまう。大きな枠組みと自由さのバランスが難しい。
「まずは月別にコスプレとイベントをざっくりまとめてみようかしら」
※ ※ ※
七月 1制服夏(序) 2水着A(庭プール)
八月 3私服(コミュケ前日) 4アニメコスA(一日目) 5アニメコス(二日目)
九月 6ブルマ(運動会) 7チアガール(大会)
十月 8ヴァンパイア(ハロウィン)
十一 9私服(図書館)
十二 10サンタ(クリスマス)11着物(除夜)
一月 12着物(初詣)
二月 13私服(バレンタイン)
三月 14私服(誕生日)
四月 15私服(花見)
五月 16、17、18(GW 別荘)
六月 19レインコート(梅雨)20ウエディングドレス(結婚式場)
七月 テキトー
八月 テキトー
※ ※ ※
「こんな感じかしらね」
詩羽先輩が満足そうなドヤ顔でプロットを差し出した。例年こんなもんである。よくがんばってきたな俺。
「ほら、どんな天才キャラも作者を超える事はないっていうでしょう」
「ええ、それは痛いほどわかってます。ただこれ・・・コスプレ要素がコミュケとハロウィンとサンタぐらいしかないですよ?」
「普通にイベント進めたらそんなもんじゃないかしら?だいたい学生だから職業コスプレになるわけないし」
「ですよね~」
「イベントの少ない月にバイトでもいれることね」
「書き出しておくか・・・」
「倫理君も真面目ねぇ」
「相方がポンコツすぎるんですよ」
※ ※ ※
23バーガーショップ
24警備員
25コンビニ店員
26マンガ喫茶店員メイド
27古本屋店員エプロン
28ナース
29キャンギャル
30レースクイーン
31バニーガール
※ ※ ※
「多すぎないかしら?」
「こんなのなんぼ予備があってもいいですからね」
「猫娘とか、あとファンタジー系はどうするつもり?」
「マンガ喫茶のバイト増やしてコスプレさせるという手が」
「そんな手段があったわね・・・」
「いっそ毎月マンガ喫茶バイト回あってもいいかもです」
「その方が楽は楽よね」
「あと何かありましたっけ?」
「セーラー服と、冬の制服ぐらいかしら」
「微妙に話しに入れにくいやつですね。コスプレのためのコスプレになるし」
「冬の制服は冬に普通に着るわよ?」
「じゃあ、学校イベント14 バイト14 プライベート14で割り当てますか?」
「それだと42ね」
「ボツもでますから・・・」
なんか前回のプロットからあまり進んでいない気がする。もう少し細部を詰めていきたいところだ。
詩羽先輩はじっと書き出したプロットを見つめている。ご苦労なことだ。
夏休みが英梨々ルート限定というのは原点回帰的で一抹の不安がよぎるが、そろそろあいつも幸せになって卒業してもいいのかもしれない。
「詩羽先輩・・・これR18で作るんですよね?」
「その方がいいと思うけど」
「あいつ・・・処女卒業できるんですかね?」
「それはあなた次第よね。ずいぶんと倫理君も経験を積んでいるわけだし」
ややこしい話だが多世界の俺が経験を積んだからといって、新世界の俺が童貞であるという事実は変わらないのだ。
「それにあなた達二人はけっこう際どいところまでは何度も発展しているわけだし、後は貫通するだけよね」
「ぐはっ」
俺は頭を抱えてしまう。
「イデアを育てるなんて名目でさんざんループしてきたけれど、まさか最期にぶち当たった壁が加藤さんじゃなくて、『英梨々には処女でいて欲しい』なんて思わないじゃない。これこそキモオタの鑑よね」
「・・・だってあいつ・・・ガキすぎません?」
「そうかしら?」
「・・・そうですよ」
「他のヒロインは全員胸が大きいという原作者の性癖の余波もあるかもしれないわね」
「ああ・・・確かに・・・」
「いつまでも言い逃れはできないでしょうけど、せいぜい今回の物語でも経験を積んでおくことね」
「俺も童貞なんですけど・・・」
「あらあら、チントレして『鋼のチンコ』なんて二つ名をもっている倫理君なんて、ただの時間稼ぎ要員でしかないのよ。もう少し自覚を持ちなさい」
「あの・・・夏休みの俺はどんな感じなんですか?」
「ただの澤村ちゃんに一途なガチ童貞よ」
「・・・卒業の難易度高そうですね・・・」
しょうがないエクセルでもプロットだけでももう少し整理しておくか。未来の俺のために。
(了)