2人は下をむいて歩いていた・・
背中には風呂敷いっぱいの折り詰めを背負いながら・・
「これ・・多すぎるよな・・」
「はい・・多すぎですよ・・」
「なんでこんな羽目に・・」
疑問と愚痴とやるせなさでいっぱいになりながら、風呂敷を担いでお堀を歩く2人
思いおこせば、全ては鈴木の奴のせいだ
無事、終わり会館を出ようとした時に声がかかる
「あの・・頼まれていた折り詰め・・」
あぁそうだ・・と思い出す提督
「おー!こっちこっち!こいつに渡してくれ!」
鈴木が提督を指差して促した
「あぁ~悪いな・・」
なんだかんだ有ったけど、加古達にお土産を忘れずに渡せる事もできるし・・
雨降って地固まるって言う奴かもしれないなぁ・・
そんなお気楽な気分で折り詰めを待っていた・・
「それ、おれがもらっ・・・・な?・・なんだこれ?」
そんな悠長な事を思っていた提督の目の前に現れたもの・・
想像も付かないほどに膨れ上った大きな風呂敷が2つ・・
「な!・・こんなに!?」
「はい・・」
用意した方も、本当にこれで良いのか?と、いぶかしみながらも用意したようだ(苦笑)
確かに・・狩りに出かけた時の食べ物はあの騒動で殆ど食べる事が出来ずに
テーブルに置いたままだった・・・・
にしても、それを全部纏めておれに・・・
「これ・・全部、おれ?」
「はい、あちら様が捨てるのはもったいないと、こちらで用意した分に
先程食べ残した分を加えて持たせてくれと・・」
振り向くと、すでに2人は遠巻きに歩いていた
「じゃ、おつかれ!」
ひじから上だけ手をシュタッとあげて、そそくさと歩き出すあかり
そして、視線をいっこうに合わせないままの付いていく金剛
「グッナイね!良い夢見るねv」
「おつかれー」
何も無かったかの様に、こちらを見ないまま手をヒラヒラとさせて足早に立ち去り、途中から駆け出した鈴木・・
それを慌てて追いかけて、遠くから振り向き「ごめんなさい」と誤る飛龍
・・・・あいつら、ころす!
そんな事があって、提督と古鷹の2人は大きな風呂敷を背負って歩く羽目と成っていた・・(笑)
歩くたびにドンドン重くなっていくように感じる風呂敷を担ぎながら
ぼやき続ける提督・・そしてそれを見ながらなぜか幸せそうに付いてくる古鷹
「でも、本当によかったです・・」
古鷹は提督の元気そうな顔を見てホッとしていた
そして明日は・・と先程の会話を思い出していた
「なに?明日の演習には参加できない?」
鈴木ががっくりと驚きの両方でその事実を受け入れてた。
「あぁ閣下から今回は見逃してやるから、その代わりに俺の所用を片付けてきてくれと頼まれてな・・」
そう言いながら少し困ったような顔をして頭をかいていた・・
「何を仰せつかったんだ?」
あかりが提督に問う
「あぁ・・それがだな・・うちの母さんに、明日演習に出ず手紙を渡して来いと言うんだ」
そういいながら、極秘の判を押された1つの茶封筒を取り出した
「恋文かな・・?」
鈴木は笑いながら、おちょくる口調で提督に話しかける
「ぐはっ!」その途端に飛龍のかかとが足に落ちる
まったく・・
「恋文はともかく、極秘の判と言う事は、軍務だな・・」
あかりが鈴木を飛龍に任せて、あっさりスルーして話を進める
「それにしても明日とはな・・・せっかくお前たちの腕前を見れると思ったのだが・・」
残念そうに語るあかり
「そうだぜ!俺もお前達とやりあえると思ったから、こんな時期に帝都まで上ってきたのに・・」
愚痴交じりで残念がる鈴木
「あぁ・・俺も残念だ・・しかし一応、事件はもみ消されたとしても、
あの場に居た同期には見られてるわけだし・・
あれだけやって、翌日平気なツラして演習には参加できないだろ・・」
自虐的に苦笑いする提督
「まぁ・・一応、普通なら謹慎ということになるだろうしな・・
まぁ丁度里帰りもかねて行けば?親孝行してこいよ・・近いんだし。
ついでにあの子達も連れて遊んでこいよ・・おばさんも喜ぶぜ、きっと(笑)」
お気楽に告げる鈴木
「ほっほ~、たまにはいい事言うな(笑)
そうしろ・・古鷹も気分転換も必要だ。」
「どの道、同期はみんな演習で留守だ・・遊んでも誰にもばれん!
それに演習が終われば、その晩そのまま飲みに出て、そのまま翌朝みんなとんぼ返りで戦地に戻る・・
戦争だ・・今度はいつ戻れるか分からん、いい機会だ、お前の艦隊をおば様に見せてくるべきだ・・」
それを見ながらあかりも言う
「それは、なに?・・俺にみんな気を使ってる?って事?」
少し納得いかない不本意な顔をしてみんなを見る提督
「きっと閣下の手紙もそういう事なんじゃないのか?」
あぁ・・・なんかもうみんなで・・そういう事なのか・・
そう諦めが付いた提督・・
でも考え様によってはダンスホールはムリだとしても
みんなを銀座の洋食屋に連れて行ける、そして母さんの好きな金つばを買っていけるなぁ・・
そんな事をとっさに考えた
「そうだな・・・それも良いかもな」
少し考え、そうしようと思った
「古鷹ちゃんをおばさんに紹介するチャンスじゃん!頑張ってこいよw」
その言葉に提督と古鷹が同時に赤面して頭から湯気を出した
「ば、ばばっばばば・・・ばか・・・そんなんじゃ、ねぇ・・よ」
「た・・だ・・みんなを銀座に・・洋食屋に・・」
「あーはいはい」
まったく聞く耳を持たない鈴木
「まぁ私には関係ない、好きにしろ・・」
そっけないあかり
「おい、お前ら!良く聞け!違うんだって・・」
古鷹は、先程まで提督が一人でしてた、大立ち回りで空回りする姿を思い出して
1人悦にいった笑いをしていた・・・
「おい・・古鷹・・お前・・ろくな事考えてないだろ」
ぼそりと提督から声がかかり慌てる
「え?あ、はい・・・」
「・・ったく」
そう言いながらも古鷹の嬉しそうな顔を、提督は嬉しいと思った。
2人はお堀の途中で、ちょっとした広さの芝生をみつけて腰を降ろした・・
「あぁ~腰がゴワゴワする・・」
提督は芝生に入り、風呂敷を下ろし背伸びをして腰を伸ばした
「古鷹、お前も腰を伸ばしせ・・少し休憩しよう、ムリだこれw」
そういうと古鷹のほうをみて風呂敷を下ろすように告げる
古鷹もそれに従い芝生に入り
腰を伸ばして、加重から逃れた今をくつろいだ
「提督・・綺麗ですね」
古鷹はお堀越しに見える帝都のネオンを腰を下ろして見ていた・・
「あぁ・・本当に綺麗だ・・」
提督も腰を下ろして街の明かりを見ていた
しばらく時が流れる・・
「なぁ古鷹」
「あの提督」
二人の声が重なる・・・
思わぬ事態にあわてる2人
「な・・なんだ、どうした?」
「いえいえ、どうぞ・・」
「いや、お前から話してくれ・・」
優しい面立ちで古鷹に先に話すように告げた
「あ・・はい」
古鷹は少しうつむいて話し始めた
「今日は本当にすみませんでした・・
わたしがあそこに居たばかりに、提督、そして皆さんにまでご迷惑をおかけして・・」
古鷹はまじめである・・故に何でも背負い込んでしまう・・悪い癖だ。
そう思い話を聞く提督
「気にするな・・お前が謝る事ではない。お前は悪くない・・なんでもそうやって背負い込むな。
もっともっと俺に背負わせろ・・それの方が俺は嬉しい」
提督は古鷹の顔を見ず街の明かりのほうを向いたまま古鷹を気遣った
古鷹はそれだけで充分だった・・でもそれではもっと迷惑がかかってしまう
そう思い、言葉か見つからず、言葉を探し続けて口を開けずにいた
「なぁ古鷹・・お前は少し考えすぎた・・いや、ものすごく考えすぎだ
もっと自信を持て、迷惑かけてるなんて思うな、誰もそんな事思ってない」
提督は街の明かりを見たまま話し続けた
「お前の真面目さ、人を気遣う優しさ、そしてそれだけじゃないぞ、それに加えて判断力、機動性もある
もっと自身を持て、お前は他の戦艦には出せない素晴らしいものがある・・」
更に提督は古鷹のいい所をあげていく
「そして何より俺の為に良く尽くしてくれてる・・
朝から晩まで常に先を読み俺の事を第一に考えてくれてる、その為なら泥をもかぶる・・」
今までの古鷹との思い出を思い出している提督
「俺はお前に感謝してるんだ・・」
少し照れくさそうに告げる
「俺にはもったいないぐらいだ」
提督・・・なんだか嬉しいと心から思える古鷹
・・でも
「そんなこと・・ないです」
嬉しそうに下を向いたまま顔を見れない古鷹
「いや・・俺には過ぎた女だ」
「そんな・・」
古鷹は幸せだった・・こんな幸せが来るなんて・・わたし生きてて良かった。
頬を染めて幸せをかみ締める・・・
しかしそれと同時に自分の中に潜んでいたどす黒い記憶が頭をもたげて浮かんでくる
心の底に沈めたはずの・・幸せを許さない物が頭をもたげて来た
「そんな事無いです・・そんなんじゃないんです・・わたしは・・
わたしはもう行く所が無いんです・・」
下を向いたままの古鷹
「ふる・・た・・か」
提督が心配そうに古鷹のほうを見る
「わたし・・捨てられました。
ボロボロに成るまで尽くして尽くして、手が飛んで、足がつぶれて、お腹に穴が開いて・・
でも一生懸命・・一生懸命尽くしました・・頑張りました・・・でも・・でも・・」
古鷹は下を向いたままだ
「ふるたか・・」
古鷹は自分が捨てられているシーンが・・フラッシュバックで蘇り、そしてその記憶が支配し始めた
だめ!ここで負けちゃだめ!耐えろ耐えるんだ古鷹!貴方は今幸せよ!
お願いこの記憶に打ち勝って・・・じゃないと・・じゃないと・・提督に・・
提督に・・・
嫌われちゃう!
「私・・いやです。」
「つらいです・・もう捨てられたくないです」
だめ、負けちゃだめ!違う、違うの!こんな事言いたくない!
もっと違う事が言いたい!私は幸せだと・・幸せだ、といいたい!
古鷹・・古鷹!わたし負けたくない!私負けたくないの!
私の味方になって、古鷹!
「提督のために・・もっともっと・・
捨てないで下さい・・わたし・・もっともっと、もっと・・頑張りますから
提督のために尽くしますから・・・だから」
いや・・ちがうこんな事言いたいんじゃない!
違うの・・違うの提督・・
「提督の望む事なら何でもします・・捨てないで・・見捨てないで・・
ここに居させて下さい・・・お願い・・」
古鷹の幸せな気持ちとは裏腹に、
すがり、そして依存する、惨めな言葉が軒を連ねて出てくる
こんな事が言いたいんじゃない・・・提督・・・たすけて
顔を上げた古鷹の目、その目の奥で、古鷹が必死に提督の助けを求める・・・
提督・・・
「わたしなんでもー・・」
提督との唇が重なる・・
提督の少し固くて、がさがさした唇が古鷹の言葉を奪う・・・
古鷹を優しく横にして、何度も何度も提督の唇が
古鷹の唇をやさしく包み込むかのように奪い続ける
どれぐらいたつのだろうか・・
「ていとく・・・」
やっと落ち着きを取り戻しつつある古鷹にそっと優しくつぶやく・・
「ふるだか・・お前はやさしいこだ・・そんなお前が俺は好きだ・・」
提督の目をみつめながら言葉をもらい続ける
「お前の中に、この幸せを許せない、もう1人の古鷹が居るのは知っている・・
おれはそれも含めてお前の事が好きだ・・愛してる・・」
古鷹が、提督の目を吸い込むように見続けた
「俺は古鷹の全てを受け入れる、だから安心して俺に身体も心も預けてくれないか・・
きっと幸せにする」
古鷹の心の中の何かが動き出す・・
「古鷹・・最初の出会いは2人とって最悪だった・・覚えているかい?」
古鷹の心の中であの光景が蘇る・・
「お前は捨てられ、見つけた時には瀕死の状態・・お腹には穴が開いて・・」
そういうと提督は古鷹のお腹をさする
「腕はないわ、足はつぶれてるわ・・・」
続けざまに腕をさすり、足をなでる
そして古鷹の涙をぬぐうように目の下にキスをする
「て・・いと・・く」
甘えるような古鷹の声
「もう正直この子は助からない、駄目だと思ったよ・・
そしてそれ以上にこんなになるまで使いやがって・・どうして・・どうしてだ・・って怒りに満ちたんだ」
提督の目から涙が零れはじめた
提督の涙が古鷹の頬を伝う
「お前をドックにいれて、こっちの世界に戻ってこれたら・・」
提督の涙が溢れ出す・・古鷹の頬に流れ出す
「俺のものにする、絶対見捨てない!・・そう決めたんだ」
提督は大粒の涙を流しながら笑顔で古鷹にキスをする
そしてキスされた古鷹も泣いていた
「今考えると勝手だよな・・勝手に拾って、勝手に俺のものにするなんて・・
お前にだって選ぶ権利はあるのにな―――」
古鷹の上で自虐的に笑う提督
古鷹の中のドス黒いものが、提督の涙と言う愛情で流されていく・・
今なら・・今ならちゃんと言える、いいよね、古鷹・・言ってもいいよね
「そ・・そんな事ないです・・わたし・わたし、提督に拾って貰えて幸せです」
もう古鷹の邪魔をするものは居なかった
「すっごく、幸せです」
「わたし・・提督が好きです、心の底から好きです、愛してます、提督が好きです」
「ありがと・・俺も好きだよ」
提督も古鷹も泣きっ面で鼻を赤くして、頬を染めて、臆面もなく相手を好きだといい続けた
「それでな・・一生懸命働いてくれる姿を見て、もっと思いが強くなってな・・
そのなんだ・・・俺の欲望を・・だな・・・
抑えきれなくなったというか・・もっと、もっとお前が欲しいと思うように――っ」
いつもと違い、歯切れがどんどん悪くなっていく提督・・
しばし顔を赤くしたまま沈黙をする提督
そして身体を起こして、古鷹に背を向ける
「提督・・・?」
様子が変な事に心配そうにみつめる古鷹・・・彼女も結構鈍感である
「古鷹!」
「はい!」
急な声に先程までの甘い空気は何処へやら・・ビシッと空気が張り詰める
「俺の嫁になってくれ―――」
背中を向けたままの提督、耳まで真っ赤な提督・・
そんな提督から思いも寄らぬ・・いや望んではいたけど、夢にも思わなかった言葉が・・
「お、俺は、同期に比べて出世も遅い、容姿だって良くない・・
戦う事しか出来ない、だからもし軍人を辞めたら、ろくでなしだ」
提督の身体が震えている
「でも・・俺はお前が欲しい・・提督とか。艦とかいうのではなく、
生涯を共に歩む連れ添いとしてお前が欲しい、だから・・俺のものになってくれ・・・」
突然の申し出に言葉が出ない古鷹・・
「全然、お前を娶る為の準備も指輪も・・何もかも条件は満たしてない
でも・・お前が欲しいんだ・・今日、あの時はっきり分かったんだ・・お前が欲しいって」
真っ赤にした耳をピクピクさせ、身体を震わせ思いを告げた・・・
「・・・・」
「・・・・ふるだか・・俺じゃだめか?」
意を決して古鷹のほうを振り向く
そこには顔を真っ赤にして、なみだでぐしゃぐしゃに成った古鷹の顔があった
「わ・・わたし・・こんなんですよ・・スタイルは良くないし・・ 」
「うん知ってる・・」
「見た目も・・チンチ・・クリンだし・・・起用じゃないし・・エッチも下手だし・・」
「うん知ってるよ・・」
「髪も短くて女っぽくないし・・ボサボサだし・・あしも太いし・・おっちょこちょいだし・・」
「うんそれも知ってる・・」
「ぜんせん可愛くないし・・スタイルは良くないし・・胸も無いし・・エッチも下手だし・・髪の毛も・・」
「古鷹・・お前、無限ループになってる・・」
笑い出す提督は笑顔でみつめ頭を撫で続ける
彼女が自分の駄目な所を口にする度に優しくささやき続ける
「それに・・それに・・」
口に出すのも躊躇う、自分の許せない、汚れた部分・・を懸命に口に出そうとする
「それに・・私・・かお・・その・・からだも・・」
「知ってる」
そういうと古鷹の頭を抱きしめ、自分の胸で抱く
「お前が顔のアザを気にしている事、自分の身体が、瞳が好きでない事
お前は実は料理が下手な事、お前のお腹が少しぷにぷにしている事
お前がエッチが下手で不器用な事・・
でも・・それでも、俺をいっぱいいっぱい愛してくれてる事・・
俺はみんな知ってる」
大事そうに抱き寄せ続ける提督
「全てを知っていて、それ全てがコンプレックスで、トラウマで、大変な事も知ってる・・
それを含めて、俺はお前・・古鷹の事が・・」
一瞬言葉が止まる・・唇をかみ締め意を決する
「愛してるなんて、今まで他の女に使った事はない・・でも、お前になら、ちゃんと使える」
古鷹をみつめ、肩に手を置き伝える
「古鷹・・お前の事を愛してる、結婚して下さい・・お願いします」
古鷹の顔がどんどん涙で崩れていく・・
嬉しくて嬉しくて、どんどん涙で提督の顔がにじんで・・にじんで・・
古鷹の身体中から幸せがどんどんあふれ出してくる
「古鷹・・?ふるだか・・?どうした・・ごめん、ごめんな・・」
提督はたじろいでしまう
「ちがうんです・・ちがう・・私・・わたし・・うれしい
わたし・・・うわーーーーん」
提督の腕の中で、あふれ出した幸せを抑えきれず、大声を出して泣き始める古鷹
気持ちがコントロールできない・・早く答えたいのに・・はいと答えたいのに・・
涙が止まらない・・止まらないよ・・提督・・
大きな口をあけてひたすら泣き続ける古鷹
それを愛おしそうに抱き寄せ包み込み受け止め続ける提督
「古鷹・・俺の嫁になってくれるかい?」
そっと耳元でささやく
「グス・・グス・・はぃ・・私でよければ・・」
古鷹が声を振り絞る
「わたしで・・グスン・・・私で、よければ、結婚してくだざい」
こうして2人は本当に1つになれた・・もうだれも引き裂く事の出来ない、本当の1つに。
人は産まれてから、自分に足りないものを求めて旅を続ける・・
それは産まれる時に失った、自分の半身を求めて・・
自分の満たされない心をうめる為、捜し求める・・
そして今、この2人はついに見つけたのであった・・
お互いを必要とする、本当に必要とする半身を・・
もう2人を止めるものは居ない、2人の世界が今始まるのであった。
つづく