※この作品はR-18です。

艦これ「古鷹の話」琥珀色の幸せ   作:ひびきん屋

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その15

翌朝、昨夜提督が貰ってきた(押し付けられてきた)折り詰めの残りを

朝食の追加のおかずとして、宿舎食堂で朝食を頬張る琥珀艦隊ご一行様

 

 

昨日の熾烈な戦いを制し、おかず選びの主導権を得た勝者は、加古・舞風組であった。

 

 

昨夜のうちに彼女らの独断と偏見の独裁者的采配で配分され、

配分されるや否や、提督と古鷹以外の4人・・特に加古と舞風により

ものすごい勢いで昨夜のうちに折り詰めにつめられた料理の、なんと6割を平らげてしまったのだ

 

 

そして今朝も見事に折り詰めの主導権を取得した2人の食卓は豪勢極まりない

向かいに座っている提督達が見えないほどだ(笑)

 

 

昨夜あれだけ食べたにも拘わらず、食欲は旺盛、ものすごい勢いで食べている

 

 

「加古・・舞風、あんた達そんなに食べるとお昼食べれなくなるわよ・・」

呆れ口調で忠告する夕張

 

「だいじょうぶ、だいじょうぶ!お昼までにはお腹すくからw」

能天気に応答する加古、それに同調してお調子に乗る舞風

 

「せっかく提督が洋食に連れてってくれるっていうのに、後でお腹痛くなっても知らないからね・・」

夕張がぼやく

 

 

「ねぇ夕張・・そっちのはどうでした?」

祥鳳が夕張の手元にある料理の味を聞いた

 

「あ・・これね?うん、おしかったよ。はい・・」

夕張が祥鳳の近くへお皿を持っていく

 

「あ、ありがとう・・あ、本当だぁ~美味しいわね」

「ねぇ祥鳳~、私にもそっちの頂戴v」

2人はお互いの取り皿の上に少しずつ乗せてある料理を分け合いながら舌鼓を打っていた

 

基本普段から夕張と祥鳳は、量より質と言うタイプゆえ、体系維持も兼ねて

少量ながらも自分達に分けられた分だけで満足していた

 

「ほんとう・・おいしいわねv」

 

そんなこんなで、とにかく食卓はにぎやかであった

 

 

その中で提督と古鷹は目を腫らしていた・・

昨夜あれだけ泣いたのだ、当然といえば当然の結果である

 

しかも2人の感情は高ぶり、あの後、先程までお互いを心行くまで求め合った・・

本来なら昨晩のお相手は夕張であったが、夕張が事情を察し順番を譲ってくれたのだ

 

古鷹と提督は夕張に感謝しつつ、お互いの愛をかみ締めた

 

 

「あれ?古鷹・・食べないの?」

 

加古が箸の進まない2人に目が行った・・

 

 

「あ、う、うん・・ちょっと食欲がね・・あはは」

昨日の出来事で胸がいっぱいで食欲が無いのだ

 

「提督も食べてないようですが・・大丈夫ですか?」

加古の発言で祥鳳も提督の箸が進んでないことに気付き心配そうに提督に声をかける

 

「ん?あぁ・・ちょっとな」

 

ぼ~っと昨日の事を考えながら提督は醤油を取ろうと手を伸ばす・・

古鷹もぼ~っとしたまま手を伸ばした・・

 

2人の指と指が触れると、意識しあって手を引っ込め赤くなる・・

まるで初恋の相手を意識して、何も出来ない中学生のようだった(笑)

 

それを夕張は面白そうに見ていた

 

 

「祥鳳、提督は胸がいっぱいなのよ・・ね、提督w」

すごく意味深的に提督に話をふる夕張

 

「ん?胸が・・いっぱい?」

どうやら頭が動いていないのか、それとも天然なのか・・夕張のフリに反応出来ないでいた

 

「昨日、古鷹と何してたんですか?お堀でw」

 

「jmヴぇおmvc!」

提督がぼけーと飲んでいた味噌汁を噴出す

 

「な、ななな、なにを言い出すんだ・・」

かなり動揺している提督

 

「なんだなんだ・・」

食べる事に夢中だった加古までもが興味を抱いた

 

 

「な、なんでもない・・早く食べろ!」

提督があわて始める

 

「あと5分で出発するからな!早くしないと置いてくぞ!」

提督は急ぎごはんをかきこみ、あわてて席を立つ

 

「なんなんだよ・・」

状況が読めてない加古がつまらなそうにぼやく

 

「古鷹ぁ・・どうしたんだろうな提督?」

「さ・・さぁ・・そ、それより早く食べないと銀座行けないよ」

苦笑いをしつつ、加古の質問をかわす古鷹

 

 

いつまでも2人だけの話には出来ないなぁ・・と提督をチラリと見てお茶碗のごはんをたべた

 

 

 

 

 

明るい日差しが、食堂に差し込んでいた・・

 

今日もいい天気になりそうだ・・そうつぶやく提督であった。

 

 

 

 

 

 

その頃、演習場では過激な演習が行われていた

 

「ばかたれ!こんな攻撃もかわせないのか!二等兵からやりなおせ!」

演習を仕切る教官たちの怒号が飛び交う

 

「これはこれは・・アイツこなくて正解だったわw」

頭をかきながら凄まじい演習の順番を待っていた

 

 

「なにを寝ぼけた事をいっている」

そこへたった今、一回目の演習を終えたあかり達が戻って来た

 

「アイツがこういうの一番好きではないか・・

 ここにこれなくて一番悔しいのはアイツだぞ・・」

そういうと服に付いた波飛沫をはたいていた

 

「まぁ~そりゃそうだわな・・アイツが一番燃えるからな」

口角ををクイっとあげ、帽子を深くかぶりなおした

 

 

「頑張ってこいよ・・」

あかりは鈴木の後ろに回りこみ、振り向きゲキを飛ばす

 

「あぁ・・任せとけw アイツがいないなら俺が優勝いただきだぜ!」

腕をぶんぶん廻し、得意満面の笑顔で、取らぬ狸の皮算用の鈴木(笑)

 

 

「次!鈴木、貴様だ!」

進行審判役の教官が鈴木の名を呼ぶ

 

 

「いくぜ、飛龍!かますぞ!」

「はい、提督!」

 

颯爽と演習海域に向かって駆け出した

 

 

あかりは不適に微笑み鈴木を見送った・・

「バカが・・こけるなよw」

 

 

うわっ!

 

 

ものの見事にこけて演習海域の海水に落ちた鈴木

心配しつつも飛龍が恥ずかしそうにしていた

 

 

「こら、鈴木!貴様何してる!」

「す、すみませーん」

 

 

あははははははーっ

 

 

演習場が笑いに飲み込まれた・・・とんだ赤っ恥だ

 

 

飛龍が情けない顔をして青空を眺めていた

 

 

とほほほ・・

 

 

 

 

 

その頃、同じ空の下、古鷹たちは洋食屋から出てきた所だった

 

「うまかったなぁ~提督ぅ~v 提督また来ようなv」

「また来よう!また来よう!」

加古と舞風が大はしゃぎで先程まで食べていたクリームコロッケの事を思い出しながら提督におねだりをしていた

「あぁ・・また来ような」

 

「祥鳳、あのナポリタンっていうの美味しかったわねv」

「そうね、でもやはり提督一押しのオムライスも絶品でしたわ、夕張v」

夕張と祥鳳もどうやら口にあったようだ

 

提督もみんなが喜んでくれたようで嬉しそうだった。

 

「提督、みんな喜んでくれて良かったですねv」

凄く嬉しそうに提督の顔を見る古鷹

 

「あぁ連れて来た甲斐があったよ・・古鷹も満足したか?」

「はい!美味しかったです、また来たいです!」

 

そうか、そうかと言う顔をして提督もうれしそうに古鷹をみた

 

 

 

さて、とりあえずどうしようか・・

 

 

提督は時計を見た。

予定していた時間よりも少し早いので時間を持て余していたのだ・・

 

「なぁみんな少し銀座をブラブラしてみるか?」

 

じっくりは見る時間はないが、駆け足で見るぐらいは出来る・・

せっかく銀座に来たのだ、この娘達にもその雰囲気だけは味合わせてやりたい・・

そう思った提督の提案だった

 

 

「はい!」

 

 

提督一行は銀座の大通りを歩いた・・

 

色々な商品が次から次へと目に飛び込んでくる

ガラス越しに祥鳳と夕張が綺麗なドレスと靴に魅入っていた

 

加古は羊羹屋の前でお財布の口を開き、舞風は文房具を楽しそうに見ていた

 

古鷹と提督はそれらを見ながら微笑んでいた

 

「みんな楽しそう・・」

古鷹は嬉しそうに仲間の姿を見ていた

 

「提督・・ここはとてもいい部隊ですね♪

 そして、提督も素敵です・・」

古鷹が提督の顔を見上げ笑顔で告げる

 

「当たり前だぁw 俺はいつだって素敵なのだ」

ニカっと歯をみせ、親指を立てて決めポーズをとる提督

 

「あはは・・似合いませんよ、そういうの・・」

「そうかなぁ・・」

少し惚気ながら2人は信号待ちをした

 

 

 

信号待ちの傍ら、古鷹が見つめていたのは宝石店のウインドウだった・・

その先にはキラリと輝く指輪達・・・古鷹は魅入っていた

 

提督はそんな古鷹に気付き、微笑ましく見ていた

そして同時に険しい顔をもした

 

 

 

ちゃんと用意しなくちゃ・・

 

 

 

古鷹を嫁に貰う以上、彼女にはちゃんとしなきゃいけない、恥をかかせてはいけない。

 

ただ提督といえども、数ある内の、しかも下から数えた方が早いぐらいの地位だ

今の自分の財布の中身と経済力で果たして・・

 

 

ふと考え込む提督・・

 

 

 

う~~ん、指輪を買ってやりたい

しかし安月給だとダイヤモンドとまでは・・

 

 

そんな気持ちで眉間にシワがより考え込む・・・

 

 

信号が青に変わったのにいっこうに動かない提督にあれ?と思い覗き込む古鷹

 

 

う~~~ん・・指輪か・・

 

 

ボソッとつぶやいた提督の言葉に「えっ」と思う・・

 

「提督!」

 

突然及びかけにビクッとする提督

「な、なんだ・・古鷹、どうした?」

「提督、青です・・」

 

信号が青なのを古鷹に促されあわてて横断する提督

その1歩後ろを付いて歩く古鷹・・

 

提督が指輪を・・とつぶやいてくれた事だけで嬉しかった

 

 

私の事考えてくれてるんだと思うと、心なしか提督の背中が

いつも以上にたくましく感じたのだった・・

 

 

 

 

そんなこんなで暫くして、琥珀艦隊提督ご一行様はバスに乗り銀座を離れた・・

 

 

バスの中で各々思い思いの銀座の思い出にひたり車窓から見える景色を楽しんでいた。

バスは暫く走り続け、気付くと先程の町並みとは違い、緑の多い場所へとやってきていた

 

 

「おりるぞ・・」

 

提督はそう告げると、舞風に停車ボタンを押すように告げ、バスを降りた。

 

 

「提督・・ここは?」

舞風が緑しかない殺風景なこの場所に降り立った事を不思議に思っていた・・

他のみんなも、どうしてここに?と不思議がる

 

 

「あぁみんなに親父を合わせようと思ってな・・」

そういうと提督は1人、水場にあった手提げの桶に柄杓を入れ、水を満たし、緑の中を歩き始めた

 

 

それについていく娘たち・・

 

 

暫く歩く内に緑を抜け、あるものがひしめき合った場所に出た・・

 

 

「ここは・・・」

どうやらどうしてここに来たのか分かったようだ・・

 

 

「父さん、ただいま・・」

 

そういうと墓地の中にある、数ある墓石の中から

1つの墓石の前にしゃがみこみ、お墓に落ちている落ち葉を拾った・・

そのまま軽く掃除をして、墓に水をくれる

 

そう、ここは提督の父親が眠るお墓であった。

 

 

「お父様・・・?」

「あぁ、ここには死んだ親父が眠っている・・」

 

 

みんなが神妙な面持ちになっていた

 

 

「・・といってもこの墓には肩身の品は収められてるが、遺骨は入ってないんだけどな・・」

優しい表情で少し苦笑いする提督

 

 

「父さん、これが俺の艦隊だ・・俺には過ぎた娘達ばかりでなんだんだけど(苦笑)」

自分には不釣合いなまでにいい艦隊だと苦笑いする提督

 

 

そして1人1人を紹介し、そして線香に火をつける

つけた線香をみんなに配り、順番に線香をあげて手を合わせる

 

 

「これからもどうか見守っていてくれ・・」

「どうぞこれからも、よろしくお願いしますぅ!」

 

 

そう願いみんなで墓参りを済ませた

 

 

 

 

「ほらほら、もたもたしない~!」

 

 

 

古鷹を残し、あとの者をどうやら勘付いている夕張に任せ、先にバス乗り場まで行かた

 

そして改めて墓の前で古鷹を紹介する提督

「父さん・・この子が俺の嫁になってくれる古鷹・・重巡洋艦の古鷹だ・・」

そういうと愛おしそうに古鷹を見つめる

 

「初めまして、古鷹と言います。提督にはいつもいつもお世話になってます

 未熟者ですが、どうかよろしくお願いします・・」

 

深々とお墓に頭を下げる古鷹・・

 

「・・と言う訳で、いいよな?父さん・・」

許しを請う様に語りかけるように父親の墓前で話す提督

 

「俺まだ条件を満たしていないけど、絶対俺たち結婚をするよ・・

 母さんと結ばれた父さんなら分かってくれるよな・・俺たちの結婚」

 

しゃがみこみ、墓に語りかける

 

「ちゃんと結婚できたらまた来るよ・・」

 

そう述べるともう一度手を合わせ頭を下げる・・

古鷹もしゃがみこみ同じ様に手を合わせ頭を下げる

 

暫くして提督が立ち上がり、古鷹の頭をポンポンとなでる・・

立ち上がった古鷹を愛おしそうに腰に手を廻し抱き寄せた

 

そして笑顔で告げる

 

 

 

「きっと幸せになるから・・」

 

提督は墓前に向かって、笑顔でそう告げる

その言葉に頬を染めて提督を見あげる・・

 

 

「わ、わたし頑張ってきっときっと、提督と幸せになって見せます

 だ、だから、お父様、私たちの事を天国から見守って下さい」

その表情は穏やかでありながら、決意を胸に秘めた凛々しい顔であった。

 

 

 

「じゃあ・・また」

 

 

そういうと2人して歩き出した。

2人は手をつなぎ、お墓を去っていった・・

 

 

 

 

 

バス停で暇を持て余しつつ

提督と古鷹を待つ4人

 

 

「なぁ・・夕張ぃ~提督と古鷹だけで何はなしてんだろうなぁ・・?」

「さぁ~何話ししてんでしょうね・・でも、きっと今に分かるわよ、加古・・」

 

 

「夕張は知っているのですか?」

「ん~、知っていると言えば知っている様な感じだし・・知らないと言えば・・」

「もう・・どっちよ・・クス」

「祥鳳ごめん・・私の口からは・・ね(苦笑)」

 

 

「提督、もしかして・・私たちを・・・ここで亡き者に・・」

「な、なに怖い事言おうとしてるのよ・・やめてよ、舞風」

「あははは・・祥鳳怖がり過ぎだよぉ~な訳ないじゃん」

 

 

「まぁ~いぃぃかぁ~ぜ~~~!」

 

 

「きゃはははは~」

 

 

 

はしゃぎ回る舞風が戻って来た提督とぶつかる・・ふらついた舞風をすかさず抱きとめた

転んで怪我をする前でよかった・・

 

 

「提督・・・」

 

 

「危ないじゃないか・・気をつけろよ、怪我をしたら大変だからな・・」

笑顔で舞風を見る提督、頬を染める舞風・・

 

自分で先程まで言っていた事に対して本当なるんじゃないの・・と、少し不安を覚えてしまった舞風がセキを切ったように提督に問う

 

 

「提督!イヤだからね!こんな所で・・こんな所でお別れなんて!」

「わたし・・わたし・・ずっと提督と一緒がいい!」

 

 

「ん?お別れ?」

いきなりの事に逆にビックリする提督・・

 

「あれ?・・違うの?」

見当違いの事を聞かされきょとんとする提督を見て、そして赤面する

 

 

確実に自分が言った事が、見当違いだという確信に変わり、更に赤面する(笑)

 

 

「な、なら・・別に行けど~・・もう2人で何こそこそ話してたのよ!」

赤面して恥ずかしさを紛らわそうとして提督に突っかかる

 

今にも泣き出しそうな舞風を見て、何事かと思う提督・・

そして周りを見渡す・・みんな少し不安そうな顔をしていた

 

 

あぁ不安にさせてしまったか・・

提督は自分の配慮のなさに、申し訳なさそうにした

 

 

 

「舞風・・大丈夫だ、いつまでも一緒だ」

「本当!」

「あぁ・・でもなちょいとお前たちに話さないといけない事が出来たんだ・・」

 

「・・・・」

舞風の顔がくもる

 

 

「とにかく、それを話すために俺の家に行こう・・そこでちゃんと話すから」

そう告げると、みんなに笑顔を見せた。

 

 

 

 

 

そして提督はみんなを連れて実家に戻った

 

 

 

 

提督の家は、山手のお屋敷が立ち並ぶ、静かな町並みの一角にあった。

 

高い木造の黒塗りの塀に覆われており、外からは中をうかがう事が出来ない様になっていた。

塀越しに立派な気が3本見えるぐらいで、それ以外は全く持って見えない状態だ。

 

 

そんなお屋敷の周りを歩き、正面門に到着・・・

兵士が門の両脇に1人ずつ立って警備をしており、物々しい景色だった・・

 

そんな景色に違和感を覚えつつ、古鷹たちは提督の後について門をくぐる

兵士がいぶかしげな表情をしつつ敬礼をして提督達の通るのを見守っていた

 

 

 

なんか、嫌な感じだなぁ・・

そう誰もがおもいながら提督の後を付いていく

 

 

暫くすると、昔ながらの武家屋敷を髣髴させるような、これまた立派な玄関が現れた。

ここも全体が黒で統一されて、重厚感が伝わってくる・・

 

 

古鷹をはじめ、みんなが唖然とその立派さをただ見ていた・・

 

 

 

「提督・・お金持ち?」

舞風が何気に質問をした

 

「ん?違うよ・・」

提督がやさしく答える

 

 

「でも・・おうちおっきいよ」

まぁこれには訳がるんだよ・・そういうと苦笑いをする

 

 

 

「母さん!ただいま~っ!」

 

 

大きな声で誰もいない玄関に向かって提督が叫ぶ・・

暫くすると置くから歩いてくる足音が・・それと共に声もした

 

 

「お帰りなさい、待っていたわよ・・・」

そういうと着物を着たすらりとした和美人が姿を現した・・

 

そして玄関の片隅に正座をしてにこやかに微笑んだ

 

 

 

余りの綺麗さにみんなが言葉を失う

 

 

 

提督の・・・おかあさん・・・?

古鷹はその目の前の女性の若々しさと美貌に心を奪われていた

 

 

 

「あら・・可愛い子をたくさん連れてきたわね・・母さん嬉しいわv」

そういうと古鷹たちの方を見て、笑顔を見せる

 

 

「母さん、閣下から手紙を預かってきてます。」

少し恥ずかしそうに母上に告げる

 

 

「あら、そう・・」

「まぁ立ち話もなんだから、中におあがりなさい・・」

 

 

そういうと三つ指をつき、一礼をして招き入れる

「わたくし大和型戦艦、一番艦、大和と申します

 ようこそ、我が家へ・・皆さんつかれたでしょ?

 さぁ遠慮せずにおあがりなさい・・」

 

「!?」

 

 

今の一言に耳を疑う・・

あまりの突然に、理解できない・・

 

 

しかし徐々にみんなの顔が引きつる(笑)

 

 

 

 

 

 

えぇぇ~~~~~~~~!

 

 

 

 

 

「自慢のコンソメ・・・出来てるから飲んで行ってねv」

大和が微笑み立ち上がる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前にはあの伝説の大和が・・

それ以前に提督のお母さん???

 

みんなが慌てふためくなか、更に慌てふためく古鷹・・・

 

 

 

 

どうなってしまうのか・・・

 

 

 

涙目の古鷹・・とんでもない所に来ちゃった

そう思う事しか出来ない古鷹であった・・。

 

 

 

 

 

 

誰か、たすけて・・・

 

 

 

 

 

わたし、とんでもない所に、お嫁に来ちゃいました・・

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

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