舞風と提督が1つになっている時、古鷹は大和と共に大和の寝所にいた
「本当にあれでよかったの・・?」
大和が古鷹の気持ちを確かめるように確認をした
「えぇ・・私は良いんです・・今まで通りが一番だと思いますし」
大和の問いに答えて布団にもぐりこむ
「そう・・・」
少し心配そうに古鷹の答えに答える
実は提督がお風呂に入りに言った後の事・・
「ねぇこれからはどうするの?夜の事」
洗い物をしながら、台所で片付けを手伝ってくれている娘たちに大和が聞いたのだ
誰もがそれについて答えを出せずにいた・・
暫くの沈黙の後、古鷹が口を開く
「わ、私は・・今まで通り・・みんなで今まで通り順番で愛してもらえば良いと思うの」
古鷹は唇をぎゅっとかみ締め続けた
「古鷹ぁ・・ホントにいいのか?」
古鷹の顔の変化に気付きつつも、加古が古鷹に問い直す
「うん・・それの方が私はいい・・
結婚しても、今まで通りで、何も変わらない方が、私は嬉しいの・・」
「でも、貴方の旦那様が日替わりで他の女と寝る事になるのよ・・」
祥鳳が気が引けるといった表情で古鷹を見る
「うん・・みんなだから・・大丈夫・・今までだって提督と夜を共にしてきたんだし・・
自分の知らない子だと嫌だけど・・みんななら、きっと提督も喜ぶと思うんだ」
「確かに・・知らない子だと私も嫌だな・・それに、これ以上増えるのは困るし」
舞風もどうやら同意の方向に傾いている
「まぁそうね・・私は古鷹が良いといってくれるなら、気兼ねせずに抱いてもらえるし
提督との夜も後ろめたさなく気持ちを集中してエッチに専念できるから賛成だわ」
夕張が話に乗った
「じゃあみんな、異論は無いわけね・・ホントにいいのね、古鷹」
祥鳳が再度確認をした
「うん、私は大丈夫!今まで通りで――っ」
「じゃあ決まりね!」
みんなが一安心した顔をして片づけを再び始めた
その光景を背にして大和は洗い物をしていた・・
この子達が決めたのなら、それもいいかも知れないわね・・と
「じゃあ、あとであの子にみんなで言いなさいね・・みんなで言うのよ!
じゃないとあの子変な勘ぐりするかもしれないから
みんなで決めたから、私たちの上申を聞き入れてくださいって~」
「はい!」
みんなは笑顔を見せた
みんなでひとりを愛するか・・・
しかし大和はやはり少し不安を感じてはいた・・
年頃の娘が5人・・・しかもお互いが有る意味今までライバルとしてやってきた
果たして、うまくいくのかな・・と
う~~~~~ん・・・
「あの・・」
布団の脇で仁王立ちで考え込む大和に古鷹が声をかける
「え?・・ど、どうしたの?」
突然の事にあわてる大和
「あの、早くお布団に入らないと身体が冷えてしまいますよ、お母様・・」
「あ、あぁ~・・そ、そうね・・そうそう」
あわてて布団に潜り込む大和
布団はお日様のにおいがしてホカホカして気持ちが良かった
「古鷹ちゃん・・うちの子、あんなのだけど、よろしくね」
大和がさりげなく古鷹に息子の事を頼む
「え・・あ、はい、こちらこそ提督の為に一生懸命尽くします」
突然の事に慌てながら答える
「うふふ・・尽くさなくてもいいのよ、一緒に居てあげるだけで・・」
「はぁ・・」
肩に力が入りすぎてる古鷹の初々しさに、ほっこりする大和
「ねぇ・・古鷹ちゃんは、うちの子のどこが好きになって結婚しようと思ったの?」
すこし声が弾んだ様に古鷹に聞く
「私は・・提督のあの心優しい所が好きで・・それで・・私を必要と言ってくれて・・」
しどろもどろに答え続け、顔を赤くしているのが言葉の端々から好き好きオーラが感じる事が出来る
そんな恥じらいを持ちながら、うちの子の良い所を話す古鷹の言葉を大和はうれしく感じてた・・
「あの・・」
一通り話した古鷹が、今度は大和に聞いてきた・・
提督はどんな子供でしたか・・と、やはり好きな人の過去が気になるようであった
「あの子ね・・・」
大和が昔の記憶をたどり始める
「あの子はわんぱくで、ご近所さんにも迷惑かけて・・・
それはそれは手につけられない子だったわね・・クス」
「参ったと言うまで手を引かない・・近所では泣く子も黙るほどの乱暴者・・
おかげで何度謝りに言った事か・・・まぁ所謂、ちっちゃいチンピラみたいな感じかなw」
苦笑いしながら思い出を語る大和
「え・・そうなんですか・・でも、今の提督は」
今の提督からは想像もつかない、全然違う提督の生い立ちに不思議がる古鷹
「そうね・・あの子は変わったわよ・・」
遠い目で天井を見る大和、そしてすこし寂しい顔をして話を続けた
大和が提督の子供時代の話を話し始め、古鷹はそれに聞き入っていた・・
正義感が強いくせにやんちゃで、そのせいで大事なもを失った事・・そして泣きに泣いた事、
その後ドンドン自分が何をしなくちゃ行けないのか、何を守らなくちゃ行けないのか即断し始めた事
そして日を追う毎にたくましくなっていった事を・・大和は話し続けた
提督の子供時代の事を聞き続ける古鷹は、いかに提督が今のようなやさしさを手にしていったのか・・
なんとなく理解ができる気がした・・そして、そんな提督に出会えた事を幸せだと思った
「・・と言うわけなの・・だから、今はもう大丈夫よ、心配しないで古鷹ちゃん」
一通り、提督の子供の頃の悪行と、それに纏わる家族の出来事・・
そしてその事は今となっては大切な思い出になっている事を告げた
古鷹はますます提督が好きになった・・
今度は大和が古鷹に質問をした
「・・で、古鷹ちゃんの過去も教えて欲しいわv」
知らないとは言え、悪気もなく何気なく古鷹に聞く大和
少しの沈黙が流れる・・・
わ、わたしは・・・重い口が開き、今までの事を話し始めた
緊張する古鷹・・決して嫁としては余り好ましくない過去をもつ自分・・
これを話したら、もしかすると、破談になるかもしれない・・でも、嘘はつきたくない
こんな私を受け入れてくた提督の為にも・・そして自分のためにも・・
「お母様・・実は・・」
古鷹は自ら話を始めた・・提督と出会う前、過去に経験したつらい想い・・
死に損ないの自分を拾ってくれた提督の事、それからの提督との思い出・・そして好きになった事
自分と提督とは、釣り合わないと思っていたのに、
ただただ一緒に入れれば良いと思っていたのに自分を欲しいと言ってくれた事
そしてプロポーズを受けた事、そして嬉しくて泣いた事
お墓に言った事・・今日の事、全てを大和に話した
「・・・・」
大和はただただ黙ってその話を聞き続けた
「あの・・だから・・本当は私・・お嫁さんになる・・この家に入る資格なんて・・・」
古鷹が、こんな汚れた身体の自分が提督のお嫁さん・・正妻になる資格がない・・そう辛そうに話した
「古鷹ちゃん」
「そんなに自分を卑下しちゃ駄目・・あなたは少なくとも我が家の嫁で
あの子の嫁、可愛い私の娘なのよ」
大和の声が、その辛そうな声を遮る
「そんな寂しい事、あの子が聞いたら、なんて言うかしらね・・・
きっと、心配するな!大丈夫!俺が守ってやる・・・って言うわよ」
大和が古鷹の寝ている方を見る
「そうじゃなかった?」
大和が古鷹の顔を見て微笑む
「・・・は・・ぃ・・」
古鷹は大和を見ながら涙し、提督の言葉を思い出し涙を流した
「だったら。いいじゃない・・どんな過去があろうとも、あの子が貴方を好きなんだから、
大事にしたいと思っているんだから、思いっきり甘えれば・・私は反対しないわよv」
大和は笑顔で古鷹に語りかける
「・・それとも、そういうのは嫌?うちの子の事も嫌い?」
少し意地悪く古鷹に振る・・
あわてる古鷹、提督の事が大好きで大好きで、生涯添い遂げたいと告げた・・
「なら、もう泣かない!」
古鷹を気遣う
「分かるわよ・・私も女ですから・・自分過去に後ろめたさを感じるのは・・
でも、それは貴方のせいじゃないのよ・・気にしちゃ駄目」
笑顔で古鷹を応援する
「あと両想い過ぎて不安になるのよね・・愛されすぎると不安になるのよね・・私にも分かるわ・・クス」
大和が初々しい古鷹のその乙女心を優しく包み込んだ
「古鷹ちゃんが思いっきり頑張って話してくれたから、私の話も少しだけしましょうか・・」
「私の過去もちゃんと話すわ・・貴方には知っておいて欲しいから・・・」
そう言うと笑顔で、大和は自分の話を始める
その話は、大和と提督のお父さんとの出会いの話だった。
その内容に古鷹は話が終わる頃には驚き、そして泣き出す事となる
「私はね・・本当は今、南洋のある島に極秘軍務で停泊している事になっているの・・
そうしておかないといけない理由があってね・・」
「でも真実は、私はこの地に幽閉されているのよw 門の所に兵隊さんが立っていたでしょ・・」
自虐的に笑う大和が布団から身を起こし、話し始める・・・・
そして「え?」と驚く古鷹も身を布団から起こすのであった
「私はね・・あの人と出会うまでの私は・・・」
自分の古傷をえぐるように、過去の話を始める
「まだ、私が現役の頃、私は別名「大和ホテル」と言われていたの・・・」
「大和ホテル・・?」
「そう、ホテル・・・その名の通り、沢山の男が私の上に乗って行ったわ・・」
その言葉の意味が何を意味するのか分かった古鷹は、口を覆い言葉を失う
「来る日も来る日もいろんな男たち・・提督もいれば、そうでない軍属もいたわ
金持ちの一般人もいたかしら・・もう思い出せないぐらい多くの男が寝ていったわ・・」
「私は、毎日好きでもない男たちのモノを咥えさせられていたの・・」
うつむき加減に話を続ける大和
「それはそうよね・・時代遅れとなったとは言えども、帝国海軍の象徴のような女を抱けるとなれば
誰でも抱きたくなるわよ・・ましてや、金さえ積めば抱けるとなれば、余計物見遊山で男が群がったわ・・
そして当時の提督はお金欲しさ、資材ほしさに私を売ったの・・」
「当時、男たちの間でこう言われてたわ・・「一度は泊まってみたい、大和ホテル」ってね・・」
目をつむり、苦笑いをしながら下を向いたままだ
「そんな事が何ヶ月も何ヶ月も続いて、わたしの股下からは、常時流し込まれたものが、
毎日沢山垂れていたわ・・されすぎて、感覚が無くなって、あそこが私じゃないみたいになったの・・
それからと言うもの、どんな男に抱かれても、どんなものが私の中に入ってきても感じなくなったわ・・」
「そして男のそれが、私のおなかの中に溜まり過ぎて、私のあそこからは
腐ったような匂いしかしなくなったの・・
綺麗にふき取っても、中をシャワーで洗っても、その匂いは私の股下からは消えなかったわ・・」
「そしてそれが分かると、ついにそんな汚い私を抱く者すら居なくなったの・・」
少し自虐的な笑みを浮かべる大和
「そうすると当時の提督も金を生まなくなった私に興味がなくなったわ・・」
「そりゃそうよね・・股を開いた途端、男のそれの腐った匂いはするわ、
中から誰のものか、いつのものか分からない、そして中の壁にべったりこびり付いたものが、
目の前で垂れ続けるんですもの・・抱こうという気も失せるわ・・逆に金を貰ったって抱きたくないわよ」
「だから、私は一人、南洋の片隅にある、ある場所に放置されたわ・・
自分の提督も近寄らないようなところにね・・」
淡々と話し続ける大和
「私も、それを望んでた・・と言うか、私自身もうどうでも良かったのよ・・
女の操を守れなかったし、身体も可笑しかったし・・本当精神的に可笑しくなっていたから」
笑顔で古鷹を見る大和・・
そんな・・と古鷹は口を押さえ涙を流した
「でも、そんなある日、ある人が私を抱きに来たの・・・」
少し嬉しそうに話をする大和
「その人はもう誰も欲する事の無い私の身体を一心不乱に求め、私を抱いていったわ・・・
おっぱいも、あそこもむさぼる様に求めた・・
全身をやさしく大事なものに触る様に抱いていったの、涙を流しながら・・
最初、何で泣いているのか分からなかった・・
多分こんな汚い女を抱かされて嫌だから泣いているんだろうな・・としか思わなかったの
・・・本当の気持ちなんて・・私は分からなくて・・」
「でもね・・それは違ったの」
涙目に笑顔を見せる大和
「その人は私を身請けに来てくれたの・・好きだから自分のモノにしたいと・・
当時の提督に土下座までして、資財と私財を手渡し、幾度と無く土下座して「僕に大和を下さい!」と・・」
「更に上層部に直談判までして、提督との話はついてます!私を身請けしたいと・・ね」
「当時の上層部も私の処分に困り果てたようだし、当時の提督も厄介払いがしたかったんでしょう
まもなくして上層部が当時の提督とその人の間に入り仲介してくれたわ」
「その人って・・・」
「うん、そうよ・・・あの子の父親・・そして私の大事な人よ」
涙が流れている大和は満面の笑みで古鷹の問いにうなずいた
「あの人は、私のために色々してくれてた・・それはもう朝から晩まで私のために時間を費やしてくれた・・
あの薬が良いと聞けば、わざわざ出向き、向こうの港が良いといえば、そこまで移動してくれたり・・
綺麗な花が咲いていると聞けば、私の心を癒そうと連れて行ってくれた・・
とにかく、私にいっぱいの誠と愛を注いでくれたわ・・」
「でも、私は・・どうかしていたの・・そんなに尽くしてくれるのに、どうでも良かった・・
ううん、逆にウザイとすら思ったわ・・こんな汚い女をどうして?とね・・
金で買われた女だから、私は仕方なくついて行ってあげるわ・・抱かれてあげるわ・・
ぐらいにしか思ってなかったの」
「だから、全然言う事を聞かなくて困らせちゃったの・・戦いには勝ち続けたけど、
命令を無視したりして困らせ続けたわ・・今思うと本当馬鹿だったわ、わたし・・」
大和は、少し申し訳なさそうな顔をしてうつむく
「そんなある日ね、わたしのミスで提督・・あの人の左腕が消し飛んでしまったの・・・」
古鷹が、蒼白な顔をする
「そう、私が悪かったの・・言う事を聞かずに突撃をかけ、
私自身も胸から下と右腕を失った・・でも命は助かったわ・・どうしてだと思う?」
自虐的に微笑む大和
「それはとっさにあの人が私を庇ってくれたから・・あの人が盾になってくれたから・・
わたしは・・・わたしは・・・あの人の左腕と引き換えに、生きていられたの」
大和が涙声になり、そして言葉が途切れる・・
忘れる事が出来ない言葉が頭に蘇る・・
まるで壊れたレコーダーの様に同じ所を何度も何度も繰り返す
「どうして!どうして、そうまでして私にこだわるの!?こんな汚い女・・
助ける価値の無い女に・・馬鹿じゃない・・馬鹿よ・・・貴方は馬鹿よ!」
「うるさい!だまれ!俺は、お前が好きだから、失いたくないんだ!
黙って俺について来い!必ず戻るぞ!必ず!お前を死なせない!俺の女を誰にも奪わせはしない!」
「死ぬなんていうな・・俺のために生きてくれ・・・いきて・・」
泣きながら大和を叱咤するあの人の言葉が忘れられないでいた
その時の事を思い出す大和・・・涙が止まらなくなる
お母様・・・
古鷹が心配そうにそっと大和に寄り添う、そして顔が涙でいっぱいだった
ありがと・・ごめんね・・
そう古鷹に優しくつげ、大和は話を続けた
「それから何とか逃げ帰って来たの・・そしてあの人は緊急入渠させてくれた
それから、長い間手を尽くしたけど、もうどうにもならないという所まで来た時、
あの人は入渠中の私の前で泣きながら、謝り続けていたわ・・・守れなくてごめんと・・」
「でも本当は私のほうが、謝らなきゃいけないのは分かっていた
でも、動けない私は、ただただあの人の涙をぬぐう事も出来ずに辛い思いをするしかなかったの
そして、そんなあの人をほっといたまま、深い眠りに追い込まれていったわ・・」
「その間際に私はお願いしたの・・・神様、死ぬのが運命なら受け入れます・・
でももし再びあの人と一緒になれるのなら・・もし同じ時を生きる事が許されるのなら
神様・・・この人の為だけに生きさせて下さい、私がどうなろうとも、この人が幸せになるように・・
私はもうそれ以外は望みません。どうか・・どうか・・この人の幸せのため・・」
大和は泣き声になりそうなのをガマンし続ける
「そしてそれから行く月か流れたのかしら・・もう何もかも昔に思えた時
目が覚めたの・・再構築された私は全身綺麗になってそこにいたの・・
そして傍らには、疲れて眠るあの人がいたわ・・・
髭もそらず、お風呂にも入らず、ろくに食事もせず・・ただただ私の為だけにそこに居てくれた」
「もうね・・私嬉しくて・・・嬉しくて・・あの人を抱きしめた・・そして泣いたわ」
「あの人も一緒に泣いてくれた・・しゃがみこみ、私のお腹の上で泣き続けてた・・
ずっと抱きしめて泣いてくれた・・生涯忘れる事の出来ない事だったわ」
古鷹は涙で顔がぐちゃぐちゃだった・・・
「ほらほら、そんなに泣かないの・・・」
大和が優しく古鷹の涙をぬぐい、鼻をちーんとかませる
「ごめんね・・こんな話しちゃって・・」
「ぐす・・ぐすん・・だ、大丈夫です・・」
「その後ね・・私たちは、数年に及ぶ治療を終えて、リハビリの後、戦線に復帰したの・・
あの人の左腕は私たちと違い、元に戻せなかったけど、それでも懸命に戦ったわ・・」
「嵐の中の航海も、灼熱の中での砲撃戦も・・いつも全力で戦ったわ・・
そしていつも勝利し、お互いを高めあった・・誰も追いつけないぐらいにね」
「そして身体が戻ってからは、夜も激しく求め合ったわ・・」
「再構築されるという事は・・身体が新しくなるという事・・私の汚い身体も生娘と同じになってたわ」
古鷹は私と同じだと・・お母様もそうだったんだと・・そう思った。
「ただ、つなぎ目が当時の技術では消せなかったから、それを見られるのは嫌だと
最初は抱かれるのを拒んだけど・・でもあの人は・・それがいい、お前のそれがいいって・・・
ほだされるまま私はあの人と契りを交わしたわ・・
それは物凄く嬉しかった・・・あの人が入ってくるのがわかるの・・今まで感じる事が出来なかった
ぬくもりが、熱さが伝わってくるの・・そして初めてを受け入れる痛さが嬉しくて・・
物凄く嬉しくて嬉しくて涙が止まらなかったわ」
その時の事を思い出して嬉しそうに頬を染める大和
「結果的には2度目だけど・・でもあの人に、2度目といえども処女を捧げられて本当にうれしかった。
あの人のものが私の中で脈打つのがわかるのが本当に嬉しかった・・」
「あんなに感じる事の出来なかった身体が、もう一度・・
本当に好きになった人の事を受け入れて感じる事が出来る身体になれたの・・
これほどうれしい事はなかった・・」
そういうと大和は神様に感謝した、そして、それ以上に私を愛し続けてくれたあの人を
大事に思った・・と思い出を振り返った
「それからは狂ったようにお互いを求めあう日々だったわ・・
昼は海戦、場合によっては夜戦をこなし、そのあと明け方近くまで求め合い・・
今考えると、よくもあそこまで出来たなぁ・・と思うわよ(苦笑)」
今ではムリね・・そう自虐的に笑った
「古鷹ちゃん・・だから気にしないで、貴方よりも私の方が凄いんだから(笑)」
そういうと古鷹をキュッと愛おしそうに抱きしめた
「お母様・・」
「ごめんね・・話が長くなっちゃって・・・
だからあなたも気兼ねする事はないの、堂々と嫁として過ごせばいいわ」
「笑う人が居たって、蔑む人が居たって、私とあの子が守るわ・・任せて」
「もうね、お母さん古鷹ちゃんの為なら46cm三連装砲をゼロ距離射撃しちゃうからv」
大和が笑顔でウインクをする
「お母様・・それは駄目です・・跡形もなくなってしまいますよ・・クス」
古鷹は嬉しかった・・自分を励まそうと、自分の辛い過去まで持ち出してくれた事を・・
本当にお嫁に来て良かったと心から思えた・・
私は幸せすぎる・・この幸せがずっとずっと続けと思った
「でも、よく考えると私達の様なものを好きになるなんて・・親子なのね」
大和が自虐的に笑い、古鷹もそうですね・・と苦笑いをする
でも、それだからこそ、こういう風に出会えた・・
素敵な人に出会えたんだと思えた・・やはり提督を好きになってよかった
・・・そう思う古鷹だった
「さぁ・・明日も早いし・・もう寝なくちゃね」
「はい、お母様」
2人は戦友として、同じ人の為に生きているんだと感じ、床に就く
悲しい話をしたはずの2人なのに心は澄んでいた・・・
しばらくして古鷹がふと思い、大和に尋ねる
「あ、そういえば・・・どうしてお父様がお母様にこだわったんですかね・・?」
大和が苦笑いしながら語る
「後で聞いたら、私が依然、あの人の筆卸しをしたんですって(苦笑)
その時すでに私は咥えこみ過ぎて感じ無くなっていたと言うのに、凄く気持ち良かったって・・」
「私抱かれすぎて、あの人の事どころか、誰が誰だか覚えてないのに・・・
そんな女なのに、一目惚れして忘れられなかったんですって・・可笑しいでしょ(失笑)」
苦笑いをする大和に、古鷹はなんとなく提督に似てるとほくそ笑むのだった
「羨ましいな・・・」
ボソッとつぶやく古鷹
「あら、貴方だって・・・羨ましいわよv」
さりげなく貴方も幸せよ、と告げる大和
素敵な家族になれて良かったと思いながら
2人は眠りに就くのであった・・
つづく