※この作品はR-18です。

艦これ「古鷹の話」琥珀色の幸せ   作:ひびきん屋

20 / 41
その19

大和と古鷹が眠りについた頃、屋敷の奥、離れの方から、普段とは違う、苦しそうなあえぎ声がする・・

それは苦しそうながらも、悦楽に浸る声だった

 

 

布団の上でうつぶせになった舞風のお尻を後ろから圧し掛かる様にして提督が激しく突いていた

 

「はぁ~はぁ~はぁ・・あんv・・いい・・はぁん

 あ、あ、あ・・い、いや・・だめ・・」

 

舞風は提督のものが出し入れされる度に悶えていた

うつぶせ故に逃げたくても逃げれない、快楽に身体が犯される・・

 

 

提督の大きいものが自分の狭い所を、犯し続ける・・そんな悦楽な事を考えるだけで身体中がしびれていた

 

 

身体が小さい故に、狭く、奥が浅い舞風の秘所は悲鳴と共に激しく濡れていった

後ろから攻められているお陰で快楽に溺れている、普段より淫らで、だらしない顔を提督に見られずに済んだ

 

 

 

あたし、どんなエッチな顔してるんだろう・・

 

 

 

喘ぎ声を出しながらも頭の片隅で考えていた・・

 

しかし、舞風が望んだ事とはいえ、両足を伸ばした状態で挟み込んだ故に、

激しく内股と内壁にこすれあい、いつもより止め処もなく波の様にこみ上げてくる快楽・・そしていつも以上に伝わる接合感

 

その肌を伝わる感覚が強すぎて、提督が出し入れする度に、頭は真っ白になり、気を失いそうになる・・・

 

 

 

余りの刺激の強さに舞風は少し後悔していた

 

 

 

これ覚えちゃうと、普通にできなくなっちゃう・・

気持ちよ過ぎて、頭・・可笑しくなっちゃう・・わたし・・

 

 

いつもより喘ぐ声がこだまする

 

 

 

そして、その強烈な締め付けと濡れ具合で、提督もいつもと違い余裕のない苦悶に満ちた顔をする

 

今日のは流石にきつい・・

ただでさえ舞風は狭いのに・・

 

暴発しそうになるのを堪えて腰を振り続けた

 

 

お互い、物凄い快楽に身を委ね、破滅的な快楽に酔いしれていた

 

 

 

「ま、舞風・・で・・」

その締め付けに堪らず提督は声を漏らす

 

 

「だ・・だめ・・もっと・・もっとして・・ほ・・」

 

 

舞風自身も自分が何を言っているのか分からないまま、ただただおねだりをする。

この気持ち良さがいつまでも続いてくれれば・・それだけで良いと身体をよがらせていた

 

そんな快楽の最中、いきなり提督が舞風から離れた・・

 

 

 

「え?」

 

 

頭が真っ白になりつつ、なんで?と思い提督を見る

肩越しに見える提督のものは、物足りなさそうにヒクヒクとさせながら硬さを維持していた

 

 

なんでぬいちゃうの・・・

 

 

舞風が思った矢先、提督は舞風の身体を廻し、仰向けにすると股を開いて

いつも以上に粘り気のある股下に、いつもの様にいきり立つものをねじ込んだ

 

 

いつもと同じ様に入れられただけなのに、いれられた瞬間、舞風の身体が弓なりにそる

提督の顔を見ながら、なすがままに感じ続ける舞風・・・

 

 

「え・・な・なんで」

喘ぎ過ぎてまともに声が出ない舞風が提督に声をかける

 

 

「もっともっとお前と繋がっていたい・・お前のよがる顔が見たい・・」

提督はそういうと更に固さをまして激しく突き始めた

 

 

「い・・いや・・だめ・・」

舞風の身体から力が抜ける・・

 

激しい突きの振動が、力が入らない舞風の足に伝わり

腰のフリに合わせて、足首から先がぶらんぶらんとリズムを合わせて揺れ続ける

その光景ははたから見てもいやらしく移っているに違いない。

 

もうされるがまま体が揺さぶられ、快楽におぼれる舞風

 

その足の振動が更に提督の欲望に火をつけ、腰を激しく震わせた

 

「あ、あ、あ、あ・・・」

 

 

喘ぐ事も出来なくなり始めた舞風の身体がそり始めた・・

 

提督の動きが小刻みに・・そして最後の絶頂を迎えようとして早くなる・・・

前かがみになった提督の顔が真っ赤になる

 

最後の力を振り絞るかのように、舞風は提督の腰に足を絡めた

そして腰に足を絡めこんだまま体を反らせ、絶頂を向かいようとしていた

 

「だ、出すぞ・・」

「あ、あ、あ、あ・・・・・あんっ!」

 

舞風が大きく弓なりに、ビクン、ビクンと身体を震わせた・・

同時に最後に強く突き上げる様にして提督は舞風のお腹の中ではてた・・

 

 

その言葉を最後に提督の動きは止まり、提督のものだけが幾度となく脈を打ち、

舞風は脈を打つ提督のあったかさを感じていた・・

 

提督は舞風の中・・お腹の奥に、欲望の塊を直接流し込み続けたのであった。

 

 

 

舞風は幸せを感じていた

そして絡めた足は提督が脈を打たなくなるまで離れなかった・・

 

 

 

提督は舞風の隣に倒れ込むかのようにして横になる

その顔は満足を通り越して、魂が抜けたような表情だった

 

「ていとく・・・」

舞風が提督をみつめる

 

 

 

 

 

いつまでも一緒がいい・・・

 

 

 

 

 

「ていとく・・すき・・」

 

 

幸せを感じつつ、でも寂しさが舞風を包み込んでいた・・・

 

 

いつまでも一緒にいたい

その誤魔化しきれない感情に押しつぶされそうになる舞風

 

 

でも、提督は古鷹を選んだ・・・

 

 

 

 

これから・・わたし・・どうなるのかな・・

 

 

 

 

あれだけ激しく愛し合った後だけに、不安が増してしまう

舞風は、うつろな目をさせたまま、腰が抜け疲れ果てた身体を提督に近づけ、寄り添った

 

 

 

提督の手が舞風を包む

 

 

「ごめんな・・舞風」

 

提督はうつろな目をしながら舞風をみつめた

 

その言葉に舞風はただただ涙を流した。

分かっていたのに・・・涙は止まる事はなかった

 

 

「提督・・すき・・・これからも好き・・」

 

そういうと静かに眠りに突く舞風であった。

 

 

 

 

 

提督は涙をそっと拭いて、泣き顔のまま眠りについた舞風を愛おしくみつめた

 

 

「ごめんな舞風・・・」

 

今はただそれしかいえない・・

舞風の気持ちが痛いほど伝わった

 

 

自分は古鷹との事で、舞いあがっていたが

みんなはどんな思いをしているのだろうかと・・頭をよぎる

 

 

時間をかけてちゃんともう一度話さなければ・・

そう思い、舞風の手を握り眠りにつく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜も深い頃、ふとが覚めた提督は、トイレの前でちょうど用を足した夕張に出くわす

 

「てい・・とく?」

手を洗う夕張が提督に気付く

 

「おトイレですか?」

少し嬉しそうに夕張が提督に話しかける

 

「あぁ・・夕張は済んだのか?」

「はい、先程・・どうぞごゆっくり」

夕張はトイレに入る提督を見送る

 

 

提督は用を足しながら、今日1日に起きた事、そしてそれに伴う事をぼんやりと考えていた

「古鷹は、今まで通りで・・と言っていたが・・」

トイレを出ながら独り言のようにつぶやき手を洗う

 

そして視線を廊下に向ける・・・・そこには夕張がいた

 

 

 

「どうした?」

 

 

夕張は少し照れくさそうに提督に話しかける

「すこし・・いいですか?」

 

その顔は少し寂しそうな顔であった

 

 

 

夕張を連れ、屋敷の違う部屋に入った・・・

 

 

「ここは・・?」

明かりをつけると、目の前には机、そして本のぎっちり詰まった本棚・・

一目して誰の何の部屋か分かった夕張

 

「あぁ・・ここは俺の勉強部屋だ・・・」

 

そういうと机の椅子を夕張に差し出し、座る様に促す、

そして提督は夕張の目の前の畳に腰を下ろした

 

「元々は親父の書斎だったんだが、受験勉強のために母が俺に与えてくれたんだ・・」

そういうと久しぶりに訪れた部屋を見渡した

 

 

「ここでお勉強してたんですね・・・」

夕張も提督の個人的な空間を見渡した・・

他の娘は知らない・・自分だけが知るという優越感に少し嬉しさを感じた

 

 

 

ここが提督が勉強していたお部屋なのね・・・

 

 

 

「それで、なんだい?」

「え?・・なにがです?」

 

突然の問いに一瞬分からなかった夕張

 

「なにが・・ってお前が俺に――・・」

提督が言いおわり掛けた時に思い出した

 

「あ、そうでした・・そうでした・・」

少し苦笑いをしてペロッと舌を出す夕張

 

 

相変わらず、しっかりしてるのかしてないのか・・この娘はと提督はふっと微笑んだ

 

 

「提督、まずは古鷹との婚約おめでとう御座います・・」

改まって古鷹との仲に祝いを述べる夕張

 

それに対して頭を下げ謝辞を述べる提督

 

 

それ以降暫く沈黙が流れる・・・

 

 

 

どれぐらい経ったのだろうか・・夕張は声を詰まらせながら、提督に問い始めた

 

 

「提督は・・今後どうするおつもりですか・・」

夕張は問い辛そうに提督の顔色を見、言葉を選びながら話しかけた

 

「その・・私たちとの関係を・・・」

先程自分達だけで決めたものの、お相手となる提督の気持ちを知りたいと思ったからだ・・

 

 

夕張の言いたい事はすぐに理解した・・

なぜなら舞風を抱いている時に心の中で自問自答を繰り返していた事だからだ

 

 

「お前はどう思う・・」

夕張に質問を返した

 

 

「提督・・ずるい・・質問で返すなんて・・」

少し夕張の顔がくもる・・

 

言わなくても分かっているくせに・・夕張の目が提督に訴えていた。

 

「私は・・いまのまま・・今のままで良いと思います・・

 提督のお母様が仰った通り、私たちとの関係は普通の男女の関係とは事情が違いますし・・

 それにいきなり抱かれなくなると言うのは、私たちは何の為に提督と・・ 

 提督と共に歩んできたのかと不安に・・・それ以上に・・寂しいです・・女として」

 

 

そういうと夕張はふさぎこむ・・

 

 

それ以上に好きになった人に抱かれなくなると言うのは辛すぎる・・

それならいっそ死んだ方が・・・そう言葉を続けたかったが言葉に出ない

 

 

 

確かに提督の悩んでる気持ちは良く分かる・・私だって提督と同じ立場なら悩むだろう・・

わがままを言えば、きっと提督なら聞き入れてくれる・・でもそれは提督の本意じゃないかもしれない・・

 

どんな事があっても私たちは、提督の意思に従うしかないんだと思う・・・・

 

 

・・でも

 

 

でも・・私たちは今まで提督と共に戦い、ごはんを食べ、困難な航海にもみんな揃って乗り越えて、

夜を共にすごし、肌を合わせ身体を預けて、1つになって喜びを分かち合った・・

それが嬉しくて・・一緒に居るのが嬉しくて・・幸せだった・・それを今更解消なんて出来ない・・・

 

 

提督だって私たちの気持ち分かってるはず・・

 

 

 

だから・・・・

 

 

 

でも

 

 

 

決めるのは提督・・・

 

私たちはじゃないの・・分かってるでしょ・・夕張

あなた自身がよく分かってるはずよ

 

 

 

夕張は下を向いたまま、黙り込んだ

 

 

 

 

「夕張・・」

 

 

 

提督は夕張に優しく語り掛ける

 

「ごめんな・・お前たちにこんな思いをさせてしまって・・・実を言うと、この事でさっきまで悩んでいたんだ」

そう言うとふさぎ込んだままの夕張の顔をみつめる様にして語り始めた

 

「未だにまだはっきりした事は、まとまっていないんだ・・」

 

 

少し申し訳なさそうに語りだす提督

 

 

「母さんに言われなくても、自分は関係を続けるつもりだった・・

 俺はお前たちを大事に思っている・・1人1人が古鷹と同じぐらい大事だ・・そして好きだ

 でもな・・好きだからこそ、お前たちの気持ちを考えると、少し戸惑ってな・・」

 

提督は自身のなさそうな声で夕張に語り続ける

夕張は、提督の初めてと言って良いほどの自信のない声に驚き、顔を上げた

 

 

「ていとく・・」

 

 

「こんな事になったのに、今まで通り俺に抱かれ続ける事をどう思うんだろうと・・」

 

少し自虐的な笑みをこぼす

 

 

 

提督は優しすぎる・・・優しすぎるから・・夕張の心が締め付けられる

 

 

 

「嫁にした古鷹を目の前にして、お前達がどう思うんだろう・・

 今まで通り作戦をこなしていけるのだろうか・・夜を共に出来るのだろうか・・

 本当に今まで通り・・いつもの様に俺についてきてくれるのか・・

 

「もしかすると、夫婦(めおと)になった俺たちを見続ける事は

 物凄く残酷で辛い事をお前たちに押し付けてるんじゃないか・・」

 

 

提督は夕張の足元あたりを見ながら、自虐的な笑みを浮かべ話を続けた

 

 

「そんな俺の我がままで、お前たちの心を傷つけ続けるのではないのだろうか・・

 それならいっそ、この艦隊は解散して・・・

 各々愛してくれる新しい提督を探させた方が良いのではないかと・・」

 

 

提督から思わぬ言葉が出て、夕張が困惑した表情で提督をみつめる

 

 

 

「そ、そんな事ないです!」

 

 

「わ、わたしは・・少なくとも私は提督のそばに居続けたいです!

 どんな立場に成っても、愛人でもお妾さんでも・・いいえ、都合のいい女でもいいです!

 どんな立場でも提督に愛されたいです・・・いや愛してくれなくても良いです、提督と一緒に居たいです!

 伴侶じゃなくても良いから、今まで通りこの部隊で・・提督に愛して・・抱いてもらいたいです!」

 

 

必死の訴える夕張は涙を浮かべて懸命に提督をみつめた

 

 

「わ、私は・・提督しか居ないんです!提督じゃなきゃ駄目なんです・・

 だって・・・だって・・提督の事が、好きだから・・・きっと他の子たちも同じです。」

 

「わたしは提督が好き・・どんな立場であろうとも、これからずっとずっと一緒に居たいです・・

 お嫁さんになれなくても、居たいです・・わたし・・提督のこと・・・提督のこと・・」

 

めったな事で泣き顔を見せない、夕張の顔が涙で崩れ始めた

 

 

「部隊を解散するなんて、他の提督の元に行けなんて・・そんな事言わないで・・下さい・・

 新しい提督を・・見つけろだなんて・・そんな事・・そんな・・」

 

夕張の顔がうつむき、膝の上に作った拳が小刻みに揺れていた

 

 

「離れるなんて・・・考えたくない・・・考えたくない・・いや・・

 私は・・提督と・・みんなと・・ずっと・・ずっと・・この部隊でいたいです」

 

夕張が両手で顔を隠し泣き始めた・・

 

 

 

 

「ゆうばり・・・」

 

 

泣き始める夕張にかける言葉が見つからない提督・・

そんな辛い思いをさせていたのか・・・胸が焼けるように痛かった

 

そして、ただただすまないと、下をうつむくしか出来なかった

 

 

 

 

 

「提督・・」

 

 

 

障子の方から声がし、突然障子が開く・・・

 

 

「ていとく、なんで居ないの・・どっか行っちゃいやだ~

 一人にしないで~・・・グスグス」

 浴衣の裾で目を押さえ半べそをかいている舞風が立っていた

 

「わ・・わたしを1人にしないで・・今日は舞風と寝てくれるんでしょ

 いやだよ・・いやだよ・・どっかいっちゃいやだよ・・」

 

「もっと・・もっと頑張るから・・帰ってきてよ・・」

 

そういうと、わーんと大声で泣き出してしまう

その背後少し離れた所には祥鳳と加古がつらそうな顔をして立っていた

 

「祥鳳・・加古・・」

 

 

古鷹はみんなの後ろにバツが悪そうに視線を合わせられずに距離を置いて立っている

 

 

「提督、私たちは、提督の為に生きているよなものです・・・

 提督が必要としてくれているから、私たち笑顔で戦地に向かえるんです・・

 だから、解散・・・するなんて・・・言わないで下さい」

 

祥鳳が辛そうな表情で言葉を詰まらせた

 

「古鷹と結婚したいと言い出した時には正直驚きました・・

 でも、だからといって古鷹を悪く言うつもりも、提督を恨むつもりもありません

 むしろ、私たちは喜んでいます・・やっと提督が本当の気持ちを伝えたんだと・・」

 

祥鳳は更に涙を浮かべて言葉を振り絞り自分の思いを伝えた

 

 

 

「提督ぅ・・俺たち知ってたんだぜ・・提督が古鷹のことめちゃめちゃ好きだって事・・

 だから今さらそんな事言わないでさ・・今まで通りでいいじゃん・・

 今まで通り、みんなとエッチしたり、楽しく暮らせばいいじゃん・・・・(苦笑)」

 

加古が潤んだ目をし、頭の後ろで手を組んでのうのうとした顔を作り

実は以前からみんな、知ってましたと告白した

 

 

「加古・・」

加古の突然の告白に驚く古鷹

 

 

「提督はさ~、隠しているつもりだったんだろうけど、

 事有るごとに古鷹~・・古鷹~・・ってすぐ古鷹をかまっててさ・・

 もう、バレバレだったんだぜw」

 

 

加古は涙を浮かべながらニカっと笑い、舌をべーと出して提督をおちょくった

 

 

 

「そ・・そうなのか?」

少し恥ずかしくなった提督

 

 

 

「えぇ・・もうバレバレですw 周りが見てて恥ずかしくなる位に」

泣き顔だった夕張も駄目押しをする

 

 

「バレバレすぎて、知らない振りするの大変だったんですからね・・」

祥鳳までもが、涙目でかぶせてくる

 

 

「余りにもバレバレすぎて、悔しいからって

 舞風なんて提督を自分に振り向かせようと今日は必死だったんだぜw」

舞風を横目でニヤニヤ見ながら加古が舞風の事をばらす

 

 

「ちょ・・な、何言い出すのよ、加古!

 や、やめてよね・・そんなんじゃないんだから!

 わ、私はただ、提督と―――っ!」

 

先程までわんわん泣いていた舞風は、鼻を真っ赤にしたまま

やり場のない気持ちでポカポカ背中をたたき、加古に食らい付く

 

「いたいいたいい・・やめろよ~」

お互い涙を目に浮かべてじゃれあった

 

 

 

「とにかく、みんなにはばれてたんですよ・・・いずれ古鷹にプロポーズするんじゃないかと」

祥鳳が提督の隣に正座して提督をみつめる

 

「ただ、予想以上にそれが早くて・・しかもこんなに早く結婚すると言うとは・・

 誰も思いませんでしたので・・だから私をはじめみんな動揺したんです・・」

 

「決して反対して動揺していたわけじゃないんです・・提督」

そういうと提督のそばに座り、手を取る祥鳳

 

「ただ、夕張だけは感がいい子ですから、気付いていたようですが・・」

夕張をみつめ、ニコリとする祥鳳

 

 

 

「でも私も正直驚いて動揺しちゃった・・・まさかこんな急展開だとは・・」

先程までの動揺を隠すかのように下をペロっと出してウインクする夕張

 

 

そして提督の横に正座して手を重ねる

 

 

「とにかく、提督は私たちの事を気にせず、今まで通り、振舞って下されば大丈夫です・・」

そういう祥鳳に加古、舞風がうなずき、提督の手に重ねる

 

「今まで通り気持ち良くさせてくれればいいからさぁ・・あたしは提督のおっきいの好きだし」

加古が少し自虐的にふざけて照れていた

 

「あ、あたしも、提督の好き!1番1番この中で1番好き!」

舞風も負けじとアピールする

 

 

 

 

「みんな・・」

提督は夕張たちの優しさに、想いに、涙を浮かべ始めた

 

 

 

古鷹が、申し訳なさそうに部屋の外に立っている

 

 

「さぁ何してんの・・・貴方がいないと駄目でしょ・・早くこっちおいで、古鷹」

優しく促す祥鳳に涙を浮かべながら古鷹は立ちすくんでいた

 

「古鷹ぁ~」

加古が笑顔で手を差し伸べる

 

「古鷹・・」

夕張も笑顔で呼び寄せる

 

「もう、ふるたかぁ~、早く、早く!」

舞風も笑顔でおいでおいでをする

 

 

「もう、古鷹はすぐ泣く・・」

加古は涙を浮かべ、差し伸べた手で手をつなぎ、古鷹を迎えに行く

 

 

 

「みんな・・・みんな・・・ごめん・・ごめん・・・」

 

 

 

「古鷹は泣き虫だなぁ・・」

加古が抱きしめる

 

 

「古鷹・・おめでとう」

加古は古鷹にだけ聞こえるような声で祝福をした

 

 

 

そして古鷹を提督に抱きつかせて、その上から加古が抱きしめる

 

 

 

「提督、古鷹、すきだよ~~!」

加古が涙目になりながら2人を抱きしめる

 

「わたしも、いつまでも提督をお慕い申し上げてます!」

祥鳳が更に抱きつく

 

「わ、私も・・私が1番提督が好きなんだからね!提督っ!」

舞風が別の方向から更に抱きつく

 

「わ、私も・・これからも好きで居させて下さい!」

夕張が最後に圧し掛かるように、提督に飛びつく

 

 

 

 

あ、わわっわわあぁ~

 

 

 

 

提督がバランスを保てず勢い良く倒れこむ

 

 

 

 

 

「古鷹、結婚おめでとうな!」

加古が抱きつきながら祝福する

 

「古鷹、おめでとうね!」

「提督、古鷹、おめでとう~」

 

加古の言葉に続くかのように各々が二人を祝福し続けた

 

 

 

そして倒れこんだまま抱き合い、涙目で笑い始めるみんな・・・

 

 

 

 

あはははあははは・・・

 

 

 

 

その姿を遠巻きにみつめていた大和が嬉しそうに涙を浮かべる

「あなた・・・あのコ、いい娘さんたちと出会えたみたいですよ」

 

 

 

 

 

 

提督と、より深い結びつきをした娘たち・・

提督といつまでも・・そう願わずには居られない思い出の夜であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。