※この作品はR-18です。

前世凡人 今凡神 R18版   作:カンピオーネ二次復権派

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クソボケ女神の本心の弱音(夢の世界でボンバーウーマンの裏話)

 模擬戦が終わり、良い試合だったねーと吞気だった僕を待っていたのは、年下の女の子からの拘束と、年下の男の子──本気で惚れてしまった護堂からの、今日お前と本番をする宣言だった。

 祐理さんの御霊鎮めが僕の神力を鎮めようとする。御霊鎮めとは、神秘や怪異現象を沈静化する術だ。精神感応術の一種であり、膨大な呪力があれば権能ですら無効化できる。

 

 それでも彼女一人であれば、僕が出力を上げたら弾き飛ばせる。それを防ぐのが護堂の『黄金の剣』。僕の神力は大黒天と熊野夫須美が融合した力。

 二つの神力を切り裂く言霊の剣が、僕の神力をゆっくりと削っていく。完全に裂かれたら死んでしまうけれど、あくまでも弱体化に使われるだけ。

 

 その上で恵那さんが天叢雲の分霊をその身に宿して、破邪顕正の力で僕の権能を縛り付ける。あの霊刀には様々な力があり、その一つに禍祓いの如き能力も備えられている。

 

 大地母神二柱と神殺しによる、最後の王を貶める儀式。僕がフルスペックで、なおかつ陰陽相済まで使用すればここからでも跳ねのけて逆転できる。

 出来るけれど……僕はどこかで期待している。一年後か、それとも数年後か。密かに期待して、待ち続けようとしていた瞬間が、突如として出現したことに。

 

 草薙護堂の手で零落させられて、大地母神として屈服させられる。それを何処かで期待して、望んで、浮かれていて──

 

 恵那さんと祐理さんが僕から離れていく。二人は僕に向かって手を組み、一心不乱に祈りと詠唱を続ける。

 

「これ……が! 師匠の神力!? お願い天叢雲!! 耐えて──!!!」

「さきほどまでとは…………桁違いの抵抗力です!! 護堂さんの戦士の化身が抑えてくれているのに、これほどなんて!? これが二代目最後の王、『究極の鋼』の神力だなんて──」

 

 二柱が呪力を振り絞り、僕の神力をどうにか制御しようとしている。そんな彼女らをサポートするように、黄金の言霊が僕の周りを旋回し続けていた。

 ……どうしようか。今ならまだ逃げられる。僕が本気を出せば、拘束の一つや二つ粉砕できる。

 でもここを逃したら、護堂との本番の機会なんて来ないんじゃないのかなんて考えが浮かび上がり、頭の中がぐちゃぐちゃになって──

 

「美殊?」

「ひゅう!!?」

 

 布団に寝転がっていた僕の上に、護堂が覆い被さって来た。

 彼は僕の顔を見つめている。じっと見つめられて、思わず顔を手で隠してしまう。

 

 ……なんだか恥ずかしい。

 

 布団の上に転がるのはいつもと同じだ。でもいつもとは違い、僕を普段は守ってくれていた盾となり、剣となる神力が全て剝がされた。

 まるで服を全部、無理やり脱がされたような気分だ。

 

 寝る時以外、部屋着として僕はジャージを好んで着用している。今も着ているので、別に裸なんてことはない。

 それでも──まるで何も身に着けず、護堂の前にいるような感覚になる。

 

 おかしいなぁ……散々、護堂には裸を見せてきたじゃないか。なのにどうして、こんなに顔から火が出そうなぐらいに体が熱いのだろうか。

 

「なんだよ、顔なんて隠して?」

「……恥ずかしい」

「何が?」

「……護堂に顔を見られるのが」

「ふうん、恥ずかしいのか……ならこうしたら、どうなるんだろうな?」

「……ふにゅうううう……」

 

 顔を覆っていた手を握られて、無理やり退けられる。それだけで、身を捩りたくなる。護堂の顔が直視できない。

 ぷいっと顔を背けたら、護堂はまたなんだよと口にした。

 

「……なんでもない」

「そうか? ならいいけど……脱がすぞ」

 

 そう言って護堂の手がシャツにかかり、思わず僕は手で押さえてしまった。

 

「ま、まだ早いよ……」

「いつもなら、自分からすぐに脱ぐのに?」

「……それでもまだ……駄目。もっと手順、踏んで欲しい……ハグからにして?」

「これは美殊への御仕置なんだけどな……分かったよ」

 

 護堂は呆れているけれども、こんな薄布一枚ですら今の僕にとっては大事な鎧なんだ。

 そんな意を汲んでくれたのか、護堂は上に被さりながらもゆっくりと抱きしめてくれる。

 彼の手は僕の頭に添えられて、手櫛で髪を梳いてくる。

 

「……ん…………んぅ…………」

 

 たったそれだけのことなのに、僕の体は反応してしまう。護堂に頭を撫でられるのは好きだが、こんな声が漏れてしまうほどの快楽では無かった。

 一回一回護堂の指が髪の間をすり抜けるだけで、頭がふわっとする。護堂の首に顔を埋めて、甘噛みしていないと変な声が出てしまう。

 

「声出すのが早くないか?」

「……分かんな……んん……にゃい。いつもより……かんじ、て…………」

 

 これは普段僕を他の『鋼』から守ってくれていた、タントラやその他『大黒天』の神力が剝がされたせいだろうか?

 護堂の手から熱が伝わる度に、それだけで顔がにやけそうになる。

 

「ひっ!?」

 

 護堂の舌が僕の首筋をチロチロと舐める。それだけで、背筋に電流が走った。

 

「ひゃ……やぁあ……にゃに……、これぇ……え!」

 

 別に舐められるのなんて初めてじゃない。護堂は前戯の一環として、首や耳を舐めたり唇ではんだりすることが多い。

 それらは確かに気持ちが良かったけれど、ここまでの物じゃなかった。ツーと舌が滑るだけで、思わずその場から離れたくなってしまう。

 

「御仕置なんだから、逃げたら駄目だろ」

「ま、って。ぼくのからだ、おかし、ぃ」

 

 護堂に抱きしめられて、身動きが取れなくなる。呪力が無くても僕の方が力が強い筈なの、に──言霊の剣か! あれが僕の身体能力まで制限して!!

 なら今の僕は、見た目通りの身体能力……ううん、それ以下だ。あれらが僕を取り囲むことで、筋力まで弱められている。

 

 

「く、ひ、あ……やめ……」

 

 耳を唇で挟まれて舌でチロチロとされ、そのたびに顔を逃がしたくなる。明らかに異常な快感が舐められたところから広がり、神経を削り取ってくる。

 ふぅ、ふぅ、と息が荒くなり、顔や首を無理やり性感帯に変えられる。

 どこに感情を置けばいいのか分からなくなり、護堂の首に手を回して少しでも抵抗しようと頑張ってみるが──

 

「力が弱いな。いつもの怪力が全然ないぞ」

「ら、って……ごど、が……僕の神力を削って──あ、あ、ああ、あああ……んん、ひぃ──」

 

 ──目の前が一瞬真っ白になった。僕の背に廻されていた護堂の右手。それが背中側からシャツの中に入り、僕の右胸をまさぐり始めたせいで。

 

「はあ、はっ、はっ、はっ……やらぁ、これやらああ!!」

 

 護堂の指が僕の乳輪をなぞり、時折ピンと先端を弾く。そのたびに胸から電流が体中に走り、手足の先まで快楽に染めようとする。

 今までも触られたことなんて何回もある。その時だって自分で触るよりも、何倍もの気持ちよさだった。

 

 でも、でもこれは違う。護堂の呪力──僕から模倣したタントラのチャクラが、理性を抉り取るように体を蝕む。

 

「ごど、ごどやめて! これ、もう、ほんとに──ああっ!?」

 

 体の芯からその力に染め上げられて、一気に熱が高まる。下腹部が熱くなり、そこから広まった快楽の巨大な波が僕の意識を破壊していく。

 

「い──てぇ……こんな、に早く──やめ、やめてやめてやめてぇ! いまいったばかりで、ぼく、もう──」

 

 触られて20秒も経っていない。それなのに、僕の体は僕の意識を無視して高ぶり、絶頂へと導かれた。

 お腹が熱い。股がジンジンする。触られていた乳首が、異常に発熱している。

 体にはたっぷりと余韻が残り、それだけでも僕の意識をガリガリと削るには十分だ。なのに──護堂の手は止まらない。

 

「はなし──はなして──はぁ、はぁっ! これ、ぼく、ぼく……ああああああ!!!?」

 

 ジンジンしていた股から液体が漏れて、勝手に高ぶった体が二回目の絶頂を迎える。

 これ──体がおかしくなる──さっき絶頂(イッて)から15秒も経ってない。熱くなった体が冷める前に、次の火で熱される。

 お腹の中に熱された鉄の棒があるみたいに、ずっと僕の意識を炙り続ける。

 

 ──それでも護堂の手はずっと僕の右胸を弄り擦り抓る。その度に僕のお腹の膣内(中)が震えて、愛液を零す。

 

「くっ……う、う゛……あ゛、あ゛あ゛あ゛……ぐぅうう!!」

 

 歯を喰いしばって、護堂の右手が与える快楽に抗おうとする。呪力を振り絞り、僕の中からタントラを追い出そうと頑張るが──それを嘲笑うかのように、僕の頭上で黄金の輝きがクルクルと廻り続ける。

 それだけで僕の臍下丹田に集めた呪力が霧散し、剥き出しの神経を削るかのような護堂の呪力が体に浸透する。

 

「やら、やらやらやらあああああ゛!! 離して、これ、だめ゛なのにぃい゛!! あ、イグぅ……」

 

 ズンっ!! 膣が細かく痙攣し、体中が熱い。舌を突き出して少しでも放熱を早めようとするけれど、それを護堂が許してくれない。

 

「……この状態で舌を舐めたら、どうなるんだろうな」

「~~~~~~~~~゛゛゛゛!!!!??」

 

 僕の舌は護堂の口内に導かれ、彼の舌に絡めとられる。口内は敏感な部分で、普通のキスでも好きな人とのそれは感じるのだ。

 それなのに──護堂の口内には、大地母神を侵す『鋼』の呪力が充填されている。守りを失った僕の中に、口を通してそれが潜り込む。

 

「ん゛ん゛ん゛!!!」

 

 甘イキなんてもんじゃない。お腹の中に護堂の唾液が辿り着いた瞬間、それが吸収されて血液中を駆け巡る。細胞の一つ一つが護堂に溶かし尽くされて、雄の『鋼』が僕の思考の全てをぬりつ、ぶ、し──あ、もうだ──め──

 

 ぷしぃっ……ちょろろろ──

 

 らめぇ……あな、ひらいて──かってに──えきたい、もれ──

 

 

 

 

 

「これぇなにぃ! っはっはっは──ああああああああ!!! やだやだやだぁ!! もう──あ゛あ゛あ゛ぁ!」

 

 護堂が美殊の女性器を手で弄る度に、彼女の腰は跳ねて液体を撒き散らす。小陰唇を指で上から下になぞれば首を横に振り、大口を開けて絶頂する。

 クリトリスを指で摘まんで上下に振れば──

 

「それだめ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!? む゛りぃ゛ぃ゛ぃ゛!!?」

 

 護堂の腕を退かそうと必死に腕を押すが、知恵の言霊が輝き美殊から腕力を奪ってしまう。護堂はその反応を見ながら、まだ気持ちよくさせてやれそうだと包皮を向いて口に含み、舌でベロベロと舐めてやる。

 護堂の口内には女性を堕とす『鋼』が宿っていて、それをもっとも感じやすい陰核に塗り付けるのだ。当然──

 

「──お、おお──おああああああああ、あああああああああああ──んぎき……ぎぃいいいい!!!」

 

 美殊の膣が異常な痙攣を起こす。護堂の舌がクリを一擦りする度に、彼女の体は強制的に絶頂へと押し上げられる。それは昇りっぱなしの快楽へと彼女を誘い、僅かながら残っていた理性を削ぎ落していく。

 

「でろでろでろでろぉおおお!! ひゃがねの、ひゃげねのまちゅ、まちゅがねがうからぼくにしんりょ──おおおおぉおおぉ!!」

 

 呪力を振り絞り、状況を打破しようと必死で美殊は聖句を唱えようとする。それらは黄金の剣が削り、いまなお必死で祈りを捧げる祐理に鎮められ、恵那の破邪の力に切り裂かれる。

 

「でてよぉおおお!! ぼくの、ぼくの権能(ちから)、でてよぉおおお!! もう、いぎだぐ──ひぃひぉいおああああ!!」

 

 護堂の頭を必死で押して、何度も何度も呪力を練り権能を行使しようとする。その姿がなんだか愛おしくて、護堂は口に含んだクリを強く吸いあげた。

 

 ぷしっ! ぷしゅっ!!

 

 潮を吹きながら途端に護堂の頭を退けようとする力は弱くなり、耐えきれないように開かれていた脚が閉じる。そんなことをしたところで、護堂の頭が底から退く事はない。むしろ脚で抱え込むような形になり、護堂は好都合だとばかりに吸い上げたクリを舌で包み、柔らかくじっくりと転がしてあげる。

 

「なんでぇ、なんででて──イグイグイグイグ、いグゥウウウウウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛!!!」

 

 美殊の脚がピンと伸び、もはや何度目なのか分からない絶頂を迎えた。口から涎がボタボタと落ち、護堂の髪を濡らしていく。

 愛液は無尽蔵に膣から漏れ出し、入口を何度もヒクヒクとさせている。

 

 力が抜けたのか美殊の脚が開き、護堂の頭が解放される。ピンク色の毛があまり生えていない膣口は濡れて光っていて、何かが欲しいと催促している。

 そこに指を入れて掻き回したら、美殊の膣がキュッとしまる。

 

「絶頂(イッて)るのか?」

「……………………はぁ、はぁ、はぁ………………」

 

 口を押えて、美殊は必死で護堂の指が与える愛撫に耐えようとしていた。もう何回も逝ってるのだから、そんなことをしても遅いだろと思いながらも、護堂は美殊の一番好きなGスポット(ところ)を指で捏ね繰り回す。

 

「それ、それやだぁああああ!! 僕のなか、ぼくじゃなくな──────いぃいいいいい゛い゛い゛──」

 

 普段の強さからは想像もできない弱弱しさで、護堂の指を蜜壺が締め上げる。美殊は完全に力尽きたのか、布団の上でぐったりとしてしまった。

 

「それだけ弱ってたら、いれても大丈夫そうだな」

「……いれ──な、に──」

 

 もはや前後不覚に陥っているのか、美殊は意識が朦朧としている。それでも護堂の声には反応するのか、顔を上げて──それを見た。

 護堂の雄々しいまでのリンガ。愛する女の乱れる姿を見て、これでもかと怒張した雄の『鋼』。もしも全部入れたら、美殊の中を全て満たして埋め尽くすであろうそれ。

 

 それを見て、美殊は逃げようとした。防衛本能が逃げろと囁き、布団の上から這ってでも脱出しようとする。逃げ足の速さこそが彼女の自慢の武器であり──今回ばかりは発揮されなかった。

 護堂が美殊の脚を掴み、自分の近くまで引き寄せる。そのまま美殊の腰を掴み、固定した。

 

「……本当はずっと先になる予定だった美殊との本番。初めてを貰うぞ」

「やだ、やだ……そんなのはいったら、しんじゃうよ……」

 

 もはやまともな意識なんて美殊にはないが、それでもタントラの本体はリンガだと本能が覚えている。指や口ですら、何度も何度も絶頂(イッた)のだ。もはや体力の底近くまで削られたいま、こんな凶悪な男性器を捻じ込まれたら自分は死んでしまうかもしれない。

 そんな恐怖から首をいやいやと振る美殊だが──

 

「悪いがそれは出来ない。僕をおちんちんで屈服させろ。そう言ったのは美殊だろ?」

「いったァけど……それは、それはもっとさきのはなし……」

「なら、それが今日になっただけだ。それにな……始まる前にも言ったけれど、美殊には反省を促す場が必要だ。模擬戦だって言ってるのにゲリラ戦術を仕掛けたり、それ以前からも恵那や祐理を発情させたり、俺のことを友達だって言いながら誘惑したり……そんなお前には、いっぱい逝かされるぐらいの目に会うのがちょうどいいんだよ」

「それは、それは……ちがうもん……ちがうもん──」

 

 何が違うのか分からないが、美殊はいやいやと首を横に振る。その姿はまるで小さな子供のようで、護堂も少し心が揺らぐ。

 しかしこの場を逃したが最後、美殊は今後絶対に捕まる前に逃げるようになる。そんな神殺しとしての確信がある。この瞬間、この時だけが美殊を分からせ(お仕置き)できる唯一の機会なのだ。

 

 心を鬼にして、護堂は自分の雄を美殊の雌穴に宛がう。それだけで権能による『鋼』の神力が美殊を浸食し、最後の処女膜(砦)すらも破壊しようとする。

 それを理解した美殊の目に本気の怯え……臆病な彼女が浮かび上がり──喉が張り裂けんばかりの絶叫を上げる。

 

「やだやだやだやだあああああ!! はがねのまつえいがこいねがう!! けんじんのしゅくせいにもこいねがう!! ぼくにまおうをたおすだけのちからを、ちからをあたえてぇええええ!!!」

「なに!!?」

 

 先ほどまでは、どれだけ聖句を唱えようとも呪力が散らされていた美殊。しかし──その力が急激に増していく。まるで護堂を──神殺しを倒さんと言わんばかりに、桁違いの呪力が噴出しているのだ。

 それは最後の防衛本能。最後の王──運命の女王が、神殺しに屈服してなるものかと抗う、極限の生存能力。運命すら書き換え、あらゆる神話すら己の物として取り込み、運用する『究極の鋼』の底力だった。

 

「おう、さまああ!! 早く師匠に挿入を!!! このままだとこっちが捻じ伏せられる!!!??」

「なんて──強大で、底の見えない海のような神力を! 護堂さん、もう、限界です!!」

 

 祐理と恵那が魂まで削る勢いで呪力を振り絞るが、それらがあっさりと塗りつぶされていく。護堂も言霊の剣で美殊の底力を削り取ろうとするが、それよりも早く剣が錆び付き破壊されていく。

 フ(・)ル(・)ス(・)ペ(・)ッ(・)ク(・)を発揮した美殊は、あらゆる鋼を強制的に自らの眷属とする。それは他者が使う知恵の剣ですら例外ではない。

 

「うううううううううううううう!!!!!!!!!!!」

 

 美殊の唸り声と共に、神殺し数十人、数百人、下手をすれば千人分以上の呪力が放出される。これこそがあらゆる神殺しを抹殺し、破壊することを念頭に産み出された絶対なる劔。単独で『魔導の聖杯』と呼ばれる神具が産み出す呪力を上回り、全並行世界最強の討滅兵器となることを願われ誕生した、最頂点の『鋼』の全力全開だった。

 祐理や恵那の破邪が粉砕され、言霊の劔が砕け散る。美殊の右目が赤熱化し、炎熱を含んだ灼眼に変化する。

 大気が灼熱化し、常人が踏み入れば即座に燃え尽きる地獄の窯に変化しかかる。

 

「いやだって……やだっていってるのに……ぼくやだっていったのに──うううううう!!!」

「美殊……」

 

 ……桁が違う力を放出させた彼女は──泣いていた。眼に浮かぶのは憎しみではない……怯えだった。その涙を止めようと思い、護堂は手を伸ばして美殊を抱きしめた。

 

「美殊、すまな──ぐううう!!」

「王様、何してるの!!?」

 

 美殊の力が当人の意思すら超えて全開になったことで、彼女の体温は急激に跳ね上がっている。その体温は千度以上。神殺しの肉体と言えども、それだけの熱を浴びれば肌が燃えて焼かれそうになる。

 それでも護堂は離す気は無かった。美殊を懲らしめるためとはいえ、追い詰め過ぎて泣かしてしまったのは自分達だ。それなのにここで離しては駄目だと──熱いからと離すような根性なしであれば、神様なんて殺していない。

 

 その様子に一番動揺したのは恵那でも祐理でもなく──美殊だった。

 

「な、なにしてるの!? はなして、はなさなきゃごどうがもえて──」

「すまん……美殊。俺たちが、お前を虐め過ぎた……美殊が本当は臆病で、寂しがりで……普通の子だって知ってたはずなのに、こんな無理矢理絶頂させるようなことをして……すまない……」

 

 後悔の言葉を口にしながら、護堂の体は急激に炭化していく。美殊は離れようとするが、護堂は雄牛の力を使ってでも離れさせない。今手放したら駄目だと──

 そうしているうちに、美殊の体温が下がっていく。放出されていた呪力は平常時まで戻り──残ったのは、ボロボロになった護堂の肉体だった。

 

 とりあえずはなんとかなったなと護堂は安堵する。しかし──その少女のすすり泣く声は消えていなかった。

 

「──ごめ、ごめんね……ぼくのせいで、ごどうのからだ、もえて──う、うう……」

「美殊?」

 

 護堂はそんなこと気にしてないよと言おうとしたが、美殊の懺悔は止まらない。

 

「ぼくが──ぼくがごどうに、ぼくをくっぷくさせろって……それなのに、ていこうして、そのせいで──ぼくのせいで──ぼくがばかだから、ぼくが……ぼくみたいなのがいるから、ごどうがかみごろしになって……ぼくがいたせいで……」

 

 美殊の涙は止まらない。護堂の煤だらけになった腕を撫でて、普(・)段(・)は(・)自(・)ら(・)も(・)騙(・)す(・)詐(・)欺(・)師(・)の(・)よ(・)う(・)な(・)性(・)質(・)の(・)せ(・)い(・)で(・)、(・)絶(・)対(・)に(・)出(・)て(・)こ(・)な(・)い(・)本(・)当(・)の(・)弱(・)音(・)を(・)零(・)す(・)。

 

「ぼくが、ぼくがうるゔるをよぼよせたせいで、ごどうがかみごろしに──ごどうはいのちをたすけてくれたのに、ぼくはなんにもかえせてなくて……せめて、からだぐらいはごどうによろこんでほしくて……それなのにたいしつのせいで、ごどうをほんとうのいみでよろこばせてあげられなくて。でもこうしてばをつくってくれたのに、こわがって、ごどうを……ゆりさんもえなさんもこまらせて……あああ」

 

 それは何に対する懺悔なのか。後悔なのか、それとも──

 

「ゆりさんもごめんね……ぼくがおやくめからにげたせいで、ゔぉばんにつかまって。ぼくがおやくめをはたしていたら、あいつはとっくのむかしになくなってたのに……えなさんもごめん……ぼくみたいなやくたたずが、ごどうのせいさいなんて、ぽじしょんをなのって……ぼくみたいなうまれてきちゃだめなぼんじんが……う、ううう」

 

 護堂の腕を必死に治しながら、子供のように泣くその姿を見て三人は言葉を無くす。精神的な脆さは、この場にいる誰よりも弱いその姿を見て、どうしたらいいのか悩む。

 それでも……最初に動いたのは護堂だった。

 そんな美殊を、ボロボロの腕で護堂は力強く抱き寄せる。

 

「役立たずって……そんなことないだろ。お前がいないと、俺なんてとっくの昔に死んでるよ」

「でも──」

「でもも無い。前に言っただろ? 俺にとって最強の武器は、間違いなく美殊だよ。美殊こそが、俺にとって絶対にして最強の武器だ。美殊無しで、どうやって俺が勝つんだよ」

「でも──ぼくのせいでかみごろしに──」

「美殊がいなくても、俺の性格ならどこかで神様に反発して殺してるだろ……なんか、昔にパンドラさんからそんなことを言われた記憶があるな……まあ、あれだ。あんま気にするな。俺の体は燃えてしまったけれど、それは美殊を虐めた事への罰だ。それにこの程度なら、雄羊で放っておいても治るだろ」

 

 護堂の言葉は真実で、徐々に火傷は修復されていく。数分経つ頃には、すっかり傷も治っていた。

 

 ……暫くの間、護堂は美殊を抱きしめた。彼女の心が落ち着くまでの間、ゆっくりと髪を梳いた。その手にはタントラの力はなく、ただの右手に過ぎない。

 しかし美殊は、今日一番落ち着くような表情を見せて──

 

「……そう言えばなんだが」

「なに?」

「さっき俺に言っていた、ちがうもんってのは何なんだ? 何が違うんだ?」

「それは──それは……ぼくのはじめて──」

「初めてがなんだ?」

「……うばうんじゃなくて、あげたい。あんなむりやりみたいじゃなくて──だいすきなごどうだから、ちゃんとぼくのいしで……あげたい」

 

 この場で一番体が小さい美殊は──上目遣いに護堂を見上げる。強奪ではなく、己が望む意思で渡す。それが美殊の言う違うだった。

 その言葉を受けて──恵那も祐理もうんと頷く。

 

 改めて……布団が床に敷かれる。

 美殊は裸でその上に寝転がり、二柱の大地母神が改めて美殊のタントラを抑えにかかる。さきほどまでとは違い、美殊の抵抗力が弱いせいか黄金の言霊が無くとも抑え込める。

 

 鎧を再び剥がされた美殊だが──そこには恥ずかしさを覚えるような表情はない。同じく裸の護堂に覆いかぶさられて、膣口に男性器を押し当てられる。

 

「……いくぞ」

「うん……やさしく、して?」

「ああ」

 

 その言葉と共に、美殊の膣に護堂の雄が捻じ込まれる。護堂はタントラをコピーしていない。普通の、けれど標準より遥かに大きな男性器が、美殊の小さく狭い女性器に呑み込まれる。

 

「あ、ああ……きもち……いい」

「初めてなのにか?」

「ごどうの、おちんちん……だから。いたくない、よ?」

「そう言われると、少し嬉しいな」

 

 ふぅ、ふぅと美殊の息が小さく乱れる。タントラが宿らないリンガは、先ほどまでの前戯に比べたら弱弱しい刺激だ。

 けれども、その刺激に美殊の息は確かに乱れていく。護堂の雄を受け入れた……その事実が嬉しくて、彼女はどこまでも嬉しそうに笑顔を浮かべる。

 

「動くぞ」

「う……ん」

 

 護堂が腰を動かし、男性器をピストン運動させる。その動きは緩く柔らかく、前戯の時の無理矢理逝かせるそれとはまったく違う。それでも──

 

「しゅき……ごどー、しゅき……あ、ああ! そこ、そこもっと、えぐって──」

「ここか? 美殊は、本当にGスポットが好きなんだな」

「うん……しゅき。ごどうのゆびでつつかれるのも、いまみたいに……ひぃ……おちんぽで、つんつんされるの……もだい、すき……」

 

 入口から入ってすぐ上の部分に、護堂は自分の男性器を擦り付ける。それだけで美殊の腰はガクガクと動き、護堂と繋いだ手に力が籠められる。

 小気味よくリズミカルに、いきなりリズムを変えて奥に突きこむ。

 

 それだけで美殊は腰をくねり、きゅうきゅうと膣を強く締め上げる。黄金の剣が無くなった分膂力も戻ったのか、美殊の膣の圧力はかなり強くなっている。

 当然護堂の男性器は強い刺激を受けて、すぐにでも射精しそうになる。

 だが美殊を絶頂(イカ)せるまでは、まだ出すわけにはいかない。右手でクリを捏ねながら、左手で胸の先にある綺麗なピンク色の先端を撫でまわす。

 

「きゅう、きゅうう……もっと。もっとクリ、いっぱい弄って──」

「こうか?」

「しょ……れぇえええ!!」

 

 一定のリズムでGスポットを擦り、表側から陰核を親指で擦られる。タントラの籠った前戯よりも刺激は圧倒的に弱いのに、美殊の顔は蕩けてしまう。

 そうしていると、美殊の膣が少しずつ震えだした。奥に奥に誘い込むようにうねり、護堂の男性器を引きずり込もうと力強く脈動する。

 

「あ、ああ、ぼくの、なか、うごいて、ごどうのかたち──」

 

 美殊の膣には大きすぎるサイズだった護堂の男性器を膣が締め上げる事で、なおさら彼女の気持ち良いポイントに当たるのだろう。護堂のカリがお腹の上を擦り、奥の子宮口付近を突いて美殊の意識を飛ばそうとする。

 

「ぼく、もう、いく……から。ごどうも、なかにいっぱい……だして──────あああああ!!!?」

 

 そこが限界だった。美殊の膣が大きく痙攣し、強く護堂の男性器を抱きしめる。その刺激に護堂も我慢できずに、彼女の膣内(なか)に勢いよく精子を吐き出した。

 

 びゅるるるる!!!

 ぷしっ!!

 

 射精と同時に美殊の膣から愛液が漏れ、精子と混ざる。深い深い絶頂に美殊は目を瞑り余韻に浸る。

 

 ……美殊の初めては終わった。多幸感に溢れる彼女の顔を見ながら、護堂は満足気に己のリンガを肉壺から引き抜こうとして……美殊に手を引かれて止められる。

 

「美殊?」

「……やらぁ。まだ……ごどうのおちんちんでせめて。いっかいだけなんて、さみしいよぉ……」

 

 余韻はどこへやら。美殊はまだまだ物足りないと、護堂の男性器を入れたまま自分の腰を振って催促し始めた。

 その様子に、そう言えば祐理や恵那もこんな感じだったなと護堂は思い出す。大地母神は、一回の射精では満足しないのだ。

 

「つぎぃ、つぎはたんとらをこぴーしたおちんちんがいい。えなさんやゆりさんとおなじやつがほしい。ぼく、あれがうらやましかったのぉ……」

「……分かったよ。恵那、祐理。一回破邪顕正を止めてくれるか。美殊のタントラをコピーするから」

 

 一度男性器を引き抜き、美殊のタントラが復活したところでそれを模倣。再び二柱が美殊の神力を抑えたところに──護堂は勢いよく、己のリンガを美殊のヨーニに突き刺した。

 

「ひぎぃいいいいいいいい!!! これ、これしゅごい!!!! これがえなさんとゆりさんのたいけんし……ひきい!!!」

 

 護堂が腰を振る度に、美殊はエビぞりに成りながら絶頂する。彼女の膣の肉壁を護堂の『鋼』が擦り上げ、通常の数十、数百、下手をしたら数千倍の快楽信号を美殊の脳に送り届ける。

 

「も゛、やべぇ……おが、おがじぐな゛る。ぼくのあたま、おかし──」

「ならもっとおかしくしてやろうか?」

「え? ……あ──」

 

 護堂が全呪力をタントラに回し、美殊の膣壁をこそぎ落とそうと力強く腰を打ち付ける。その度に美殊の肉体を熱が蹂躙し、奥にいれたまま肉棒で掻き回したら口から泡を吹くほどの快楽に美殊は襲われる。

 そこまでやって、数回射精して護堂は息を吐く。これで美殊も満足しただろう──

 

「ご、ど。も、と……ほし、い……えなさんと、ゆりさんがいままでいったかいすう、ぶんは……ほしい、の」

「……そう、か」

 

 それから……ようやく美殊が満足して寝入り、初体験は終了した。祐理と恵那を足してもなお届かぬ絶頂回数を体験させて、ようやく護堂は美殊の性的欲求を満足させられるのであった。

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