※この作品はR-18です。

救済の鎖 ―Property of Nao― ~レズの魔の手に堕ちる王子様~   作:嫌われた勘のいいガキ

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5話:奈落の底――隷属の始まり

「あ⋯⋯あ、ん⋯⋯っ、はぁ⋯⋯はぁ⋯⋯っ」

 

 凛が屈辱的なネコ宣言を口にした直後、麗奈は満足げに鼻を鳴らしようやく玩具のスイッチを切った。

 

 静寂が戻った室内で凛はガクガクと震えながら白濁した思考を繋ぎ止めようとする。だがその頭上にスマートフォンのシャッター音が無機質に響いた。

 

 パシャ、パシャ

 

「んぁっ⋯⋯? ⋯⋯れ、れいな、さん⋯⋯? なに、を⋯⋯っ」

 

「なにってマゾネコの誕生記念撮影だよ。ほら見てごらん、凛のこの顔、涎垂らして自分から『されるのが大好き』なんて言っちゃって⋯⋯王子様の面影もないね」

 

 麗奈が見せつけた画面には玩具に蹂躙された凛が涙と蜜にまみれて絶頂し痙攣する、あまりにも淫らで無惨な姿が映し出されていた。

 

「や、めて⋯⋯消して、ください⋯⋯麗奈さん、おねがいします⋯⋯っ」

 

「消す? それは無理だね。⋯⋯静香、言ってやりなよ」

 

 静香は穏やかな微笑を絶やさず壁の一角を指差した。そこには言われなければ気づかないほど小さな、けれど高性能なカメラが設置されていた。

 

「凛ちゃん。この部屋で行われたことは最初から最後まで高画質で全て記録されているわ。⋯⋯そして私たちの仲間内(レズネットワーク)にリアルタイムで共有されているのよ」

 

「⋯⋯え? えっ?」

 

 凛の血の気が一気に引いていく。

 

「――凛、16歳。私立○○高校の特進クラス。住所は⋯⋯。ご両親は共働きで現在は⋯⋯そうよね?」

 

 静香が淡々と凛の氏名、年齢、学校名、住所、家族構成を読み上げていく。その声は優しく、けれど確実に凛の息の根を止める死刑宣告だった。

 

「この動画が学校やご近所に流れたらどうなるかしら? 凛ちゃんが築いてきた『完璧な王子様』の評判も、将来の夢も、全て台無し。⋯⋯何より奈緒ちゃん。彼女これを見たらどんな顔をするかしらね?」

 

「⋯⋯っ!! な、奈緒には⋯⋯奈緒にだけは、絶対に見せないで⋯⋯っ!」

 

「だったら分かってるよな?」

 

 麗奈がベッドの下から取り出した、先ほどまでの玩具とは比較にならないほど凶悪な男性器を模したストラップオン・ハーネス――ペニスバンドを装着しながら、凛の股座に割り込んだ。

 

「今日からアンタは私たちの『共有玩具』――性奴隷だ。文句があるならいつでも動画を全世界にバラ撒いてやるよ。⋯⋯嫌ならもっとメスらしく鳴いて私を満足させてみな」

 

「あ⋯⋯あぁ⋯⋯っ」

 

 身体的な支配に加え人生そのものを握られた恐怖。凛は奈緒との関係を守るため、そして自分の社会的死を避けるために、もはや自分を蹂躙する者たちに従うしか道がないことを悟った。

 

「さあ第二ラウンドだ。⋯⋯まずはそのマゾ穴をコイツで徹底的に壊してやるよ」

 

「い、やぁぁぁ⋯⋯っ! れ、麗奈さん、無理です。やめて⋯⋯っ、おねがい⋯⋯っ!! お願いしますっ!!」

 

 凛が絶望に目を剥く中、麗奈は腰に装着したペニバンを誇示するように凛の鼻先で小刻みに揺らした。それは人間の指や玩具とは次元の異なる、暴力的なまでの「太さ」と「硬さ」を持った凶器だった。

 

「なに、痛いのは最初だけだよ。大人しくしてな」

 

 麗奈が凛の開かれた膝を乱暴に掴み、固定具が悲鳴を上げるほど強引に腰を引き寄せた。突っ込まれたままだったバイブをどかし、その腰に装着された鈍く光る巨大なディルドを凛の秘部に威圧するように突きつける。

 

「や、だ⋯⋯それだけは、本当に、だめ⋯⋯っ! 無理⋯⋯無理だから⋯⋯っ!」

 

「無理? 『マゾネコ』の分際で拒否権があると思ってんの? まだ立場が分かってないみたい――だね!」

 

「ひっ⋯⋯! ひぃあ、あああぁっ!!!」

 

 麗奈は凛の悲鳴を無視し、全体重をかけて一気に腰を突き出した。潤滑剤も不十分なまま凛の未通じの狭窄へと暴力的な質量が無理やり割り込んでいく。

 

「い、あ、が、あぁぁぁぁぁっ⋯⋯!! い、いたい⋯⋯っ、裂けちゃう、あ、あ、あああああぁぁぁっ!!」

 

 凛の細い身体がベッドの上で激しくのたうち回る。初めてのイチモツ、それも指や玩具とは比較にならない硬質で巨大な衝撃が凛の最奥を無慈悲に押し広げ、蹂躙していく。鼻をつくようなゴムの匂いと内側を力任せに抉られる鈍い激痛が絶え間なく与えられる。

 

「あぁ、ホントいい声で鳴くよなぁ凛は。⋯⋯おい、大事な処女を卒業させてもらったんだ。礼くらい言ったらどうだ?」

 

 麗奈は冷酷に笑い、痛みに震える凛の腹部を内側から突き上げるように激しく腰を振り始めた。

 

「⋯⋯っ、う、あ、ぁぁぁ⋯⋯っ! あ、あ、は⋯⋯っ、ん、んんぅーーっ!!」

 

 激痛は次第に快楽と混ざり合い、逃げ場のない、おぞましいまでの熱狂へと変質していく。脳が恐怖と苦痛を処理しきれず強制的に快感へと信号を変換し始める。

 

「ほら、言えよ。言わないと、このまま凛のナカがボロボロになるまで犯すよ」

 

「⋯⋯っ、あ、あ、ぁぁぁ⋯⋯っ! あ、ありが⋯⋯とう、ござい⋯⋯あ、あ、あんあぁっ!」

 

「聞こえないね! もっとハッキリ言え!」

 

 麗奈が最深部を力任せに突き上げ、凛の理性の残骸を粉砕する。凛は涙と涎を撒き散らし白目を剥きながら、自分の人生を終わらせる最後の一言を絞り出した。

 

「わ、たし、の⋯⋯しょじょを、そつぎょう、させて⋯⋯くださって⋯⋯っ。あ、ありが⋯⋯とう、ござい、ますぅぅぅうっ!!!」

 

 自ら口にした「感謝」という名の完全な降伏。その瞬間、凛の心の中で何かが決定的に壊れた。奈緒への愛も、自分自身の誇りも、全てを裏切り自分を壊す悪魔に感謝を捧げてしまった。

 

「あ、あ、ああ、んあぁぁぁぁぁっ⋯⋯!! ん、んんぅっ! あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」

 

 屈辱と絶望が、強制的な絶頂の波となって凛を襲う。拘束された手足がガクガクと痙攣し、大量の蜜が麗奈の「偽物」を伝ってシーツを汚していく。凛はもう泣くことさえ忘れたような虚ろな表情で、ただ何度も何度も、強制的な快楽の果てへと突き落とされていった。

 

 

「――流石に限界のようね」

「みたいだな」

「ぅ⋯⋯」

 

 凛の反応が鈍くなったのを契機に静香が凛の拘束を解く。力の入らない凛はそのままぐったりと静香に寄りかかった。静香は優しく抱きとめるとそっと頭を撫でる。

 

「まだ終わりじゃないよ凛、自分でこの『棒』を咥えて綺麗にしてみな」

 

 麗奈が先ほどまで凛の最奥を蹂躙していたペニバンを、凛の口元へ突き出す。

 

「⋯⋯っ、ん、んんぅ⋯⋯」

 

 かつての凛であれば激しい嫌悪感と共に拒絶しただろう。だが今の彼女は麗奈の冷たい視線と「動画を流す」という脅しを前に、ただ震える唇を開くことしかできなかった。

 

「いい子ね、凛ちゃん。⋯⋯そう、上手よ」

 

 静香はその様子を冷徹なカメラマンのようにスマートフォンで撮影し続け、時折、凛の胸に再び玩具を押し当てては彼女の奉仕を快感で乱す。

 

(あ、あ⋯⋯っ。わたし、なにを⋯⋯してるの⋯⋯っ)

 

 思考が快感の残滓で霧がかったまま凛は自分が「されるがままの玩具」であることを身体に刻み込まれていく。休む間もなく繰り返される屈辱的なポーズの強要、数分おきに与えられる玩具による強制絶頂。そして、そのすべてが「レズネットワーク」という見えざる観客たちに晒されているという恐怖。

 

 麗奈に様々な体勢で犯され、静香には玩具でイカされ続ける。凄惨な調教の果て、ようやく凛の身体から解放されたのは日も暮れかけた頃だった。しかし、自由になったはずの身体は鉛のように重く、内側には玩具の振動と麗奈の「偽物」の感触が、呪いのようにこびりついて離れない。

 

「さあ凛ちゃん。今日の修行はここまでよ。服を着てお家に帰りなさい」

 

 静香が、何事もなかったかのような穏やかな笑みでブラウスを差し出す。ガタガタと震える手でそれを手繰り寄せる凛の耳元で、麗奈がスマートフォンの画面をチラつかせた。

 

「忘れるなよ。凛がここで『ネコ』になって鳴いてた動画、もうネットワークの連中には大好評だから。⋯⋯もし誰かに喋ったり、次の呼び出しを無視したりしてみろ。即座に学校の掲示板と、お前の大好きな奈緒のスマホにこれをブチ込んでやるからな」

 

「⋯⋯っ!!」

 

 凛は絶望に顔を歪め、ただ小さく頷くことしかできなかった。家路につく凛の足取りは、いつもの凛々しさとは程遠い。すれ違う人々が自分のスカートの中が蜜で汚れ、つい先ほどまで機械や偽物に蹂躙されていたことを知っているのではないか――。そんな妄想が彼女の自尊心を削り取っていく。

 

 

 それからの凛の日常は、静香たちに支配された「調教の日々」へと変貌した。

 

 放課後のチャイムが鳴るたび凛の心臓は嫌な音を立てて跳ね上がる。かつては奈緒と過ごす至福の時間への合図だったその音は、今や彼女にとって「強制徴用」の合図へと変わっていた。

 

「⋯⋯凛ちゃん、顔色が悪いよ? 大丈夫?」

「ああ⋯⋯うん、ちょっと⋯⋯最近勉強しすぎちゃってさ。心配いらないよ、奈緒」

 

 心配そうに覗き込む奈緒に、凛はいつものように完璧な「王子様」の微笑みを返す。だがそのスカートの下、下着の上からは静香に強制的に装着させられた「バイブ内蔵型のクリトリスキャップ」が、微かな振動と共に彼女の神経を絶え間なく削り続けていた。

 

 鞄の中のスマートフォンが短く震える。静香からの通知だ。

 

 『今すぐいつものマンションへ。遅れたら、昨日撮った「よがり狂ってる動画」流出しちゃうかもね?』

 

「⋯⋯っ!」

「凛ちゃん、どうかした?」

「い、いやっ。ちょっと急用が出来たみたい。先に帰るね」

「⋯⋯最近忙しいみたいだね」

「う、うん⋯⋯ごめんね奈緒」

「ううん、大丈夫。でも、無理しないでね?」

 

 凛は心配そうに見つめる奈緒からさっと目をそらし、別れを告げると逃げるように学校を後にする。

 その後姿を見送った奈緒はスマホを取り出すと凛の映る動画を見て微笑んだ。

 

「凛ちゃんも1人で頑張ってるんだ。私も頑張らなきゃ!」

 

 ふんすっと気合を入れた奈緒は、そのままスマホを眺めながらご機嫌な足取りで帰路へと着いた。

 

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