救済の鎖 ―Property of Nao― ~レズの魔の手に堕ちる王子様~ 作:嫌われた勘のいいガキ
奈緒の指先がブラウスのボタンをすべて解き、凛の肩から制服が滑り落ちる。続けてスカートに手を伸ばし、しばらくして凛は奈緒によって全裸にされた。その凛の身体には、まだ静香たちの支配の証であるクリトリスキャップが無機質に、そして執拗に微振動を繰り返している。
「⋯⋯これ、まだ付いたままなんだね。凛ちゃんをこんなに震わせて⋯⋯可哀想に」
奈緒はベッドに凛を仰向けに横たえると、自らも服を脱ぎ捨て凛の太ももの間に身体を滑り込ませた。
凛は羞恥に顔を赤らめながらも奈緒の体温が触れるだけで、調教された身体が蜜を溢れさせていく。
静香たちの前では必死に堪えていた生理的な反応が奈緒の温もりを前にした途端、決壊したダムのように制御不能に陥る。
「奈緒、ちゃん⋯⋯っ。それ、外して⋯⋯。おねがい、もう⋯⋯機械なんて、いやだ⋯⋯っ」
凛の声は学校での凛々しい「王子様」の響きを完全に失っていた。かつて二人で無邪気に遊んでいた幼い頃のような、無防備で幼い甘えが混じった、震えるような吐息。
「いいよ凛ちゃん。⋯⋯でも、外した後は私の指だけでイッてね? 凛ちゃんのナカを、私の愛だけでいっぱいにしてあげる」
奈緒の手が機械に伸びていきそれを慎重に、だが凛の神経を逆撫でするようにゆっくりと取り外した。解放された秘部に部屋の冷たい空気ではなく、奈緒の熱い吐息が吹きかけられる。
凛は腰を小さく跳ねさせ奈緒の肩を掴んだ。長時間の振動に晒され、異常なまでに充血し敏感になったクリトリス。そこへ奈緒の柔らかい舌が静香たちには決してできなかった繊細なタッチで触れた。
「あ、ぁ⋯⋯っ!♡ 奈緒ちゃん⋯⋯奈緒ちゃんっ⋯⋯!♡」
「凛ちゃん、こっちを見て。⋯⋯静香さんたちにされたこと、全部忘れて。今、凛ちゃんを可愛がっているのは、私だよ」
奈緒の指先が粘膜の熱を確かめるように、そして静香たちの暴力的な手つきとは正反対の慈しむような優しさで凛の秘部を愛撫し始めた。機械の振動ではない奈緒の指の不規則で温かな体温。それが凛の奥底に眠る純粋な愛への渇望を激しく揺さぶる。
驚くべきことに奈緒の指は凛自身ですら気づいていなかった「最も深い急所」を、まるで以前から何度も弄っていたかのように、迷いなく正確に捉えた。
「凛ちゃん、どう? 気持ち良い?」
「は、ぁ⋯⋯っ!♡ 奈緒ちゃん⋯⋯っ、そこ⋯⋯っ!♡ すごく、あったかい⋯⋯っ♡ きもちいい、よ⋯⋯♡ 静香さんたちとは、ぜんぜん⋯⋯ちがう、の⋯⋯っ!!♡」
凛は涙を流しながら奈緒に縋り付いた。 身体の芯が熱く脈打ち、奈緒の指を締め付ける。静香たちに刻まれた「マゾネコ」の反射さえも、今は大好きな奈緒への依存を深めるための、甘いスパイスに変わっていた。
奈緒はそんな凛のすべて慈しむように、さらにじっくりと、時間をかけて彼女を溶かしにかかった。静香たちの調教が「暴力的な破壊」だとしたら、奈緒の愛撫は凛の精神を甘い蜜で包み込み、窒息させるような「侵食」だった。
「凛ちゃん、そんなに震えて⋯⋯可愛すぎるよ。たくさん意地悪されて、身体がこんなに敏感になっちゃったんだね。⋯⋯でも、いいんだよ。その敏感なところ全部、私がもっと気持ちよくしてあげる」
奈緒は凛の耳たぶを優しく食み、とろけるような甘い声で囁き続ける。指先は決して急がず、凛が絶頂の寸前で焦らされるたびに、彼女の精神が「奈緒」という救いを求めて狂いそうになるのを待った。
「奈緒ちゃん⋯⋯っ♡ あ、んっ!♡ おねがい、もっと⋯⋯もっと激しくして⋯⋯っ!♡ イキたい♡ イカせてぇ⋯⋯っ!!♡」
「だめだよ、凛ちゃん。もっとゆっくり、私だけを見て? 凛ちゃんの頭の中、私のことだけでいっぱいにしたいの。⋯⋯ほら、ここ、すごく熱いよ」
奈緒の指が、最も過敏になった部分を円を描くように、執拗に、優しくなぞり上げる。そのたびに凛の脳内には甘い火花が散り、理性はドロドロの愛欲へと溶け出していく。何度も、何度も、絶頂の波が押し寄せては、奈緒の絶妙な指捌きによってさらに深い悦びへと引き延ばされた。
「私の指を意識して――どんどん、どんどん、深いところまで沈んでいくよ。もっともっと溜め込んで一杯、気持ちよくなろうね」
凛の思考は奈緒の指先が描く旋律に完全に同期し、彼女が望むタイミングでしか悦ぶことができない「奈緒の楽器」へと変質していく。
「あ、はぁ⋯⋯っ! なおちゃん、なおちゃんっ⋯⋯♡ もう、わかんない⋯⋯っ、 だめになっちゃうっ♡ わたし、なおちゃんがいなきゃ、ダメになっちゃう⋯⋯っ!!♡」
凛のその言葉を待っていたかのように、奈緒はさらに深く、甘い毒を注ぎ込むように囁いた。
「いいんだよ、凛ちゃん。ダメになっちゃえばいいの。⋯⋯凛ちゃんは、私の助けがなきゃ、自分一人じゃイケない『マゾネコ』になっちゃったんだもんね? ほら、お姉さんたちに犯されるより、私に壊される方がずっと気持ちいいでしょ?」
「ひ、あぁっ♡ なぉちゃ、ん⋯⋯っ♡ そう、なの⋯⋯っ、なおちゃんに、いじられるの、いちばん⋯⋯っ、きもちいいぃ⋯⋯っ♡♡」
奈緒は凛の反応を楽しみながら、指先をさらに執拗に動かす。静香たちが植え付けた「服従」の種を、奈緒は「愛情」という名の肥料でより歪に、より美しく開花させていく。
「凛ちゃん、たくさんの恥ずかしい言葉、教え込まれたんだもんね。私にも、聞かせてくれる? 凛ちゃんが、どれだけ私のものになりたいか」
その誘導は、抗いようのない甘美な呪縛だった。凛の思考は真っ白に染まり、身体に刻まれた反射と、奈緒への盲目的な依存が混ざり合い、ついに自らあの「隷属の言葉」を口にし始めた。
「あ、あ、ぁぁっ♡ わたし⋯⋯っ、なおちゃんの、マゾネコです⋯⋯っ♡♡ ごしゅじんさまの、おもちゃ♡ ⋯⋯っせいどれい、ですぅぅ⋯⋯っ!!♡♡」
教え込まれたセリフ。けれどそこには静香たちへ向けた屈辱の色はなく、大好きな奈緒にすべてを捧げる悦びに満ちた、甘ったるい熱がこもっていた。自分の尊厳を奈緒に踏みにじられることが、凛にとっての至上の幸福へと定義しなおされる。
「んっ、とってもいい子。⋯⋯じゃあ、凛ちゃんの汚れたところ、私の指で全部きれいに『上書き』してあげるね」
凛の太ももをさらに大きくひらき、とろとろの愛液を垂れ流す内壁の最も柔らかい――静香たちが無理やりこじ開け、麗奈が強引に蹂躙したその「傷跡」とも言える過敏な場所を、奈緒の指先はあまさずに捉える。
「あ、はぁ⋯⋯っ!♡♡ な、ぉ⋯⋯なぉちゃんっ♡♡ そこっ♡ すご、い⋯⋯っ♡ すごぃよぉ!♡ あ、あぁぁぁっ♡♡♡」
凛は腰を浮かせ、奈緒の指を必死に自らの奥へと迎え入れる。静香たちに無理やりこじ開けられた時とは違う、全身の細胞が奈緒という存在を欲して鳴動するような、暴力的なまでの多幸感。
奈緒は凛の潤んだ瞳をじっと見つめ、絶頂の淵で震える彼女の耳元に、甘く、冷酷な「許可」を囁いた。
「いいよ、凛ちゃん。⋯⋯私の指で、私の愛だけで、イッていいよ。大好きなご主人様に、ちゃんとお礼を言ってからね?」
その言葉が、凛の脳内に残っていた最後のダムを決壊させた。
凛は涙をボロボロと溢れさせながら、恍惚とした表情で自らのすべてを奈緒に捧げるための言葉を紡ぐ。
「あ、ありがとう⋯⋯ございます⋯⋯っ♡ なおちゃん⋯⋯っ、イかせて、ください⋯⋯っ♡ このいやしいマゾネコのマンコ⋯⋯っ♡♡♡ なおちゃんのゆびで、ぐちゃぐちゃにして♡ ⋯⋯イカせてくださいぃぃっ!!♡♡♡」
自分の口から出る言葉が、かつてあれほど嫌悪していた「隷属のセリフ」であることを、凛はもう気にも留めていない。むしろ、大好きな奈緒に自分の卑しさを晒し、受け入れられることに何物にも代えがたい「救い」を感じていた。
「よく言えました♡ ⋯⋯さあ、いらっしゃい。私の、可愛いネコちゃん」
奈緒は凛の最も敏感な場所で指先をぐるりと動かし、沈めた指を深く、抉るような角度で力強く突き上げた。
「あ⋯⋯ぁ!!♡ あああぁぁぁ⋯⋯っ!!♡♡♡ なおちゃんっ♡ ⋯⋯なおちゃんっ♡ ⋯⋯なおちゃん⋯⋯っ!♡♡♡ あ、あぁぁっ!!!♡♡♡」
それは叫びというよりは魂が喉の奥から震え、溢れ出していくような、切実で甘い鳴き声だった。凛の視界は白く霞み、頭の芯までとろりと溶けていくような圧倒的な幸福感が全身を支配していく。
「あ、ぁ⋯⋯っ♡ しあわせ、なの⋯⋯っ、なおちゃんに、こわされるの、こんなに⋯⋯っ、きもちいいのね⋯⋯っ♡♡」
凛は涙を流しながら奈緒の手首を力なく掴み、縋るようにその指を自らの奥へとさらに深く誘った。心までが一つに溶け合い、すべてを許し、委ねることで得られる至福の絶頂。
「なお⋯⋯ちゃん、だいすき⋯⋯っ、だいすきなの⋯⋯っ♡ どこにもいかないで⋯⋯っ、ずっと、わたしを⋯⋯めちゃくちゃにして⋯⋯っ♡♡」
「うん、どこにもいかないよ。ずっと凛ちゃんを愛してあげる。凛ちゃんの全てを私との悦びに変えてあげる。凛ちゃんにとって、私に犯されることが世界で一番の幸福なの。⋯⋯そうでしょう?」
「は、ぁ⋯⋯っ♡ はぁ⋯⋯♡ うんっ♡ うんっ♡ なぉちゃん⋯⋯におかされるのが⋯⋯わたしの、いちばんの⋯⋯っ、しあわせぇぇ⋯⋯っ♡♡」
奈緒の指先が、絶頂の余韻に震える内壁をさらに鋭く、執拗に抉り始める。一度きりの絶頂では許さない。凛の脳が「奈緒がいなければ生きていけない」と完全に書き換わるまで、終わりのない快楽の迷宮へ引きずり込んでいく。
「愛してるよ、凛ちゃん。⋯⋯ん、また熱くなってきた。凛ちゃんの身体は、私の指をこんなに欲しがってるのね。そのまま何も考えず、私に愛されて壊されることだけを感じてね」
奈緒は宣言通り、凛に「考える」暇など一秒も与えなかった。静香たちの暴力的な手つきとは一線を画す、凛の神経の一本一本を丁寧に愛で、逆撫でし、昂ぶらせるような神がかり的な指捌き。
「あ⋯⋯ぁ、あああぁっ♡♡ なぉちゃん、なぉちゃん⋯⋯っ♡♡ も、もう⋯⋯ダメ⋯⋯っ、なんか、へんっ⋯⋯っ!!♡」
奈緒は凛の最奥、最も柔らかい粘膜を指先で繰り返し弾き、抉り、熱を煽る。絶頂が重なるたびに凛の理性の壁は崩落し、最愛の主人に犯される愛欲に濡れた一匹の雌の姿へ成り果てていく。
「まだだよ、凛ちゃん。⋯⋯ほら、もっと力を抜いて、私に全部ゆだねて。凛ちゃんは、私に犯されて、鳴いているだけの可愛いネコちゃんでしょ?」
「ぁ、ぅ⋯⋯は、ぃ⋯⋯っ♡ わたし⋯⋯っ、なおちゃんの⋯⋯っ、マゾ、ネコ⋯⋯っ♡♡ にゃ、ぁ⋯⋯ぁぁぁんっ!!♡♡」
奈緒の指が秘部の急所を力強く圧迫した瞬間、凛の口から、もはや人間の言葉とは思えない、卑しい鳴き声が漏れ出した。
一度、二度、三度――。休む間もなく叩き込まれる絶頂の波に、凛の脳は快楽の過負荷で白濁していく。奈緒は凛の身体が激しく痙攣するのを楽しみながら、さらに指を深く突き入れ、彼女の意志を完全に粉砕しにかかった。
「あ、あぁ⋯⋯っ♡♡ ん、んぅぅ⋯⋯っ、なぉ、ちゃ⋯⋯っ♡♡」
もはや、まともな会話は成立しなかった。凛の瞳は焦点が定まらず、ただ熱に浮かされたように虚空を見つめ、口元からは幸福に耐えきれない涎が糸を引いて垂れ落ちる。
奈緒に犯されるたびに彼女への感謝が、依存が、盲目的な愛が、身体の芯から溢れ出して止まらない。
「そうだよ、凛ちゃん。⋯⋯そのまま、与えられるままに受け入れて。私がいなきゃ、イくこともできない肉の塊になろうね」
「⋯⋯あ、あ⋯⋯あぁぁぁぁ⋯⋯っ♡♡♡」
凛はただ、奈緒の愛撫という暴力に晒され、絶頂を繰り返すだけの「肉塊」へと堕ちていった。
身体が弾けるような快感に身を委ね、奈緒の指を必死に締め付けるその姿は、あまりにも無防備で、あまりにも淫らだった。
「ぁ、ぁ⋯⋯っ♡♡ しあわせ⋯⋯っ♡ しあわせ⋯⋯なのっ♡ なぉ、ちゃん⋯⋯っ、だい、すきぃぃぃっ!!♡♡♡」
最後の一押し。奈緒が指の動きを最大に加速させ、凛の最奥を貫くように突き上げた瞬間。 凛は声を枯らして愛を叫び、全身をのけぞらせて、これまでにないほど深い、底の見えない快楽の深淵へと真っ逆さまに没入していった。
――激しい絶頂の嵐が過ぎ去り、凛はもはや指一本動かす気力すらなく、奈緒の腕の中で力なく横たわっていた。焦点の定まらない瞳、半開きになった唇から漏れる浅い呼吸、そして時折、身体の芯に残る快楽の名残でビクンと小さく震える肢体。
その姿は、かつての凛々しい「王子様」とは程遠い、ただ愛を貪り、与えられるままに壊された一匹の雌そのものだった。
「お疲れ様。⋯⋯よく頑張ったね、私の可愛い凛ちゃん」
奈緒は慈しむように凛の濡れた髪を撫で、傍らに置いていた小さな小箱を手に取った。中から取り出されたのは、静香たちが用意していた無機質な数字の首輪とは正反対の、繊細で美しい、けれど重みのある黒革のチョーカーだった。
その中央のプレートには、流麗な書体でこう刻印されている。
『Property of Nao』
「凛ちゃん。これ、私からのプレゼント。⋯⋯これを付けて、私だけの王子様、ううん⋯⋯私だけの『凛』になってくれる?」
凛は、そのチョーカーが何を意味するのかを本能で理解した。それは、社会的な死や屈辱の証ではない。大好きな奈緒に永遠に縛られ、彼女なしでは生きていけなくなるための「救済の鎖」だ。
「⋯⋯ぁ、あ⋯⋯っ♡ なぉ、ちゃん⋯⋯っ♡」
凛は虚ろな瞳に、一瞬だけ熱い悦びの色を宿した。自分から首を持ち上げ、奈緒がそれを嵌めやすいように差し出す。その仕草には微塵の迷いも拒絶もなかった。
カチリ、と硬質な音が静かな部屋に響く。凛の白い首に奈緒の所有印が深く、重く刻まれた。
その瞬間、凛は自分の過去も、名前も、静香たちへの恐怖も、すべてが奈緒という大きな存在の一部に溶け去るのを感じていた。
「うん、よく似合ってる。嬉しいね。凛ちゃん」
「⋯⋯あ、あはっ♡ うん、うれしい⋯⋯っ、なおちゃん⋯⋯っ♡ わたし、これで⋯⋯ずっと、なおちゃんの⋯⋯もの⋯⋯っ♡」
凛は涙を流しながら、首元に触れる冷たい金属の感触を慈しむように指でなぞる。静香たちに刻まれた「汚れ」は、今この瞬間、奈緒が与えた「永遠の絆」によって完全に浄化され、絶対的な服従へと変換された。
奈緒の指先がチョーカーの隙間に滑り込み、喉元を優しく圧迫するだけで凛は恍惚とした表情を浮かべた。
「一生、外しちゃだめだよ。⋯⋯凛ちゃんを傷つける悪い人からは私が守ってあげる。その代わり、凛ちゃんの身体も心も、絶頂も⋯⋯全部、私が管理するから」
奈緒は満足げに微笑み、凛のチョーカーを指で軽く弾いた。 凛はそれだけで、ご主人様に褒められたネコのように喉を鳴らし、奈緒の胸に顔を埋めて甘える。
奈緒という名の底なしの沼に沈み、永遠の安らぎを得た凛。彼女はもう、二度と自分一人の足で立ち上がることはない。大好きな「ご主人様」に繋がれた、この美しい鎖がある限り。
「愛してるよ、凛ちゃん」
「⋯⋯あいしてる⋯⋯なぉちゃん⋯⋯っ♡」
二人の甘い囁きが、支配と依存という名の完成された楽園に溶けて消えていった。