ちび陰キャがハイスペ高身長王子様系ふたなりにパコられる話。 作:年若年増
よく考えたらアンケートの内容だの結果だのガン無視してる気がしてきた。
須藤チヅルというふたなりがいる。
身長は180センチ。体重75キロ。100m走を11秒で走ることができて、ついでに偏差値は68。バレー部ではエースを担っていて、この前大会でもそこそこの成績を収めることができた。まさに完璧超人。17歳の未来あるぴちぴち若者。
──何を隠そう。私である。
あ違った。違くないけど。
ついこの前に18歳になったので、この自己紹介は少しだけ変える必要があった。そう、私は新高校三年生。背後に計五学年ぶん(うちは中高一貫だからね)の後輩を持つことになる。
「チヅルさーん!!」
「こっちー!」
いまちょうど、部活の練習が終わったところである。体育館と出口につながる本館の狭い渡り廊下に、いわゆる『チヅルファンクラブ』なる連中がたむろしていた。「や、みんな」小さく手を振って、私はその脇を通り抜けようと横に体を傾けて──
「さいきん調子悪いってホントですか!?」
「心配です!」
と思ったら回り込まれた。
その瞬発力をバレーだのなんだのスポーツに生かしてほしいと思う。一年くらい前に彼女らがこぞってバレー部に入部してきた時期があったのを思い出した。……練習がきついと、四か月ほどあとにはみんないなくなってしまったけど。
「あ、アハハ……うん、大丈夫だよ」
授業が終わって練習が終わるまで二時間ある。……二時間ここに張り込んで、私が出るのを待っていたというわけだ。その熱意を勉強に生かしてほしいと思う。
「私心配です! できることなんでもしますから!」
わあわあと言いながら目の前の女子は私に手紙を押し付けてきて、受け取ったと見るや否や本館のほうに退散していった。
「……みんな悪い子じゃあないんだけどな」
手の中の手紙を見る。そっと封を切って中身を取り出すと、やはりというべきかラブレターが入っていた。
「やほ、チヅ。今日もモテモテだねえ」
背後から声をかけられて肩が跳ねた。「や、レイ」──
「そのラブレター、どうすんの?」
「さあ──……捨てるのは申し訳ないし、いつもみたく机にしまっておこうかな」
「そっかぁ。チヅも早く彼女作りなよ? ”持ってる”ーって断言しておかないと、ずっとモテモテのままだぜえ」
「……まあね。レイはどうなんだい?」
「じょーじょー。仲いいし、これから一緒に帰るしー、週末はどっか遊び行く予定だし」
ちょうどそういう話をしていた背後から、私たちより一回り小さい娘がレイの腕に抱き着いた。彼女もレイとおなじくバトミントン部だ。……ちょっとだけいい感じに汗のにおいがする。
「うーし、帰ろっか。今日も練習頑張ったしねー。じゃあねチヅ、またあしたー」
ばーいと手を振りつつ反対の手で腕を組みつつ、彼女は外へ向かって歩いていく。
いわゆる”ギャル”っぽい風体の彼女は、私とまた違った人気を持っているらしい。まあそうだろうなとは思う。誰にでも話しかけるやさしい性格に、いかにも物腰柔らかいといった雰囲気の金髪に、あと純粋にかわいいのもある。
ぽろんとスマホに写真が送られてきた。
なんとなく内容を察した私は、いそいであたりを見回した。よし、誰もいない。
「……」
レイには、ある悪癖がある。
「ぅわ」
レイの今の彼女はいい人だと思う。少なくともバトミントン頑張ってるし、成績も悪くない。いや何より、その悪癖を知ってなお付き合うだけの器量がある──
くちゅ……♡ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ『ん゛ぉ~~っ……♡♡しぇんぱい、んぱっ……♡ぶぅっ……♡♡』♡♡──
まずい。結構な爆音でAVみたいな音声が流れて、私は思わずもう一度周りを見回してしまった──よかった。まだ誰もいない。
……彼女には、自分とSEXしてる恋人のハメ撮りを撮影してかつ、不仲でも何でもない日に知人に送りつけたいという、なんとも業の深い性癖があるのだ。
平常時に聞けばのろけ話が死ぬほど出てくるから、彼女なりに愛しているのに間違いはないのだろう。心から愛しているゆえの所業と考えれば、この奇行にもちょっと同情の余地が────
『……っ♡♡、゛~~……♡、♡♡♡』
いややっぱりダメだよこれ。リベンジポルノを肯定するんじゃないけどまだあっちのほうが理解できるフシはある。何もなく送ってくるからねこの激エロAV。
数いる友人の中で私に送ってきているのはなぜなんだろうか。周りの人に漏らさないと信じているから? ……いや漏らさないよ。漏らさないけどさ。私がまだ童貞だから? ……こっちはあるかもしれないけど。
レイの出した白濁に飲み込まれていく彼女はいかにも幸せそうだ。その小ぶりな胸を揺らしながら、レイのピストンに合わせて上下している。語り忘れたけど、レイもまた私と同じふたなりだ。
はあ。三度目くらいの膣内射精を見届けて、私はスマホをスクールバックの中に放り込んだ。
くそ、私の男性器がさっきのに反応してむくりと立ち上がりそうになった──ところで、
「失礼しまふっ」
私の腕に何かがぶつかった。直後、すたたたたと何やら小さな影が通り抜けていく。
小さな影は私のほうを見て思い切り目を見開いたあと、「おつかれさまですっ」と消え入りそうな小さい声を出しながら夜の闇に消えていく。
「ぁっ」
間抜けな声が出た。
……もしかして、見られた?
私の男性器が勢いよく萎びていく感触に襲われる。
やらかした。
やらかした。
……やらかした。
レイのメッセージを開く。あんあんと口パクであえいでいる下に、私はメッセージを付け足した。
『見られたかも』
『何を?』
『その、アレ大きくしてるとこ』
『まじ?』
速攻で既読がついて返信が返ってきた。お前デート中ではといぶかしむ理性の私が叫ぶいっぽうで、さっき感じたことをそのままに送る右手がいる。
『それは、ユキちゃんに?』
『そう』
『あちゃー』
「っ……」
そしてまあ、どういうわけか、私は彼女のことが好きなのである。
『これもう手籠めにしちゃうしかないねー。「口封じだ!」って言って、マジにキスしちゃえー』
お猿はリアクションだけして放っておいておくとして。
この恋の病とかいうのは死ぬほど厄介だ。放っておくとずっとまとわりついて本来のパフォーマンスが発揮できないくせして、解決しようとせいだところで悪化してしまう危険性を担っている。
『でもさー、チヅだって優秀なふたなりじゃん。ぶっちゃけ迫ってオトせない女の子いないと思うよー。ユキちゃんだってあきらかチヅ目当てでバレー部いるっしょ』
『……』
『それとなく聞いてみようか?』
『お願い』
『らじゃ』
だから、私はちょっと先送りにしてしまうのだ。
▲▽▲
家に帰ってきて、”あるいはレイの言うとおりにすればよかったかもしれない”──と思い悩む時間がある。
見込みがあるとはいえ、彼女と私は5歳差だ。追いかければ簡単に追いつけるし、キスして離さないだけの膂力もある。
「っ……」
そういうことを自室で考えていると、私はよく”こう”なる。
ぶっちゃけ私は”こういう”欲がなかったほうの人間だと自負していた。自分ですることなんてめったにないし、レイにAV送られ始めた前後もそこまで気にすることはなかった。
けど。
けれども。
「っあ……♡っだ、ダメだ……♡♡」
押しあがったスカートの先が机に触れた。理性を介入させなかったその一瞬、私は腰を上げて机に思いきり押し付けてしまう。スマホには前の中等部大会でフォーム確認と称して撮ったユキの写真。フォーム確認というにはいささか上半身にピントが合いすぎているそれは、キツめのユニフォームで胸が強調されているロリっ娘がいる。
「消さな、っぐ♡……消さないと……っ」
スマホを握る左手はゴミ箱マークに指を伸ばしたが、いっぽうでそれを抑えたのは右手だった。スカート越しに先端を「かりかり♡」とひっかいて、考える理性を奪っていく。
「ぉ゛~~……♡♡」
きゅんきゅんと下腹部がうずいて、すごい勢いで私の性感が押し上げられていく。まずい。本当にまずい。頭がちかちかして、考える力が失われていく。
精のうから竿の先端へむけてぐっぐっと押し上げられていく。おとこのこ初心者の私はちょこっと触れるだけで腰が抜けて、
ぴゅく♡────ぴゅくる♡、ぷぽっ……♡♡
スカートの中へ、思い切り吐精してしまうのだ。
「きょ、今日までだから……っあ♡」
考えがよぎったとたん、頭がそれ一色で染め上げられていく。今日だけ。明日は消してるから。今日が終わるまでは保存してるから──だいいちもう一回出したんだし、今日は消しても消さなくても変わらない────
がしっ♡
「ん゛っ♡」
一度出したにもかかわらず、スカートはまだ持ち上がったままだった。今度は右手で思い切り竿を握って、情緒なんてどこかへ行ってしまったように激しくこすり上げてしまう。
「ん゛ほっ♡♡お゛~っ♡♡、んぎもっぢいっ♡♡♡」
ごし、ごし、ごし、ごし♡♡──白濁にぬるついたパンツが中でこすれて気持ちがいい。これ恐ろしく洗濯が面倒臭くなるんだろうなという発想は、まったく湧く気配もなかった。
一コキするごとに精液がせりあがってくるのがわかる。射精する前はこう──亀頭のぶぶんが張り詰めて、股間というより太ももから体が引っこ抜かれるような感触に包まれる。そのままがしがしとこすっていると射精してしまうが、
「ぉ゛っ♡♡──お゛♡♡♡──っふ、ぅ゛……♡♡だいじょ、大丈夫っ……だ……♡♡」
私は理性的なので、すんでのところで射精を止めることができた。
「ここでぇ゛っ♡……止めておかない、♡と、大変なことになるからね」
椅子をけって立ち上がる。かくかくと震えるちんぽがスカートにぶつかって、違うところが押し込まれた──イくところだった。危ない。
「う……きもちわるい」
さっき射精したせいでパンツの中がどろどろぐしゃぐしゃだ。この状態でこするとすごく気持ちがい──♡じゃなくて、歩いていてたいへん気持ちが悪い。はあ。テーブルに伏せていたスマホにぴろんと着信が鳴ったので、私は震える手で手に取った。
「こんな姿見たら女の子たちはそろって幻滅してしまうだろうね。……っく、何々……? レイからだ。えーと」
『ユキちゃんのことなんだけどね?』
『うーん』
『うん』
『ぎり憧れかもだわー』
ん?
え?
『それとなく聞いてみたんだけどー』
『見事に「すごいプレーヤーだと思います」ーって、バレーの話ばっかなのー』
『これ片思いかもねー』
────────
生きていけないかもしれない。私は人生初めての失恋をした。
「あちゃ~」
クラスでレイの席は私の左隣だ。一~七時間目の授業が終了してもなお机に突っ伏している私にたいして彼女はいろいろ心配の目線を送ってきたが、どうか安心してほしい。晴れることはないから。
「チヅー、元気出しなよー。まだ確定したわけじゃないんだからさー」
うっさいうっさいあっちいけ。しっしっと手でふるっても、この金髪猿はなかなか離れてはくれない。
「だいいち私の雑ヒアリングで決めちゃダメだっつーのー。直接『好きなの?』って聞いたわけじゃないんだし、テレカクシの可能性だって十二分にあるわけじゃんか」
そうだけどさ。そうだけどさ。
でもさあ。
「つーかさー……♡」
レイが口を耳に近づけて、ぽしょぽしょ♡としゃべってきた。
うわほんとにびっくりした。ASMR? レイの声いいんだよな本当に。
「やっぱアタシ言ったけどさ~、
や、やめてやめてやめて。ズボンごしに男性器かりかりしないで。ふーって息吹きかけないで。そんなレイプまがいなこと”イイ”って肯定しないで──
「ね?」
きゅっと亀頭をつままれた。
「ふぉ゛っ♡……ん、くっ……♡」
「ほーら、下半身はそうしたいって言ってるー。あちなみになんだけどー」
たまらず顔を上げた私に、「新聞配達ですー」くらいのノリでスマホを見せてきて、レイはこう言った。
「バレーの話がしたいからーって、ユキちゃんは一階女子トイレの一番奥にいるらしいよ~?」
そんなわけないじゃんと理性が思うかたわら、私は「すぐ行くから返事しといて」と返していた。
「はあーい♡」
100mを10秒で走れそうな気がした。
以下、余談。
『ぶっちゃけユキちゃんってさ、チヅルのこと大好きでしょ。恋愛的に』
『え?』
『そうでしょ』
『……どこでそんな話を?』
『見てたら疑うよ。練習中視界の前をチヅが通るたび顔赤くしてぼーっとしてるし、質問してるときもどこかもじもじしてるし、そもそもチヅルファンクラブが』
『え。ほんと好きじゃないんですけど』
『おっけー。そういう”テイ”ね』
『……で、突然どうしたんですか』
『いやね、チヅがユキちゃんのこと気になっててさー。恥ずかしがってるっぽいからどう接すればいいかって』
『別にいつも通りでいいんですけど』
『おー、ここにきてシラきるつもりか。チヅには「単にあこがれの先輩として見られてるっぽい」って言うつもりだしー』
『それはそれでなんか……ふくざつなんですけど……』
『ふふふふ。チヅ大好きなこと隠さなくなってきたね』
『違いますって。確かに魅力的な人ではありますけど、べつに好きな人ってわけじゃ』
『そこで一つ提案がある』
『提案?』
『授業終わったら一階女子トイレにユニフォーム着て行ってよ。いいことあるから』
『……?』
「――ふふふふふ。私の眼はごまかせないのだ」
リクエ気になるけど怖いから手が出せない
澪カップルの情事って需要あるの?
-
あるよ
-
本筋もっと進めてほしいけど見たいよ
-
更新頻度上げてね
-
ぶっちゃけチヅルとユキのほうが見てたい