いよいよ レオンの反撃。
R-18です。お気をつけ下さい。
寝室には、どこか清々しい空気が漂い始めていた。
クレアは、レオンの横で、静かに身体を起こした。
「レオン……」
クレアの声は、いつになく穏やかで、しかし、微かに震えていた。
「ごめんなさい。あなたの過去の恋人の話を聞くたびに、私、正直、嫉妬してたの。意地悪なこと、言ったり、したりしたわね」
レオンは、クレアの意外な言葉に目を見開いた。
彼女が、あんなにも執拗に、そして挑発的に過去を暴いたのは、嫉妬ゆえだったのかと。
「それでね、レオン」
クレアは、レオンの瞳をまっすぐに見つめた。
「今度は、あなたがラクーンシティで私に出会って、何を『感じて』何を『思っていた』のか、聞かせてほしいの」
レオンは、クレアの言葉に戸惑いながらも、その意図を理解した。
新たなゲームの始まりだ。
クレアは、楽しげに微笑んだ。
「あなたが一つ話してくれるたびに、あなたに私の体の『一箇所』を触るご褒美をあげる。どう? やってみる?」
レオンは、クレアの提案に、思わず息を飲んだ。
これまでのゲームとは、立場が逆転している。
今度は、彼が言葉を紡ぎ、その言葉の代償として、クレアの身体に触れることができるのだ。
それは、まさに、彼にとっての甘美な誘惑だった。
「わかった……やろう」
レオンの声は、少し掠れていた。
クレアは、満足げに頷いた。
彼女の瞳は、期待に輝いている。
クレアは、にやりと笑い、レオンの手を取り、その手のひらに、ゆっくりと自分の指先を滑らせた。
それは、まるで、二人の間に新たな繋がりが生まれたかのような、優しい触れ合いだった。
クレアとはじめて出会った時を思い出す。
あのラクーンシティの雨の日。
美しさと聡明さ、正義感と気丈さ。
銃器が扱えることへの驚きと、その強さへの感嘆。
兄を愛していることへの憧憬と兄への嫉妬。
あの状況の中でシェリーを助けようとした優しさ。
まるで昨日のことのように…
シーツの柔らかな感触に身を委ね、クレアは満足げに微笑んだ。
レオンの指先が、彼女の肌をなぞる。
その優しい触れ方が、記憶の扉をそっと開いていく。
これは、クレアとレオンの、特別なゲーム。
だが主導権は、常にクレアにある。
「ねえ、レオン。あなたが最初に触れたい私の場所はどこ?」
クレアの声は、甘く、誘うようだった。
レオンは一瞬躊躇し、それから慎重に答える。
「…手のひら、かな。初めて会った時、君が銃を握っていたから。その手のひらが、どれだけ俺たちを守ってくれたか…」
いい…?
と尋ねる彼にクレアは満足そうに頷く。
レオンの指が、クレアの柔らかな手のひらを優しく包み込む。
彼の親指が、生命線の上をゆっくりと辿る。
その感触に、クレアの身体が微かに震える。
レオンの指がクレアの指の付け根から爪先へと、愛おしむように滑る。
「ねえ、私の腕にはどんな思い出がある?」
クレアは尋ねる。
「…君がシェリーを抱きしめて、守ろうとしていた時だ。あの細い腕で、小さな命を必死に守ろうとしていた君の強さに、俺は…」
レオンの指が、クレアのしなやかな腕をゆっくりと滑り上がる。
『心底、惚れたよ…』
肩から肘、そして手首へと、愛おしさが溢れるように。
「その腕に触れて、何を思うの?」
クレアの声が、少しだけ上ずる。
「…君がどれだけのものを背負って、戦ってきたか。その腕が、どれほど傷つき、それでも諦めなかったかを思ったよ。そして、その腕が今、俺を抱きしめてくれていることに感謝してるよ」
レオンの言葉が、クレアの肌に温かい痕跡を残す。
「次はどこに触りたい?」
クレアは少し甘えた声で尋ねる。
レオンの指先が、すでに首筋の近くに漂っているのが感じられたからだ。
「…初めて君が、俺に助けを求めた時。あの時、君の首筋に、少しだけ汗が滲んでいたのを覚えてる。必死な君の姿が、今も鮮明に焼き付いてるんだ。だから首筋に触れたい…」
クレアが頷くとレオンの指が、そっとクレアの首筋に触れる。
熱い指が、敏感な肌に触れた途端、クレアは小さく息を呑んだ。
クレアは目を閉じて、その感触に集中する。
「…君は、もう一人じゃない。俺が、君を守る。」
レオンの唇が、首筋に触れるか触れないかの距離まで近づき、優しい吐息を吹きかけた。
「私の胸元は?触りたいなら代価がいるわよ…」
クレアの声に、わずかな震えが混じる。
「…君が、兄貴を想って、苦しそうに胸を押さえていた時だ。あの時、俺は君の心の痛みを少しでも和らげてあげたいと、強く思った。今からでも遅くない。これから俺はずっと君の癒しになる」
いいね…?
クレアの返事を待たずにレオンの指が、クレアの胸元の柔らかな肌に触れる。
クレアの心臓が、ドクンと大きく脈打った。
クレアは、レオンの指先から伝わる熱に、身体が蕩けそうになるのを感じていた。
レオンの指が、ゆっくりと、しかし確実に、胸から下へと滑り降りていく。
「あ…そこはまだよ…話してくれないと…」
レオンの指はすでにクレアの太ももの付け根に触れようとしていた。
「思い出…そうだなあの時、君がバイクに乗って、俺を助けに来てくれた時だ。あの力強く大地を蹴る君の足に、俺はどれだけ勇気づけられたか…」
レオンの指が、クレアの太ももの内側をゆっくりと撫でる。
クレアの身体は、すでに彼の言葉と触れ合いによって、激しく興奮していた。
「その太ももで、私に何をさせたいの?」
クレアの問いに、レオンは一瞬、息を詰めた。
「…ただ、君の全てを受け止めたい。もう、君を離したくない。それだけだ、クレア」
レオンの指が、太ももの内側を深く、深く、這い上がっていく。
クレアの理性は、もう限界に近かった