R-18です。お気をつけ下さい。
夜の帳が降りた部屋。
クレアはレオンの腕の中でクレアはふと思い出したように、レオンを見上げた。
「ねえ、レオン。エイダのこと、話してよ」
クレアの言葉に、レオンの身体が微かに強張るのが分かった。
しかし、レオンはクレアがゲームの主導権を握っていることを理解している。
彼は深く息を吐き、静かに語り始めた。
「エイダか…」
レオンの指が、クレアの髪をそっと梳く。
「初めて彼女に会った時、正直、目を奪われたよ。君とはまた違う、謎めいた魅力があって…」
レオンは言葉を選びながら話す。
クレアは、その言葉に小さく眉をひそめた。
「あの時、私は隣でクリスを探してた。シェリーも助けようとしてた。」
唇を尖らせたクレアの声にため息をもらすレオン。
そんな彼の指が、クレアの耳元へと滑る。
「…君の言いたいことは分かる。あの時の俺は、エイダに翻弄されてた。君のひたむきな姿を見ていながら、別の場所に心が向いていた。正直、君に合わせる顔がなかった」
レオンの親指が、クレアの耳たぶを優しく撫でる。
「あなたはその耳で、何を聞きたいの?」
クレアは問いかけた。
「君の、素直な言葉を聞きたい。エイダに揺れる俺を、どう思っていたのか…」
レオンの吐息が、クレアの耳に優しく触れる。
「そうね、おバカさん。ちっとも女がわかってない。でも納得いったわ。新米警察官レオン・ケネディはあの時、女性経験があまりなかったのね」
クレアは辛らつな一撃を放った。
レオンの顔が困ったように歪んで赤く染まる。
今いるプレイボーイのレオン・S・ケネディは、その後、エージェントとして生きる中で生まれたらしい。
クレアは自分の男性経験の無さを引け目に感じることなどなかったのだ。
さらにクレアはレオンを追い詰める。
「エイダに騙された時、どんな気持ちだった?」
クレアはレオンの肩に指を這わせながら尋ねた。
「悔しさ、かな。それと、どうしようもないやるせなさ…」
レオンの声が、低く響く。
「俺は、彼女に利用されてた。信じていたものが、まるで砂のように崩れていく感覚だった。君が目の前にいたのに、俺は…」
レオンの指が、クレアの胸から喉元を目指す。
「あなたの声が、言葉が欲しい。そうしたら私の喉に触れてもいいわ」
レオンはクレアの言葉に、胸が締め付けられるのを感じた。
「…もう二度と、君を裏切らない…」
レオンはクレアの喉元に顔を埋めるようにして、深く息を吐いた。彼の言葉と吐息が、クレアの心臓に直接触れるようだった。
クレアは、レオンの髪に指を絡ませ、彼の顔を引き上げた。
レオンの瞳には、悔しさとは別の、純粋な愛と切望が宿っている。
「レオン…」
クレアの口から、甘い声が漏れる。
「このゲームは、私の勝ち。だからもういいよ」
クレアの言葉に、レオンの表情が和らぐ。
レオンの指が、クレアの腰をゆっくりと、しかし確実に引き寄せた。
彼らの身体が、寸分の隙間もなく重なる。
「俺は…ずっと、この時を待ってた」
レオンの唇が、クレアの唇を塞ぐ。
二人の吐息が絡み合い、互いの熱が伝わり合う。
レオンの指がクレアの肌を深く滑り、クレアもまた、レオンの身体を求め抱きしめる。
エイダの影は、もう二人の間には存在しなかった。互いの存在だけが、この空間を埋め尽くしている。
クレアの「このゲームは、私の勝ち。だからもういいよ」という言葉が、レオンの中で何かのスイッチを入れた。
彼はもはや抑制する必要などない。
クレアの唇を深く塞ぎ、その身体を抱きしめる腕に一層力がこもる。
レオンの愛撫は、先ほどまでの優しい誘導とは打って変わり、執拗に、そして情熱的になった。
彼の指がクレアの髪を梳き、首筋に吸い付くようなキスを落とす。
唇が顎のラインを辿り、耳たぶを甘噛みする。
クレアの吐息が熱を帯び、敏感になった肌が粟立つのがわかる。
「クレア…」
レオンの声は、欲望に掠れていた。
彼の右手がクレアの腰を抱き寄せ、左手は背中からゆっくりと、そして熱く下へと滑り降りる。
肌を撫でる指の動き一つ一つが、クレアの神経を刺激する。
彼の指がクレアの太ももの内側を這い上がり、その温かさにクレアの身体は大きく跳ねた。
クレアはすでに、頭のてっぺんから足の先まで、彼の愛撫によって痺れるような快感に包まれていた。
彼の唇が、クレアの首筋から鎖骨へと吸い付く。
敏感な場所を的確に攻められ、クレアの身体は弓なりに反り返った。
しかし、クレアもまた、ただ受け身でいるだけではなかった。
彼女は確かに許可を与えた。
だが、このゲームの主導権は、依然として彼女の中にある。
クレアはレオンの首筋に腕を回し、その髪を強く掴む。
「レオン…あなた、その程度なの?」
クレアの挑発的な言葉が、レオンをさらに煽る。
レオンの口の端がニヤリと楽しそうに歪んだ。
彼女の脚がレオンの腰を締め付け、より深く身体を密着させる。
クレアの指がレオンの背中を撫で、そして爪が軽く食い込む。
「まだ全然…私を満足させてないわよ…」
クレアはレオンの唇を奪い返し、その舌を絡め取る。
彼女の動きは大胆で、レオンの意識を完全に掌握しようとしているかのようだった。
クレアの手がその引き締まった背中をまさぐる。彼女の指が、レオンの熱を帯びた肌を辿り、その度にレオンは快感に喘いだ。
二人の間には、もう言葉はいらなかった。
ただ、互いの熱と、激しくなる呼吸と、肌が擦れる音だけが響く。
レオンはクレアの身体をシーツの上に優しく押し倒した。
そして、躊躇なくクレアの中へと深く沈み込む。
「んっ…!」
クレアの甘い呻き声が、レオンの鼓膜を震わせる。
互いの身体が一つになる感覚に、レオンは陶酔した。
彼はクレアの身体を、どこまでも貪るように愛し続ける。
クレアもまた、レオンの動きに合わせて腰を揺らし、もっと深く、もっと激しくと彼を誘う。
快感の波が、次から次へと押し寄せる。レオンはクレアの頬を両手で包み込み、その瞳を見つめる。
クレアの瞳には、愛と欲望が入り混じった、美しい光が宿っていた。
「クレア…愛してる…」
レオンの囁きが、クレアの胸に響く。
クレアは何も言わず、ただレオンの顔を両手で挟み込み、熱いキスを返す。
そして、二人は同時に、意識が遠のくほどの絶頂へと駆け上がっていった。
肌が張り付き、互いの吐息が混じり合う。
全てが終わり、残ったのは深い安堵と、互いの存在だけだった。
レオンはクレアの身体を抱きしめたまま、その額にキスを落とした。
クレアはレオンの胸に顔を埋め、その温かさに包まれて、ゆっくりと目を閉じた。
興奮の余韻が冷めやらぬまま、レオンとクレアは互いを抱きしめ合っていた。
レオンの腕の中で、クレアは満足げに息を吐く。静寂が、二人の間に漂う愛おしさを際立たせる。
「ねえ、レオン…」
クレアの声が、静かに響く。
「あのラクーンシティで…あなたに会えて、本当に良かった」
レオンはクレアの髪をそっと撫でた。
あの日々を思い出すと、今でも胸が締め付けられるような感覚がある。
しかし、その地獄の中で、クレアと出会えたことは、紛れもない奇跡だった。
「俺もだよ、クレア。あの時、君がいなかったら、俺は…」
レオンの言葉には、深い感謝と、そして愛が込められていた。
「もしあの時、会えなかったらって、時々考えるの。そしたら、今、こんな風に、あなたと一緒にいることもなかった」
クレアはレオンの胸に顔を埋め、彼の心臓の鼓動を聞く。
ドクン、ドクンと、力強く脈打つその音に、彼女は安らぎを感じていた。
「あの地獄の中で、君という光を見つけられたからこそ、俺は生き残ってこられたんだ。君は、俺にとっての希望だった」
レオンの言葉に、クレアの目から一筋の涙がこぼれ落ちた。
それは悲しみの涙ではなく、ただひたすらに、レオンと出会えたことへの感謝と、未来への希望の涙だった。
二人は互いを強く抱きしめ合い、あの過酷な日々を乗り越え、今ここにいることへの喜びを分かち合った。
しばらくの沈黙の後、クレアが顔を上げて、いたずらっぽくレオンを見上げた。
「ねえ、レオン…」
レオンはクレアの言葉を待った。
彼女の瞳には、先ほどまでの情熱とはまた違う、好奇心と輝きが宿っている。
「今日のゲーム、楽しかった?」
レオンは小さく笑った。
これ以上ないほどに、楽しかった。
身体だけでなく、心も満たされるような、そんな時間だった。
「ああ、最高だったよ。君のゲームは、いつも俺を夢中にさせる」
「ふふ。じゃあ、また…ゲームしようね?」
クレアの言葉に、レオンの顔に笑みが広がる。
ベッドの上で、二人の指がそっと絡み合った。
ラクーンシティでの出会いが、彼らの永遠の物語の始まりだった。
そして、これからも、彼らのゲームは続いていくのだ