※この作品はR-18です。

R-18短編集 異種多め   作:リョウタロス

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ゴブリン以外も書きたくて書きました

※7/5に一部書き直しあげなおしました


豚鬼と堕ちた薔薇の皇帝 前編

その日はこのオークにとって最高であり最悪の日々の始まりだった

 

 

このオークは人間の町の近くにある森に1人で住んでる人間達が言うところのはぐれのオークだった

 

森で動物を狩って食える草や果物を食べたまに森の中や近くまできた人間の女を犯す。そんな生活をするだけのオークらしい普通のオークだった

 

だがある日、オークの住んでいる森へとの剣を持ちながらに服装は体操着というちぐはぐな格好の1人の女がやってきた

その女はオークがそれまで見たどの女性よりも美人で胸も大きくて歌は壊滅的だが声まで可愛いという絶世の美少女。一目みてオークは興奮し頭の中はあの女を犯しめちゃくちゃにしたいという欲望でいっぱいになった

 

後にオークは後悔した。あの時はそう思うだけにしておけば良かったと。オークも人間も勢いだけで行動したらろくなことにならないのだと

 

 

 

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あれと余が出会った時のことか?

良かろう、語ってやる。歌って表現するオペラ風でも良いぞ。む?普通の語りでいい、そっちのが聞きたいと?ふむ、仕方のない奴だ。ならば聞かせてやろう!

余と余のも(・)の(・)となったオークの話を!

 

 

 

そう、あの時、余はネロ祭に向けての準備の真っ最中であった

 

マスターが終わらぬマラソンをしてまで求め続けても足りるだけの素材、QPの確保、優勝商品たるトロフィー(聖杯)の製造先への連絡、なによりネロ祭の戦闘に出てくれる敵役の確保

マスターのマラソンにも付き合って狩られ続けても正気を保てる理想の人材ならぬエネミー材を求め余は特異点に赴いていたのだ

 

ネロ祭の相手ともなればそれなりの実力があるものが大事と特異点にあった町で聞き込みをしてみればなんでも森に女を拐っては犯すはぐれのオークがいると言うではないか

オーク自体も珍しいがはぐれとして一匹でいるものは大概強い戦闘力を持つかなにか特異性のあるものが多い

この町の女達をオークの脅威から救いネロ祭のエネミーにも使えるとふんだ余は一石二鳥ではないかと件のオークを探す為にその森へ向かったのだ

 

ん?その時の服装か?ネロ祭の為に気分も盛り上がっていて体操服にしていたぞ!森の中でも動きやすい故な!

 

それで森に着いた余だがオークは簡単に見つかった。いや、姿を自分から現したのだ

 

そして、余はその時言葉が通じるものならとスカウトをしようとしたのだがあやつはいきなりあ(・)れ(・)をあろうことかこの余の顔目掛け投げつけてきたのだ。そう、ドロドロで濃厚でたまらないあやつのあ(・)れ(・)をな♥️

 

 

 

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このオークの精液には他人を発情させる特殊な性質があった、要するに彼の精液そのものが媚薬というわけだ

 

このオークはよくこれを狩りや犯す女を捕まえるのに使い獲物として狩っていた。動物でも人間でもいきなり発情すれば混乱するうえ発情させた方が女性もいい具合に犯しやすくなるからである

 

だからこそこのオークはどうやって精液を相手に当てるかを考えるのが絶対。だからこそ幾つか策も考えていたのだが……

当のネロが演説染みた語りで勧誘を仕掛けたためそれの意味がわからずオークは喋りに夢中で隙だらけのネロの顔にネロの姿を見てしごいて射精したての精液を投げつけてやったという有り様

 

当然そんな真似をすれば怒らぬ者などおらず───

 

 

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「な、なにをするかぁ!余の顔にこんな物を投げつけおって!ちょっと口に入ってしまったではないか!」

 

顔面にまだ生暖かい精液の塊をぶつけられ森の中、体操服とブルマ姿に剣を持ったなんとも珍妙な格好をしていた金髪の美少女。かのローマ皇帝のうちの1人 ネロ・クラウディウスは激怒していた

 

話しかけスカウト話をしている最中に精液をぶつけられたのである。怒らない者のが少ない

 

「ぶひっ!ぶひひひひっ!」

「貴様ーーーっ!!」

 

そしてその精液を投げつけた張本人であるオークは指を指して大爆笑していた

勿論ネロはさらにキレた。当たり前である

 

「ぶっひっひっ!」

「あ!待て貴様どこへ行く!」

 

自分から姿を見せたかと思えばすぐに背中を向けて逃げたオーク。それを追ったネロだったが見た目の割にすばしっこいオークにこの森の土地勘のないネロはすぐに見失ってしまう

けれどあのオークが残したであろう足跡やちょうどあのオークが通っていたらこのくらいの大きさになるだろうという広さの獣道を見つけオーク本人よりもそのねぐらを見つけた方が確実と判断したネロはオークの残した跡を辿って行った

 

その残された跡そのものがオークの仕掛けた罠だと知らずに

 

「むぅ、なんだか……身体が、熱くなってきたような……」

 

獣道を進んでいく中でパタパタと体操服の裾を扇ぎ扇情的な下腹部をチラチラとさせながら熱くなりはじめた感覚に疑問を覚えるネロ。その頬は赤く染まり次第に身体の一部が疼き足取りが怪しくなりはじめたその時

 

「うぅ、下腹部が疼く…♥️あのオーク、めぇぇえっ!?」

 

注意力が散漫になっていた彼女の足元が突然崩れ落ち浮遊感の後にドシンと尻を打つ感覚がしてネロは自身が落とし穴に落ちてしまったのだと気がついた

 

「ぶひひ…!」

 

そんなネロを嘲笑うようにニヤニヤとした笑みを浮かべて穴の上から逃げた筈のオークがネロを見下ろしていた

 

「き、貴様!余の顔に貴様なんぞの精液を投げつけるだけでなくこんな罠に落とすなぞもう許さぬぁっ!?」

 

叫ぶネロの顔に再びぶつけられるドロドロの精液の塊

まともに顔面に、それも大きく開けていた口を狙って投げつけられた。1度目よりもさらに多く口の中へと入りすぐにペッペッと吐き出すネロだが濯ぐ水もない今の状況では全てを吐き出すことは叶わず口の中に残った少しの精液がネロの身体にさらなる変化をもたらす

 

「最早許さぬ!この場で焼豚にしてくれる!」

 

剣に赤い火を灯し落とし穴の底より外に飛び出る、そこまでは問題なかった。だがオークへと斬りかかろうと近寄った瞬間、彼から臭い立つ強烈な雄の香りに彼女の身体は強烈な疼きと熱に支配された

 

「っ♥️!?な、なんだこれは……!今まで以上にっ♥️身体が、熱いっ……♥️」

 

思わず剣を取り落とすネロ。まるで酩酊したかのようなふらふらとした千鳥足になった彼女はまともに歩くことすら覚束ず頭痛のしてきた頭を抑えへたりこむ

そんな彼女の眼前に突きつけられたのは長く太く物々しいまさに雌殺しといって差し支えないレベルの逸物だった

 

「あっ…♥️な、なんだそれは……。そんな、物を見せられても余は…余はっ……♥️!」

 

オークの中でも最も雄の臭いの強い部位を目の前に、少し顔を近づけるだけで鼻先が触れてしまう程の至近距離で嗅がされるそれにネロは無意識のうちにぽーっと見上げすんすんと自ら臭いを嗅いでしまっていた

 

「ぶっひっひ♪」

「なっ、んぶぉっ!?」

 

ネロの後頭部を片手で掴みオークは無理やり剛直を彼女の口に突っ込む

 

「んっ!?ごっ!?ぉ゛っ♥️!?」

「ぶほほ、ぶひひひ♪」

 

彼女の後頭部を掴んで前後に動かしオナホのように使って喉を犯すオーク。

零距離どころか口の中から直接伝ってくる雄の香りと剛直から染みだしてくる先走りが口内だけでなくネロの頭まで侵していく。感じていた頭痛はいつしか快楽の熱に置き換わり不味いと感じていた筈の味覚はオークのものを濃厚な美味として認識を変えられていく

 

「ぶっひぃ!」

「んぶぉっ♥️!?ん、むぉっ♥️!?」

 

そうしてネロの喉奥へと放たれる精の濁流

顔にぶつけられた時の射精してから少し時間の経った物ではない射精したての熱く雄の臭いの迸るマグマのようにドロドロとした精液

呑まなければ窒息してしまうような粘りつくそれを喉奥に流し込まれネロは頭ではそれを飲むまいと拒絶しようと身体が求めごくり、ごくりと喉を鳴らして己の中に納めてしまう

 

「んぁ…ぁ……♥️」

(頭がぼーっとして働かぬ……。頭痛もなく心地よいのに身体が疼いて求めてしまう……♥️)

「ぶひひ」

 

精液を呑み干し赤らんだ顔でぼーっとするネロの身体を持ち上げ肩に乗せるとそのままのしのしとオークは落とし穴をまた元のように草で隠してネロが元々向かおうとしていた先に進む

 

「余を…どこへ……」

 

オークに担がれ歯噛みするネロ。だがその身体はその言葉と未だにそそり勃つ剛直に股を濡らし胎は甘い疼きを覚えるのだった

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

入口を草木で覆い隠された洞窟、オークの塒であるそこは蟻の巣とまでは言わないがそれなりに奥まで掘り進められており幾つもの部屋があった

その中でも奥まった場所にある性臭こびりつく一部屋、捕まえた女で愉しむ用の部屋へとネロは運びこまれ腕を後ろ手縛られると尻を高く突き上げた四つん這いに近い体制で寝かせられる

 

「ぶっひっひ♪」

「くっ、この痴れものめ…!」

 

睨み罵るネロの態度も今からこの女を自分のもので雌にできるオークにとっては可愛いもの、むしろここまで生意気な態度をとってくれたほうが愉しめると下卑た欲望をさらに募らせ剛直の猛り具合を増す始末

 

「や、やめよ!挿入れるな、余の膣内に入ってくる、なぁっ♥️!?」

 

拒絶するネロの態度とは裏腹に愛液に溢れたネロの秘部はオークの剛直の侵入をすんなりと許してしまう。

彼女の膣に収まりきらないそれが膣内の最奥、子宮を押し潰すようにぐいぐいと押しつけ膣壁を押し拡げられながら圧迫されていく

 

「ぉっ、ごっ…♥️!?」

「ぶひ~♪」

 

剛直を挿入れその感触にご満悦のオークは興奮気味に鼻を鳴らし腰を振るい始める

腰を掴んできっちり最奥まで、慣らす為にゆっくりとだがひと突きひと突き味わうようなピストンにネロの心は少しずつこの快楽に堕ちるよう精神を削られていくような感覚を覚える

 

「ぶひひひ!ぶひぃ!」

「だま、れぇっ♥️」

 

興奮しまくし立てるようにネロの膣内の具合の良さを口にしているであろうオーク。貴様のそんな鳴き声など聞きたくもないと屈辱に歯を食いしばるネロだがその理性とは裏腹に身体は自身が評価されとびきりの名器とまで言われたことを嬉しがりじゅんと子宮を疼かせていた

 

「ぶひ!!ぶひひひ!ぶひぃ!!」

「む……?はあっ!?」

 

突然の身振り手振りもついてのジェスチャー付きで床に絵を描いたかと思えばお前を番にする、嫁にするという嫁宣言に驚愕するネロ。オークはそんな彼女の身体へ手離さないという言葉を有言実行とばかりに上から覆い被さり抱きしめ脂肪も筋肉もついた重く太い緑色の身体にネロはのしかかられながら全身を包み込まれるような感覚を覚える

 

「こ、断る!んぁっ♥️!余はローマ皇帝 ネロ・クラウディウス!豚の妃になど絶対になら、ぬぉおほぉっ♥️!?」

 

溶けそうになっている理性に喝を入れオークへ吼える薔薇の皇帝

けれど身体も心もどんどんとこのオークへと傾いていく感覚がある。太い腕と身体に抱きしめられればのしかかられている筈なのに安心感を覚え、最初は臭いと感じた体臭は癖になるような心地よい香りに感じ、耳元で放たれる嫌悪感を感じていた声は妙に耳に残る

そしてなにより先程の嫁にするという言葉と剛直に犯される快感が彼女を内側から作り替えていく

 

嫁にするという求婚の告白に女として感じる喜びを覚え、心も身体も女としても雌としても愛されるのだと剛直で貫かれながら無理やりに理解させ(わからせ)ようとしてくるオーク

望むどころか拒絶したいものの筈なのに、敵であるオークが自身の欲望の為に無理やり与えてきたものなのに──

 

「ブヒヒ!」

「あっ♥️あ、くぅぅ♥️!?」

(此奴は最早身体全てが魅了魔術の塊…!このままでは…!)

 

まるで甘い毒のように身も心も侵食されていく

その感覚に溺れまいと必死に頭を回し理性を保とうとするが魅了の毒はその理性すら蝕み、剥がし、違うものへと変態させようとしていく

 

「やっ♥️やめよっ♥️オークの精液なぞ余はおぉほっおおおぉぉっ♥️♥️!?」

 

ネロの制止の声も聞かずに剛直から放たれた白い濁流が彼女の膣内を、子宮を自分色に侵し染め上げる

絶頂し獣のような喘ぎをあげるネロの膣内へとオークは自分のものを染み込ませようと剛直の先を子宮口へとグリグリと擦りつける。射精したばかりだというのに変わらず硬く熱い剛直による追撃のような圧迫感はよりネロの膣内で剛直の存在感を刷り込んでいく

 

「んおぉ゛おっ♥️!ぐりぐりっ、すりゅなぁ♥️」

「ブヒヒ♪ぶっひっひぃ♪」

「だまれぇ、余はぶたの嫁になどっ♥️ぉ、おお゛っ♥️!?」

 

まるで尻を叩いて仕置きするようにオークの剛直はまた動きだし最奥へと突撃をかまし口答えするネロの言葉を無理やり遮らせる

 

「ぶひ!ぶっひっひ!」

「おっ♥️ぐぅっ♥️そのような、こと、ぉ゛っ♥️!?」

 

嫌がっていても身体は正直だとでも言うようにオークは嗤いネロの敏感な場所を探りあてては責めてくる

否定したい、否定したいがネロ本人もわかってしまっているのだ。自らの身体が屈服しかかっていることも、自らの子宮が疼きこの豚の子種を求めていることも

崩れそうになっている理性を皇帝としてのプライドで奮い立たせ拒絶を口にし虚勢を張るがオークはその涙ぐましい抵抗を嗤い彼女の豊かな胸を大きな手で包み込むように揉みしだき唇を噛む彼女の口を臭い舌で舐めまわす

 

 

「ふざ、けるな…っ♥️!余は…余は、ぁっ…♥️!」

 

 

 

─────────────────────

 

 

オークがネロを犯し始めてから数日が過ぎた

 

 

その間、オークは無尽蔵とも言える体力と精力でネロを延々と普通の人間ならば死んでいるようなペースで犯し続けネロの気力も体力も削り続け彼女の身体へと自身の精を注ぎ刷りこみ続けていた

 

 

初めの1日、2日はまだ抵抗し悶えながらも屈しようとせず口答えしていたが3日目を過ぎた頃からその抵抗は少しずつ弱くなりどんどんと彼女は皇帝からただただ犯される人の雌へと変わっていった

 

美しい金髪にも、陶器のように白い肌にもオークの精がかけられていない場所は無いと言えるほどに丹念に塗り込まれ穢された彼女の身体の臭いはオークと同じ程にまで落とされた

 

舌で、指で、声音で、剛直で、ネロの身体を、心を、理性を侵して犯し尽くしたオーク

オークの精による魅了とも言える程の発情効果とそこから与えられる快感と酩泥、ただの1発でさえサーヴァントの精神すら掻き乱すそれを数日間に渡って注がれ続けたネロの精神は既に限界を越え酒に溺れるように彼の精を求め彼のことを愛してしまっていた

 

今も繋がっている彼女の結合部からはどぷりと入りきらなかった白濁が溢れそれを指で掬って口元にもっていけば飴を差し出された子供のように彼女は恍惚とした表情で自らオークの指ごとしゃぶり音を立てて舐め啜る

 

以前よりも大きくなった胸を跳ねさせオークの上で腰を振り淫らに喘ぐその姿に皇帝としての覇気はなく放心しながら快楽に耽る顔は夢心地な情婦と言って差し支えない

 

「ブヒヒ♪ぶひ?」

「んぁっ♥️あっ♥️わかっている♥️嫁っ♥️嫁だ♥️余はそなたというオークの番♥️伴侶だ♥️」

「ブッヒっヒ!」

「ん゛ぉお゛ぉっ♥️♥️!」

 

ネロの身体をもう放さないとばかりに強く抱きしめ腰を突き上げながら精を放ち彼女の腹を己の精のみでさらに膨らませる

彼女の艶やかな唇にキスをするように舌を這わせれば彼女もそれに応え分厚いオークの舌に可愛らしい舌が絡み近づき触れあった2人の口の中で濃厚に味わいあう

 

 

「んじゅ♥️ちゅ♥️んっ♥️ん、ちゅ♥️ん、ぷぁっ♥️安心せよ、余(・)も(・)同(・)じ(・)気(・)持(・)ち(・)だ(・)」

「ぶ……ひ?」

 

ネロの唇が離れると途端に猛烈な眠気に襲われるオーク

重くなる瞼、朦朧とする意識、その瞳に獲物を前にした淫魔のような淫靡な笑みを浮かべるネロの姿を写し彼の意識は闇に落ち頭をガクリと垂らしていびき混じりの寝息を立てはじめる

 

 

「しばし眠れ。余の愛しき伴侶よ♥️」

 

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

「ぶ……?」

「目を覚ましたな、我が伴侶よ」

「ぶひ、ぶひぃ!?」

 

目を覚ますとオークは自分の身体が拘束されていることに気がついた

首には彼の太い首にぴったりの大きく硬い鉄の首輪とそれに繋がる太い鎖

両手、両足にも鎖で繋がった太い手錠がかけられまともに動けない状態にオークは混乱すると同時に怒りが噴き出し下手人であるネロに向けて怒声を浴びせる

 

「ぶひ!ぶひひ!!」

「うむうむ、流石は余の伴侶。たった数時間眠らせただけでも元気一杯よな」

 

だが怒鳴られている筈のネロはどこ吹く風

平然とした様子でその怒声を受け流す彼女の手には首輪から繋がる鎖と共にオークにとって見覚えのある金色の杯が握られていた

 

「ブヒっ!?」

「少し眠ってもらっている間に見つけた故回収させてもらった。その拘束具もこれの魔力を使ってのものよ」

「ぶ、ぶひ!「動くな」

 

身をよじり起き上がろうとしたオークの喉元にネロの剣が突き立てられその鋭い切っ先と眼光に気圧されたオークはバランスを崩して尻餅をつく

 

「ぶ、ひぃっ!?」

「そう怯えるな。余もそなたを害したいわけではない。むしろ今でも愛しているのだぞ?」

「ぶ、ぶひぃ?」

「余も同じ気持ちと言ったであろう?」

 

ドロリとネロの瞳が濁り怯えるオークを愛らしそうに見つめる

剣の切っ先は向けたまま彼の大きな身体の上に横たわり散々に味わい尽くされた柔らかな肢体を押しつけ愛しそうに分厚い緑色の胸板をなぞる

 

「余もそなたが欲しい。愛している。この手から離さず愛で続け余だけを愛し求め続けてほしい」

 

ネロの語るそれはまさしくオークがネロに語った言葉

自分のものにしたい、離したくない、逃してなどやらない

 

「ぶ、ぶひ…!?」

「余を好きなだけ犯すことを許す、余を孕ませ子を産ませることも許す、だが余のもとから逃げることは許さぬ。余以外の者を抱くことも許さぬ」

 

自由にさせればまた別の女にうつつを抜かし襲うのだろう

一度教育してやったら我慢出来ずに隙を見ては逃げて好き勝手をするのだろう

 

「余だけだ。そなたを好きにしていいのも貴様が好きにできるのも余以外にあってはならぬ」

 

そんなことは許せない、許せる筈もなくなってしまった

余以外の女を抱く姿も、余から逃げる姿も想像すらしたくない

 

「そなたはもう余だけのものなのだからな、我が伴侶よ」

 

故に貴様の全ては余のものとする

余だけを愛し余だけに愛される

それだけが貴様の存在理由となるのだ

 

 

 

魅了にかかりドロドロと蜂蜜のように甘く重い愛と共に現れる暴君の相

愛しく想う者を縛りつけ閉じこめ離さないそれからオークは逃れる術など持っている筈もなかった

 

じゃらりと首輪に繋がる鎖を引けば混乱と怯えの見えるオークの顔は引き寄せられネロの熱い口づけが落とされる

 

こうして微小特異点の元凶だったオークはネロの手に落ち聖杯と共にカルデアへと持ち帰られることとなったのだった

 

 

 

─────────────────────

 

 

「ぶひぃ……」

「つーわけらしいぜ大将」

 

「ゴールデンもオークもありがとう。あっちの取り調べももう終わるようだし。退出してもらっても構わないよ」

 

じゃらりと首に大きな首輪と『余の♥️(伴侶)』とデカデカと書かれたプラカードの付けられ小(・)学(・)生(・)程(・)度(・)の(・)大(・)き(・)さ(・)の(・)オークが力無げに尋問用に用意された取調室から出ていく

 

それを見送り尋問役をしていたマスターは動物会話スキルによる通訳役のゴールデン(金時)と護衛として同室していたロビン・フッド、エミヤと顔を見合わせ揃って大きくため息を吐く

 

「どうするのがいいと思う?」

「どうっつっても魅了を解除しても皇帝様は元に戻らず。あの豚を始末しようとなんてしたら暴れるのが目に見えてる時点でねぇ」

「前科はいくつもあるようだがある意味今の彼女の状態が1番望ましいとも言える。なにせ自分から監視、管理を行ってくれるのだからな。それでも問題があれば檻の1つでも用意するが」

「他にオレっち達で出来るのはなさそうだしよぉ」

 

「それじゃ今はとりあえず皇帝ネロに一任、何か問題を起こせばすぐ彼女に連絡ということで」

 

2人の弓兵とマスターは頷くと外から聞こえてくる"待っていたぞ、我が愛しの伴侶よ♥️"という聞き慣れた声のさらに甘ったるい声に揃ってため息をついたのだった




お持ち帰り方法はハロウィン梁山泊の時の黒幕君と同じ感じだと思ってください。彼、あれ以降音沙汰ないけど大統領に消し飛ばされたのかな

・オーク
この微小特異点で偶然聖杯を拾って好き勝手していたオーク
某感度3000倍がある作品のオークと同じように精液に媚薬作用があり聖杯の力によってその効力を強化させていた。媚薬、魅了効果頼りだったため純粋な戦闘力はそれほど高くはない
ネロに一目惚れしお持ち帰りに成功したまでは良かったものの念入りに魅了し過ぎて愛の重くなりすぎたネロに眠らされ聖杯も奪われ逆にカルデアにお持ち帰りされた
首輪もつけられ子供サイズにされて完全にペット扱いである。なお小さくても逸物のサイズだけは変わらない

・ネロ・クラウディウス

新しいネロ祭の準備をしてたらオークに一目惚れされた魅了デバフが解除不可なレベルにまでかけられ愛がとんでもなく重くなってしまった薔薇の皇帝
眠らせたのも聖杯を奪ったのも万能スキルな皇帝特権により一時的に得た魔術の効果。魅了されていても愛故の行動のため愛があるからヨシッ!と特に阻害はされなかった。なに見てヨシッ!って言ったんですか
胸は聖杯の効果なのかオークに揉まれ続けてカップサイズが1,2段階ほど大きくなった
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