※この作品はR-18です。

R-18短編集 異種多め   作:リョウタロス

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今回は水怪クライシスで初登場以降姿を見ることのないヴォジャノーイです

グルッペン閣下様 評価ありがとうございます


金鎖の女王と水怪の婚姻 前編

とある微小特異点、そこに広がる大きな湖畔にそれは居を構えていた

 

カエルのような顔にでっぷりとしたお腹、人間のように二足歩行しながらもヌメリとした緑色の肌

ヴォジャノーイと呼ばれる水辺に潜む怪異

それがこの特異点の原因である聖杯の保持者だった

 

しかしこのヴォジャノーイがしたことといえば川沿いの湖畔の淵にただ自分好みの水車小屋と木や石でダムを作っただけ

自分のゆっくりできる棲みかを欲しかっただけの変わり者のヴォジャノーイは仲間もおらず伴侶もおらず1人穏やかに魚を取ってくらしているだけだった

 

だが彼自身は何もしていなくても惹き寄せられるものがあったのだろう

聖杯の魔力と彼の性質によってかケルピー(水馬)や海魔をはじめとした水辺に関する怪異達が湖畔の周囲に出現するようになってしまったのだ

 

当然そんなことになれば近くに住んでいる人間達には被害が出る。穏やかにゆっくりと暮らしたいだけのヴォジャノーイにとって自分まで人間らに討伐対象と見られる可能性が出てきてしまう水怪達は彼にとっても邪魔な存在に感じていた

 

聖杯を狙って棲みかを荒そうという怪異達や棲みかの近くで暴れるものだけを倒し近くで襲われたり溺れそうになっている人間を助けて岸辺に運ぶ

 

他のヴォジャノーイ達と違い人間を憎く思ってはいない彼は姿を現せば怯えられることもわかっているが自分が危険な存在でないということを教える為にも幾度も怪異を追い払い人を助けた

何度か襲った奴らの仲間かと疑われ暴れられたりもしたが他に同種のヴォジャノーイがいないせいか彼はいつしかその付近の守り神様のような存在として人間達から崇められるようになっていた

 

信仰とは曖昧なものだ

元はまったく神とは言えぬ別のものであっても~~だからこうであると定義付けてしまえばそれはそういう神、またはその一端であると認められてしまう

故にこんなマッチポンプ染みたことで起きた信仰もヴォジャノーイ本人は知らぬ間に受けれてしまい聖杯という外付けの魔力タンクがより彼の存在を上位へと押し上げるブースターになっていく

 

こうしてこのヴォジャノーイは人間達から敬われ魚を奉納すれば自分達を護ってくれるというこの特異点での一種の土着神のような存在となっていったのだ

 

 

そんなある日、ヴォジャノーイが今日もいつも通り魚をもらった分の仕事をしようとしていた時のことなにやら岸辺の近くで耳慣れない戦闘音と声が聞こえた

 

 

「はああああっ!!」

 

若く凛々しい女の声、褐色色の肌に白銀に近い髪色、水着のような服の上からじゃらじゃらと金細工に見える鎖を身につけ見たこともない武器から矢を放ち怪異達を屠るその姿にヴォジャノーイは美しさと強さを感じた

 

だが見れば彼女は劣勢

まだまだ水の中から現れる怪異達、そして彼女の背後には震えて動けずにいる人間の子供が数人

あの子供らを庇っているが故に防戦一方を強いられているようだ

 

それを見てのヴォジャノーイの行動は早かった

子供達を狙い迫っていたケルピーを殴り飛ばし彼女らの前へと躍り出てきた

 

「な、なんだお前は!?」

 

怪異達から子供を守っていた女性、アーチャーのサーヴァント ゼノビアは突然の乱入者に驚愕し困惑していた

突然出てきてケルピーを殴り飛ばした彼を人型なのもあって一瞬自分と同じサーヴァントかとも思ったがその姿はカエルと人を1つにさせたような醜い姿の怪異

当然彼も敵かと思ったが後ろの子供らの"蛙様だ""蛙様が来てくれた"という喜びと安堵のまじる声にさらに困惑を強めた

 

(蛙様、住民達が言っていたのはこいつか)

 

「私が後方から撃っていく!お前は近づいてきたものの対処を頼む!」

「……」(こくり

 

ひとまずはこちらを襲いにくる様子のない奇妙な援軍に感謝しつつゼノヴィアはまだまだ数のいる怪異達へと次の矢を撃ちはなつのだった

 

 

「はぁ、はぁ…これで全部か……」

 

そうしてヴォジャノーイの助けもあってゼノビアは襲ってきた怪異達を全て退治すると後ろを振り返り子供達の安否の確認をする

 

「もう怖いものは追い払ったぞ。お前達も怪我はなかったか?」

「大丈夫!」「お姉ちゃんありがとー!」「蛙様もありがとうございます!」

「…………」(ひらひら

 

元気に礼を言う子供達に安堵の微笑みを浮かべるゼノビアだが同じく礼を言われたヴォジャノーイも気にするなというように手をひらひらと振っている

 

(見た目と違い悪いやつではないのかもしれないな)

 

「う、くっ…!」

「お姉ちゃん?」

 

子供らを襲う輩も退け目の前にいるのも警戒すべき対象でないとわかると緊張の糸が切れゼノビアは遅れてきた傷の痛みと使いすぎた魔力の不足に身体が重くなるのを感じる

 

ゼノビアは特異点に召喚されたはぐれサーヴァントだ

誰と契約してるわけでもない彼女が使える魔力は限られているがそんな状態で彼女はもう何日も次から次へと出てくる怪異達と戦い続けていた

 

怪異達が何が原因で現れているのかもわからないが目の前で人々が襲われているのを黙って見過ごすなど彼女には出来なかった

単体ならともかく量で攻めてくるそれらとの戦闘を繰り返し回復よりも消耗のが多くなっていった結果、こうして今彼女の魔力はギリギリに、蓄積した疲労や怪我も合わさり危うい状態にまで陥ってしまったのである

 

「だい…じょうぶだ……」

「お姉ちゃん、お医者さまに見てもらお」「そうだよ、お姉さんふらふらだもん」

 

「………」

「蛙様?」

 

子供にもわかるような虚勢をはる彼女の身体をヴォジャノーイは黙って抱き上げた

そう──お姫様抱っこで

 

「な、なにを!?」

 

突然の姫抱きに驚き狼狽するゼノビア

ヴォジャノーイとしては怪我人である彼女を運びたいが背負えば自分の背にある背鰭で痛いだろうという親切心と配慮なのだが抱き上げられた本人は恥ずかしさに降ろせ、降ろしてくれ!?と暴れる始末

 

 

「うぅ…見られた、町中に……」

 

結局子供達を町に送り届けゼノビアを医者の元へと診てもらいにいく間もヴォジャノーイは彼女を抱き上げ続けていた

送った子供達や道行く女性らがきゃーきゃーと美女と野獣かと騒ぐ中、顔を赤くして悶える彼女の羞恥をわからなかったヴォジャノーイだがそんな姿の彼女を可愛かったと思える彼としてはとりあえずの役得ではあった

 

「ここがお前の家か。その、すまないな。ここまで運んでもらったうえに治療まで」

 

結局魔力に関しては何も知らない町医者には施せる手は少なく治療のあてがあるヴォジャノーイは自分の棲みかとしている手製のダム、その隣に建てられた彼のお気に入りの水車小屋へとゼノビアを連れてきていた

 

彼女の身体に塗っているのは以前撃退した河童という水怪が落としていったもの。露出している部分の多いゼノビアの身体には外傷も多くこと外傷に関して万能薬とも言える河童の秘薬をヴォジャノーイは惜しげもなく使い治療を施していく

 

ゼノビアの言葉に気にするなと首を振るヴォジャノーイ

そんな仕草やここまで親切で戦闘も治療もと身を尽くしてくれる相手にゼノビアの中の警戒心はほだされどんどんと彼を敵かどうかなどと疑えなくなり始めていた

 

「魔力の方は休んでいれば回復するとは思うがベッドを私1人で使っていいのか?それではそちらの寝床が…なに?ダム?」

 

そもヴォジャノーイは聖杯で作り出したこの水車小屋を使ってはいない

水車小屋が好きだから飾っている、お気に入りの人形やジオラマを部屋に置いておくのと同じ感覚なのだ

その為小屋の外に付いている水車もただの飾り、中も中世というにはかなり進んだ先の時代の内容をしているが普通の家と言っていい間取りと家具が取りつけてある

本当に普通の家に水車を付けただけのなんちゃって水車小屋なのである

 

その為戦利品などを置いておく倉庫としてしか使ってなかったここならと彼はゼノビアに拠点兼寝床として貸し出したのである

 

「本当に何から何まですまない。私からもなにか礼をしたいが…。そうか、なら明日からも張り切って共に戦わせてもらうとしよう」

 

礼をしたいと言うゼノビアの言葉にも一緒に戦ってくれるだけでありがたいとジェスチャーで返すヴォジャノーイ

彼のその返事にゼノビアも優しく微笑みこうして2人が出会った1日は穏やかに終わりを告げたのだった

 

 

 

それから数日、2人は共に戦い共に暮らし拙いながらもコミュニケーションを取りながら共同生活を送っていた

 

怪異を倒し町の人々からも感謝され顔を合わせた人間の中では一番好ましいと思えるゼノビアといれる

ヴォジャノーイにとっては穏やかで幸せな生活と思えたが不満が無いわけではなかった

 

 

─もっと明確に自分の意思を伝えたい

──|彼女≪ゼノビア≫ともっと仲良くなりたい

───自分だけでなく彼女にも幸福を感じてほしい

 

夜に1人になると棲みかとしているダムの中の空洞でヴォジャノーイはそんなことを考えてしまう

昼間のうちの暖かさを思い出すように沸き上がるその思考を聖杯は本人にも知らせぬうちに願いとして受理し叶えていく

 

聖杯自らが作った|水車小屋≪祭壇≫の中で眠るパルミラの女王

神のおわす社に務める巫女さながらに彼女の身は神へと捧げる供物とされる

彼女を求めより関係を深めたいと望む|ヴォジャノーイ≪神≫の望みの為に聖杯の魔力によってゼノビアの中のなにかが変わりだしていく

 

 

 

「んっ……うん?なんだか身体に違和感が…気のせいか?」

 

翌日 目を覚ましたゼノビアは身体に微かな違和感を感じるが不調をきたすほどのものではないかとベッドから起きて|友≪ヴォジャノーイ≫の元へと向かう

 

どうやら向こうも既に起きていたようで今日の分の魚を獲って湖から上がってきた彼へと挨拶をするとこの数日でゼノビアに教えてもらったジェスチャー通りに挨拶を返す

 

"おはよう"

「なっ!?」

 

ゼノビアは耳を疑った

声が聞こえたのだ。目の前のヴォジャノーイからと思われる声が

 

"? 挨拶、間違ってた?"

「お、お前声が!喋れるようになったのか!?」

"???"

 

ゼノビアの反応に首をかしげて?を浮かべるヴォジャノーイ

そんな彼に詰めより肩を掴んで問いただすゼノビアだが勿論彼に心当たりはなく喋ったつもりもそもそも喋ることも出来ない彼自身何がなんだかわからなくなっている

 

その後、ヴォジャノーイを連れて町の人間に彼の声が聞こえるか聞いてみても結果は全滅

ゼノビアだけがこの声を聞く、というより感じとれるようだ

 

「もしかしたらゼノビア様が蛙様の巫女、もしくは神官になられたかもしれませんなぁ」

「巫女、か……」

 

そんな老人の言葉がゼノビアの胸にストンと落ちた

神に仕える、神と人とのはしご役、そして神に奉仕する役職 それが巫女

それは神にとっても特別(お気に入り)、自分が彼にとってのそれになれたのだと思うと心に温かいものを感じゼノビアと彼の距離は身も心も近くなっていた

 

 

 

その日の夜 それぞれ寝床に戻り床についたゼノビアはベッドの上で悶々としていた

共に戦い言葉も通じあえるようになって通訳という役割も得た。しかし寝床を、食料を、魔力を、様々なものを提供してもらい世話になっているが自分は彼に返せている恩が少な過ぎているのではという不安がゼノビアの中で生まれ大きくなってゆく

 

自分になにかさらに出きることはないかと悩む

その時、ふと目についたのは仰向けになっても上を向く自身の豊満な胸

 

(彼はこれに反応してくれるだろうか…)

 

持ち上げるように手をやりふにゅんと柔らかく形を変える彼女の胸

ここまでの日々で彼はなるべくゼノビアだけでなく他の女性の胸や尻にも触らないようよう気をつけているのはわかっていた

 

紳士的なその対応は女性側が嫌がることはしないというのをわかっているからこその配慮か、単純に触るとやめた方がいい部位としか感じてない故の対処か

 

わからない、わからないが、ゼノビアのもやもやとした不安は徐々に形を変えていき恩返しの方法はいつの間にか色事へと固定されてゆく

 

(彼に悦んでもらいたい…)

 

神殿となっている水車小屋の中で巫女の心身は整えられてゆく

自ら供物となるように、自ら身を捧げさせるために

気づけば水車小屋の中に人は無く乱れたベッドの上には微かに彼女の体温だけが残っていた

 

聖杯により歪曲された願いはこうして成就へと向かってゆく。持ち主も巫女も気づかぬままに

 

 

 

 

─────────────────────

 

 

──ピチャリ

 

 

水音と共になにかが自分の棲みかの近くに近づいてきたのを感じ取ったヴォジャノーイはすぐさま飛び起き水の中に身を潜め辺りを見渡す

しかし水の中にも外にも敵の姿など見当たらない

いるのはダムの近くの浅瀬部分に足をつけたゼノビアの姿だった

 

「?」

 

今までゼノビアが夜間に目覚めてくることもダムの近くにまでやってくることもなかった

まさか自分の知覚できていない場所に敵がとも考えたが彼女の様子からしてそれもなさそうだ

 

「起こしてしまってすまない。実はお前に、その、お礼をしたいと思ってな」

 

ゼノビアの言葉にヴォジャノーイは頭をかしげる

初対面の時の薬の礼なら一緒に戦ってくれるだけで返してもらっているし別に礼をされるようなことはしていない

そう考えている彼にゼノビアは首を横に振る

 

「お前にとってはそうでも私はそう感じているのだ。薬だけではない。魔力に食料、寝床と様々なものを私は貴殿に恵んでもらっている」

 

ゼノビアがヴォジャノーイへと近づく

一歩足を進めればそれまでの照れ臭さや恥ずかしさは嘘のように彼女の中で過ぎ去りそれ以上に彼への逸る想いが足を進ませ身体を動かした

 

「!?」

「ひんやりとしているな、お前の身体は……。だが、その体温もこの感触も私は嫌いではない」

 

気づけばヴォジャノーイはゼノビアに正面から抱きしめられていた

彼女の大きな胸が緑色の肌へと当てられ柔らかく形を歪め暖かな彼女の体温としっとりと柔らかな肌の感触を直に感じさせる

 

「私の身体はどうだ?この身体がお前にとって好ましいものであるなら私は嬉しいのだが」

 

抱きしめたまま上目遣いで見上げてくるゼノビアの微笑み

その美貌と明らかに親愛の域を超えるような好意を向けてくるような行為にそんな経験のまったく無かったヴォジャノーイは困惑し混乱しながらも嬉しさと気持ちよさを感じ同時にここまで出てこなかった動物的な本能が鎌首をもたげてしまった

 

「ん…?ふふ、そうか、私の身体で興奮してくれているのか♥️だが、お前の口からも私は聞かせてほしい」

 

「私の身体は好ましいか?」

 

親しい友人と思っていた相手に剛直を反応させてしまったヴォジャノーイは羞恥に顔を隠すがゼノビアは逃がしてはくれない

抱きついたまま放たれる2回目の質問に身ぶり手振りも交えながら彼女にだけ聞こえる声で彼は答える

 

ゼノビアの身体が好きだと。そして身体だけじゃない、関わってきた人の中でゼノビアが一番好きなのだとまっすぐ答える

そんな彼の返事にゼノビアの笑みは深くなり頬の赤らみは増していく

 

「そうか、私もお前にそう言ってもらえて嬉しい」

 

抱きしめる力を強めより密着してくる彼女にヴォジャノーイはどうしたらいいかもわからずただされるがまま

けれど彼の剛直だけは彼の意に反し腰に巻いた布の内から顔を上げ彼女の肉付きのいい太ももへと触れて自己主張をする

 

「ふふふ、お前のこちらは私に恥をかかせまいとしてくれているようだな♥️」

 

自分の身体に反応し異性として見てくれていることに恥ずかしさよりも嬉しさを見せゼノビアは鎖を外したしなやかな手でそっと剛直を優しく撫でる

馬並みと言える程の大きさのそれを腰布を持ち上げ見てみれば自分の腕にも負けず劣らずの太さにむわりと香る濃厚な雄の臭い

 

ゼノビアは想像以上のそれに圧倒されながらも彼を岸辺に座らせると自身に纏う鎖も服も魔力に還しその豊満な身体を露わにさせる

彼の股座でしゃがみ大きな褐色の果実にてそそり勃つそれを挟めばわかりやすい程に跳ねて反応する

それを可愛いと思いながら彼女は胸に挟んでなおあまりある剛直の先に口づけを落とし先端を口に含んだ

 

「ん、ちゅ、じゅっ♥️」

 

ひんやりとして柔らかなヴォジャノーイの身体の中で唯一熱く硬く赤黒い剛直がゼノビアの褐色の胸に挟まれしごかれながらに彼女の口に咥えられている

 

自分とはまったく違う柔らかさの胸に包まれる感触も、剛直がしゃぶられる感覚も全てが彼にとっては初めてで気持ちよさと困惑に動けずゼノビアにされるがまま奉仕を受ける

 

「じゅる、んっ♥️こんなにも震えて、れるっ♥️そんなに気持ちいいのか?」

 

ゼノビアの質問にヴォジャノーイは答えられない

答えられる余裕がない

彼女の唾液と自身の先走りに濡れた剛直は気を抜けば簡単に決壊してしまいそうでまだこの快感を感じていたいという彼は懸命に我慢を続けるしかなかった

 

「ん、じゅっ♥️辛いか?我慢などするな。お前が望むならいくらでもしてやるから、な?」

 

熱の籠った視線でこちらを見つめての上目遣い、そんな顔で我慢をするななど言われてしまえば本人の意思など関係なしに身体が勝手に我慢を解きゼノビアの口の中へと勢いよく精を吐き出してしまう

 

「んぅ゛っ♥️!?ん、じゅるるるっ♥️んっ♥️むぅ♥️」

 

吐き出されたそれを口で受け止め驚きながらも自ら呑み啜るゼノビア

受け止めきれずに彼女の口の端から垂れた白濁が剛直を伝い彼女の褐色の胸の谷間へと落ちホワイトソースのように淫靡に彼女を彩ってゆく

 

「んっ、精液などあまり好きなものではないはずなのだが……ん、ふぅ♥️お前のものは何故か美味しく、いや、好ましく思えてしまうな♥️」

 

自分の精を飲みながら艶やかな微笑み混じりにそんなことを言うゼノビアにヴォジャノーイの出したばかりの剛直はすぐに硬さを取り戻す

胸に挟まれたままあっという間に復活するそれにゼノビアは愛おしそうに唇を落とすと今度は彼を立ち上がらせ自分が川の浅瀬に腰を降ろす

 

「お前が望むなら──私の身体も味わってほしい」

 

情欲に火照る身体を冷たい夜の水に浸けながら両手を伸ばし誘うゼノビア

月明かりに照らされ水に濡れながら微笑むその姿はヴォジャノーイの目に美しく映り無意識のうちに彼の足は彼女のもとへと歩みだしていた

 

ざぶりざぶりとヴォジャノーイの脚が水の中を進む

まるでセイレーンに魅了され深い水底へと誘われる水夫のように彼の脚はゼノビアの元へと向かってゆく

 

目の前にまで来たヴォジャノーイの手にゼノビアの手が重なれば恋する乙女のような表情を浮かべた彼女は彼の手を引き共に水面に倒れこむ

 

水飛沫をあげ流れる川の水に包まれる2人

けれど1度点いてしまった情愛の熱は川の水の冷たさすら忘れる程に火照りゼノビアの細い両腕がヴォジャノーイを抱きしめその熱を直に彼の身体へと伝える

 

「ふ、んっ♥️」

 

ゼノビアの唇が彼の唇に重なりヴォジャノーイの剛直が彼女の秘部へと挿入りこむ

同時に触れ合い繋がりあった2つの口、上も下も重なり繋がり直に感じる熱と快感に歓喜と情愛が膨れ上がる

 

「あっ♥️むぁっ♥️んっ♥️ふぅ♥️」

 

彼の太い首に手を回し離れぬようにと太ももへと脚を絡めより彼の身体の下で彼を感じようとするゼノビア

ぱちゃぱちゃと水音を立ててのピストンは心地好く彼女の最奥を小突き心も快感も満たされるものを感じながら彼女は彼の唇だけでなく頬や首筋、腕に肩にと自分の唇の届くあらゆる場所に刻みつけるようにキスをし自分の想いのこめた痕をつける

 

「んぁっ♥️あっ♥️急に、激しくっ♥️んっ♥️いいぞ、お前の好きなように私を、ぉっ♥️」

 

彼女のキスに応えるように次第に激しくなり始めるピストン。先程までよりも強く最奥を突いていくそれに2人が感じる快感は増していきその快感に導かれるままに2人は互いの身体を求めあい心も身体も燃え上がるように熱を帯びてゆく

跳ねる水音はバシャバシャと2人の心や快感を表すように大きくなりその動きが一際大きく重くなった瞬間、打ちこんだ剛直が膨らみ熱をもったそこから濃厚でドロドロとした白濁が彼女の最奥へと放たれた

 

「っ~~~♥️♥️♥️!?」

 

身体の奥で爆ぜたような快感、熱い熱いマグマが自分の膣内に流れこんでくるような感覚を覚えゼノビアの身体は絶頂し声にならない悲鳴(嬌声)をあげた

絡ませ抱きついていた両手両足をもって彼の身体を力の限り抱きしめ水面に浸かる身体を仰け反らせながらに繋がっている下腹部を持ち上げより深くに密着させる

 

「ぁっ♥️ぅっ♥️そこ、今…♥️!イッたばかり、で……♥️!」

 

ゼノビアの押しつけてくる身体に応えるように中にまだ残っている分も出しながら剛直は彼女の最奥へとグリグリと押しつけられ絶頂を迎えたばかりで敏感な彼女の身体はビクビクと震えながら甘い絶頂を味わう

 

揺蕩う川の中に身体を浸しながらゼノビアは心にも身体(下腹部)にも温かいものが満たされる感覚を噛みしめる

目の前にある彼の顔は初めて会った時と変わらない筈なのに今はとても凛々しく思え繋がっている場所から感じる甘く程好い快感は心地好い疲労感と共に夢見心地を思わせる

 

(彼に対するこの想いは──恋、なのだろうか……)

 

ゼノビアは生前夫もおり息子もいた、妻であり未亡人であり母であった

だが今の霊基の彼女は戦った女王としての側面の強い1人の女としてのもの

 

生前恋をしたことがあったかもしれない

だがそんな乙女の時代があってもそれはとうに擦り切れ女王となった時には忘れてしまった感情だ

 

だからこそ今、ゼノビアは自身のうちに浮かぶこの感情が恋であると断言できなかった

わかるのは目の前のヴォジャノーイへと感じる温かな感情、彼に抱かれ求められて喜び愛しく思えるこの想いはきっと恋か、それに近いものだということだけ

 

故にゼノビアは恋に恋と気づかぬままにその想いを深めてゆく

 

彼を抱きしめる腕にまた力がこめられた

 

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

しばらく抱きしめあっていた2人は流れる水の冷たさにようやく火照りを冷まされたのか川からあがると岸部に2人並んで座りこむ

 

しかしその距離はそれまでのものよりも明らかに近く肩が触れあうどころかぴっとりと寄り添うその距離感はまるで付き合いたての恋人のよう

 

何も喋らずにただ川面を見つめ寄り添う2人

ちらりとゼノビアの視線が川面から隣に座るヴォジャノーイ、彼の下半身へと移ると今は腰布で隠している彼のものについ意識を向けてしまう

 

(さっきまであれが私の中に……)

 

そう意識してしまえば彼女の中での女である部分が再び疼きそちらから意識を反らそうと見上げればそこには彼の顔

 

「あ……」

 

行為を終えた今でも彼の顔はゼノビアにとって凛々しくそれでいて愛嬌のある顔に思えその顔を見た瞬間にゼノビアは自身の頬に熱が灯るのを感じてしまう

 

(生娘でもあるまいに……。だが、許されるなら──)

 

ゼノビアの手がヴォジャノーイの腕に触れると恐る恐るといった様子で彼女は彼の腕をそのまま抱きしめる

 

「!?」

 

突然腕を組まれて抱きしめられヴォジャノーイは驚くが彼女が豊満な胸に挟む程に抱きしめた腕を無理やり抜くわけにもいかずなにより彼女の柔らかさを直に感じられるそれに嬉しく思えてしまい彼女の好きにさせる

 

より恋人のような構図になった2人は静かに互いの体温と内に灯る温かな熱を感じながら川面を見つめていた

しかしその視線は徐々に互いへと移ってゆき気づけば2人の顔は互いの鼻先が触れあうような距離にまで近づいていく

 

「んっ♥️ちゅ、ん、ぁ♥️」

 

身を乗りだし先に唇を奪ったのはゼノビアだった

ヴォジャノーイの唇へと唇を落とすとねぶるように彼の口へと吸い付き身体も彼の横から正面へと

 

「は、んぁっ♥️んっ♥️ちゅく♥️はぷ、れろっ♥️」

 

ヴォジャノーイの膝の上に乗り真正面から抱きしめ彼とのキスを味わうゼノビア

当然、そんな風にキスをされてヴォジャノーイも我慢できる筈もなく彼女の褐色の尻を下から押すように剛直が復活し勃ち上がる

 

「ん、ふぁ♥️ぁ♥️む、んぅ♥️んむぉ♥️」

 

そうしてキスも攻め手は交代しヴォジャノーイに

カエルに似た彼の太く長い舌が伸ばされ彼女の口の中へと挿入ってゆくとゼノビアは彼の舌を舐め、しゃぶり口淫のようなディープキスを味わってゆく

 

そうしてキスを愉しむ間も彼女は下の剛直へのアピールも忘れはしない

再び勃ち上がった剛直を褐色の桃尻で挟むように尻に敷くと前後に動いて擦り付けてゆくゼノビア

 

もう一度これが欲しい、また私の身体を求めろと誘い、ねだり、目と行動で訴えかけてくる彼女にヴォジャノーイも観念し雄の本能に身を任せる

彼女の身体を下から持ち上げ浮かせると敷かれていた剛直が上を向く。そうしてそのまま彼女の身体が降ろされれば剛直は秘部へと目掛け一直線に突き挿入れられた

 

 

「んうぅぅ♥️♥️!?」

 

誘いをかけていたとはいえ突然持ち上げられての挿入に不意を突かれ軽く絶頂してしまうゼノビア

目を白黒とさせながら震え感じている彼女に可愛いと思いつつもヴォジャノーイの責めの手はこれで終わらない

 

繋がったまま立ち上がり彼女の柔らかく張りのある尻を両手で鷲掴みにして剛直の抜けるギリギリまで持ち上げ──一気に落とす

 

「むうう♥️!?」

 

駅弁と言われる体位でゼノビアの身体を持ち上げては彼女の自重を利用して勢いよく落とし秘部の最奥に剛直を叩きつける

その衝撃と共に下腹部からガツンとやってくる重い快感にゼノビアは頭の中で閃光が弾けたような感覚を覚え息と共にヴォジャノーイの舌を吐き出してしまう

 

「げほっ、えほっ、はぁ、はぁ♥️少し、とまっ♥️!?ぁっ♥️!ひあっ♥️!?」

 

息を整え待ったをかけようとするゼノビアだがヴォジャノーイは彼女の呼吸が整うと同時に腰を思いきり突き上げた

1度止まる気だった自分をさらに焚き付けたゼノビアにブレーキを外した情欲も思いの丈も全てぶつけるとばかりの全力の突き上げピストン

 

「はっ、はげしすぎ、うっ♥️お前のがっ♥️子宮ごと私の身体全部持ち上げて♥️」

 

理性のブレーキを外したヴォジャノーイのピストンは止まらない。持ち上げられたままの抵抗の出来ないゼノビアの膣内、その最奥めがけ剛直をこれでもかという勢いと激しさでひたすらに打ち付けかち上げる

 

「ほお゛ぉおっ♥️!?おお゛っ♥️!イッていりゅ♥️!イッているからとまっ、ひぇっ♥️!?」

 

その激しい責めにゼノビアは豊満な胸を上下に揺らしながら絶頂を迎える。潮を噴きヴォジャノーイの身体を愛液に濡らしながら淫らに顔を歪ませ止まってくれと懇願するが彼のピストンは止まることを知らずそれがまた彼女をさらなる絶頂へと導き理性を鈍らせる

 

「おひぃ♥️!?でる♥️出るのか♥️!?中だ♥️!わたしの中♥️!お前の精子は全部わたしの中にだせっ♥️!」

 

絶頂しながら自分の中で剛直が膨らみ向こうも限界が近いのを感じ取ったゼノビアは情欲の熱に茹だった頭で中に出すことを強要

両の手足をヴォジャノーイの身体に回してがっちりと逃げられなくし"出せ♥️出せ♥️わたしの中に出せ♥️"と甘く蕩けた嬌声を耳元であげ続けより彼のそれを煽ってゆく

 

「んほお゛ぉおお♥️♥️♥️!?また♥️またイグぅぅ♥️!」

 

抱きつき抱きしめ繋がった状態でドクドクと絶頂し震える彼女の中へと注がれる白濁

この特異点に召喚されてからも、生前の記憶を漁ってもここまで女であり雌であったことなどなかった彼女の頭は熱に浮かされ理性のブレーキは溶けて箍と共に外されてしまった

 

"1回だけでなくもう2回も身体を許したのなら最早何度までやろうと同じだろう"

 

そんな淫魔な囁きが頭によぎるゼノビアは"もっと─したい"と甘えた声でヴォジャノーイの耳元で囁く

 

その囁きを受け自分の中で硬さを増す剛直にゼノビアは薄く艶やかに笑みを浮かべヴォジャノーイは繋がったまま抱き抱えた彼女を水車小屋の中へと連れ込むのであった

 

 

 

 

 

─────────────────────

 

 

「はぁ、はぁ♥️あっ♥️うっ♥️んぅ♥️!?」

 

そこからはまさに獣の交じりあいだった

 

屋内という周囲を気にかける必要のない所へと場所を移したことで交わることだけに集中できるようになった2人は互いの身体を貪りあうようにまぐわい続けた

 

「んぁ、ん、ちゅ♥️んっ♥️むぁっ♥️」

 

唇を交わし口付けを落とし舌を這わせ絡めてしゃぶり揉んで吸って抱きしめて──2人は言葉もなくただ溢れる想いと本能のままに愛しあった

 

「お゛ぉ゛っ♥️!?ぅ゛っ♥️あっ♥️あぁっ♥️!?」

 

初めて出会い治療を施してくれた場所で、数時間前までゼノビアが1人で寝ていたベッドの上で、水車小屋の中では水音と共に肉と肉のぶつかり合う音が響き溢れ滴る2人の体液に汚れてゆく

 

「ほぐぉおぉぉ♥️♥️!?っ♥️!ぁっ♥️!?」

 

その間、ヴォジャノーイの剛直は1度も抜かれることなく常にゼノビアの秘部と繋がり続けた。孕ませることが目的かと思えるほどに秘部の奥へのみ精を放ち彼女の子宮を常に白濁で満たしぽっこりと膨らませられた彼女の下腹部は本当に孕んだかのよう

 

「う゛、あっ♥️もっと……♥️もっと注いでくれ、私の膣内に……♥️」

 

サーヴァントと人外、共に人間以上のスタミナを持つ彼らは体力切れも起こさず止め際も見つけられずそうしてこの睦み合いは日が高く昇るまで続いたのであった




・ヴォジャノーイ

聖杯の持ち主となった変わり者のはぐれ
見てくれだけとはいえ水車やビーバーのようなダムを聖杯によって作ったことで聖杯からのバックアップもあり身体能力が強化されている。強さはマーマン将軍クラス
聖杯に呼び寄せられるように集まってくる他の水怪達は縄張りを荒らす敵として見敵必殺、人を守っているのは助けたらお礼をもらえたのと自分を崇めてくれているから。一種の庇護対象。おかげでなんか信仰が貯まって土地神みたいな扱いになっている
ゼノビアに対してここまで好意的なのは一目惚れだったから

・ゼノビア

身体のあちこちに鎖を巻いて装飾品以外は水着に等しいご存知パルミアの女王
ヴォジャーノイの紳士的な対応や人を守る姿勢に好意的な感情を覚えていたが神殿扱いとなった水車小屋の中で聖杯が勝手にヴォジャーノイの願いを受諾し彼女を巫女としたうえでそういう風に意識させるよう好意を引き上げた
お礼の為という口実にぐいぐい来て一発で終わらせず自分からさらにねだってゆく。もうヴォジャーノイのことが大好きである

・聖杯

仲良くしたいってこうゆうことだよね!とそんなつもり全然なかった持ち主の願いを勝手に曲解し勝手に叶えた頭ピンクな聖杯。まだまだ魔力は残ってるが主人が主人なだけにあまり使われることはない
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