朝になってもまだ繋がったままの彼女らが理性を取り戻したのは結局日が昇ってさらに数時間経ってからだった
(うああ゛~~~!?わ、私はなにをしていたんだ!?確かに彼のことは好意的に見てたし恩を返したいとは思っていた!だが、あ……あんな誘いかたをしてしかも私の方から求め続けて……!)
そして当然冷静になった頭で昨晩の、いや今朝までのことを思い出しゼノビアは頭を抱えて悶えた
いくら想いはあったり恩返しの念はあったとしてもその仕方がまるで痴女、しかも最初から最後までずっと自分から求め続けての乱れっぷり
自分の普段の格好も相まってこれでは自分が本当にいやらしい淫らな女ではないかと恥ずかしさに赤くなった顔から火が出るような気分だった
(嫌というわけではない…嫌というわけではないが……!)
ヤってしまったことに嫌悪感は無い
強いて言えばあるのはやってしまった感というべきか
"もっと他に誘いかたや手段もあっただろう"やら"そもそも私はこんなにもいやらしい女だったか"等々シーツに顔を埋めながら穴があったら入りたい気分な自問自答を脳内で繰り広げる彼女の姿は酒に酔って勢いのままにヤってしまったOLでも彷彿とさせる
けれど隣でまだ呑気そうに寝ている彼を見て心にぽかぽかと温かいものが溢れ微笑みを漏らす彼女の姿は恋人のようでも恋する乙女のようでもあり誰が見てもこのヴォジャノーイへと好意を抱いているのは一目瞭然である
(いい加減気持ちの整理もつけなくてはいけないな……)
正直に言えばゼノビア自身このヴォジャノーイのことを好きだという自覚はあった
だがこの好きがどういう好きか、likeなのかloveなのか、恋だ愛だに分類していいのかなどを把握はしていなかった
けれどこうして一夜を共にしてようやく彼女はそれがわかった
(恋──なのだろうな、これは)
彼を求めた、身体も心も
彼
結局ゼノビアは恋も愛も抱いていたのだ
人ではないけれど戦場を共にし信頼も信用もおけて頼れるこの雄に
(っ~~~~!!)
それを自覚した途端にまた羞恥に顔は熱を取り戻し熱くなるがその熱は先ほどよりも心地よく感じるのだった
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「目を覚ましたか」
ヴォジャノーイが目を開くと目の前には最早見慣れた見目麗しい美女の顔があった
そして同時に何故今自分がここに寝ていたかを思い出したヴォジャノーイは急いで飛び起き同じベッドに座るゼノビアへと勢いよく謝罪と共に頭を下げた
「ああ、いや、謝らないでくれ。その……誘ったのは私の方なのだから……」
それでも手を出し獣のように盛って朝までし続けてしまったと謝るヴォジャノーイ
その謝罪のせいでゼノビアの顔はさらに赤くなるが頭を下げている彼は必死に謝罪を繰り返すのに夢中でまったく気づいていない
「そ、そこまで謝るなら私の言葉を聞いてもらってもいいか?」
その言葉にようやく頭を上げたヴォジャノーイは目の前でもじもじと顔を赤らめる彼女の姿にようやく気づく
また恥をかかせてしまったかと慌てて再び謝罪に入ろうとするヴォジャノーイだったがそれよりも早くゼノビアが意を決し言葉を張り上げた
「わ、私はお前が好きだ!!」
──瞬間ヴォジャノーイの中で時が止まった
誰が?誰を?好き???と頭の中が?だらけになる彼を余所にゼノビアの告白は続く
「身体を許した時点でわかっているかもしれないが、私はお前のことを1人の女として好きになってしまった」
「その、要するにお前に恋をしてしまったんだ……」
ぽかんと口を開け元から小さな目をさらに点にさせてゼノビアの告白を受けとったヴォジャノーイ
好意的に想われてるのはわかっていたがここまでとは思っていなかった彼は天井を見上げ顔を手で覆う
正直に言えば嬉しい、嬉しいが彼にとってもこれは青天の霹靂が過ぎて混乱しどうしたべきか、どうするべきかと思考が定まらず目の前のゼノビアを余所に固まってしまう
「やはり、迷惑だったか……?すまないな、昨日に続いていきなりこんな事を言われればそう思われても仕方ないか……」
そんなヴォジャノーイの反応を見たからだろう
返事ももらう前にゼノビアは意気消沈とばかりに下を向きヴォジャノーイは慌てて彼女に"迷惑ではない、むしろ嬉しい"と彼女の顔を上げさせる
「そ、そうか。なら、その……この告白を、受けてくれるのか?」
嬉しいという言葉に下げていた顔をほころばせ今度は恥じらいを見せながら聞いてくる表情豊かな彼女にヴォジャノーイは見とれながらに"本当に自分なんかでいいのか。人間ではない、同種の中でも変わり者の自分なんかで本当にいいのか"と聞き返す
「ああ、お前がいいんだ──」
「この特異点で出会い共に過ごし共に戦ったお前に私は惹かれ恋をした。この気持ちに偽りはない」
「私はお前と──共になりたい」
自分の目を見つめまっすぐに告げられたその告白にヴォジャノーイは心をさらに深く射止められたと同時に観念した。自分ではもうこれを断ることなど出来はしないと
そうして彼もゼノビアの目を見つめると告げられた告白に自分の気持ちも言葉に乗せて返事を返す
「ふふ、そうか。そうまで言ってくれるか」
「少しこそばゆい感じもするが嬉しいな。好きになった者からのそういう言葉は特に心をくすぐられるものだ」
照れながらクスクスと笑うゼノビアにヴォジャノーイもわかりづらいながらも照れて頬を赤くしベッドの上で2人の手が重なりあう
「これで晴れて私とお前は恋人同士というわけだ。かつて夫を亡くし戦にも負けた敗戦の将の未亡人だがどうかこれからもよろしく頼む」
微笑むゼノビアの顔が近づき唇を重ね合わせる
恋人としての初めてのそれはすぐに離れ互いに気恥ずかしさや嬉しさを滲ませる
しかしたったの1回では満足できなかったのであろう
ゼノビアの唇はすぐにまたヴォジャノーイの唇へと吸い寄せられヴォジャノーイもまたそれに応え2人のキスは情熱的なものへと変わる
そのキスに昂りを取り戻していく2人の身体は昨晩のように距離を縮めて手を伸ばし抱きしめあうと押し倒し繋がるまでそう時間はかからなかった
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見せかけだけの水車小屋の中で互いの唇を貪るようにねぶる水音とパンパンパンと肉のぶつかり合う音が響く
「んっ♥️ふぁ♥️ん、んむ♥️ちゅ♥️そこ、そこをもっと突いてくれ♥️」
ほんの数時間前にも響いていた筈のそれは部屋の中でより熱を増し近くなった2人の関係が互いの遠慮を無くしていた
「んぁっ♥️あっ♥️すき♥️好きだ♥️お前もそうだろう♥️」
お礼という建前は外し愛しあえる関係になれたことで好きという感情を臆面なく出せるようになった2人はキスの合間に何度も好きだ愛してると愛の言葉を交える
まるで愛の言葉をキスの唾液で融かして飲ませるようなそれは2人の心にも脳にも染みこみ浸透
眼にハートを浮かべる程に好きという感情を振り撒き付き合いたての恋人となった2人のそれは今朝までの獣の交尾とはまた違った熱に溢れていた
「はむぁ♥️ん、ちゅ♥️射精すんだな♥️射精せ♥️また私の膣内に注いでくれ♥️」
中で膨らんできた剛直にまた注いでほしいとねだるゼノビア。そう言う彼女の脚は既にヴォジャノーイの腰へと回され逃さないようがっちりと組んでいるため元から他へ出させる気もない
「んっ♥️ふっ♥️ん、っ~~~♥️♥️!?」
唇を唇で塞ぎながら精を放てばくぐもった嬌声と共にゼノビアの身体は絶頂に震える
放ち終えると唇を離しぐったりと力を抜いて絶頂の余韻に浸る2人
しかしゼノビアはまだしてほしいらしく次の体位のリクエストを入れてきた
「ああ、これで頼む。昨日のようにお前にむちゃくちゃにされたいんだ♥️」
その希望の体位とは下半身を上に上げたゼノビアの上にヴォジャノーイが覆い被さる俗にいう種付けプレスというもの
昨晩の途中でもやった体位だがそれがお気に召したようでリクエストされたこれにヴォジャノーイは本当にこれでいいのかと思ったがゼノビアが期待に満ちた目を向けているためその期待に応えることにした
「ん゛お゛ぉっ♥️!?これぇ♥️奥まで響くこれを待ってたんだ♥️」
ヴォジャノーイの巨体に上から押し潰されるように覆い被さられ杭打ち機のように放たれるピストン
その下腹部にまで響くような衝撃と快感が一撃で彼女を絶頂へと導き恋人から雌へと顔を戻した彼女にヴォジャノーイの中の獣欲が荒ぶりを見せてゆく
「お゛っ♥️!?ん゛っ♥️!?そうだ♥️もっと、もっときてくれ♥️お前のを全部私にぶつけてくれ♥️」
激しく重くなってゆくピストンはまるで重機やランマーのように剛直を上から彼女の最奥へと叩きつけ絶頂を繰り返し味あわせゼノビアもまたそれを望む
「ん゛ぁっ♥️んっ♥️あんっ♥️胸もか?いいぞ♥️この身体をお前の自由にしてくれ♥️」
剛直によるピストンだけでなくヴォジャノーイは長い舌を伸ばすとゼノビアの豊満な胸に這わせる
柔らかく張りのあるそれを舌でねぶれば甘い味や彼女の汗の味も覚え舌の動きに合わせて形を変えるそれに剛直がさらに硬さを増してゆく
「ほお゛っ♥️!?あっ♥️イクッ♥️またイッてしまう♥️お゛っ♥️お゛っ♥️お゛ぅっ♥️!?イッ♥️イグぅぅ~~~♥️♥️♥️!?」
そうしてより破壊力の増した剛直による突き降ろしピストンはゼノビアに容赦なく雌としての悦びの声をあげさせ再び放つ白濁の鉄砲水が深く大きな絶頂へと導いてゆく
「ぉ゛っ♥️ぐぅ♥️ん、ふぁ♥️んっ♥️」
グリグリと精を放ちながら最奥へと剛直を押しつけるヴォジャノーイ
胸を舐めて愛撫していた舌はゼノビアの顔へと伸びて頬を舐めゼノビアもまた応えるようにキスをして舌と舌を触れあわせる
舌を合わせ目を合わせ見つめ合う、2人の間に最早言葉は必要なく2人だけの時間はまだまだ続くのであった
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とある特異点の湖に辺りの村や町から蛙様と呼ばれ敬われる神様のようなものがいた
蛙様は湖より現れる魔を祓い人々は彼に感謝を捧げ共に暮らしていた
蛙様には美しい伴侶が常に傍らに侍り蛙様の巫女も務める彼女の褐色の肌に鎖を纏わせるその姿は女神のよう
蛙様と伴侶である巫女は仲睦まじく人前であろうと(特に伴侶の方から)腕を組み口付けを交わし愛しあっているのが誰の目からも見てとれた
そんな巫女の腹が大きくなり蛙様の子を身籠った時には町をあげて祝い子が産まれた日は祭にしようと言うものもいた程に蛙様は人々に慕われていた
「私と子を儲けここまで祝われてお前は幸せ者だな」
「私か?ふふふ、もちろん幸せだよ」
「これからもよろしく頼むぞ、旦那様♥️」
こうしてただのはぐれの水怪でしかなかったヴォジャノーイは信仰を得、伴侶を得、子を得た
この特異点が終わり消えるその時までここは彼と彼女の楽園となったのであった
・ゼノビア
一時的に正気に戻ったがすぐにまた大好き状態に戻った色ボケ状態な女王様
未亡人である時代としての姿のためその前の記憶をぼんやりとしか思い出せず恋愛に関して初々しい反応を見せてくれる
ヴォジャーノイの巫女であり花嫁となった
もうすぐ子供も生まれる
・ヴォジャーノイ
一目惚れの相手に身体を許され告白までされ人生の絶頂に立った土地神見習い。昼間は水怪退治、夜は嫁と楽しみ特異点が終わりを迎えるまで幸せに過ごした
とりあえず書いておいたストックはこれで尽きたのでまたなにか思いついたら投稿します