お待たせしました。投稿です。
「カイトさーん。朝ですよー。起きてくださーい。」
甘い柔らかい声が耳に入ってきて、俺の意識が覚醒する。目を開けると赤いショートヘアの美少女が俺を覗き込んできた。
「う、あー、、もう朝か、、。」
「はい!すっかり朝ですよ!今日も一日頑張りましょう!」
次第に意識がハッキリしていく。辺りを見渡すと家具が丁寧に置かれている部屋の中。いつも通りの光景だな。
「ふふ、カイトさんたらお寝坊さんですね♪もう朝の9時ですよ?」
「コウカが眠らなすぎるんだよ、、今日も夜出かけてたんだろ?」
「私の種族は夜に強いので!これぐらいへっちゃらですよ!」
そう言って小さくガッツポーズをする美少女ーーーコウカ。可愛い(脳死)。
とりあえずベットから起きる俺。今日は何をしようか、、いつもの事なんだけど、一日中暇なんだよな。
「コウカはいつもの格好なんだな。」
「はい!これが私のアイアンキャディですから!」
「アイデンティティな。アイデンティティ。」
彼女の格好は赤い和鎧姿にミニスカート、そしてニーソックス姿だった。ソシャゲっぽくてとてもいいと思います。
「?カイトさん?何処に行くんですか?」
「ちょっと着替えにね。」
「えー、ここでもいいじゃないですか。」
「いやいや、女性に男性が肌を晒す訳にはいかないだろ?」
「いや、別に普通じゃないですか?」
「、、、、、そうだな。まぁとりあえず着替えてくる。」
「はーい。」
まだシバシバする目を擦りながら、俺は洗面所へと向かう。まずは顔を洗剤で洗い、次に水をつける。半覚醒状態になった俺の頭が完全に覚醒する。
それにしても凄いなこの洗剤、、顔中の汚れが一瞬で落ちる。向こうじゃ考えられない。
スッキリした俺はふと洗面所の窓に目が向く。そこからは外の景色が飛び込んで来た。
ーーーーーまるで高層ビルのような巨大な樹木が乱立する、神秘的な、しかし非常識な森が。
天に聳え立つ大きな木、人の身長の数十倍はある草や石ころ、、その周りを羽のような発光体を震わせて飛翔する住民達。彼らはまるで地球の昆虫のような姿をしていたり、人間の少女のような姿をしていたりと様々だ。
そして森に漂う朧げな発光体。実体があるのか、時折住民に触れられてぽわりと光って霧散する。
ーーまるでお伽話の妖精の森のような、幻想的な光景だ。
「カイトさーん?」
おっと、コウカを待たせてしまったようだ。早く行かないと。
俺はシンプルな麻のシャツとズボンに着替える。我ながら素朴な格好だとは思うが、、、俺にはこれで十分だ。
「カイトさん遅いですよ!もうお腹ペコペコです!」
膨れっつらをしたコウカが、ぐりぐりと頭を押し付けてくる。彼女のこの行動は意外と痛い。コウカはこの森随一の怪力で知られているんだ。
「痛い痛い。許してくれコウカ。」
彼女はいつも優しいが、怒らせるとこうやって行動で表してくる。早く機嫌を取らなければ。
「コウカ、悪かった。今日は二人で出かけような。」
ピタリ、とコウカの動きが止まった。そしてガバッと頭を上げる。
「いいんですか!?」
「ああ。」
「二人きりでですか!?」
「もちろん。」
「やったあああああ!!カイトさんとデートだー!!」
ぴょんぴょんと跳ねて喜びを体全体で表すコウカ。チョロい、、、とまでは行かなくても、彼女は正直なのだ。俺の欲求に。
「今日はハナミツ屋さんに行こうかなー!それともオトさんの所で服を、、。」
「、、、、、。」
「、、?どうしたんですか?」
「あ、いや、何でも、、。」
「何でもなくないですよ。何か辛そうな顔をしていました。」
「大丈夫大丈夫。何でもないから。」
「そうなんですか?あ、もしかして、、。」
コウカの眉がわずかに寄り、そっと囁く。
「記憶を思い出したんですか?」
ーーーーードクンッ。
途端に心臓が一瞬激しく鼓動する。世界が回る。体が冷たくなる。
「っっ!?大丈夫ですかカイトさんっ!?」
コウカが俺の肩を抱き寄せて切羽詰まった声を出す。、、、大丈夫だ。ここはーーー日本じゃない。
心臓の鼓動が段々と落ち着いてきた。体の冷えも徐々に治まる。
「カイトさん、、。」
「、、、うん。大丈夫。迷惑をかけたな。」
「すみませんカイトさん、、私、、。」
「大丈夫だよ。これは俺の問題だから。」
目に涙を浮かべたコウカの頭をポンポンと撫でる。あそこでこんな事をしたら、俺はきっと酷い目にあってしまうだろう。
神樹域では、俺は「記憶を失った何処からきたのかも分からない青年」だ。
住民の間でも大体その認識だし、俺もそういう風に振る舞っている。だが、それは偽り。
俺は覚えている。ーーーーーーー自分が女神様の慈悲でこの世界に転移してきた日本人だということを。
日本では俺は凄惨な虐めにあっていた。それこそ、幼稚園の頃から。
醜い身体と顔。人よりも劣っている才能。生まれた時からの孤独。俺は生まれた時から、あまりにも重い罰を背負っていた。何も罪を犯していないのに。
何処に行ってもいつになっても俺はみんなにとっての悪役。殴られ、蹴られ、持ち物を壊される。行動を否定される。人格を貶される。同級生や教師、更には唯の他人から敵、悪魔、怪物と烙印を押される。
そんな俺にも優しくしてくれた両親。自分は生きていていい、虐めてくる相手なんかよりも素晴らしい価値があると言ってくれた両親。だが、ある日突然居なくなった。必死に探したけれど、何処にいるかも分からない。
たった二人の味方が居なくなった俺は小学生、中学生、高校生、社会人、、、歳を重ねるごとに絶え間なく悪意を注がれた俺はーーー職場の上司から服を脱いで謝罪しろと強要され、周りに嘲笑されながら上司に両親を侮辱されながら暴行を加えられた日、自ら人生に幕を下ろした。
そんな俺の人生を憐れんだ女神様に第二の生を頂いたという訳だが、、正直思い出したくない。
今の俺は女神様の力で、少なくとも人並みに接してもらえるような外見になったと思う。だが、、俺なんかが人に親愛をもらえる訳がない。コウカもーーーーーきっと神樹域の女王様に俺の世話を命じられたから仕方なく俺に接しているだけだ。
俺は絆を求めてはいけない。これまでも、これからも。ずっと。
「カイトさん、、ホントに大丈夫ですか?」
「ああ、心配をかけたな。コウカ。」
俺は彼女に微笑みかける。我ながら柄じゃない。けど、ここで生きていくためだったら何だってやってやる。もし彼らから見捨てられたら俺は野垂れ死ぬしかないのだから。
しかし慣れていないとはいえ恥ずかしい。コウカの頬が桜色なのは、きっと共感性羞恥というやつだろう。他人の勘違いな行動を見て、自分も恥ずかしくなってしまうというアレだ。日本でも散々言われたのだからそうに決まっている。目が潤んでいるのはちょっと分からない。
「、、、さ、さあ!!カイトさんの元気が出た事ですし、食事に行きましょう!!ええ、それが良いでしょう!!」
「コウカ、なんか様子が変だけど、、大丈夫か?」
「大丈夫です大丈夫です!カイトさんがそう思っていなくても実際に違っていても大丈夫なものは大丈夫です!」
「そ、そうか。」
きっと「お前なんかの意見を押し付けるな。」という訳なのだろう。やってしまったな、、。コウカがこんな俺にも優しくしてくれるからつい増長してしまった、、最低だ、俺。
「か、カイトさん?大丈夫ですか?」
「いや、気にしないで大丈夫だ、、。ちょっと自分の醜悪さにうんざりしていただけだから。」
「カイトさんは、、醜悪なんかじゃありませんよ。」
「え?」
「カイトさんは、、私の、、。」
どうしたのだろうか?あ、もしかして「カイトさんは、、私の、、サンドバッグです♡」という事だろうか?うんきっとそうに違いない。殴り合いあるからな俺。
「じゃあ、ちょっと花に水やってくるよ。今日確か当番だったから。」
「そ、そうですか。よろしくお願いします。」
如雨露に水を注いで、俺は家を出る。
ーーーそれにしても、コウカは本当に可愛いな。あんな美少女がお嫁さんになってくれれば、人生バラ色なんだろうけどな。まあ、俺を好きな女性なんているわけないか。
カイトが部屋を出ていった後、思わず床に座り込んだ。さっきまで耐えれていたのだが、正直限界だった。彼が、、カイトが同じ空間にいるだけで、どうにかなってしまいそうだったのだ。
震える手でスカートをめくる。薄い赤色のショーツは、もう既にぐっしょりと濡れていた。
(また、、、。)
全く自分のこらえようの無さには呆れてしまう。おかげで彼と出かける際には下着を数枚持ち歩かなくてはいけないではないか。
ああ、疼いてしまう。自分の部屋に行ってからとは理性では分かっているのだが、もう我慢できない。
「んっ.....♡」
指でショーツの股を撫でる。途端に痺れるような快楽が全身で感じられた。自分の欲求のままにその動作を繰り返す。
「んっ....♡んんっ....♡♡」
もう既に指は愛液で濡れていた。早く、彼が帰ってくる前にこの欲情を鎮めなければ。
ショーツの中に手を入れる。感じる陰毛と秘部の感触。躊躇いもなくーーー秘部に指を入れる。
「~~~~~♡♡!!」
稲妻のような快楽が全身にいきわたる。指を動かしながら、想うのは最愛の男性の顔。
(カイトさんっ、、カイトさんっ、、!)
なんてはしたないんだろう。あの人と同じ空間にいるたびに、こんなにも発情してしまう。彼から離れる度に、こうやって自慰で発散してしまう。我ながらとんだ淫乱だった。
だが、いつまでもこんな様子では駄目だ。本人は気づいていないみたいだが、、彼に想いを寄せる娘は沢山いる。今は彼の同居人という大きなアドバンテージを持っているが、、それに胡坐をかいていたらすぐに追い越されてしまうだろう。
もし、もしこんなひとり遊びではなく、彼が抱いてくれたのならーーーーー
「イクっ~~~~~~♡♡♡♡」
途端に感じる凄まじい快楽。そして心地よい疲労感。どうやら彼が帰ってくる前に果てれたようだ。
尿意を感じるがグッとこらえる。以前それで失敗した事があるためだ。その時は誤魔化すのに苦労した。
脱力してへたり込みそうになるが、何とか立ち上がる。すぐにショーツを履き替えないと。それに床も拭かなければ。
絶頂したてで頭がポヤポヤするが、とりあえず思った事はーーーーー
(そろそろ私の方から押し倒すべきでしょうか、、?)
もうそろそろ理性が抑えられそうになかった。
そう言えば「プロジェクトレッド」なのですが、、どうやら「宇宙刑事ギャバン」のリブート作品みたいですね。私、メタルヒーロー作品を見るのは初めてなのでワクワクします!