・始まりの場所と、熱々のスキレット料理
冬の足音が聞こえる放課後。他の部員が帰り静まり返った部室で、なでしこと千明は、二人だけで「冬キャン」に向けた装備の点検をしていました。
「なでしこ、見てろよ。今夜はこれだ!」
千明が意気揚々と取り出したのは、使い込まれた小さなスキレット。そこでジューッと音を立てて焼き上げられたのは、生姜の香りが食欲をそそる「ガッツリ厚切り豚の生姜焼き」でした。
「わあぁっ! 千明ちゃん、いい匂い! 外は寒いけど、これなら元気百倍だね!」
「だろ? リーダーたるもの、隊員の胃袋を掴むのは基本だからな!」
二人は熱々の肉を頬張り、ハフハフと息を吐きながら笑い合います。しかし、ふと千明の手が止まりました。窓の外、茜色から藍色へと変わる空を見つめる彼女の瞳には、いつもとは違う真剣な色が宿っていました。
「なでしこ……お前、本当に逞しくなったな。最初は遭難しかけてた食いしん坊だったのに、今じゃ立派なキャンパーだ」
「えへへ……。でも、それは全部千明ちゃんが、あの時私を野クルに誘ってくれたからだよ?」
なでしこの純粋な感謝の言葉に、千明は少しだけ視線を逸らしました。
「私はさ、ただ楽しいことをしたかっただけなんだ。でも、お前やりんがどんどん先に進んでいくのを見て、時々、置いていかれるような気がして……焦ってたのかもしれない」
なでしこは、千明の隣に座り、その少し震える手をぎゅっと握りしめました。
「そんなことないよ! 千明ちゃんがいなきゃ、野クルは始まらなかった。千明ちゃんの熱い情熱は、私の太陽の源なんだよ。だから……今日は私に、その熱をお返しさせて?」
なでしこの瞳は、いつも以上にキラキラと、そして深く千明を見つめていました。千明は、なでしこの発する圧倒的なポジティブなエネルギーに飲み込まれるように、静かに頷きました。
・爆発する情熱 - 二人の熱が溶け合う瞬間
部室のカーテンを閉め切ると、狭い空間には先ほどの料理の余熱と、二人の高鳴る鼓動だけが残されました。
「なでしこ……お前、本気か?」
「うん。千明ちゃんの全部、私が温めてあげる」
なでしこが千明のメガネをそっと外し、机の上に置きました。視界がぼやける中で、千明はなでしこの顔が驚くほど近くにあることに気づきます。
「んっ……」
二人の唇が重なりました。それは、りんとの静かなキスとも、あおいとの甘いキスとも違う、互いのエネルギーをぶつけ合うような、情熱的な口づけでした。
千明のジャージのジッパーが下ろされ、冷たい空気が肌に触れますが、なでしこの手のひらが触れた場所から、火がつくような熱さが広がっていきます。
「あ……なでしこ、お前……手が、すごく熱い……」
「千明ちゃんがドキドキしてるからだよ」
なでしこは、千明の豊かな胸元を両手で包み込み、力強く、けれど愛おしそうに揉み解します。
「ひゃっ!? あ……っ、そこっ……!」
千明が声を漏らすと、なでしこはいたずらっぽく微笑み、その先端を舌で転がしました。
ぴちゃ……じゅぷっ…… 「あ、あ゙ぁ゙―――っ!!」
いつもは威勢のいい千明の声が、甘い悲鳴へと変わります。
「千明ちゃんの声、もっと聞きたいな……」
なでしこの指は、迷いなくスカートの中へと滑り込みました。千明の秘部からは、すでに情熱の証である蜜が溢れ出していました。
くちゅ……っ、ぐぷっ……!
「い゙っ……あ゙あ゙っ……なでしこっ……深いぃっ……!」
「千明ちゃんの中、すごく熱いよ。やっぱり私、千明ちゃんのこういう『熱さ』が大好き!」
なでしこは二本の指を激しく、そして深く抜き差ししました。千明の腰が大きく跳ね、机の上の資料がパラパラと床に散らばります。
「もうっ……ダメ……っ、私……っ、イっちゃう……!!」
「イっていいよ、千明ちゃん! 私が全部受け止めてあげるから!」
「あ゙ぁ゙ぁ゙――――!!」 びくんっ! ぷしゃっ! ぴゅっ……ぴゅるるっ!
千明の身体が弓なりにしなり、なでしこの腕の中で激しく震えます。幸せな潮が、二人の足元のマットを濡らしました。
・新しく灯された希望の火
しばらくの間、二人は荒い息を整えながら、床に散らばった資料の中で抱き合っていました。
「……たく、お前ってやつは、本当に加減を知らないんだからな」
千明は顔を真っ赤にしながらも、いつもの調子を取り戻そうと、なでしこの頭をぐしゃぐしゃと撫でました。
「えへへ、だって千明ちゃんが最高なんだもん!」
なでしこは、満面の笑みで千明の胸に顔を埋めます。
千明は、自分の中にあった焦りや不安が、なでしことの熱い交流によって綺麗に溶け去ったのを感じていました。リーダーとしての責任も、一人の女の子としての弱さも、すべてを肯定されたような安心感。
「よし、なでしこ。次のキャンプは、今までで一番デカい鍋をやろうな。私の熱意と、お前の笑顔でさ」 「うんっ、楽しみにしてるね、リーダー!」
二人は立ち上がり、冷めた生姜焼きをつまみ食いしながら、また新しい「楽しいこと」を話し始めるのでした。
次話予告
第4話:各務原なでしこ × 犬山あおい
なでしこの無邪気な太陽の裏側にあるちょっぴり頑張りすぎちゃう部分を、あおいの母性的な包容力が優しく包み込む。
「なでしこちゃん、そんなに頑張らんでええんよ……?」
次回、守られる愛の安堵と、癒やしの真実が明らかになる!