・冬の陽だまりと、ホットサンド肉まん
冬の昼下がり、四尾連湖のキャンプ場。りんが別の場所でソロキャンを楽しんでいる間、なでしこと恵那は二人きりで「のんびりデイキャンプ」を楽しんでいました。
なでしこは、ホットサンドメーカーを使って、最近お気に入りの「カレー肉まんのプレス焼き」を作っています。
「できたよ恵那ちゃん! 見て見て、表面がカリカリで、中はカレーが熱々なんだよ!」
「わあ、いい匂い。なでしこちゃんは本当に美味しそうに作るよね」
恵那は、愛犬のちくわを膝に乗せ、いつものようにゆるい笑顔でなでしこを見つめます。二人はカリカリの肉まんを頬張り、スパイシーな香りに包まれながら、他愛もない会話を楽しみました。
「……ねえ、なでしこちゃん。今日は、りんちゃんがいなくて寂しくない?」
恵那の唐突な質問に、なでしこは一瞬だけ動きを止めました。
「えっ? うーん、寂しいっていうか……。でも、恵那ちゃんと二人なのも、すっごく楽しいよ!」
「ふふ、本当かな。なでしこちゃんはりんちゃんのことが大好きだもんね。でも……」
恵那は立ち上がり、なでしこの隣に座り直しました。彼女の指先が、なでしこの頬についた食べかすをそっと拭い、そのままなだめるように耳元を掠めます。
「私とりんちゃん、どっちが『気持ちいいこと』してくれると思う?」
「え、恵那ちゃん……!?」
なでしこの顔が一気に林檎のように赤くなります。
恵那の瞳は笑っていますが、その奥には、いつもは見せない「獲物を狙うような」悪戯な光が宿っていました。
「りんちゃんは大切に、静かに抱きしめてくれるでしょ? でも私は……もっと、なでしこちゃんの『変な声』を引き出したいな」
・悪戯な指先と、太陽の綻び
二人は、寒さをしのぐために設置した大きな冬用テントの中へと移動しました。
外の冷たい空気とは対照的に、テント内はストーブで温かく、少しだけ息苦しいほどの熱気がこもっています。
「恵那ちゃん……なんだか、いつもと雰囲気が違うよ」
「そうかな? 私はいつもの恵那だよ。……ただ、今日は『なでしこちゃん』を独り占めしたいだけ」
恵那はなでしこをマットの上に押し倒し、自由な手でなでしこの長いピンク色の髪を弄びます。
「なでしこちゃん、私を困らせるくらいに可愛くなって?」
ちゅっ……と、音を立てて恵那がなでしこの唇を塞ぎました。
それは、なでしこが知っている誰のキスよりも、軽やかで、それでいて逃げ場を奪うような、不思議な吸引力を持っていました。
「んぅ……っ、恵那ちゃ……っ!」
「声、出してもいいよ。誰もいないし。ちくわも外でお昼寝してるから」
恵那の手がなでしこの服の中に滑り込みます。
彼女の指先は冷たく、なでしこの火照った肌をなぞるたびに、心地よい戦慄が走ります。
「あっ……そこ、くすぐった……いゃぁっ!」
「くすぐったい? じゃあ、ここは?」
恵那の指先が、なでしこの胸の先端をピンとはじくように刺激しました。
「ひゃんっ!?」
「あ、いい声。なでしこちゃん、本当はもっと乱暴にされたいんじゃない?」
恵那は笑いながら、なでしこの下着の隙間に指を滑り込ませました。
そこには、肉まんのスパイスやテントの熱気のせいだけではない、確かな「熱」が溜まっていました。
・溶け合う甘い熱と、本能の解放
「うわあ……もうこんなに。なでしこちゃん、素直すぎるよ」
「だって……恵那ちゃんの指……変な感じがするんだもん……!」
くちゅ……ぴちゃっ……
「変な感じって、どんな感じ? もっと教えて」
恵那は指を一気に二本、なでしこの奥深くへと突き立てました。
「あ゙ぁ゙―――っ!!」
なでしこの腰が大きく跳ね、視界が白く染まります。恵那の指は、まるで鍵穴を探るように、執拗になでしこの敏感な一点を擦り上げました。
「あっ、そこっ……そこ、ダメぇっ! イっちゃうぅぅ!!」
「いいよ。なでしこちゃんの太陽みたいな熱さ、私に全部ぶつけて」
恵那の悪戯な笑みが、一瞬だけ真剣な情熱へと変わります。
なでしこを支配し、自分だけのものにしたいという、彼女の内側に潜んでいた独占欲。
「い゙っ……! あ゙あ゙ぁ゙――――!!」 びくんっ! ぷしゃっ! ぴゅっ……ぴゅる……っ!
温かい愛液が恵那の指を濡らし、なでしこは幸福な脱力感の中で大きく息を吐き出しました。
・二人だけの秘密と新しい輝き
しばらくして、二人は乱れた衣服を整えながら、冷めてしまったカレー肉まんを再び半分こにしました。
「……恵那ちゃん、本当に意地悪だよ」
なでしこは、まだ赤みが引かない顔で、恵那を上目遣いに睨みます。
「あはは、ごめんごめん。でも、なでしこちゃんのあんな顔、私しか知らないんだもんね」
恵那は満足そうに笑い、なでしこの肩に頭を預けました。
「りんちゃんには内緒だよ? ……まあ、聞かれたら教えてあげてもいいけど」
「だ、ダメだよっ!」
二人の間に流れる空気は、以前よりもずっと親密で、少しだけ危険な色を帯びていました。なでしこは、恵那という「自由な風」に抱かれたことで、自分の中にあった新しい熱狂を知り、また一歩、大人への階段を登ったのでした。
次話予告
第7話:各務原なでしこ × 土岐綾乃
主人公なでしこが再び登場。次に彼女が向き合うのは、浜松時代の幼なじみ、土岐綾乃。
綾乃のゆるく気だるげな雰囲気は、なでしこの無邪気な明るさの裏にある過去の自分を映し出す。
幼なじみという壁を乗り越え、綾乃の脱力系の優しさが、なでしこの過去と現在、その全てを無条件に肯定する愛へと昇華する!