※この作品はR-18です。

ワルキューレの迷宮騎行   作:葵翠

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037 温泉

キザマ村 共同温泉

 

「わーい。温泉だ~」

 ミー、わかってんのかね?

「ミー?男湯、女湯別々だからな」

 

「え~、ヤダ~」

「お前ね。そりゃあ・・・」

 などと話していると、

 

「あの、主様。申し上げ難いのですが、ここの温泉は男女別々では無いんです」

「え?!なんで?」

「といいますか、風呂場が一つしかないんです」

 

「な、・・・ガーン(泣)。もしかして、ここの利用者が少ないのって・・・?」

 

「それもありますが、ここの維持管理をするだけの余力が無いんです」

 

「て事は?」

 

「入る前に掃除や湯加減の調整なんかが必要なんです」

 

「なるほど。盗賊襲来の傷もまだ癒えない、今のこの村の状態では、とても温泉どころじゃない訳か」

 

 と、真面目な話をしているのに、その横では、

「いやいや!兄々と一緒に入る!」

 

「まずはみんな、掃除して~。俺は湯加減かな?」

 風呂場を覗くと、

「まあまあ広いじゃないか。なんでこれを2つに分けようと考えないかな?」

 

「湯加減は・・・少しぬるいかな?」

 温泉の湯量を増やした。

 

 うん、こんな感じかな?

 

「後は、入る順番をどうするかだが」

 

「当然、主様が先です」

 

 ま、そうくるわな。

 

「何を、どう言っても、これは変わりません」

 

「分かったよ。じゃ出来るだけ早く上がるから、待っててくれるか?」

 

「ダメです。半時間以上入らないと、入浴不十分として、入り直し。にします」

 

「ええ。そこまで厳しくしなくても?」

 

「いいから、早く入って下さいまし」

 

「分かったよう・・・」

 怒られた。

 諦めて入る事にする。

 1人で入る温泉はちょっと寂しい。

 最初からその積もりだったとはいえ、隣の女湯から女子のキャッキャな話し声が聞こえ無いのは正直、がっかりだ。

 そう思いながら頭を洗っていると、何やら気配がした。

 タイミングが悪い。頭洗ってるんだから目を開けられない。刺客か?いや、外にはみんなが居る。刺客って事はないだろう。なら・・・?!

 

「兄々!」

 

 誰かに後ろから抱きしめられた。

 

「は?ミー?」

 一番予想外な人物だった。正直、ミーの為に男女別々にしたってのに。

「みんな、ミーが入ってきたよ~!」

 目を瞑ったまま大声で叫ぶと、

「私たち、みんなで来たので、大丈夫です」

 何が?

 

「男女別々にしたのはミーの為ですよね?なら、ミーさえ良ければみんな一緒でも構わないですよね?」

 

「兄々ずるい!」

「いや、お前はまだ」

「みんなに兄々だけの名前あげてさ?」

 何の話だよ?

「それはほら、迷宮で呼ぶ時に短い方がいいとか、色々とだな・・・お前はそもそも短いでしょう?」

 

「ずるいずるい!ミーも欲しいよぅ」

 聞いちゃいねぇー。

「くんなきゃ、ミーは、ボイコットします!」

 あ、こいつ、みんなに知恵付けられたな?

 みんなグルって事か。実は前から計画してたんじゃないか?温泉に入る事になったのも、俺が言い出したみたいになってるがこりゃ誘導されたな。

 

「分かった、分かったよ。考えるよ」

 

「ね、ミーちゃん、兄様は絶対考えてくれるって言ったでしょう?」

 

「うん、ありがとう。レナ姉々」

 

「じゃあミー、”ミミ”でいいか?」

 

「ほらね、絶対、今考えたんじゃ無い。前から考えてたんだよ?」

 

「どうかな?気に入ってくれるかな?」

 

「うん、”ミミ”、嬉しい!兄々大好き!!」

 ここでミミがキスをしてきた。ムードもへったくれもあったもんじゃない。ミミのそれは”大好きのチュー”なんだろう。

 

 元来、ミミは美少女だ。仕草の一つ一つも愛らしい。そんな娘が満面の笑顔で迫ってくるのだ。おまけに体は十分大人である。お胸もDynamiteなのだ。せめて十五になるまでは、と思っていたのに。まあ、それも言い訳だな。自分を正当化する為の。

 

 ミミはどんどんキスしまくる。場所も至るところだ。あそこも愛撫された。

 俺も負けてられない!胸を揉む、舐める、吸う、噛む(優しくね)、摘まむ、捩る。

 あそこも舐める、吸う、噛む(そっと優しくね)、摘まむ、捩るのは痛そうなので止めておく。指を少しずつ入れて動かす。

 もうトロトロになってる。

 

「兄々、兄々。好き。好き?」

「ああ、好きだよ。大好きだよ」

「嬉しい。やっと一緒になれる?」

「ああ、一緒だよ」

「これでみんなと同じ?」

「おんなじ」

「う、ウウ、うわ~ん!」

「どうして泣くの?ずっと一緒だよ。いつだって一緒だよ?」

「うん、うん。お願い。可愛がって?」

「いいんだな?」

 コクリ。

「いいよ。兄々の好きな様に愛して下さい」

「いくよ?」

「はい」

 ゆっくり宛がうと、ミミは興味津々といった様子で凝視する。

 そのまま出来るだけそうっと入れていく。

 

「う、痛!」

「大丈夫か?今日はもう止めておくか?」

「ダメ。止めないで!」

「分かった。じゃ少し休んでからな?」

「うん。ねえ兄々。お願い、ギュッてして」

 

「こうか?」

「あああ。いい。もういいよ。動いて!」

 

 ズプズプ。

 キツイ。ミミは苦悶の表情を浮かべている。

 周りも心配して、レナは右手を、フィナは左手を握り、碧はミミの頭を撫でてやり、テテは俺を後ろから抱きしめている。

 

「ミミちゃん、大きく息を吸って~吐いて~」

 ミミ、何か産むの?

「ミミ、頑張って!」

 何かオレ、罪悪感。

 

「う~ん、う~ん!」

「ミミ、俺のミミ!お前の居場所は俺だ。ずっとだ。死が二人を分かつまで、ずっとだ!」

「うん、うん。ミミ、ずっと兄々の傍に居る!」

 だんだん腰の動きが早くなる。

「ミミ、いくよ?」

「キテ、兄々来てぇ!」

 

 うう。果てた。ミミも果ててぐったりしている。

 ミミはテテに介抱されて気持ちよさそうだ。

 俺もみんなから解放されて?ない。ってオイ、俺はあと四回戦?

 オシ。やりますよ。やりますとも。

 みんなまとめて一緒に暮らせる様にガンバルぞ!

 

 全員とした。

 

 結果、色魔を得た。

 レナがあっさりハレム化を容認した理由が判った。

 人間だもの。って事ね。知っていたんだ。

 

 ミミはその後もずっと幸せそうに寝息を立てていた。

 

 

 

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