キザマ村 共同温泉
「わーい。温泉だ~」
ミー、わかってんのかね?
「ミー?男湯、女湯別々だからな」
「え~、ヤダ~」
「お前ね。そりゃあ・・・」
などと話していると、
「あの、主様。申し上げ難いのですが、ここの温泉は男女別々では無いんです」
「え?!なんで?」
「といいますか、風呂場が一つしかないんです」
「な、・・・ガーン(泣)。もしかして、ここの利用者が少ないのって・・・?」
「それもありますが、ここの維持管理をするだけの余力が無いんです」
「て事は?」
「入る前に掃除や湯加減の調整なんかが必要なんです」
「なるほど。盗賊襲来の傷もまだ癒えない、今のこの村の状態では、とても温泉どころじゃない訳か」
と、真面目な話をしているのに、その横では、
「いやいや!兄々と一緒に入る!」
「まずはみんな、掃除して~。俺は湯加減かな?」
風呂場を覗くと、
「まあまあ広いじゃないか。なんでこれを2つに分けようと考えないかな?」
「湯加減は・・・少しぬるいかな?」
温泉の湯量を増やした。
うん、こんな感じかな?
「後は、入る順番をどうするかだが」
「当然、主様が先です」
ま、そうくるわな。
「何を、どう言っても、これは変わりません」
「分かったよ。じゃ出来るだけ早く上がるから、待っててくれるか?」
「ダメです。半時間以上入らないと、入浴不十分として、入り直し。にします」
「ええ。そこまで厳しくしなくても?」
「いいから、早く入って下さいまし」
「分かったよう・・・」
怒られた。
諦めて入る事にする。
1人で入る温泉はちょっと寂しい。
最初からその積もりだったとはいえ、隣の女湯から女子のキャッキャな話し声が聞こえ無いのは正直、がっかりだ。
そう思いながら頭を洗っていると、何やら気配がした。
タイミングが悪い。頭洗ってるんだから目を開けられない。刺客か?いや、外にはみんなが居る。刺客って事はないだろう。なら・・・?!
「兄々!」
誰かに後ろから抱きしめられた。
「は?ミー?」
一番予想外な人物だった。正直、ミーの為に男女別々にしたってのに。
「みんな、ミーが入ってきたよ~!」
目を瞑ったまま大声で叫ぶと、
「私たち、みんなで来たので、大丈夫です」
何が?
「男女別々にしたのはミーの為ですよね?なら、ミーさえ良ければみんな一緒でも構わないですよね?」
「兄々ずるい!」
「いや、お前はまだ」
「みんなに兄々だけの名前あげてさ?」
何の話だよ?
「それはほら、迷宮で呼ぶ時に短い方がいいとか、色々とだな・・・お前はそもそも短いでしょう?」
「ずるいずるい!ミーも欲しいよぅ」
聞いちゃいねぇー。
「くんなきゃ、ミーは、ボイコットします!」
あ、こいつ、みんなに知恵付けられたな?
みんなグルって事か。実は前から計画してたんじゃないか?温泉に入る事になったのも、俺が言い出したみたいになってるがこりゃ誘導されたな。
「分かった、分かったよ。考えるよ」
「ね、ミーちゃん、兄様は絶対考えてくれるって言ったでしょう?」
「うん、ありがとう。レナ姉々」
「じゃあミー、”ミミ”でいいか?」
「ほらね、絶対、今考えたんじゃ無い。前から考えてたんだよ?」
「どうかな?気に入ってくれるかな?」
「うん、”ミミ”、嬉しい!兄々大好き!!」
ここでミミがキスをしてきた。ムードもへったくれもあったもんじゃない。ミミのそれは”大好きのチュー”なんだろう。
元来、ミミは美少女だ。仕草の一つ一つも愛らしい。そんな娘が満面の笑顔で迫ってくるのだ。おまけに体は十分大人である。お胸もDynamiteなのだ。せめて十五になるまでは、と思っていたのに。まあ、それも言い訳だな。自分を正当化する為の。
ミミはどんどんキスしまくる。場所も至るところだ。あそこも愛撫された。
俺も負けてられない!胸を揉む、舐める、吸う、噛む(優しくね)、摘まむ、捩る。
あそこも舐める、吸う、噛む(そっと優しくね)、摘まむ、捩るのは痛そうなので止めておく。指を少しずつ入れて動かす。
もうトロトロになってる。
「兄々、兄々。好き。好き?」
「ああ、好きだよ。大好きだよ」
「嬉しい。やっと一緒になれる?」
「ああ、一緒だよ」
「これでみんなと同じ?」
「おんなじ」
「う、ウウ、うわ~ん!」
「どうして泣くの?ずっと一緒だよ。いつだって一緒だよ?」
「うん、うん。お願い。可愛がって?」
「いいんだな?」
コクリ。
「いいよ。兄々の好きな様に愛して下さい」
「いくよ?」
「はい」
ゆっくり宛がうと、ミミは興味津々といった様子で凝視する。
そのまま出来るだけそうっと入れていく。
「う、痛!」
「大丈夫か?今日はもう止めておくか?」
「ダメ。止めないで!」
「分かった。じゃ少し休んでからな?」
「うん。ねえ兄々。お願い、ギュッてして」
「こうか?」
「あああ。いい。もういいよ。動いて!」
ズプズプ。
キツイ。ミミは苦悶の表情を浮かべている。
周りも心配して、レナは右手を、フィナは左手を握り、碧はミミの頭を撫でてやり、テテは俺を後ろから抱きしめている。
「ミミちゃん、大きく息を吸って~吐いて~」
ミミ、何か産むの?
「ミミ、頑張って!」
何かオレ、罪悪感。
「う~ん、う~ん!」
「ミミ、俺のミミ!お前の居場所は俺だ。ずっとだ。死が二人を分かつまで、ずっとだ!」
「うん、うん。ミミ、ずっと兄々の傍に居る!」
だんだん腰の動きが早くなる。
「ミミ、いくよ?」
「キテ、兄々来てぇ!」
うう。果てた。ミミも果ててぐったりしている。
ミミはテテに介抱されて気持ちよさそうだ。
俺もみんなから解放されて?ない。ってオイ、俺はあと四回戦?
オシ。やりますよ。やりますとも。
みんなまとめて一緒に暮らせる様にガンバルぞ!
全員とした。
結果、色魔を得た。
レナがあっさりハレム化を容認した理由が判った。
人間だもの。って事ね。知っていたんだ。
ミミはその後もずっと幸せそうに寝息を立てていた。