ノサヨ村ファリー宅。
今日からアイ、レナがキザマ村で刀製作に集中する為、ノサヨ村常駐一名と合わせて3人居ない。
その間、防具は迷宮組に竜革装備を回して貰う。
俺は聖剣クラウ・ソラスを使用し、攻撃力を上げる。
また、階層は12、13階層をしばらく廻る。
今日はフィナが居残りなので、迷宮組は俺、テテ、ミミだ。
階層を落としているとは言え、油断は禁物だ。
今度、何かやらかしたら、迷宮出禁とか言い渡されそうだ。
一通り階層を廻ったら、ボスを軽く捻って13階層へ。
ここで、昼休み。
昼からは13階層。
こちらも一通り廻って、ボスへ。
時間が余れば12、13階層ボスを周回。
附子、半夏、遠志、陳皮をたんまり集めたので今日はこれで終了。
ノサヨ村に戻ってファリーの様子を見たあと、フィナと一緒にキザマ村へ。
アイとレナは鍛冶仕事の後、晩御飯の準備、俺達は銭湯。
晩御飯をみんなで食べる。家族水入らずだ。
で、久し振りに全員でいたした。
その後、温泉に浸かる。
あああ、いい湯だなぁ~。
また、発散してしまった。俺の禁欲攻撃はいつになったら火を吹くのだろう?
ほかほかの状態でノサヨ村に帰ると、ファリーに気付かれた。
「ずるい。一緒に連れてってよ~」
怒られた。
翌日。
今日は午前フィナ居残り、午後ミミ居残りである。
「次は18階層に行く。分かっているとは思うが、ここは階層に5匹の魔物が出る。1ヶ所に纏められるフィナか、テテ&ミミが重要だ。今はフィナが居ないから、ミミ、テテ。宜しく頼むな」
「「はい」」
12時にテテ、4時にミミ、8時に俺がつく。
最初に俺の魔法、次にテテのハニーフラッシュ、パンダ。で、ボッコだ。
「よし行こうか」
ここはバラ肉。今日は折りたたみトンカツかな?
午後は20階層。ミミとフィナが入れ替わるので、
「フィナ、レヴァンティンの捕縛、頼むな?」
「おーまかせ~!」
12時にテテ、4時にフィナ、8時に俺がつく。
俺の魔法、次にテテのハニーフラッシュ、フィナの捕縛。あとは数を減らしつつ、ボッコだ。
階層をある程度廻ったら、ボス周回。
白身、お頭付き、赤身、トロ。まあまあ溜まった。
トロ、お頭付きは少ないからミミかな?
その他のドロップ品を売却する為、ウコムの町に行った。
フィナが嫌なら他の町でも良かったんだけど、
「別に気にならない」
そうなので、変えなかった。
もしかしたら、ウコム、ミシフ、皇都、と売却するギルドを替えているのを知っていて、気を使ったのかも知れない。
俺は全く気付かなかったが、誰かの視線があったらしい。
随分後で聞いた話だ。
今俺達は基本的にノサヨ村を拠点としている。街に行くのはドロップ品を売却する時、コイケ夫人宅へ行く時ぐらいだ。
最近では装備なんかは、ほぼカナキ氏と直接取り引きしている。
なので、キザマ村近隣の情勢なんかには疎い。
なんか、イヤな雰囲気があったそうだ。
俺達自体、何もやましい事が無ければ気にする事はない。
そう思っていた。
キザマ村でアイとレナを回収すると、今日はノサヨ村で晩御飯を食べる事にした。
ミミの待つ、ノサヨ村にワープした。
ノサヨ村ファリー宅。
「ただいま~」
「お帰り~兄々!姉々達!」
抱き!!
「オウっ!どうしたミミ?寂しかったか?」
おもいっきり突進、タックルされたので、ミミを抱きしめたまま、尻餅を付いてしまった。
「暗くなっても、帰ってこないから、みんなどっかに・・・」
そこまで言って、べそをかきはじめた。
猫耳を撫でながら俺は、
「お前を残して俺が居なくなる筈ないだろう?」
「うん・・・でも、次はもう少し早く帰ってきてね?そしたらレナ姉々みたいに帰ってきてくれて、ありがとう。って言うね?」
「分かった。約束な?」
「うん!」
「ミミ、今日、お頭付き獲ってきたんだ。食べるか?」
「食べる~!」
夕食は、午前中に獲ってきたバラ肉で作った、折りたたみトンカツだ。
ミミだけトンカツの量を減らして、お頭付きを出して貰っている。
「トロも有るぞ。明日食べような?」
「わ~い」
翌日。
今日は午前ミミ居残り、午後テテ居残りである。
午前は21階層に行く。
ボス、ラフシュラブの削り掛け集めだ。抗麻痺丸の元になる。
午後は22階層。クラムシェルの蛤、オイスターシェルの牡蠣集めである。
どうせ、一回廻った階層だ。何かお土産無いと、ね?
大漁、大漁。にっしっし。
夜。
夕食中、アイに鍛冶の進捗を聞いた所、トモツ様ご依頼の槍は出来たらしい。
食後、見せて貰った。
《鑑定》
強権のオリハルコン槍 氷属性
(詠唱中断)(空き)
アイさん、ちょっと凄すぎひん?
そこで、次はレヴァンティンを強化してみたいらしい。
確かに、武器強化はまだしてない。スキル結晶融合とは別のスキルなので、何か違いが有るんだろうけど、何が違うのか、試してみたい。との事だ。
フィナは相変わらず、
「お兄ちゃんがいいなら、いいよー」
軽い。
アイの手にレヴァンティンと玉鋼に隕鉄。
武器強化の呪文と共に白い発光、やがて光が収まるが、見た目、何の変化もなく、レヴァンティンのみアイの手に残っていた。
《鑑定》
魔神剣 強権の
スキル 状態移行 雷撃剣(全状態) 紫電一閃(鞭状態) 紫苑穿孔(弓状態)
効果 麻痺 捕縛(鞭状態) 貫通(弓状態)
(詠唱中断)(空き)(空き)(空き)
おお、何か、色々・・・。
スキルスロットが増えて、固有スキルも増えてるな。
「成功だよ、アイ、フィナ!」
「おめでとうございます」
「良かったね、お兄ちゃん」
何でそう、他人事なの?
俺が一番、喜んでるやん?
そして、なんともう1本、カナキ氏向けに作ったそうだ。
《鑑定》
真空のダマスカス刀 風属性
(鎌鼬)(空き)
余っていたダマスカス鋼と隕鉄からダマスカス製のキザマ刀を製造し、カナキ氏から以前買ったスキル結晶を融合して出来上がった。
「何か、カナキさんにあげるの勿体無いな~」
「ウフフ。ありがとうございます。主様」
翌日。
今日は午前テテ居残り、午後アイ居残りである。
アイは鍛冶があるので、レナにノサヨ村居残りにして貰った。
迷宮組は18、20、21、22階層を周回する。
18階層でフィナの新スキルを試すチャンスがきた。
雑魚敵を倒し、ピッグホッグ一匹を残すのみ、となった。
「チャンスだ。フィナ!俺が引き付けておく。新スキルを使ってみてくれ!」
「了解!・・・
詠唱完了と同時にフィナは豚の首根っこを地面に叩きつけ、右手で鞭状態の剣を地面に突き立てると、豚の真下地面からバラバラに散った刃が飛び出し、次々に豚の体を刺し貫く。地面下から貫かれた体は、その度にはね上げられ、階層の天井にぶち当たり、絶命して地面に落ちる。
何かちょっと・・・危険な臭い・・・しない?
1対1の戦闘ではかなり強力だよね?これ。
階層での戦闘はそこそこにして、ボス周回に変わった。
夕方、ドロップ品を売却する為に、皇都の探索者ギルドに立ち寄った。
フィナは新魔剣の威力に大満足で、いつになく、浮かれていた。
「済まない、俺はカナキ氏に用がある。コイケ夫人の所で待っていてくれるか?」
「でしたら、ミミだけでもお供に!」
ここが妥協点だろう。これ以上は譲歩してくれそうにない。
「分かった。じゃミミ、行こうか?」
「あい!」
カナキ氏に用があると言ったが、そうじゃ無い。
高級服屋の隣に建つ、アクセサリー屋だ。
ミミには少し前に、出店の甘味を買ってあげていた。
手はタレだのなんだので、店の商品を汚してはイケナイから、と言って、外で待っていて貰った。
用事を済ませて帰った。
翌日。
今日は午前レナ居残り、午後フィナ居残りである。
迷宮組は26階層を周回。
ボスのトータルタートルからソフトシェル、柔化丸の元を蒐集する。
削り掛けから抗麻痺丸、ソフトシェルから柔化丸への生薬生成は出来た。
次は31階層だ。
ハーフハーブのドロップ、麻黄から万能丸、ハートハーブの緑豆から万金丹への生薬生成だ。
おそらく、採れる階層のレベルにまで、達している必要があるのだろう。
今、俺は薬草採取士をLv33まで上げている。
ノサヨ迷宮は29階層、アイダ迷宮は33階層まで到達しているが、フルメンバーでの話だ。
その時よりは皆もレベルアップしているが、31階層へ行くのはフルメンバーの時にしよう。
明日はミミが、明後日はテテが午後居残りなので、その際にアイにそれぞれの武器強化をして貰おうか。