ノサヨ村ファリー宅。
「おはよー、みんな。今日はトモツ様の所へ槍を渡しに行く。みんな一緒に来てくれるか?」
「みんなでですか?」
「そうだ。別件も有る。ミミは必須では無いけど?」
「行く!」
だよね?
「行ってらっしゃい」
ファリー、コスヤさんに見送られてノサヨ村を後にした。
まずは皇都の騎士団詰所に向かう。
受付に話しかける。
「すみません、人頭税の納付に参りました」
「はい。では、インテリジェンスカードの確認をお願いします」
「お~い、みんな~」
「はーい」
「ええっと、
桧上麗奈 ♀ 17歳 奴隷
桧上藍衣 ♀ 27歳 奴隷
桧上風稲 ♀ 17歳 奴隷
桧上深弥 ♀ 14歳 奴隷
桧上啼帝 ♀ 23歳 奴隷
で、皆さん、所有者が桧上慎様。
お間違い御座いませんね?」
「「「「「「はい」」」」」」
「では、桧上慎様は自由民なので10万ナール、あと、桧上深弥様は未成年ですので、今年度は免責、残りの皆様が初年度奴隷ですので、お一人様3万ナールとなります。ご一緒に納付下さいましたので、154,000ナールとなります」
持ってて良かった三割引き。
税金にセット割みたいなの、有るのかね。
何となく気が引けるので、そそくさと退出した。
コイケ夫人宅でミミ、テテ、フィナを下ろし、商人ギルドへ向かう。
そこで、カナキ氏に真空のダマスカス刀を渡すが、これはトモツ様には内緒ですよ、と釘を刺しておく。見せて、うらやましがられても面倒だしね。
しかし、これは評判が良かった。
ダマスカスのキザマ刀、それも属性付きだ。
「これはオークションに出せば幾らになるか検討がつきませんよ!」
カナキ氏は興奮気味だ。
エリクシールの代金と交換でもいい、との言葉も貰えた。
そう言われると、勿体無い気もする。
だが、これでトモツ様用の槍も気に入って貰えれば万々歳だ。
「間違いありませんよ」
とカナキさんのお墨付きも頂いた。
トモツ様邸
強権のオリハルコン槍も大好評だった。
「これは凄い!素晴らしいの一言に尽きる!」
「後で武器鑑定もしてみて下さい。ちゃんと氷属性も付いてますから」
こちらも合格点を貰えた様だ。
これで霊剣山姥切国広も戻ってくる。
「レナ、永らく済まなかったな、ありがとう」
「イエ、兄様のお役に立てて嬉しいです。・・・お爺様」
レナは愛おしそうに押し抱く。
また、隕鉄を一杯貰って帰った。
今日はコイケ夫人宅で夕食を頂いた。
皇都商人ギルド
カナキ氏をここで降ろし、かねてより、頼んでいた防具、スキル結晶を受け取る。
スキル結晶は火、水がそれぞれ1個ずつ、コボルトは2個。
竜革鎧×1、ジャケット×2、ダマスカス鎧×1、手甲×3、ブーツ×3。
これで防具は揃った。後はスキル結晶を色々。
支払いを済ませてキザマ村へ帰る。
キザマ村温泉。
ノサヨ村に帰る前に、キザマ村の温泉。
入る前、
「みんなに受け取って欲しい物が有るんだ」
黒いレザー、指一関節分ぐらいの幅。
「これは・・・チョーカー?」
「みんなお揃い!?」
お揃いではあるが、白字で、
「何か書いてある!」
みんな、1ヶ所違う。
「何て何て~?」
ミミは字が読めない。
テテがミミに手渡されたチョーカーを持って、読んでやる。
「ほら、ここにね?“愛するミミへ。シンより愛を込めて。”ですって」
「ああ、前に、チンピラにナンパされた事、有っただろ?だから、一目で俺んだ。って分かる様にね。あと、今日まで良く、俺なんかに尽くしてくれたね。そのお礼。って言うかさ」
自分の奴隷というなら、首輪を着けるべきなのかも知れないけれど、それは嫌だ。
一応は俺の奴隷である事は間違いではないけれど、決して隷属させているわけではない。
望めばいつでも解放するし、逃げたって構わない。めっちゃ泣くけど。
なので、チョーカーにした。俺の女だけど、奴隷とまでは言わない。
あくまでファッションだ。と。
「全員分?素敵!みんなそれぞれ名前が刺繍してある!」
全員に抱きしめられた。
「みんな、着けて見せて」
それぞれ、互いに着け合う。
それぞれ、恥ずかしそうに、でもとても誇らしげにしている。
少し顔を赤らめている。
「みんな、本当に綺麗だよ」
皆みんな、俺ンだぞ。可愛いなぁ。ウットリ。
みんな、輪になってお湯に浸かった。
幸せ~。
朝。ノサヨ村ファリー宅。
「おはよー」
アイがとても調子がいいと言うのでテテのアームガードを強化して貰った。
《鑑定》
神拳 砂塵のアームガード グロッサーヴァーゲン 土属性
スキル 鉄壁 流砂(硬直+詠唱中断)
効果 (空き)(空き)(空き)(空き)
「もう、大丈夫そうだな?」
「はい。ご心配お掛けしました」
「ウンウン。ヨカッタネ」
「姉様。本当に良かった」
「今日はこれで鍛冶は終わりな?後は戦闘に支障が無いか確認する」
「はい」
ノサヨ迷宮33階層。
コスヤさんにお願いして、しばらく全員迷宮に入る事にさせて貰った。
階層敵はドライブドラゴン。
「テテは強化武器の使い初めだ。無理の無い様にね」
「はい!」
「では行こう」
「右80m、不明2。おそらくドライブドラゴンです」
「テテ!」
「はい。プロテクション。ゴー!」
「サンダーストーム」
「ハニーフラッシュ」
「レヴァンティン。捕縛!」
「霞」
「
「登龍」
「フルスラッシュブースト」
「聖光剣」
「
「白虎嵬変」
「オーバーロード!オーバーキル!猛虎硬山!」
「
「全斬奸」
「影縫!」
「フィナ!トドメだ!」
「
ここからはゆっくり探索を進める。
35階層まで到達した。
翌日は37階層まで踏破。
そして、漸く待望のジョブをゲットしていた。
聖騎士Lv1
効果 体力中上昇 知力中上昇 精神小上昇 HP小上昇 腕力小上昇 MP微上昇
スキル 防御 任命 インテリジェンスカード操作
ノサヨ村ファリー宅。
「漸く、俺も聖騎士になったよ」
ファリーは事も無げに、
「あら、おめでとう。流石早いわね?」
「なってみて、君は凄いんだね?良く分かるよ」
「貴方は経験値アップがあるでしょう?」
「それでもこんなに掛かったよ。パーティーメンバーにも恵まれたしね?」
「ふふ~ん。凄いでしょ?」
「これで少しは君に追い付けただろうか?」
「何言ってんのよ?貴方、他のジョブも一杯持ってるじゃない。全部足したら貴方、圧勝よ?」
「そゆ事じゃないんだけど、まあ良いっか」
「そうそう、細かい事は気にしないのが一番よ?」
「君のそういうとこ、好きだよ」
「この女ったらし」
「君だから言ったんだよ」
「そこもよ?」
「はいはい」
せっかく聖騎士になれたんだ。
武器もパワーアップしないとね。
アイに武器強化をお願いしました。
《鑑定》
至宝槍 フリッシュヒンメル 氷属性
スキル
(詠唱中断)(空き)(空き)(空き)(空き)
翌日。
あと、山姥切国広も戻って来たんだ。こっちも強化しよう。
《鑑定》
霊零剣 打刀 山姥切国広 水属性
スキル 零の太刀
(水流剣)(空き)(空き)(空き)(空き)
これでみんなの武器の強化は済んだかな?