※この作品はR-18です。

ワルキューレの迷宮騎行   作:葵翠

65 / 69
065 聖騎士

ノサヨ村ファリー宅。

 

 

「おはよー、みんな。今日はトモツ様の所へ槍を渡しに行く。みんな一緒に来てくれるか?」

 

「みんなでですか?」

 

「そうだ。別件も有る。ミミは必須では無いけど?」

 

「行く!」

 だよね?

 

「行ってらっしゃい」

 

 ファリー、コスヤさんに見送られてノサヨ村を後にした。

 

 まずは皇都の騎士団詰所に向かう。

 

 受付に話しかける。

「すみません、人頭税の納付に参りました」

 

「はい。では、インテリジェンスカードの確認をお願いします」

 

「お~い、みんな~」

 

「はーい」

 

「ええっと、

 桧上麗奈 ♀ 17歳 奴隷

 桧上藍衣 ♀ 27歳 奴隷

 桧上風稲 ♀ 17歳 奴隷

 桧上深弥 ♀ 14歳 奴隷

 桧上啼帝 ♀ 23歳 奴隷

 で、皆さん、所有者が桧上慎様。

 お間違い御座いませんね?」

 

「「「「「「はい」」」」」」

 

「では、桧上慎様は自由民なので10万ナール、あと、桧上深弥様は未成年ですので、今年度は免責、残りの皆様が初年度奴隷ですので、お一人様3万ナールとなります。ご一緒に納付下さいましたので、154,000ナールとなります」

 

 持ってて良かった三割引き。

 税金にセット割みたいなの、有るのかね。

 

 何となく気が引けるので、そそくさと退出した。

 

 

 コイケ夫人宅でミミ、テテ、フィナを下ろし、商人ギルドへ向かう。

 そこで、カナキ氏に真空のダマスカス刀を渡すが、これはトモツ様には内緒ですよ、と釘を刺しておく。見せて、うらやましがられても面倒だしね。

 

 しかし、これは評判が良かった。

 ダマスカスのキザマ刀、それも属性付きだ。

 

「これはオークションに出せば幾らになるか検討がつきませんよ!」

 カナキ氏は興奮気味だ。

 

 エリクシールの代金と交換でもいい、との言葉も貰えた。

 

 そう言われると、勿体無い気もする。

 だが、これでトモツ様用の槍も気に入って貰えれば万々歳だ。

 

「間違いありませんよ」

 とカナキさんのお墨付きも頂いた。

 

 

 

トモツ様邸

 

 

 強権のオリハルコン槍も大好評だった。

 

「これは凄い!素晴らしいの一言に尽きる!」

 

「後で武器鑑定もしてみて下さい。ちゃんと氷属性も付いてますから」

 

 こちらも合格点を貰えた様だ。

 

 これで霊剣山姥切国広も戻ってくる。

 

「レナ、永らく済まなかったな、ありがとう」

 

「イエ、兄様のお役に立てて嬉しいです。・・・お爺様」

 

 レナは愛おしそうに押し抱く。

 

 また、隕鉄を一杯貰って帰った。

 

 今日はコイケ夫人宅で夕食を頂いた。

 

 

 

皇都商人ギルド

 

 

 カナキ氏をここで降ろし、かねてより、頼んでいた防具、スキル結晶を受け取る。

 スキル結晶は火、水がそれぞれ1個ずつ、コボルトは2個。

 竜革鎧×1、ジャケット×2、ダマスカス鎧×1、手甲×3、ブーツ×3。

 これで防具は揃った。後はスキル結晶を色々。

 

 支払いを済ませてキザマ村へ帰る。

 

 

 

キザマ村温泉。

 

 

 ノサヨ村に帰る前に、キザマ村の温泉。

 

 入る前、

 

「みんなに受け取って欲しい物が有るんだ」

 

 黒いレザー、指一関節分ぐらいの幅。

 

「これは・・・チョーカー?」

 

「みんなお揃い!?」

 

 お揃いではあるが、白字で、

「何か書いてある!」

 

 みんな、1ヶ所違う。

 

「何て何て~?」

 ミミは字が読めない。

 テテがミミに手渡されたチョーカーを持って、読んでやる。

「ほら、ここにね?“愛するミミへ。シンより愛を込めて。”ですって」

 

「ああ、前に、チンピラにナンパされた事、有っただろ?だから、一目で俺んだ。って分かる様にね。あと、今日まで良く、俺なんかに尽くしてくれたね。そのお礼。って言うかさ」

 

 自分の奴隷というなら、首輪を着けるべきなのかも知れないけれど、それは嫌だ。

 一応は俺の奴隷である事は間違いではないけれど、決して隷属させているわけではない。

 望めばいつでも解放するし、逃げたって構わない。めっちゃ泣くけど。

 なので、チョーカーにした。俺の女だけど、奴隷とまでは言わない。

 あくまでファッションだ。と。

 

「全員分?素敵!みんなそれぞれ名前が刺繍してある!」

 

 全員に抱きしめられた。

 

「みんな、着けて見せて」

 

 それぞれ、互いに着け合う。

 それぞれ、恥ずかしそうに、でもとても誇らしげにしている。

 少し顔を赤らめている。

 

「みんな、本当に綺麗だよ」

 

 皆みんな、俺ンだぞ。可愛いなぁ。ウットリ。

 

 みんな、輪になってお湯に浸かった。

 

 幸せ~。

 

 

 

朝。ノサヨ村ファリー宅。

 

 

「おはよー」

 

 アイがとても調子がいいと言うのでテテのアームガードを強化して貰った。

 

《鑑定》

神拳 砂塵のアームガード グロッサーヴァーゲン 土属性

 スキル 鉄壁 流砂(硬直+詠唱中断)

 効果 (空き)(空き)(空き)(空き)

 

「もう、大丈夫そうだな?」

 

「はい。ご心配お掛けしました」

 

「ウンウン。ヨカッタネ」

 

「姉様。本当に良かった」

 

「今日はこれで鍛冶は終わりな?後は戦闘に支障が無いか確認する」

 

「はい」

 

 

 

ノサヨ迷宮33階層。

 

 

 コスヤさんにお願いして、しばらく全員迷宮に入る事にさせて貰った。

 

 階層敵はドライブドラゴン。

 

「テテは強化武器の使い初めだ。無理の無い様にね」

 

「はい!」

 

「では行こう」

 

「右80m、不明2。おそらくドライブドラゴンです」

 

「テテ!」

 

「はい。プロテクション。ゴー!」

 

「サンダーストーム」

 

「ハニーフラッシュ」

 

「レヴァンティン。捕縛!」

 

「霞」

 

「熊猫檄迅烈翔脚(ションマオスーパーキック)!」

 

「登龍」

 

「フルスラッシュブースト」

 

「聖光剣」

 

「白狼(バイセンヴォルフ)!」

 

「白虎嵬変」

「オーバーロード!オーバーキル!猛虎硬山!」

 

「靠(こう)」

 

「全斬奸」

 

「影縫!」

 

「フィナ!トドメだ!」

 

「罪人の響き(クリミナルシンフォニー)!」

 

 ここからはゆっくり探索を進める。

 

 35階層まで到達した。

 

 翌日は37階層まで踏破。

 

 そして、漸く待望のジョブをゲットしていた。

 

 

聖騎士Lv1

 効果 体力中上昇 知力中上昇 精神小上昇 HP小上昇 腕力小上昇 MP微上昇

 スキル 防御 任命 インテリジェンスカード操作

 

 

 

ノサヨ村ファリー宅。

 

 

「漸く、俺も聖騎士になったよ」

 

 ファリーは事も無げに、

「あら、おめでとう。流石早いわね?」

 

「なってみて、君は凄いんだね?良く分かるよ」

 

「貴方は経験値アップがあるでしょう?」

 

「それでもこんなに掛かったよ。パーティーメンバーにも恵まれたしね?」

 

「ふふ~ん。凄いでしょ?」

 

「これで少しは君に追い付けただろうか?」

 

「何言ってんのよ?貴方、他のジョブも一杯持ってるじゃない。全部足したら貴方、圧勝よ?」

 

「そゆ事じゃないんだけど、まあ良いっか」

 

「そうそう、細かい事は気にしないのが一番よ?」

 

「君のそういうとこ、好きだよ」

 

「この女ったらし」

 

「君だから言ったんだよ」

 

「そこもよ?」

 

「はいはい」

 

 

 せっかく聖騎士になれたんだ。

 武器もパワーアップしないとね。

 アイに武器強化をお願いしました。

 

 

《鑑定》

至宝槍 フリッシュヒンメル 氷属性

 スキル 白狼(バイセンヴォルフ) 銀狼(ズィルバナーヴォルフ)

     (詠唱中断)(空き)(空き)(空き)(空き)

 

 

 

翌日。

 

 

 あと、山姥切国広も戻って来たんだ。こっちも強化しよう。

 

《鑑定》

霊零剣 打刀 山姥切国広 水属性

 スキル 零の太刀

     (水流剣)(空き)(空き)(空き)(空き)

 

 これでみんなの武器の強化は済んだかな?

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。