キザマ村自宅。
眠い。
昨日、頑張り過ぎたせいだ。
昨日、堕天しかけたせいだろうか?フィナは新しいジョブを手に入れていた。
《鑑定》
魔人 Lv1
効果 知力大上昇 腕力大上昇 HP中上昇 MP小上昇 敏捷小上昇 体力微上昇
スキル エレメント付与 フルスラッシュブースト 恐慌
魔人って・・・。
今日は休みにした。
した。と言うのに、みんな、休まない。
ミミですら、タイちゃんとカズ君の所に遊びに行っている。
アイはまた鍛冶場に居るので様子を見に行った。
「何してるの?」
「あ、主様。ちょうどいい所に」
いい所って何?怖いんですけど?
「実はミミちゃんが、滅多に邪剣使えないから、ツマンナイって言うものですから」
「あの無茶しいが・・・今度、とっちめてやんないと・・・」
「え?」
「え?」
「あ、すみません、もう・・・」
「もう、何か作っちゃったの?」
「はい、あの、すみません、勝手に・・・」
「あ、いいのいいの、アイが悪いんじゃないから」
「はい、それで、あの、これなんですが・・・」
「うん?何?もう片方のカトラスを使ったの?」
「はい。私、あの刀と相性が悪いのでしょうか?」
「どゆこと?って、えぇ?」
《鑑定》
妖刀 村正 無属性
スキル 影法師(麻痺) 飯綱落とし(絶命)
効果 HP減衰永続
(防御力無視)(HP吸収)(空き)(空き)
これはアカン、ヤバ過ぎる。って。
話している間にミミが帰ってきて、
「カッコイイ。ちょうだい!!」
「ダメ~!」
「ケチンボ!」
「ダメったら、ダメ!」
「欲しいったら、欲しいの!」
「本当に危ないんだってば」
「じゃ何で見せたのさ?」
「そ、それは~あの、なんだ。片方だけならいい。って事で」
「やっぱり意味無いじゃん~ブーブー」
「駄目」
「ねえ兄々~」
「頼むから分かってくれよ」
・・・・・・。
以来、ミミはずっとご機嫌斜めだ。
珍しい。いつもは何かあっても、大抵はしばらくすれば機嫌を直すのに、今回はむくれたまま、話しもしてくれない。
「なあ、ミミ。こっち向いて話してくれよ~」
「ヤ!」
「ミミ~」
泣き出した。
「ミミはね。兄々の役に立ちたいの!なのに、兄々はあれもダメ、これもダメって・・・兄々はミミの事、キライ、なの?」
「そんな訳ないだろう?俺はいつだってミミの事、大好きだよ?」
「ほんと?」
「ああ、ほんと、ほんと!」
「じゃちょうだい」
「分かってくれよ、ミミ。これは本当に危ないんだって!」
「あ、あの、主様?こうしてはどうでしょうか?」
「うん?アイ、何か名案があるの?」
「妖刀と邪剣は併用しない。邪剣と白虎の併用もしない事とする」
「ミミ、守れるか?」
「うん。守れる!」
「本当だな?約束だぞ?破ったらゼッコーなんだからな?」
「うん。いいの?やった~!」
俺ってやつは・・・。
絶対ミミは守る!
翌日、翌々日はアイダ迷宮の33階層以降を廻り、35階層まで踏破した。
「アイ。後で、俺用に武器1つ作ってくれないかな?」
「あとで?今、いいですよ?」
「そ?じゃあお願い。カッコイイの、ね?」
「はい。武器製造・・・」
「・・・・・・」
「はい。出来ました」
「オオオ、なんか、カッコイイな」
《鑑定》
暗黒剣 ラグナロク 無属性
スキル 暗黒落 天地無用
効果 (防御力無視)(レベル補正無視)(知力3倍)(MP2倍)
この効果・・・剣を持ちながら、魔法スキル使えそうだな?
明日、試してみるか。
アイダ迷宮36階層。
「ミミ、どうだ?どっか痛く無いか?疲れてないか?」
「うん。平気だよ~」
「しんどかったり、疲れたりしたら、ちゃんと言うんだぞ?」
「ちゃんと約束は守ってるよ!」
「よし、少し、ボス周回するか。カメリアオイルって侍女の嗜みって言うんだよね?」
「確か、マッサージオイルとしても、とても良い物だと言われているそうです」
これでミミのご機嫌取れるかな~?
ボス待機部屋。
「いつもの様にフォーメーションの確認な?
12時テテ、
2時ミミ、
4時フィナ、
6時アイ、
8時俺、
10時レナね」
「テテ、行こうか」
「はい。プロテクション。ゴー!」
「バーンストーム」
ずっとこのフォーメーションでやってた筈なのに、どこかズレてたのだろうか?
初めて浮かんで見えた様な気がする。
【
テテ 神の拳
ミミ 妖刀
フィナ 魔神剣
アイ 至宝槍
シン 暗黒剣
レナ 霊零剣
ハハハ。役が揃ったみたいだ。
「全員見えたな?やるぞ!」
「「「「「「
まあ、派手だ事。
正三角形がふたつ、重なりあって、六芒星が浮かびあがる。
三角形の頂点の位置に居る者が、三回ぶつかる事無く廻り、元の位置に戻る。
これだけでボスは随伴雑魚含め、全滅した。
しかし、これ、最大級のスキルを六回発動したのと同じくらい、MPを持っていかれた様な気がする。みんなの様子を見ても同様だ。
あまり多用はしない方が良さそうだ。
ここで、
《鑑定》
効果 精神大上昇 知力中上昇 MP中上昇 HP小上昇 敏捷微上昇
スキル 精力増強 禁欲攻撃 強制排卵 属性無視
ついでに薬師もゲットしていた。
もう、いいか。
大体、揃ったよ。武器も、ジョブも。
シン 神人魔 暗黒剣
レナ 戦女神 霊零剣
フィナ 魔人 魔神剣
ミミ 晨獣旺 妖刀&邪剣
テテ 燦獣凰 神の拳
アイ 天目一箇神 至宝槍
それに・・・強制排卵。属性無視‼️
これ、絶対、そうだよね?
色魔をずっと育ててきた甲斐があった~!
みんな喜んでくれるかな~?
やっぱり一番はレナかな~。
次はフィナかな?レナには与えて自分は?みたいな事言い出しそうだしな。
で、次はミミ?多分、ミミはこの辺で我慢の限界だよね。
で、テテ、アイかな?
全員、臨月。とかはマズイよな?
一人一人、間隔空ける?一月?二月?
二月も空けたらテテ、アイが待ちくたびれてしまう?
5人も子供が出来たら、どんな家族になるだろう?
「今日は帰ろうか?嬉しい知らせも有るしね」
「まあ、なんでしょう?」
「帰ってから話すよ。じゃ、ワープ」
キザマ村自宅。
「あ、そだ。ウコムの町にドロップ品売りに行ってくるよ」
「では私が護衛に」
レナがついてくる、と言う。
「すぐ帰ってくるよ?」
「すぐなら、私一人で大丈夫ですよね?」
いや、おれ一人で大丈夫なんだけど・・・まあ、いいか?
「ああ、じゃあ行くか?」
「はい」
「行ってらっしゃ~い。気を付けてね~」
ウコムの町。探索者ギルド。
これで全部だな。
「レナ、何か、買い忘れなんかは無いかな?」
「はい。今の所、特に入り用な物などは・・・無いと思います」
「そ。んじゃ、帰るか?」
「あ、あの、兄様」
「ん?何?俺の可愛いレナ?」
「あの、今日はなんだかとってもご機嫌がよろしいのですね?」
「あ、分かる?嬉しい知らせ。ってのがね、本当に嬉しいんだ」
「そうなんですか。それは良かったですね?」
「ああ、君にも、いや、きっとみんな、喜んでくれると思うよ?」
「私は兄様がこんなに嬉しそうなお顔をされている事が、とても嬉しいです」
「もちろん、俺自身もそうだけど、きっとみんな、俺以上に喜んでくれるんじゃないかな?」
「そうですか。では早く帰りましょう」
「ああ、帰ろう。俺達の家に」
今、この時が一番、幸せだったのかも知れない。
神人魔の【神人】と言う字について。
これは【神】の漢字の下に【人】という字をくっ付けた文字になります。
ある漫画家が創作した字なので当然、漢字変換も表示も出来ません。
ですので、脳内で変換するか、余り気にしない様にするかして頂けたら。と思います。