天才魔導師の彼女は、他人の精液で魔力を満たしている 作:おるかー
「じゃ、本番♡ しよ」
そう言ってルナは、ベッドに寝転がるとM字開脚の体勢になる。
ルナは己のちいさなおまんこを指でくぱぁと割り、男を誘う淫らな笑みを浮かべていた。
その光景は、先ほど魔力欠乏で発情して浮浪者のちんぽを受け入れ喘いでいた雌の姿ではない。
愛する男を誘い、その全てを受け入れようとする一人の女の顔だ。
俺はルナの足の間に体を滑り込ませる。
視線の先には、先ほど綺麗に洗ったばかりのおまんこ。
だがまだ少し充血しており、先ほどの浮浪者との行為の激しさを物語っている。
俺の心臓が少しだけ痛む。嫉妬と加虐心と、庇護欲が混ぜこぜになった感情。
「……グレイ。なに躊躇してるの? 早く」
「……ああ。今、行く」
ルナが待ちきれない様子で腰をくねらせた。だから俺も慌てて動き出す。
俺はルナの顔の横に手をつき、覆いかぶさる。
挿入するよりも先に、俺は顔を近づけた。
ルナもそれが分かっていたかのように、自然と顎を上げ、薄い唇を半開きにして待っている。
――チュッ。
触れるだけの、挨拶のようなキス。
だが、それだけでルナの表情がとろりと蕩ける。
「……ん……♡ これ……すき……」
ルナが俺の首に細い腕を回し、逃がさないようにしがみつく。
「あのおじさんには、絶対にしてあげなかった。……キスは、グレイだけ」
「分かっている。凄い気持ちいぞ」
「うん。……もっと、して。お口の中、グレイでいっぱいにして」
俺はルナの望み通り、深く唇を重ねた。
舌を差し込むと、ルナの小さな舌が待ってましたとばかりに絡みついてくる。
レロ、チュプ、んチュ……ッ♡
部屋に響くのは、卑猥ながらも甘い水音。
先ほどのフェラチオの時とは違う。これは互いの愛情を確かめ合い、唾液を交換し合う儀式だ。
魔力補給のためのセックスでは、ルナは絶対にキスをしない。
それは魔力欠乏でどれだけ発情しようとも、必ず守る一線である。
キスは大切な人とだけ。そんな古典的な価値観を、ルナは大切に生きている。
だからこそルナは俺とのセックスで、酸素を求めるように貪欲にキスをねだる。
「……んぅ、ぷはっ……♡ あは、グレイの味……おいしい……♡」
たっぷりとキスをして、銀の糸を引きながら唇を離すと、ルナは恍惚とした表情で笑った。
「ねえ、もう我慢できない。……入れて。私の中を、全部グレイのものにして」
「……ああ。入れるぞ。痛かったら言え」
俺はルナのおまんこに、大きなちんぽをあてがう。
フェラチオで十分に濡らされた亀頭が、つるりと入り口を滑った。
――ヌプププププッ♡
ゆっくりと、時間をかけて沈めていく。
抵抗はない。
ルナの膣内は先ほどの男によって拡張され、柔らかく解されている。皮肉なことにそのおかげで、俺の巨根でもルナに負担をかけずに根元まで飲み込ませることができる。
「……ぁ、んぅ……ッ♡ はいった……グレイの、おっきいの……♡」
根元まで収まると、ルナが感嘆の吐息を漏らす。
温かい。そして、柔らかい。
俺のちんぽを認識したルナの内壁が、ひだの一枚一枚まで使って、俺の形を記憶するように吸い付いてくる。
「……どうだ、ルナ」
「……ん、最高。……あのおじさんの、全然ダメだったけど……グレイのは、みっちり詰まってる……♡」
ルナが足で俺の腰をホールドし、ぎゅっと締め付けてくる。
「魔力なんてなくても、こっちのほうがいい。……心が、埋まるの」
「そうか」
俺はゆっくりと腰を動かし始めた。
激しく突く必要はない。
ただ、互いの存在を刻み込むように、深く、重く。
ズプッ、ヌチュ……♡
結合部から奏でられる音は、先ほどのセックスとは違って穏やかだ。
だがその一突きごとに、ルナの表情が快楽に染まっていく。
「……ぁ、んッ♡ そこ……っ、いい……♡」
「浮浪者の男より、いいか?」
「当たり前、でしょ……ッ♡ あんなの、ただの作業……! グレイのとは、比べ物になんない……ッ!」
ルナは首を振り乱し、俺の問いかけに答える。
「……あのおじさん、臭かったし、気持ちよかったけどそれは魔力欠乏のせい……ずっと『早く終われ』って思ってた……」
「……ルナ」
「でも、グレイのは……終わってほしくない……ずっと、こうして繋がっていたい……ッ♡」
その言葉が、俺の劣等感を溶かしていく。
卑しい俺のプライドを、ルナの言葉が満たしてくれる。
俺は愛おしさがこみ上げ、再びルナに唇を重ねた。
腰を動かしながらの、ディープキス。
下半身で繋がり、口で繋がり、視線で繋がる。
んっ、チュ、レロ、ジュルッ……♡
パン、パン、パン……♡
リズムが徐々に早くなる。
だが、決して乱暴ではない。
ルナも呼応するように腰を浮かせ、俺のリズムに合わせて自ら動く。
その動きは、先ほどの「魔力が欲しくてねだる動き」ではない。
愛する男と一つになりたいという、純粋な求愛行動だ。
「……はぁ、んっ……♡ グレイ、グレイ……っ! すき、だいすきぃ……ッ♡」
ルナが俺の名前を呼ぶ。
他の男との行為中は、決して名前を呼ばない。
ただ喘ぎ、魔力をねだるだけ。
名前を呼び、愛を囁くのは、俺だけの特権だ。
「俺もだ、ルナ。愛している……!」
俺はルナの最奥――子宮口を、優しく、しかし力強くノックする。
コン、コンと当たるたびに、ルナの体がビクンと跳ね、膣内がキュウキュウと締め付けてくる。
「……あ、そこっ……奥、トントンするの、すきぃ……ッ♡」
「ルナ、そろそろ……」
「……んっ、きて! グレイの、全部だしてっ! 私の赤ちゃん袋、グレイので一杯にしてぇ♡」
その淫らで健気な誘い文句に、俺の限界が訪れる。
俺はルナの体を強く抱きしめ、腰を深々と押し付けた。
二人の恥骨がぶつかり合い、隙間なく密着する。
「……っ、でるッ!」
「……んああぁぁぁぁぁっ―――!!♡♡」
ドプッ! ドプリュリュリュリュリュリュリュリュリュ♡
俺の全精力が、ルナの子宮の中へと解き放たれる。
魔力を含まない、ただの生命の素。
だがその熱量は、どんな魔力よりも熱く、ルナの身体を芯から焦がしていく。
「……んぐッ、あつぅい……ッ♡ グレイの、入ってきたぁ……♡」
ルナは白目を剥くほどの快感に浸りながらも、俺の背中に爪を立て、離すまいとしがみついていた。
注がれる精液の脈動を感じ、自身の膣壁でそれを愛おしそうに搾り取る。
数秒、数十秒。
長い射精が終わっても、俺たちは繋がったまま動かなかった。
「……はぁ、はぁ……」
「……んぅ……♡」
ルナはとろんと溶けた瞳で俺を見上げ、幸せそうに微笑む。
その頬は涙で濡れていたが、それは悲しみの涙ではない。
充足の涙だ。
「……いっぱい、でたね」
「ああ。溜まっていた分、全部な」
「……ふふ。魔力は1ミリも回復してないけど……心は、満タンになったよ」
ルナは俺と繋がったままの下腹部を、愛おしそうに撫でる。
そこには、俺の種がたっぷりと注ぎ込まれているはずだ。
魔力的には何の役にも立たない種。だが、彼女にとっては精神安定剤以上の価値がある。
「……グレイ。……ちゅ」
ルナが背伸びをして、事後のキスをねだる。
俺はそれに応え、優しく唇を重ねた。
精液の匂いと、汗の匂いと、愛の匂いが混ざり合う。
「……愛してるよ、グレイ。……明日も、あさっても、ずっと」
「ああ。俺も愛してる。ルナ」
俺はルナの身体からゆっくりと自身を抜く。
ポン、と軽い音がして抜けた穴からは、俺の白い体液がトロリと溢れ出した。
それは先ほどの男の痕跡を覆い隠し、ルナが俺のものであると主張するように白く輝いていた。
ルナはそれを気にする風でもなく、俺の腕の中に潜り込んでくる。
「……おやすみ、グレイ。……だっこして」
「分かった。……おやすみ、ルナ」
俺は小さな相棒を抱きしめ、布団を引き上げる。
ルナは俺の胸に顔を埋め、すぐに安心しきった寝息を立て始めた。
その寝顔を見るたびに、俺はやはりルナが好きなのだと実感する。
でも卑しい俺は恋人には踏み込めない。あくまで相棒という一線を引く。
「…………ルナ」
そっとルナの髪に顔を埋めた。その匂いは大好きなルナの匂い。
かつて出会った日から、好きな匂い。
学生時代に出会って、そこからずっと一緒に冒険者となって大陸中を旅してきた。
その道中、魔力補給のために何度もルナは他の男とセックスをして、それを何度見ても、俺はずっとルナが好きだ。
でも、相棒から先にはいかない。それが俺の弱さなのだろう。
生きるために他の男とセックスするルナを全部受け入れて、恋人にする強さはない。
「グ、レイ……好き……」
今日も俺達の夜が更ける。
まるでぬるま湯のように、どこか淫靡な日々が今日も繰り返された。
第一話終了。第二話は気が向いたら投稿します。