西城 side
さて、帝国学園との試合を懸念していた俺だが...
現在はフットボールフロンティア本選の決勝戦、すなわち世宇子中との試合前までやってきていた。
本当、気づけばここまで来ていた...という状況だ。
まず帝国学園との予選決勝、これは原作通りだった。
本当に鉄骨が落ちてきたときは本気でビビったが、その日の夜は秋に癒してもらって何とか持ち直した。
本選でもなぜか俺はスタメンで起用され続けた。
必殺技の1つも使えないのに、秋葉名戸との試合の時のように俺が何か言わない限りは円堂はなぜか俺をスタメンにしてしまう。代わりに本来スタメンであったはずの栗松が抜けているので、少々かわいそうになる。
本選もほとんど原作通り進んでる。
戦国伊賀島との試合は俺が結構相手の動きを封じてたせいか、俺まで霧隠に目をつけられたが風丸に全部押し付けた。
千羽山との試合は鬼道がなぜか俺を前線に上げるなどしだしたが、あくまで豪炎寺、染岡へとパスの中継役になったくらいで済んだ。どうも鬼道は俺がスピード、フィジカルに優れていると思っているらしい。
木戸川清修との試合は一番しんどかった...武方三兄弟のシュートをブロックしたときは痛すぎて死ぬかと思った。ほんと、トライアングルZってもしかしたら世宇子にも通じたんじゃないか?まあ、打つ機会をもらえないだろうけど。
てなわけで、こうして決勝まで進み、俺たちは決勝前の最後の合宿として学校に泊まっているのだ。
「ふぅ...まったく、元気なものだねえ。」
俺はお泊りということではしゃいでいるみんなを、少し離れたところから見守っていた。
こうして原作キャラ、そして物語とかかわることになったが...なんだかんだで楽しかった。そしてみんなに対する仲間意識も芽生えている。だからこそ、原作通りだとかじゃなくて、心の底から俺は世宇子に勝ちたい、優勝したいと思えるようになった。
唯一の3年生として、先輩として...あいつらに何かしてやれればいいんだけどな。
「西城先輩、一人でどうしたんです?」
「音無ちゃん。いや...ついにここまで来たんだと、感傷にふけっていたところだよ。」
「ふふ...本当にそうですね。弱小だった雷門中がいつの間にかこんなところまで...」
「俺は勝ちたい。勝って、みんなと優勝を分かち合いたい。」
「....先輩なら、いえ...皆さんなら勝てます。私、先輩が勝つって信じてますから♡」
そう言いながら、音無ちゃんは俺の頬にキスをした。
俺は誰にも、特に鬼道に見られていないか焦るが、そんな俺を見て音無ちゃんは笑っていた。
「先輩、私も覚悟が決まりました。だから...決勝戦に勝つことができたら、その時は..私の初めて、もらってくれますか?」
「音無ちゃん......ああ、約束する。絶対に勝って、音無ちゃんの初めてをもらうよ。」
「っ!....約束ですからね♡」
そう言って、音無ちゃんは去っていった。
約束...か。もしエイリア学園が攻めてこなかったらその時は...
「こんなところで何をしてるのかしら?」
「夏未さん。」
今度は夏未さんがやってきた。
なんだこれ、順番にみんなやってくる感じか?
「ちょっとね。みんなを見守っていたんだ。」
「ふふ...3年生ですものね。...ついに、ここまで来たのね。」
「ああ、そうだね。弱小だった俺たちが、いくつもの苦難を乗り越えて決勝までやってきた。」
「....勝てるかしら。」
夏未さんが不安そうにそうつぶやいた。
夏未さんは多分、自分のお父さんのような目にみんなが合わないか心配なのかもしれない。
「勝つよ、俺たちは。」
「っ!」
「だから安心して、試合を見守っていてよ。」
「....そうね。あなたはこういう時は嘘をつかないものね。」
「はは、なんだそれ。そんな信頼があったっけ?」
「ええ、私の中ではね。....勝利を期待しているわ。これは理事長の....いえ、私自身の言葉よ。」
そう言って、夏未さんは去ろうとする。
だが少し歩いてからとどまり、もう一度こちらに振り返って戻ってくる。
「そ、それから...これは私の想いよ...っ...♡」
そう言って、夏未さんは俺の頬にキスをした。
その後、顔を真っ赤にして走り去っていった。
「夏未さん、素直じゃないわね。」
「秋。」
そして夏未さんと入れ替わるように、今度は秋がやってきた。
この感じ...決戦前って雰囲気を感じる。
「東也先輩....私は多くは語りません。ただ、先輩が勝って無事に戻ってくる...そう信じてます。」
「ふっ...秋らしい言葉だな。」
「ふふ...もう1年ですよ、先輩と一番長く付き合ってるのは私です。先輩の一番最初の女ですから♡」
「っ...それもそうかもな。」
「ねえ、東也先輩。決勝戦が終わったら、私たち3人からプレゼントがあります。音無さんからは聞いてるかもしれないけど....楽しみにしていてくださいね♡」
そう言って、秋も俺の頬にキスをして去っていく。
決戦戦が終わったら、3人からプレゼントか...音無ちゃんの言い方から察するに、プレゼントはあの3人自身...なんだろうな。
今までもあの3人とは快楽の限りを尽くしてきたけど、優勝してからするセックスはさらに快感だろうな。
「(やってやる!俺だって、雷門中サッカー部の一員!神のアクアなんかに負けるかよ!)」
そして勝って、秋と、音無ちゃんと、夏未さんと...絶対にセックスしまくってやる!
.....
....
...
..
.
そして、運命の日。
黒いサッカーボールが俺たちの通う、雷門中の校舎を破壊したのであった。
脅威の侵略者編へ続く...
.
他のキャラから見た主人公の印象
・円堂
サッカー部に入ってくれた友達。
唯一の先輩でなんだかんだ頼りにしていて、スタメン起用している。
世宇子との試合では唯一、アフロディをブロックしたのでやはりすごい人だと思っている。
・豪炎寺
サッカー部の仲間。お互い特段話はしないが、頼りにしている。
木戸川清修との試合では武方三兄弟に自身のことについて説教しているのを見て、他人のためにあそこまで怒れるのがすごいと感じている。
・鬼道
サッカー部の仲間。初めて出会った時に春奈を守ってくれたので信頼している。
春奈も懐いているので将来的には義兄を名乗るつもりでいる。
・一之瀬
サッカー部の仲間。先輩だが気さくな人だと思っていて、秋と土門も主人公のことを信頼しているので、良い人だと思っている。
秋に想いを寄せている。秋が主人公にすでに奪われていることには気付いていない。
・そのほかのサッカー部員
信頼できる先輩。円堂に次ぐ精神的支柱のような存在。
必殺技を使えないのではなく、使わずとも勝てるから使っていない...と思っている。
特にアフロディを必殺技なしで止めたので、その説に信ぴょう性が高まっている。
・秋
大好きな先輩。初めての女を自負している。
最初は春奈と夏未に嫉妬することがあったが、最近は余裕を見せている。
主人公とは一番セックスしている。
・春奈
大好きな先輩。将来的には自分が正妻として結婚したいと考えている。
まだセックスはしていないが、これまで秋と夏未がしていたところを見てきて、覚悟を決めている。主人公とは一番キスしている。
・夏未
大好きな先輩。ご主人様。最初は最低な男だと思っていたが、堕とされてからは子宮で恋をしている。主人公とセックスしてからMの才能を開花させており、日常生活でも主人公のことをたまにご主人様と呼んでしまうことがある。
まだ2人と比べて主人公との関係が浅い。
・響木
身体能力の高さやほかのチームメイトからの信頼などから、副キャプテンのような存在と考えている。響木自身も主人公を信頼しているので、基本スタメンで起用する。
.