ぽんぽんぺいん…
ナノカの姉の名前が分かりましたので全て書き換えます。
「……ふー」
ひと気のない物陰に入り、いつも被っている仮面を外して少しだけ荒くなった息を整える。
多少呼吸を整えるといつも付けている黒い手袋とするりと外して手を確認した。
指先は黒く染まり、爪が伸びている。魔女化が進行してるようだった。
理由も、原因も分かっている。それの解決法が、いけないという事も。
手袋を付け直し、いつも被っている表情の仮面を付け直す。そうだ、私は笑顔でいなくてはいけない。
物陰から出ると四季くんをみつける。私はいつものような笑顔を心掛けて声をかけた。
「やあ四季くんっ! 今日もいい日だ…」
「魔女化が進行してるね。蓮見さん」
「ーッ」
ほんの少し、見られた。それだけで何の感情もなく言い当てられた。
一瞬動揺してしまったが即座に平静を装い四季くんに返す。
「何を言ってるんだい? 私は別に…」
「瞳孔の揺れ。手先の震え。僅かに荒い息…」
そう言いながら四季くんはこっちに近づいて来る。
「そして何より、僕の目を一切見ようとしていない」
じっと私を見ている、私は視線を逸らすことしか出来なかった。
分かっている。彼の目を見たらきっと私は発情し彼に襲い掛かってしまうだろう。
それほどまでに私の意識は殺意で満たされていた。
「えいっ」
「んむっ!?」
そんなことを考えていると彼が突然親指を私の口に突っ込んだのだ。
私の舌の上でぬるりと指がなぞられる。鉄さびのような味がした。
反射的に彼を突き飛ばすように押す。口から指が抜かれ私の視界に血が滲んでる親指が見えた。
「けほっ…な、何を…」
「調子は良くなったかな?」
「…え?」
ハンカチで親指を覆いながら彼は告げた。その瞬間私はさっきまで満たされていた殺意が薄まっていることに気づく。
「僕の聖人の力は体液に…つまり血や唾液、汗に宿るみたいでね。効果は薄いみたいだけど血とかでも代用できるんだ」
「そ、そうだったのか…すまない…」
「…気にしなくてもいいよ。そりゃいきなり会ったやつと…せ、性行為しろって言われてもね…」
彼が無理矢理行為を行うような人ではないとはここで生活していくうちに分かってはいたけど。それでもどこかで何かされるんじゃないかと不安があったのは確かだ。そう思っていた自分を恥じる。虫のいい話にはなるが私は頭を下げた。
「助かったよ四季くん。その、申し訳ないがしばらく頼んでもいいだろうか…? その度に怪我をさせてしまうことにはなるが…」
「うん、構わないよ......その、怪我に関しては気にしないで」
そういって見せた彼の親指の傷は既に消えていた。聖人としての力で傷の治りが早いのだろうか…?ともあれ気にしなくてもいいならお言葉に甘えるとしよう。
それからしばらくの間。数時間おきに彼から血を貰った。彼が指先を少し切ってその血を私が舐める。
血が欲しくなるような感覚にもし吸血鬼の演技をする機会があったらこれを参考にしてもいいかもと場違いなことを考えた。
「…あれ?」
彼の姿が見当たらない、そろそろまた出るかもしれないから欲しかったのだが…。
うーん、部屋だろうか…?
地下まで降り彼の部屋に向かってみる。この時間帯は基本的にみんな上にいるから人がいることはないんだけど…。
「…っ♡」
「…へ?」
彼の部屋の方から聞こえた艶やかな声に声が漏れた。慌てて口をふさぐ。
見てみると部屋の扉が僅かに開いていた。ドキドキと跳ねる心臓を押さえながら覗き込む。
「あっ♡ あ~っ♡ もっと強くっ♡」
「くっ…!」
…中では四季くんとナノカくんの姉…ホノカくんの二人が性行為を行っていた。
私は、その二人から目を離せなかった。四つん這いになるホノカくんと後ろから腰を打ち付ける四季くん。
ホノカくんはとても幸せそうで口の端から涎をたらしながらも笑みを浮かべていた。
私は思わず下腹部に手を当てる。きゅんとしたような感覚と共に熱を持つ。
僅かに息が荒くなり思わず自慰をしそうになった。
「……っ!」
我に返った私は急いでその場から去る。下腹部の熱を押さえながら。
あの場から離れた私は息を吐きしばらくその場に座り込んだ。
どのぐらい時間が経ったが分からないがそこそこの時間は過ぎた気がする。
「はーっ♡ ふーっ…♡」
体が熱い、彼の目は見てないはずなのに。
これは彼の力ではなくもしかして私がただ発情しているだけ…?
私はそんなにスケベじゃなかったはずだけど…。
血だ…彼の血が欲しい。いや…血じゃなくて…別のでも…
「あ、よかった。蓮見さんここにいたんだ」
四季くんがやってきた。息が荒くなる。殺人衝動が活性化している証拠だろう。
「結構きつそうだね、早速血を…え?」
そういった四季くんの腕を掴み、こっちへ勢いよく引き寄せた。
そのまま彼の背に手を回し。
唇を奪う。
「んむっ!?」
「ん…じゅるっ」
そのまま舌を入れて彼の唾液を啜る。美味しい…もっと…。
「ちょっ…はしゅみさ…」
「んっ…もっと…もっとちょうらい…」
そのまま彼の口内を啜ること数分、私はようやく正気に戻った。
口を離すと銀色の糸が引いて真ん中でぷつりと切れる。
私はそのまま顔を真っ青になった。
「あ…あ…す、すまない…」
「……気にしなくてもいいよ。ちょっと驚いたけど」
殺人衝動は引いた。でも、下腹部の熱は引いてくれなかった。
あぁ、これは間違いない。
私は…彼に抱かれたい。
「…すまない、四季くん」
再度彼の頬に手を添えると今度はそっと触れるだけの口づけをする。
彼はまた驚いていたようだが私は告げた。
「四季くん…私を…抱いてほしい」
次はようやくレイアを抱きます。
実はもうちょっと描写増やして血を得るために首筋に噛みつくとか考えてました。
ちなみに傷が治っているのは聖人の効果ではなくメルルの治癒を手に入れているからです。
ちなみにですが抱いた回数は現在
??>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ホノカ>>ナノカ>メルル
って感じです。もっと増やしていきたいですね。
感想がいっぱい来ればその分投稿が早くなったりするかも